短編小説集「春を待たずに」

片山行茂

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短編小説集「春を待たずに」片山行茂

【天神橋筋ラプソディ】

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2月○日 火曜日

"惚れた方が負け"
そんな教えを昔、誰かに授かった事がある。
高校の先輩やったかなぁ?

そう。今のウチは・・・
まさしくそんな感じ?

あ、
あと・・・

友達から"アンタはホンマに男を見る目がない"と言われる。
そういうあんたらかって、人の事言われへんし・・・と、ウチは思ってるけど・・・

短大出て一人暮らしを始めてもうすぐ5年。
このワンルームマンションがウチのお城。

その部屋の白い壁にもたれて、さっきからフォークギターを鳴らしては、アタマを掻きむしり、たまにA4のルーズリーフに何かを書き込んでる男がいてる。

彼とは去年の夏くらいに出会って、色々あって、気がついたらここに居座るようになった。
ウチは、その彼が食べたいと言ったインスタントラーメンをせっせと調理中。

"惚れた方が負け"

ウチは確実に、この"大毅(だいき)"に負けてる。

「はい。大ちゃん、ラーメン出来たよ」
「おぉ」
「はよ食べな、冷めるよ・・・」
「ぁあ・・・・」
「大ちゃん!」
少し腹が立って、ウチは出来立てのラーメンを大毅の目の前に突き出した。
「おっしゃ、ありがと、ありがと」

大毅は、ようやくフォークギターを膝から下ろして箸に手をつけた
「わー!美味そう!」
「どうぞ」
大毅は一口麺をすすり、天井を向いて唸る
「エースコックのワンタンメン!うっまぁ~!!」
「そんなに?」
「溶き卵の具合といい、麺の硬さもスープの濃さも絶妙!天才ちゃう?」
「もう、ええって」
「いや!ホンマやて、ちょっと食べてみ」
「こんな時間に太るやん」
「えぇからさぁ」

あんまりしつこいから、ウチはラーメンを一口すする
「あ、美味しい」
「そやろ!そやろー!」

キラキラした笑顔でそう言いながら大毅がウチを見つめる。
アカン。
この笑顔・・・
仔犬みたいなこの笑顔。
ウチは、いつもこれにやられてしまうんよ。

大毅はミュージシャン志望のフリーターでウチより1つ年上。
いつか今のバンドで売れて武道館に立つって本気で言うてはる。

彼の事を友達に話したら"また駄目男(ダメオ)に捕まって、ホンマにあんたはアホやなぁ"と呆れた顔をされた。

「あぁ美味かったー!ごちそうさん」
そう言いながらウチに寄りかかる大毅。
ラーメンの器にはスープさえ残っていない。

「曲、出来たん?」
「うん・・・もう一息かなぁ・・・」
そう言いながら、ウチのスエットの中に手を入れてくる。
「や、ちょっと・・・」
同時に大毅の唇が耳元や首筋を這う。
「あ・・」
一瞬で全身が紅潮していく
アタマがぼっーとして、トロけるっていうか、

嬉しいような、
悲しいような・・不思議な気持ち。

重なる身体から伝わる熱に感じる悦び。
熱くて激しくて愛されていると感じる。

でも、心はどこか不安で、いつか猫みたいにウチの前からふっとおらんくなってしまうような
ウチを抱きしめるこの手が突然消えてしまったら、ウチどうしようって・・・

"離さんといて"
大毅に抱かれながら、ウチは心でそう願った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2月△日 木曜日

地下鉄谷町線の天六に着いて、階段を上がるとマクドの前で大毅が手を振ってた。

「お帰り。仕事お疲れさん」
ボサボサの髪に無精髭、切長やけど優しい目、俳優の誰かに似てるような似てないような。

自転車を押しながら2人で並んで歩く日本一長い商店街は今日も変わらず賑わってる。
寿司屋に居酒屋、服屋に鞄屋、ジュエリーから結婚相談所まで凡ゆる店が立ち並ぶ。

「何食べたい?」
「え、パチンコ幾ら勝ったん?」
「言うても2万くらいやで」
「凄いやん」
「ふふん。おっちゃんとこ行こか?」
「うん」

店に入ると大将が「毎度」と笑顔で迎えてくれる。
大毅は、以前からここの常連で、他のお客さんとも仲が良くて、実はウチもここで大毅と出逢った。

「おっちゃん、ハイボール2つに、ポテサラと、刺身盛りとおでん盛りに焼き鳥盛り、あ!唐揚げも!」

始めて会ったあの時は、どっちかって言うたら嫌いなタイプやった。
大学の友達とたまたま入ったこの店に大毅がいて、その頃見た映画の話なんかしてたら
「え、あの映画見たんですか?」
そう言って突然会話に割り込んで来た。
かなり酔っ払ってたし、なんか軽いし、正直ウザいなぁって。

