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受験1
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うっ、うるせー。
しっ心臓がドッキドッキして、もう、血が回ってる(?)
・・・何言ってんだ私。
今は試験会場のミルファネア学園へ向かう途中に乗っている馬車の中。この馬車は本当の『馬車』。ペガサスではないので、道路を走っている。男爵家は大体ペガサスは持っていないのが常識だからね。
「お坊ちゃん、もうすぐ着くよ。」
この馬車を運転しているのは、雇った人なので私のことを女だと知らない。
そして王族ってことも。
「おい、そろそろ落ち着けって。って言われても受験前落ち着けるわけねえか。だけどずっと頭抱えてなんか声を発するのはやめとけ。」
そういって苦笑いをする。だけど私のことを心配してくれいるのがわかって嬉しい。
この人はこの世界で会った家族以外の人で1番フレンドリー。
それは、王族だと知らないからなのだろうが、私は無礼だとは思わないし、寧ろ今この状況においてはありがたいくらいだ。
いつもの、と言っても昨日しかないのだが騎士さんは優しかったが必要なとき以外話してくれなかった。
まあ、当然だろう。王族に『今私は口をお開けと言っておらん不敬だ』とか思われたら罪になるのだから。
だけどこの人はたとえ知らないからなのだとしても、話してくれたことで少し受験の緊張が解れたのでのでありがたい。
しかし、も、もうすぐ着くって言いませんでした・・・?
ああーどうしようどうしよう。うあぁぁあああぁ。
そういって頭を抱える。
人とはもうどうしようもない時は、意味の無い言葉を言ってしまうものなのである。たぶん。
「おい。はぁ、だからそれをやめとけって。とりあえず頑張れよ。お坊ちゃん。」
その言葉が合図だったかのように馬が止まる。ん?トマル?
馬車についているカーテンを開ける。
そこにはーーーミルファネア学園の校門があった。
えっまじ?つっつつつ、着いちゃったぁあ。
そう思って窓に張り付いていると、窓が遠のいていく。
「うわぁ!落ちる所だった。」
「お坊ちゃん、早く降りろ。後ろにまだまだいるんだ。」
どうやら窓が遠のいておったわけじゃなく、ドアが開いたらしい。
そして後ろにはすごい数の馬車。あれ?一番後ろは何処でしょうか。
これ全部、受験者の馬車っすか。やべぇっす。パネェっす。ウッス。
「おーい。後ろが見えたんなら早く降りろ。」
そういって私の目の前で手をひらひらと振ってくる。
あっそうでした、そうでした。
深呼吸。そして貴族スマイル。
「ありがとうございました。帰りも宜しくお願いします。」
そういって、馬車を降りる。なんか後ろから誰だてめぇ、っとかいう失礼な言葉が聞こえたけど気にしないっ!
馬車を降りて校門を入る。そしたら学園まで何百mあるかわからない道に学園から校門のところまで列が出来てる。
これは、当日受付の列。ほとんどが平民の人たちだ。
そして、当日受付の横に事前受付した人用の所があるはずなんだけど。
とりあえず前に行ってみるか。
「お、あったあった。」
そこには、ちょうど前の馬車で来た人が受付が終わり、今は誰もいなかった。
しかし、職員はちゃんといるので受験票を見せる。
「おはようございます。ーーーヴァリス・ファミリア様でよろしいでしょうか。」
ヴァリス・ファミリアとは学園での私の名前だ。本名じゃ一発でバレちゃうからね。ちなみにヴァリスはエヴァリから『エ』をとって最後に『ス』を足しただけ。
「はい。」
「校舎内では靴を脱いで、案内に従って会場まで行ってください。
貴族様がこの学園へ入学されることを心より待ち望んでおります。」
そういって頭を下げられる。
まだ入学をしていないから貴族には頭を下げなくてはならないのか。
本当なら受付の人も頑張ってくださいなどと声をかけたいところだが、貴族らしくしないといけないんだよなー。
女子より貴族の方がめんどくさいかも。
「ん、これかな。案内って。」
そこに置いてあったのは水晶玉。
手を置いてみると水晶の中で光っている矢印が出てくる。
「おぉ、これは聖属性魔法!おお、すごい!!
じゃなくて、んん。会場はこっちか。」
ワタシハ貴族。優雅ニ。
「それにしても綺麗な校舎だなぁ。
うわっ、この柱なんて模様が掘ってある。一応貴族仕様になってんのかな?」
今歩いているのは中庭を囲むようになっている廊下だ。だから壁は右側にしかなく左側は、中庭になっている。
そしてその中庭の真ん中には噴水があり、噴水の真ん中には銅像が立っている。
これは学校なのだろうか?
思わず引き攣る頬。
それからも貴族様仕様を見せられ『ああ、ここは学校じゃないのか』と納得し始めて来た頃にやっと会場につく。
そのくらい広かったんです。そのくらい綺麗だったんです。わかって。
「ここが、会場か。」
私はドアを開ける。
そこには貴族様専用の勉強で習った男爵家の子たちがたくさんいた。どうやらここは男爵家の子供たち専用の会場らしい。席順は自由。
なので私は1番後ろの席にした。先生は教室を回るだろうから関係ないが、やっぱり先生の目の前に座るのは前世の私が嫌だと言っている!
私が座ってからもたくさん受験者が来て席が埋まってきた所で先生がテストの受け方の説明をしてくれた。
そして始まったテスト。
ドキドキだったが結果はなんともいえない。とりあえず解答欄は全部埋めた。まあ9歳のテストだしね。
そしてお昼。
もちろんお弁当、な訳が無い。貴族様に言わせれば『冷めた料理なんて食えるか。』らしいです。料理長さんが早起きして頑張って作ってくれたお弁当を冷めた料理だなんて・・・うっんん。少し本音が。
まあそんな訳で食堂へ行く。私に言わせれば高級料理店なのだが。
ご飯を済ましたところで、剣術のテストだ。
ん?ご飯の感想?
絶対あれは食堂じゃないね。うん。
しっ心臓がドッキドッキして、もう、血が回ってる(?)
・・・何言ってんだ私。
今は試験会場のミルファネア学園へ向かう途中に乗っている馬車の中。この馬車は本当の『馬車』。ペガサスではないので、道路を走っている。男爵家は大体ペガサスは持っていないのが常識だからね。
「お坊ちゃん、もうすぐ着くよ。」
この馬車を運転しているのは、雇った人なので私のことを女だと知らない。
そして王族ってことも。
「おい、そろそろ落ち着けって。って言われても受験前落ち着けるわけねえか。だけどずっと頭抱えてなんか声を発するのはやめとけ。」
そういって苦笑いをする。だけど私のことを心配してくれいるのがわかって嬉しい。
この人はこの世界で会った家族以外の人で1番フレンドリー。
それは、王族だと知らないからなのだろうが、私は無礼だとは思わないし、寧ろ今この状況においてはありがたいくらいだ。
いつもの、と言っても昨日しかないのだが騎士さんは優しかったが必要なとき以外話してくれなかった。
まあ、当然だろう。王族に『今私は口をお開けと言っておらん不敬だ』とか思われたら罪になるのだから。
だけどこの人はたとえ知らないからなのだとしても、話してくれたことで少し受験の緊張が解れたのでのでありがたい。
しかし、も、もうすぐ着くって言いませんでした・・・?
ああーどうしようどうしよう。うあぁぁあああぁ。
そういって頭を抱える。
人とはもうどうしようもない時は、意味の無い言葉を言ってしまうものなのである。たぶん。
「おい。はぁ、だからそれをやめとけって。とりあえず頑張れよ。お坊ちゃん。」
その言葉が合図だったかのように馬が止まる。ん?トマル?
馬車についているカーテンを開ける。
そこにはーーーミルファネア学園の校門があった。
えっまじ?つっつつつ、着いちゃったぁあ。
そう思って窓に張り付いていると、窓が遠のいていく。
「うわぁ!落ちる所だった。」
「お坊ちゃん、早く降りろ。後ろにまだまだいるんだ。」
どうやら窓が遠のいておったわけじゃなく、ドアが開いたらしい。
そして後ろにはすごい数の馬車。あれ?一番後ろは何処でしょうか。
これ全部、受験者の馬車っすか。やべぇっす。パネェっす。ウッス。
「おーい。後ろが見えたんなら早く降りろ。」
そういって私の目の前で手をひらひらと振ってくる。
あっそうでした、そうでした。
深呼吸。そして貴族スマイル。
「ありがとうございました。帰りも宜しくお願いします。」
そういって、馬車を降りる。なんか後ろから誰だてめぇ、っとかいう失礼な言葉が聞こえたけど気にしないっ!
馬車を降りて校門を入る。そしたら学園まで何百mあるかわからない道に学園から校門のところまで列が出来てる。
これは、当日受付の列。ほとんどが平民の人たちだ。
そして、当日受付の横に事前受付した人用の所があるはずなんだけど。
とりあえず前に行ってみるか。
「お、あったあった。」
そこには、ちょうど前の馬車で来た人が受付が終わり、今は誰もいなかった。
しかし、職員はちゃんといるので受験票を見せる。
「おはようございます。ーーーヴァリス・ファミリア様でよろしいでしょうか。」
ヴァリス・ファミリアとは学園での私の名前だ。本名じゃ一発でバレちゃうからね。ちなみにヴァリスはエヴァリから『エ』をとって最後に『ス』を足しただけ。
「はい。」
「校舎内では靴を脱いで、案内に従って会場まで行ってください。
貴族様がこの学園へ入学されることを心より待ち望んでおります。」
そういって頭を下げられる。
まだ入学をしていないから貴族には頭を下げなくてはならないのか。
本当なら受付の人も頑張ってくださいなどと声をかけたいところだが、貴族らしくしないといけないんだよなー。
女子より貴族の方がめんどくさいかも。
「ん、これかな。案内って。」
そこに置いてあったのは水晶玉。
手を置いてみると水晶の中で光っている矢印が出てくる。
「おぉ、これは聖属性魔法!おお、すごい!!
じゃなくて、んん。会場はこっちか。」
ワタシハ貴族。優雅ニ。
「それにしても綺麗な校舎だなぁ。
うわっ、この柱なんて模様が掘ってある。一応貴族仕様になってんのかな?」
今歩いているのは中庭を囲むようになっている廊下だ。だから壁は右側にしかなく左側は、中庭になっている。
そしてその中庭の真ん中には噴水があり、噴水の真ん中には銅像が立っている。
これは学校なのだろうか?
思わず引き攣る頬。
それからも貴族様仕様を見せられ『ああ、ここは学校じゃないのか』と納得し始めて来た頃にやっと会場につく。
そのくらい広かったんです。そのくらい綺麗だったんです。わかって。
「ここが、会場か。」
私はドアを開ける。
そこには貴族様専用の勉強で習った男爵家の子たちがたくさんいた。どうやらここは男爵家の子供たち専用の会場らしい。席順は自由。
なので私は1番後ろの席にした。先生は教室を回るだろうから関係ないが、やっぱり先生の目の前に座るのは前世の私が嫌だと言っている!
私が座ってからもたくさん受験者が来て席が埋まってきた所で先生がテストの受け方の説明をしてくれた。
そして始まったテスト。
ドキドキだったが結果はなんともいえない。とりあえず解答欄は全部埋めた。まあ9歳のテストだしね。
そしてお昼。
もちろんお弁当、な訳が無い。貴族様に言わせれば『冷めた料理なんて食えるか。』らしいです。料理長さんが早起きして頑張って作ってくれたお弁当を冷めた料理だなんて・・・うっんん。少し本音が。
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