ゲーム転生〜ゲームで最強になったら特典で異世界に行けた〜

最強願望者

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世界最強のゲーマー

レベル9

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「うっまぁ!」

流石貿易王国。
魚から米まで粒揃いだ。
新鮮ではあるが、採れたてでは無いのが悲しい。

「おいサテラ!これ買い込むぞ!」

「了解です。ご主人様は海鮮と穀類が好きっと・・・」

なんだ?
メモを取っている・・・?
・・・・・・大体予想がつくな。

「さて、これからどうするかなー」

別に前の国へ戻る理由も無いし、どうせなら封印されてたっていう魔王城にでも行くか。
どうせ嘘なんだろうけど。

「・・・挨拶してくるか・・・」

「?どこにですか?あ!兄者!お寿司ありますよ!」

なん、だと!?
俺の人生目標である米が見つかり、さらには日本食もどきがあるなど・・・うむ。
もう少し滞在してからでも問題無いだろう。

★☆☆☆

まずい。
物凄くまずい。
新しく入った白銀ランクの偵察に来てみれば、一緒にサテラ様いるし、本人はそんなに強そうに見えないし、エルドラドなんて災害なんでいるんだよ!

「更には魔国へ来ると・・・僕、殺されたなぁ・・・」

うーん。
まだ死にたくないなぁ・・・けど早く伝えないと両親も危ないし・・・
・・・ま、いっか。
どうせいつかは死ぬし、それが早くなるだけ・・・

★★★★

「米よーし肉よーし魚よーし。出発進行!」

ホクホクの顔で街を出る。
王女の護衛はこの国まで。
つまり、俺達はもう赤の他人で、俺は今から魔王城へ向かう。
インベントリはまだ半分以上空いてるが、別に構わないだろう。

「お兄様、転移門が準備出来ました。いつでも行けます」

サテラはカルマを見習って(?)俺の事を兄と呼び、エルドラドもなんの躊躇いも無く俺の事を兄と呼ぶようになった。
本当に仲がいいよなぁ。

「よーし、いきなりご対面はあれだから、魔王城前らへんでいいからな」

「了解です」

よっし、いっちょ行くとするか。

★★★☆

転移門を潜ると、眼前に大きな鉄の扉があった。
うん、イメージ通りの魔王城だ。
後から来る3人は別に驚かないが、この門・・・

「3万階のボス部屋に似てんな」

「言われてみればそうですね」

「よく覚えてるのう・・・儂は言われて思い出したわ」

「よーーく覚えてます!私の武器が初めて壊れた階ですね!」

うーん、それは覚えてなかった。
ゲーマスがイメージしたのは各世界の魔王城門とかなのかもな。
それならば色々見渡したい物だけど。

「よし、サテラ、先導してくれ」

「はい」

門を吹き飛ばす・・・かと思いきや普通に開けたので拍子抜け。
我が物顔で魔王城をどんどん進んで行くサテラ。
こいつ、最近褒められる快感を覚えたらしく、何かと俺の役に立とうとしている。
なんだ?幼稚園児かお前?

「ここが、現魔王が居る玉座の間です」

え?魔王って複数人じゃ無かったっけ?
あ、いや、気配あるわ。
互いに消しあってるけど6つあるわ。

「・・・おぉ、8万3020階のボス部屋の隠し部屋っぽいな」

「兄様よ、それは些か空気を読まなすぎじゃ」

悪いな、こうやって過去を振り返るのってあんまりなくてさ。
中に堂々と入って周りを見ると、こちらに目を向けてくる仮面集団。
・・・ちょっとかっこいいと思った。

「これはこれは、サテラ様とエルドラド様、この度はどのようなご要件で?」

「今日は我が主であり兄であるこの方が挨拶をと言いますので、転移門で来た次第です」

捲し立てたな。
もうさ、ミステリアスな美少女キャラ完全に消したよね?
まぁ、今の方がいいけどさ。

「ご紹介に預かりました。望といいます。一応こいつらの兄やってますけど、全然俺は弱いんで、あんまり緊張しなくていいですよ?」

にこやかに。
目の前にいるピエロの仮面のように笑う。

☆☆☆☆☆

部屋の扉が開かれた瞬間、絶望が居た。
サテラ様でも無く、エルドラドでも無く、はたまたエンペラーでも無い。

・・・主と、サテラ様は仰った。
嘘偽り無く、その通りなのだろう。

「・・・これはこれはご丁寧に・・・貴方様はサテラ様の主、私共には下僕のように声を掛けて下されば良いのです」

「愁傷な心掛けですね。お兄様、こ奴等が幾ら知恵を絞ろうと我々に傷一つ付けられません。どうぞ、命令するように」

「いやぁ、そんな訳には行かないだろ一応先輩だぜ?」

にこやかに、それでも絶対的な雰囲気を漂わせ、挑発するようにこちらに目を向けてくる。
努めてその目を無視し、微笑を浮かべながら顔色を伺う。

・・・次から次へと・・・

魔王達の受難は続く。
目の前に居るのが、件の英雄だと言う事に気付かずに。

☆☆☆☆☆

挨拶をした後、俺は城を案内された。
案の定と言うかなんというか、サテラは封印されていた訳では無く、自らこの城に住み着き、寝ていたと言う。
あれだ、コールドスリープみたいな奴だ。

「ま、負けて封印されるよりマシか。俺に嘘が付けるってのは、信頼の証として取っとくよ」

「ありがとうございます!」

さてさて、これからどうしようか。
魔王も予想以上に弱いし、なんならカルマだけで全滅させられそうだ。
・・・いや、マジでな。
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