好きな人とエレベーターに閉じ込められました。

蒼乃 奏

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エレベーターに閉じ込められたその後で。

夜が明ける前に君と。⑤(拓海くんの場合)※

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背後注意。
誤字脱字、見つけたら直してるんですけど思ったより最近多くてすみません。















「ああっ、はぁっ、なる、せ…そこ、きもちいい…」

後ろから陸の後孔に指を挿れながら、俺は熱くなった陸の身体を抱きしめる。

下から突き上げるようにすると苦しそうな声をあげて、陸の手が枕やシーツを掴んだり離したり感じてる様を見てるだけで俺も気持ちが昂った。

シーツをずらして俺の指が中に入ってる所を凝視すると、ゆっくりと出し入れするだけで鳴る水音が卑猥に響いた。

気持ちの良い所を狙って掠めながら中をかき混ぜるように動かすと、陸の足先がシーツに突っ張って皺を作っていた。

ここに俺のを挿れる想像をするだけで、先走りが溢れて自分がどうしようもなく欲情してる事を思い知った。

早くこの熱い陸の中に俺のモノを突っ込んで、陸の熱い内壁に包み込まれたらどんなに気持ちがいいだろう。

「陸、腰動いてる…やらしいね…」

耳元で少しいやらしい事を口にすると中が敏感に反応して締めつけてくる。

経験のない陸が自分の意思や感情でここを収縮出来るとは思えないから、きっと全部無意識で正直な反応なのだと思う。

「んんっ、ふっ、ああんっ、なる、せ…」

シーツに擦り付けてる陸の性器は違和感に萎えかけたけどまたきちんと張り詰めて濡れている。

身体の力が抜けるように時々扱いてあげるけど、陸の後ろの穴を解す事に一生懸命過ぎて弄れないで放っておくと、陸が触りたくてたまらないような動きをしているのがわかる。

「触りたいの?陸…」

「ああっ、や、ちが…う」

恥ずかしいのか理性のタカをなかなか外せないのか、腰は悩ましげに俺の手の動きに合わせて揺れるのに、自慰は出来ない様子に俺は耳元で囁く。

「きっと触りながら俺が後ろを弄ったらもっと感じるよ?」

はぁっと荒い息を何度も吐いた陸は、自分の左手で自分の竿をそっと握る。

そのエロい姿を見たくてシーツを蹴っ飛ばすとちくちくと音を立てて快感に震える陸の姿が照明に照らされて卑猥で喉を鳴らした。

三本目を増やすと問いかけた時、陸はその言葉にあまり反応を示さなくて、だんだん快楽で頭が回らなくなってるのかと返事を待たずにまとめた指で貫いた。

「あああ…っん!なるせぇ…はぁ、すご…」

三本だとかなり広げたとはいえ狭さが半端なく、なかなか指を自由に動かせない。

まだそこまで痛くはなさそうなのが意外で、もう少しローションを足しながら指を突き上げると、さっき風呂場で後ろからした時のような錯覚が襲った。

俺が動かしやすいように片足を更に上げて自慰を続けながら、指を突き上げる瞬間可愛い喘ぎ声を漏らす。

「あっ、あぁっ、はぁ…ッいい…」

指が入る限界まで突き入れると、中が熱くてうねってて思わず俺の腰も押し当てて揺れてしまう。

先走りが陸のお尻を濡らして、挿れたくてたまらなくなって限界を感じた。

「はぁ、陸エロい…もう挿れたい、無理……」

熱くて気持ち良さそうな後孔から指を引き抜くと、良い所に掠ってるから陸の身体がまた跳ねてビクビクと痙攣した。

ゴムを取ろうと身体が離れかけると、俺の方を振り返って涙目でグズグズな陸が頰を上気させて誘う。

「なるせ…好き…っは、離れないで、お願い、そのまま挿れて…!!」

最初から何もつけないで挿れると癖になりそうだし生だともちろん気持ち良いだろうけど、妊娠の心配はなくても衛生上のリスクを考えてちゃんとつけて挿れるつもりだった。

でも慣らす事に時間をかけたせいで俺は思考能力もかなり落ちてて、荒い息で陸の負担を軽くしたくてローションをもう一度陸の後孔にねじ込んだ。

「くっ、どうしてそういう煽る事ばっかり言う?」

ローションを自分の性器にたっぷりつけて、本当にそのまま後ろの穴に押しつけると先っぽがすぐに陸の穴に呑み込まれる。

体勢は微妙だけど前からするよりは負担は少ないし、後で体勢を入れ替えるつもりでぐっと腰を進めた。

「挿れるよ、陸。力、抜いて…?そう上手」

俺の限界まで張り詰めた大きくなってるモノを陸の身体に突き刺すと、最初はずぶずぶと簡単に挿入ったような気がしたけど途中でやっぱりキツくなる。

「あぁぁっ!!んっ…ああっ、なるせ…!」

シーツを掴んでる手に力が入ってて、何度も俺も息を吐きながら陸の中に少しずつ侵入していく。

「はぁっ、きつ……、陸、頑張れるか?」

「だ、だいじょ…ぶ、くっ、ううっ」

直接生で挿れる感覚は想像以上に気持ち良くて、すぐに突き入れて動かしたい感覚を耐えて、ゆっくりゆっくり奥を目指して何度も腰を揺らした。

細かく息を吐きながら、苦しそうな声をあげる陸の前を扱くと、中が少しずつ動かせるようになってやっと根本まで押し込めたようで安堵のため息を漏らす。

「ほら、陸が頑張ったから…全部挿入ったよ…?」

「あ…はぁ…っ、ほんと…?俺ちゃんと、できてる…?」

「出来てるよ。すごくエロくてたまんない…可愛い」

息も絶え絶えに汗だくの陸が小さく返事をするのが愛おしくて、背中や首筋にキスを落としながら落ち着くまでそのまま待つ。

「成瀬が……俺の中にいる…」

「うん。すごくあったかくて狭くて気持ち良いよ…?陸の中」

甘く囁くと、何故か陸が泣きそうな声で呟く。

「夢みたい…。成瀬と、こうなるの…ずっと想像してて…、でも、絶対ないって…思ってた」

「あー、でも、俺もそうかも」

「え…?そう…なの?」

いつも付き合う時は相手から言ってきて、好きかどうかもわからないで付き合ったり簡単に身体を繋げたりしてしまってた。

でも自分から人を好きになったのが陸が初めてだったから、好きを自覚しても俺は陸にどうアプローチしたらいいのか悩んだ。

どうやって好きになってもらったらいいのかわからなかったんだと思う。

「嫌われてると思ってたからな…」

「な、なんで!?こんなに…好きなのにっ」

不満そうにそう言った陸の後ろの穴が少し収縮して俺を締め付けるのを感じた時、挿れてる間萎えてしまった陸の性器が大きくなって揺れてる事に気づいた。

もう、大丈夫なのか…?男は初めてだから本当に手探りだ。

「ゆっくりするから、動いていいか?」

頷いた瞬間にゆっくり律動を始めると、陸がまた辛そうな声を上げる。

「…ああっ、んんっ…ふ、なる、せ、おねがい…ゆっくりして…」

「はぁっ…もちろん。痛かったらちゃんと言って」

痛いとは絶対言わない陸を早く楽にさせてあげたくて、良い所を擦るように根本まで引き抜いて、また奥までゆっくりと押し込んだ。

正直キツくて狭くて気持ち良過ぎてあまり持ちそうもなくて、あっという間にこっちが果てそうでとても早くなんて動けそうもないと思った。


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