1 / 322
ソウルスティール食らっちゃった
しおりを挟む
俺は今、とても吸われている。
そう、かなりの勢いで吸い込まれている。
やっちまった感が半端ない。
俺の名前はカール.。
王都ではそれなりに名の売れた鍛冶屋である。
今回は、騎士団の魔王討伐に同行することになった。
で、そんな俺がなぜ吸われているのか、
今まさにその魔王にソウルスティールをかけられたところだから。
ああ、肉体から魂が抜ける感覚ってこんなか……。
意外に気持ちいいもんだな。
トカゲや蛇の脱皮もこんな感じなんだろうか?
ああ、胴体は完全に離脱した、指先と足先でかろうじて耐えている。
頑張れ俺。
負けるな俺。
ああ、指先がぁ……あ、足抜けた。
やべ、
あっ。
死ぬときって、こんなにゆっくり時間が流れるのな。
おお、どんどん魔王の手の方に吸い込まれていく。
なんだ、何かが目の前に何かが飛び出してきたぞ
ああ、少年だ……おいおい君、そこに出てくると危ないぞ、
俺とぶつかるし、君も魂吸われるんじゃないか?
ほら言わんこっちゃない、
ちょっとはみ出てるぞ、君。
吸われてますって!
逃げたほうがいいよ!
おお、俺加速してる。やべ、止まれねぇ。
あ、少年にぶつかる。
ああ、止まれーエ
痛てぇーーーーーー!!
そう、かなりの勢いで吸い込まれている。
やっちまった感が半端ない。
俺の名前はカール.。
王都ではそれなりに名の売れた鍛冶屋である。
今回は、騎士団の魔王討伐に同行することになった。
で、そんな俺がなぜ吸われているのか、
今まさにその魔王にソウルスティールをかけられたところだから。
ああ、肉体から魂が抜ける感覚ってこんなか……。
意外に気持ちいいもんだな。
トカゲや蛇の脱皮もこんな感じなんだろうか?
ああ、胴体は完全に離脱した、指先と足先でかろうじて耐えている。
頑張れ俺。
負けるな俺。
ああ、指先がぁ……あ、足抜けた。
やべ、
あっ。
死ぬときって、こんなにゆっくり時間が流れるのな。
おお、どんどん魔王の手の方に吸い込まれていく。
なんだ、何かが目の前に何かが飛び出してきたぞ
ああ、少年だ……おいおい君、そこに出てくると危ないぞ、
俺とぶつかるし、君も魂吸われるんじゃないか?
ほら言わんこっちゃない、
ちょっとはみ出てるぞ、君。
吸われてますって!
逃げたほうがいいよ!
おお、俺加速してる。やべ、止まれねぇ。
あ、少年にぶつかる。
ああ、止まれーエ
痛てぇーーーーーー!!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
14
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる