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第一章 変貌
第十三話
しおりを挟む結局は疑念と蟠りが拭えぬままで出かける準備を済ませ、軽く朝食を取るとアパートを後にした。近くのコインパーキングに止めてある西園寺の車に乗ると、新幹線の発車に間に合うよう駅に向かう。
ベッドを抜けだし返信をしたのだろう西園寺は、その後変わらぬ様子で周防に接してきた。あまりにも自然な態度にタイミングを逃し、ラインの相手が妹なのか訊ねることも叶わなかった。
けれどいつも激務で休日出勤も辞さない西園寺が、周防のために業務の前倒しで仕事を片付けもぎ取った休暇だ。下手に詮索をして困らせるのは本望ではなく、せっかくの旅行でぎくしゃくしたくもない。
ここは気持ちを切り替え旅行を楽しもうと、lineのことは記憶から排除するのだった。
旅館のチェックインは夕方から、それまでにいくつかの名所をめぐる。昼食はまえもって西園寺が調べてくれていた名物料理を食べにいき、その後も日暮れまで観光をふたりは満喫した。
一日目からそこそこハードなスケジュールをこなすと、彼らは予約した宿に向かって日頃の疲れを癒すべく温泉を楽しむ。
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