その後、大毅がギターで歌い出して、気がついたら、友達もウチも他の客と一緒に歌ってて。

楽しかった。

"なんかこんなに笑うの久しぶり"やなぁって。

それから、その数日後にまたこの店で会って・・・
ううん。
その時は、大毅が居る事を確認してからウチも入ったんやけど。

あれからもう8ヶ月か・・・
ウチも来月で25やし、早く結婚して幸せになりたい。
決して、駄目男(ダメオ)が好きな訳じゃないんよ。
でも、何かごく平凡なサラリーマンとかには、あんまりピンとこんくて・・・

「美味い!」
大毅が焼き鳥を頬張りながら笑う。
確かに、ここの焼き鳥はウチも大好きや。

「美味しいねぇ」
っていうか、大毅と食べてると何でも美味しいって・・・いつからか、そうなってた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2月□日 水曜日

バスルームに干した洗濯物をカゴに取り入れていると、大毅の弾き語る歌が聴こえてくる。

聞き慣れないその歌は、どうやらこの前から作曲を続けてたやつみたい。

部屋に戻ってからウチは問いかけた。
「新曲出来たん?なんか・・えぇ感じやん」
「おぉ、うん・・・まぁ大体。聴いてくれる?」
そう言いながら大毅は、そっと歌い始めた。
まだ、誰も知らへん生まれたての歌が部屋に響く。
ウチが、ひとしきり優越感に浸れる時間や。

気持ち良さそうに歌うその顔が好き。

少し掠れたその声が好き。

リズムを取って揺れるその肩が好き。

ギターを弾く、細くて長いその指が好き。

「次のライブで演ろうと思って」
「良いやん。これはラブソング?別れの歌?」
「ん~どうかな?聴く人によってどうとでも取れたら・・・」
「へ~、そっかぁ」
「うん」
「なぁ、こう言う歌詞とかってさぁ、誰かを想って書いたりするの?それともただの空想?」
「さぁ・・・それはどうやろ・・・」
「なんそれ?」
「いや、それはその時々やで」
「・・・ふうん」
そういいながら、ウチは洗濯物をたたみ始めた。
何となく、自分の事とは思えないし、別の誰かの事やったらめっちゃ嫌やなって思ったから、それ以上は深く聞かん事にした。

大毅もギターを置いて手伝いはじめてくれる。

「なぁ、大ちゃん。ウチにもギター教えてよ」
「お、ええやん!やってみる?」

洗濯物をローチェストとクローゼットにしまう、ローチェストの1番上の左側は、大毅専用になっていて、大毅は自分の下着やシャツを手際良く直した。

「よし、そしたらやってみる?」
ここから大毅のギター講座が始まる。

大毅は優しく丁寧に教えてくれたけど、見ていて難しそうと思っていたギターは、やって見るとホンマにむちゃくちゃ難しかった。

「なんで?指どうなってんの?」

大毅は悪戦苦闘しているウチを見てケラケラ笑いながら、それでも優しく教えてくれる。
ウチはそんな大毅がやっぱり大好きで・・・
っていうか、こんなに指が痛いのに、こんなに難しいのに、よくギター弾けるなぁって尊敬すらした。

2人でこうして過ごす夜は、嬉しくて楽しくて幸せやなってウチは思う。

その時、大毅の携帯のバイブ機能が何かの着信を知らせた。
おもむろにそれを確認した大毅の顔色が少し変わった事をウチは見逃せなかった。

「LINE?誰?」

「おぉ、来週のライブの事やわ」
「連絡せんでえぇの?」

「うん、大丈夫。明日また連絡する」
「そう」
「あぁ、ほんでな!このコード全部覚えたら、あいみょんの曲とか弾けるようになるで」
「うそ、ほんまに?」
「うん、マジで」

そうして、ギター講座は続いたけれど、何となくさっきの着信の事を気にしてしまうウチがいた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3月×日 木曜日

職場の時計は、もうすぐ夜8時になろうとしていた。
今夜は、第1木曜日やから大毅のバンドのレギュラーライブの日。
こんな日に残業になるのが、いかにもウチらしい。

"まぁ、今夜見に来て欲しいとも言われてないし、ウチも行くとも、行けるとも言うてないしなぁ"と、少し溜め息をついたら、上司が今夜は8時で上がっていいよと声を掛けてくれた。

「すんません、そしたらお先に失礼します」

今から天王寺のライブハウスへ向かうとして約40分。
まだ最後のステージに少しくらいには間に合うかも知らん。
それとも部屋でご飯でも作って待っといてあげるべきか?
でも、打上げとかあるかもしれんしなぁ?

