39 / 71
第三章 学園国家編
第九話
しおりを挟む
第九話 ~『星の愛し子』の本気(治療)~
和人「いいか。条件は五つ、一つ、この治療が治ることは確実だ。しかし、その後の取り込みや勧誘行為はしないこと。二つ、治療に当たり病人と依頼人を除き、全ての人払いをする事。三つ、魔法などで盗撮、もしくは盗聴の魔法がある場合は破壊する。四つ、以上の事を踏まえて全て他言無用とする事。五つ、この事を文章として書面に記載し、各自で一通を保管する。以上だ。」
和人は鞄から誓約書を出し、書かせる。
これで第二王子は自身がこれから見て聞くことは全て心の内に秘めることとなる。
王城
兵士「第二王子様が帰ってこられたぞー!!」
兵士が門を開けると、王城の玄関で馬車は止まった。
第二王子「和人殿、先に父上と母上にお会いしていただきたく。」
和人「それより、患者だ。毒だとしたら一刻を争う。先に見て何の毒かを特定しなくては。もしかしたら進行を遅らせる事が出来るかもしれない。」
第二王子「わかった。父上と母上には俺から伝えておく。」
第二王子は和人とレイを連れ、自身の妹が眠る部屋へ案内した。
アイの部屋
部屋の中は暗く、息を荒げて呼吸している少女がいる。
顔は赤いが整っており、美少女だ。
第二王子「俺は父上達に伝えてくる。」
???「その必要はない。」
扉の前で二人の男女が立っていた。
彼らがこの国の国王と王妃。
国王「そちらがお前が連れてきた治療人か。」
国王が和人を睨む。
和人「初めまして、グレン国国王様。私は和人と申します。」
国王「世辞は良い。娘は助かるか!」
王妃「どうか頼みます。」
国王と王妃と言えども娘の前ではただの親だ。
そう感じた和人は誓約書を出し、二人に説明し、書くか聞くと両者とも「書く」と答えた。
和人「では治療に当たり、少し血をもらうよ。」
和人はナイフで血を一滴垂らすとそれを舐める。
この行動に国王が動こうとしたが第二王子に押さえられる。
和人「毒は神経毒と麻痺毒ですね。神経毒は一刻を争うし、『アレ』を作っている間に死んじまうな。しょうがない。『アレ』も使うか。」
和人は少し離れると詠唱を始める。
和人「『星の空・万象・毒を冠するものよ。汝は虫、汝は針、強者を屠ふる毒持つもの。我が声に従え。』」
和人の前に召喚陣が現れ、一匹の蠍が出てくる。
スコーピオン『おう、旦那!何か用かい。』
和人「あぁ、彼女が『デススコーピオン』の毒に侵されてしまってね。君の『ありとあらゆる毒を扱う』力で侵攻を止められない?」
スコーピオン『合点、任せろ!』
蠍はアイに近づくと毒針を刺すとアイの荒い息が穏やかな呼吸になった。
和人「ありがとうスコーピオン。」
スコーピオン『また呼べよ。』
スコーピオンは消え居なくなった。
しかし、ここからは時間との勝負。
スコーピオンが刺したのはあくまでも『毒』、毒を持って毒を制している状態だ。故に早く『アレ』を作る必要がある。
和人は『無限収納』から純金でできたワイングラスの『杯』を出す。
和人「ここからは時間との勝負です。レイ!俺の詠唱が終わったら補助魔法で筋肉を強くして!『癒しの大地・万象・生命を司るものよ。汝は水、汝は禁忌。』」
和人は更に無限収納から水筒を出すと中の水を金の杯に入れる。
和人「『故に我は禁忌を犯す。』」
和人の指先に雫が現れ、金の杯に落ちた。
金の杯の水は透明な光を放つ。
レイ「和人様!『ボディブースト』」
和人の足が曲がったタイミングでレイが補助魔法をかけて、和人は急いで杯の中身をアイラに飲ませた。
水を飲んだアイは淡い緑の光が包み込み、やがて光は収まり、アイが目を開けた。
和人はアイから離れ、代わりに国王と王妃と第二王子が近づいてきた。
王族s『アイ!よかった。』
こうしてアイは一命を取り止めた。
和人「いいか。条件は五つ、一つ、この治療が治ることは確実だ。しかし、その後の取り込みや勧誘行為はしないこと。二つ、治療に当たり病人と依頼人を除き、全ての人払いをする事。三つ、魔法などで盗撮、もしくは盗聴の魔法がある場合は破壊する。四つ、以上の事を踏まえて全て他言無用とする事。五つ、この事を文章として書面に記載し、各自で一通を保管する。以上だ。」
和人は鞄から誓約書を出し、書かせる。
これで第二王子は自身がこれから見て聞くことは全て心の内に秘めることとなる。
王城
兵士「第二王子様が帰ってこられたぞー!!」
兵士が門を開けると、王城の玄関で馬車は止まった。
第二王子「和人殿、先に父上と母上にお会いしていただきたく。」
和人「それより、患者だ。毒だとしたら一刻を争う。先に見て何の毒かを特定しなくては。もしかしたら進行を遅らせる事が出来るかもしれない。」
第二王子「わかった。父上と母上には俺から伝えておく。」
第二王子は和人とレイを連れ、自身の妹が眠る部屋へ案内した。
アイの部屋
部屋の中は暗く、息を荒げて呼吸している少女がいる。
顔は赤いが整っており、美少女だ。
第二王子「俺は父上達に伝えてくる。」
???「その必要はない。」
