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剣術
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「じゃあそろそろ始めっか。」
そう言った冒険者風の審査員の合図で審判が手を上げる。
「でははじめます。まずは攻めからお願いします。
レディー ファイト!」
一応審査なのでまず私が攻めて、次に受け身、そして最後が試合だ。
えーっと教えてくれた人が言ってたのは・・・まずは『相手の力を測る』っだっけ。
「ではまず、」
手首。
「おぉ、強い、強い。」
やっぱり防がれたか。
じゃあ次は足。
からの首。
一旦下がってお腹を切る。
「おっと、ここまでか?」
やっぱり戦わないと実力はわからないか。
しょうがない。
「えぇ、とりあえず。あとは試合でやることにします。」
「じゃあ次は俺だな。」
そういって始まったのは、実に見やすい教師用の剣術だった。
型がしっかりと大きく示されており、これくらいは避けないと入学出来ない、という最低ラインなのだろう。
「受け身もいいな。」
と、まぁ楽々合格的発言を貰えたところで試合だ。
「じゃあ掛け声をお願いする!」
そう、冒険者風の審査員がいうと審判役が頷く。
「では、向かい合ってレディー、ファイト!」
「先に来ていいぞー。」
そう楽な感じに言われたので私もとりあえず楽な感じで行くことにした。
と言ってもやっぱり試合だしさっきよりも早く動いた。
頭に続けて腰に剣を振る。そしたら後ろへ下がられたので私は踏み込んで相手の頭に剣を振るが、身長差でジャンプをしなきゃ頭にはあたらない。
その体制の悪さを知っていてわざと力を入れて防いでくる。
しかし私は小さい体とその力を利用してバク宙して後ろへ回り込み、脇腹を狙う。
「確かに強いとは思うがそれじゃ俺は倒せねぇっよ!」
そう言って私が脇腹に入れようとした剣を裁くのではなく強く打った。
そうすることで私は腕が後ろに弾かれてしまい全身は無防備だ。
相手はこれで終わりだとでも言うように大きく剣を振ってくる。
しかし私は今、貴族として貴族の剣術で戦っているのだ。貴族の剣術は相手を見ていて楽しませる物だ。
例えで言うならさっきのバク宙みたいなもの。
私は木刀を強く打たれた方向にに木刀を持っていない手を置き、打たれた勢いを殺さずバク転をする。
力っていうのは使い方だよ?
相手がタメ口だとこっちも吊られてしまってタメ口になってしまうのはしょうがないことだと思う。
・・・ん?なら私が気安く話しかければリディルも気安くなる?
そういえば街であった時の私はタメ口だったけど、ここであった時は貴族の口調で話してたっけ。
「おじさん、やること出来た。ありがとっ。」
「ん?急に口調が変わりやがって。あと俺はまだおじさんじゃないぞ、貴族様。」
注意しているのか、挑発しているのかわからないが私は今すぐにリディルの所へ行きたいのだ。
さっき木刀を打たれた時に分かった。この人
私より弱い。
ならば私が勝って終わらせよう。
今はとりあえずリディルと話したい。
「では、行きます。」
そう言った瞬間にはもう木刀は空へ打ち上がっていた。
私が素早く動き、まだ反応が出来ていない木刀を空へ向かって弾いたのだ。
私が木刀を弾いた今も、リディルが木刀を弾いた時と一緒で注目される。
静かになった会場に私の声が響きわたる。
「ありがとうございました!」
しっかりとお礼をしてから私は走った。
そしてリディルの所へ戻ってきた所で
えっ。何言おう。
どうしよう。もう目の前にいるし!
「・・・ただいまー!!」
まだ静かな会場に今度は場違いな言葉が響き渡る。
・・・いや、ただいまってなんだし。貴族っぽくない以前の問題な気がする。
よく考えろ、私!
そう頭を抱えていると頭の上から笑い声が聞こえてくる。
「たっただいまって。くはは。なんだしそれ。ははっ。」
それから一息ついて
「お前さっきまでの話し方どうしたんだよ。」
「いや、それお前もだから。」
「俺は平民だからいいんだよ。」
それずるくない?
「あっそうそう、お前名前なんて言うんだっけ?俺リディル。」
「俺、ヴァリス。よろしく!」
「ああ、よろしく。」
私の間違いからっていうのは不本意だけどとりあえず仲良くなれたみたい?
そう言った冒険者風の審査員の合図で審判が手を上げる。
「でははじめます。まずは攻めからお願いします。
レディー ファイト!」
一応審査なのでまず私が攻めて、次に受け身、そして最後が試合だ。
えーっと教えてくれた人が言ってたのは・・・まずは『相手の力を測る』っだっけ。
「ではまず、」
手首。
「おぉ、強い、強い。」
やっぱり防がれたか。
じゃあ次は足。
からの首。
一旦下がってお腹を切る。
「おっと、ここまでか?」
やっぱり戦わないと実力はわからないか。
しょうがない。
「えぇ、とりあえず。あとは試合でやることにします。」
「じゃあ次は俺だな。」
そういって始まったのは、実に見やすい教師用の剣術だった。
型がしっかりと大きく示されており、これくらいは避けないと入学出来ない、という最低ラインなのだろう。
「受け身もいいな。」
と、まぁ楽々合格的発言を貰えたところで試合だ。
「じゃあ掛け声をお願いする!」
そう、冒険者風の審査員がいうと審判役が頷く。
「では、向かい合ってレディー、ファイト!」
「先に来ていいぞー。」
そう楽な感じに言われたので私もとりあえず楽な感じで行くことにした。
と言ってもやっぱり試合だしさっきよりも早く動いた。
頭に続けて腰に剣を振る。そしたら後ろへ下がられたので私は踏み込んで相手の頭に剣を振るが、身長差でジャンプをしなきゃ頭にはあたらない。
その体制の悪さを知っていてわざと力を入れて防いでくる。
しかし私は小さい体とその力を利用してバク宙して後ろへ回り込み、脇腹を狙う。
「確かに強いとは思うがそれじゃ俺は倒せねぇっよ!」
そう言って私が脇腹に入れようとした剣を裁くのではなく強く打った。
そうすることで私は腕が後ろに弾かれてしまい全身は無防備だ。
相手はこれで終わりだとでも言うように大きく剣を振ってくる。
しかし私は今、貴族として貴族の剣術で戦っているのだ。貴族の剣術は相手を見ていて楽しませる物だ。
例えで言うならさっきのバク宙みたいなもの。
私は木刀を強く打たれた方向にに木刀を持っていない手を置き、打たれた勢いを殺さずバク転をする。
力っていうのは使い方だよ?
相手がタメ口だとこっちも吊られてしまってタメ口になってしまうのはしょうがないことだと思う。
・・・ん?なら私が気安く話しかければリディルも気安くなる?
そういえば街であった時の私はタメ口だったけど、ここであった時は貴族の口調で話してたっけ。
「おじさん、やること出来た。ありがとっ。」
「ん?急に口調が変わりやがって。あと俺はまだおじさんじゃないぞ、貴族様。」
注意しているのか、挑発しているのかわからないが私は今すぐにリディルの所へ行きたいのだ。
さっき木刀を打たれた時に分かった。この人
私より弱い。
ならば私が勝って終わらせよう。
今はとりあえずリディルと話したい。
「では、行きます。」
そう言った瞬間にはもう木刀は空へ打ち上がっていた。
私が素早く動き、まだ反応が出来ていない木刀を空へ向かって弾いたのだ。
私が木刀を弾いた今も、リディルが木刀を弾いた時と一緒で注目される。
静かになった会場に私の声が響きわたる。
「ありがとうございました!」
しっかりとお礼をしてから私は走った。
そしてリディルの所へ戻ってきた所で
えっ。何言おう。
どうしよう。もう目の前にいるし!
「・・・ただいまー!!」
まだ静かな会場に今度は場違いな言葉が響き渡る。
・・・いや、ただいまってなんだし。貴族っぽくない以前の問題な気がする。
よく考えろ、私!
そう頭を抱えていると頭の上から笑い声が聞こえてくる。
「たっただいまって。くはは。なんだしそれ。ははっ。」
それから一息ついて
「お前さっきまでの話し方どうしたんだよ。」
「いや、それお前もだから。」
「俺は平民だからいいんだよ。」
それずるくない?
「あっそうそう、お前名前なんて言うんだっけ?俺リディル。」
「俺、ヴァリス。よろしく!」
「ああ、よろしく。」
私の間違いからっていうのは不本意だけどとりあえず仲良くなれたみたい?
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