悩んだ挙句に、ウチは天王寺方面の電車に乗っていた。
ライブ見るのも久しぶりやし。

駆け足で、ライブバーに入ると残念ながらステージはすべて終わっている様子だった。
「遅かったかぁ」

ライブ終了後もバータイムとしてお店は営業を続けている。
カウンターには大毅のバンドのメンバーの1人がお客さん達と喋りながら乾杯したりしてた。

注文したドリンクを待っていると、また別のメンバーがウチに気がついて近づいて来た。
「おーなに?今来たん?」
「あ、すみません。残業やって」
「いえいえー忙しいのに、おつかれさん」
「あの・・・大毅くんは?」
「おぉ、大毅?」
「はい」
「えぇっと、2階のバーフロアちゃうかな?」
「あぁ」
ウチが2階へ向かおうとした時、彼が少し気を遣った様子で言った
「あの・・・何か、元カノが来てたみたいやけど」
「え?」
ウチの引きつった顔を見て彼の顔もどんどん引きつって行くのが分かった。

その後も彼はウチに何かを言ってみたいやけどウチの耳にはまるで届かなかった。

元カノ??!!

なんで??!!

早足でウチは2階へ向かう。
階段を上り切り、そこに腰を掛ける2人を目の当たりにすると、そこからそのまま動けなくなった。
2人はグラスを持ったまま見つめあっていた。
女は笑っているのか、泣いているのか、少し肩を震わせ、大毅は女に向けて何かを話してる。
大毅の手がその女の肩に掛かった瞬間、ウチは持っていたグラスを思わず落としてしまった。
その音に驚いた2人が、こちらに顔を向ける。

「ごめん!」
ウチは逃げるようにして店を飛び出した。

"来なきゃ良かった"

"来なきゃ良かった"

"来なきゃ良かった"

駅に向かいながら何度も心で繰り返す。

「なぁって!」
信号の手前で大毅に腕を掴まれてウチは我に帰った。

「何で突然帰るん?何で無視するん?」
「・・・・」
「なぁって」
「ウチ、邪魔かなって・・・」
「え?」

信号が青になりウチはぽつぽつと歩きだす、その横を大毅は静かに着いてくる。

「なぁ、どうしたん?」

「なんなん?元カノって?」
「あぁ、でも・・・もう終わった事やから」
「終わってても、会うん?」
「いや・・・それに、あいつは、もう結婚もしてるし」
「結婚って、それ不倫みたいなこと?」
「そんなんと違うて」
「大ちゃん、まだあの人の事好きなんやろ?」
「だから!」
「由美さんやろ?」
「え?」

そこで大毅の足は止まった。
ウチは振り返る事もせず、そのまま地下鉄に飛び乗った。

ごめん。
大ちゃん、ウチこっそりアンタの携帯見たんよ。
あの女との通話履歴が3件。
それ以上の事は何も分からへんけど。

ただね、あの人。
めちゃくちゃ綺麗やった。
大毅が好きやっていう映画の女優さんくらいホンマに綺麗やった。

そこから長い商店街を抜け、部屋に着くまでの事は何も覚えてない。

久しぶりに大毅のおらん1人の部屋で、ウチは眠れんくって、音消した嵐のDVDをぼっーと眺めていた。

そんな時も大毅のあの笑顔がアタマに浮かんでは消えて、ローチェストから紙袋に移した大毅の洗濯物を見つめたら、悲しくて悲しくて涙が止まらんくなった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3月◎日 火曜日

3月は繁忙期なので今夜もしっかり残業で会社を出る頃には21時を既に回っていた。

谷町線に揺られ携帯に目をやる。
あの日から特に大毅からの連絡はない。
携帯を盗み見するようなメンヘラ女、嫌われても仕方ない。
今頃、由美さんと元サヤかも知れへんし。
ウチもとっとと新しい男探さんとなぁ。

賑やかな商店街をボンヤリ歩く、若い人からおっちゃんまでこの町には多くの男性が溢れているもんだ。

何処で新しい出逢いが待っているかも知れへん。

とは言え酔っ払いはごめんやし、今度は公務員とか医者相手の合コンにでも参加させてもらわな。

そう言いながらも、わざわざおっちゃんの店の前を通る時は大毅の姿を探してしまう。

やっぱり今日もおらんか・・・

と思った瞬間に店の大将と目が合ってしまった。
恵比寿さんみたいな笑顔でこっちこっちと手を振ってる。

お腹も空いたしなぁ・・・

テーブルに腰掛けて、顔見知りになった常連客達と軽くグラスを上げて乾杯の挨拶をする。

周りのおっちゃん達と話していて、そう言えば先週末から週明けまで大毅は関東方面にライブツアーだと言っていた事を思い出した。

"ライブは成功したんかな?"
"CDとかそれなりに売れたんかな?"

そんな思いを巡らせながら、ウチはハイボールを煽った。

「そう言えばさ、お姉ちゃんを想って作ったっていうあの大毅の新しい歌、あれえぇ歌やなぁ」
「へ?」
「いや、そやから。あの"傍にいて欲しい"とか何とかいう新しい歌、知らんの?」
「は?ウチを想って?そんな訳ないやん!」
「いや、でもそんな風に言うてたけどなぁ」

うん、うんと常連客達は顔を見合わせる。
それが、もしホンマやったら・・・

「おぉ、噂をすれば!」
おっちゃん達が目をやる先に大毅がギターを持って店に入って来た。
「お疲れさん、ただいまー」

いたたまれんくなって店を立とうとするウチに
「ほんまにごめん!全然連絡出来んくって!その代わり一杯良い知らせあるから!」
大毅は有無も言わさず目の前の椅子に腰を掛けた。
「おっちゃん、取り敢えずハイボールとポテサラと焼き鳥盛り、あ!あと、この子にもハイボールおかわりで!」

「え!ちょっと」

「まぁまぁまぁ、ほら乾杯」

何やろう?この感じ。
まるで先週の事は夢やったみたいに時間が流れて行く。

酔ってるせい?
このお店の空気のせい?

皆んなとガヤガヤワイワイしているうちに、また大毅がギターを取り出して、あの日のように大合唱が始まった。

そんな中、1人のおっちゃんが大毅にあの歌をリクエストをする。

「あー!あれな、オッケー!」
大毅は、立ち上がる。

「えー皆さん、ちょっと注目です」
そう言いながら大毅は後ろに回りウチの肩を掴んだ。
「実は俺の彼女、あともう5分ほどで誕生日です!」
言われて、ウチははっとした。
そう言えば、明日はウチの誕生日。

「そやから、俺は今からこの子の為に作った歌をこの子に愛を込めて歌わせて頂きます!」
店中から歓声と拍手が湧き上がった。

最初は、顔から火が出るくらい恥ずかしかったけど
大毅の歌声は、熱く、力強く、その歌はウチの心を震わせた。

色んな感情が止めどなくポロポロと頬を流れ落ちて行く。

それを見て他の客たちも泣き笑いしている。

「誕生日おめでとう!」

歌が終わると大毅はポケットから指輪を取り出してウチの薬指にはめた。

「ごめんな!」
「え?!」
「ホンマにこれ安物やねん!」

周りの人達がドッと笑い声を上げる。

「でもな、俺が売れた時には、これの何百倍もするの買うたる!絶対!約束する!」

大将も店員さんも、常連客達も、まるでタイガースが優勝したくらいの歓喜の声を挙げて拍手をくれた。
ウチは嬉しくて、大毅の腕の中で息が詰まるほど泣きじゃくった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3月☆日 水曜日-誕生日-

24時を廻り、ウチは誕生日を迎えた。
ハイボールを飲み干して大毅が言う
「よし、そろそろ出ようか」
「うん」
ウチも残りのハイボールを飲み干した。
お酒のせいか、泣き過ぎたせいかアタマがボンヤリしてる。

ウチらが手を繋ぎ店を出る時も皆んなが拍手で送り出してくれた。
「おめでとうさん、お似合いやなぁ」
結婚式でもあるまいし、ウチは照れ臭くてずっと下を向いてた。

外に出ると、まだまだ冷たい風が頬に心地よい。

見渡すと遠く長いアーケードは続いている。
商店街の多くの店はもう殆どが閉店していて人もまばら。

「さぁ帰ろう」
ウチは自転車の荷台に横座りする。

「しっかり捕まってや」
もたれかかるように大毅のお腹に両手を回すと少し懐かしい匂いがした。

「よっしゃ、行くで」
「うん」
「なんか腹減ったな、帰ったらラーメン作ってくれへんかな?」
「うん」
「よっしゃー」

勢いに乗せて、ペダルを漕ぎ出す大毅。
2人乗りのチャリンコは蛇行しながら加速して行く。

アーケードの明かりは、ウチにとってはテーマパークのパレードみたいや。
そしたら大毅は夢の国の住人かも?
ウチは自由奔放なこの人のラプソディを気が済むまで聴いていたいと思う。

だって惚れたんやもん。
「まぁ、負けでえぇか」

声に出してウチはそう呟いた。
「え?なんて?」
「ううん、何でもないー」
「なんそれ?」

大毅の歌声とウチの笑い声だけが、真夜中の天神橋筋商店街をすり抜けて行った。

<Fin>
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