扉の前で二人の男女が立っていた。
彼らがこの国の国王と王妃。
国王「そちらがお前が連れてきた治療人か。」
国王が和人を睨む。
和人「初めまして、グレン国国王様。私は和人と申します。」
国王「世辞は良い。娘は助かるか!」
王妃「どうか頼みます。」
国王と王妃と言えども娘の前ではただの親だ。
そう感じた和人は誓約書を出し、二人に説明し、書くか聞くと両者とも「書く」と答えた。
和人「では治療に当たり、少し血をもらうよ。」
和人はナイフで血を一滴垂らすとそれを舐める。
この行動に国王が動こうとしたが第二王子に押さえられる。
和人「毒は神経毒と麻痺毒ですね。神経毒は一刻を争うし、『アレ』を作っている間に死んじまうな。しょうがない。『アレ』も使うか。」
和人は少し離れると詠唱を始める。
和人「『星の空・万象・毒を冠するものよ。汝は虫、汝は針、強者を屠ふる毒持つもの。我が声に従え。』」
和人の前に召喚陣が現れ、一匹の蠍が出てくる。
スコーピオン『おう、旦那!何か用かい。』
和人「あぁ、彼女が『デススコーピオン』の毒に侵されてしまってね。君の『ありとあらゆる毒を扱う』力で侵攻を止められない?」
スコーピオン『合点、任せろ!』
蠍はアイに近づくと毒針を刺すとアイの荒い息が穏やかな呼吸になった。
和人「ありがとうスコーピオン。」
スコーピオン『また呼べよ。』
スコーピオンは消え居なくなった。
しかし、ここからは時間との勝負。
スコーピオンが刺したのはあくまでも『毒』、毒を持って毒を制している状態だ。故に早く『アレ』を作る必要がある。
和人は『無限収納』から純金でできたワイングラスの『杯』を出す。
和人「ここからは時間との勝負です。レイ!俺の詠唱が終わったら補助魔法で筋肉を強くして!『癒しの大地・万象・生命を司るものよ。汝は水、汝は禁忌。』」
和人は更に無限収納から水筒を出すと中の水を金の杯に入れる。
和人「『故に我は禁忌を犯す。』」
和人の指先に雫が現れ、金の杯に落ちた。
金の杯の水は透明な光を放つ。
レイ「和人様!『ボディブースト』」
和人の足が曲がったタイミングでレイが補助魔法をかけて、和人は急いで杯の中身をアイラに飲ませた。
水を飲んだアイは淡い緑の光が包み込み、やがて光は収まり、アイが目を開けた。
和人はアイから離れ、代わりに国王と王妃と第二王子が近づいてきた。
王族s『アイ!よかった。』
こうしてアイは一命を取り止めた。
0
あなたにおすすめの小説
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!
由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。
しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。
さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。
そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。
「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」
やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった!
しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って?
いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
夫に捨てられた私は冷酷公爵と再婚しました
香木陽灯
恋愛
伯爵夫人のマリアーヌは「夜を共に過ごす気にならない」と突然夫に告げられ、わずか五ヶ月で離縁することとなる。
これまで女癖の悪い夫に何度も不倫されても、役立たずと貶されても、文句ひとつ言わず彼を支えてきた。だがその苦労は報われることはなかった。
実家に帰っても父から不当な扱いを受けるマリアーヌ。気分転換に繰り出した街で倒れていた貴族の男性と出会い、彼を助ける。
「離縁したばかり? それは相手の見る目がなかっただけだ。良かったじゃないか。君はもう自由だ」
「自由……」
もう自由なのだとマリアーヌが気づいた矢先、両親と元夫の策略によって再婚を強いられる。相手は婚約者が逃げ出すことで有名な冷酷公爵だった。
ところが冷酷公爵と会ってみると、以前助けた男性だったのだ。
再婚を受け入れたマリアーヌは、公爵と少しずつ仲良くなっていく。
ところが公爵は王命を受け内密に仕事をしているようで……。
一方の元夫は、財政難に陥っていた。
「頼む、助けてくれ! お前は俺に恩があるだろう?」
元夫の悲痛な叫びに、マリアーヌはにっこりと微笑んだ。
「なぜかしら? 貴方を助ける気になりませんの」
※ふんわり設定です
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる