116 / 220
第二章 耽溺
第三十五話
しおりを挟むちよっ、おまっ……そんな可愛くてどういう気。
どこまでも恭順な音稀に俺大興奮、心拍数上昇で胸がきゅんきゅん痛い。テラ感激な俺、「じゃあ来週、がっつり有給とるから楽しもうな」と声を弾ませ音稀に飛びついた。
「──で、どうしてこうなった」
楽しい遠足、当日──違げえ、キャンプ当日。
早朝から出発準備をととのえラブラブ朝飯、腹ごしらえのあとでモーニングエッチに勤しみいざ出陣──と勇み玄関に向かったところでインターホン。
俺「はいはい」インターホンの声「あたし」。
あたしさんなんて俺の知り合いにはいねえンすがね、つか出発直前で出鼻をくじいてきてんじゃねえよ。再度インターホン越しから「はやくドア開けろ」下令、俺MAX憤慨。
つか、いやいやその声……。どう脳処理してみても浮かぶのはひとり、魔女だ。
背筋が凍ったね、マジで。ドアスコープを覗いたら……いたよ、出たよ、立ってたよ。
完ぺきなスケジュールを立てて行動する俺、当然ながら出発時間のずれもプラマイ五分以内に抑え出立。で、義妹、香奈様登場。ピンポイントでタイミングよすぎだろ、監視カメラでも仕込んでるのかよ。
けど今日は俺らの初イベント、気持ち的にはハネムーンといっても過言じゃねえ。ンな素晴らしき門出で魔女如きに邪魔されて堪るか、インターホン越しで応戦してやりましたとも。もちろん五分以内で。
俺が「今日は大事な用があるのでお引き取りを」というと、香奈は「あーら弟彼氏くん、なにを寝ぼけたこと言ってるのかしら」と返す。
そこで「いいえ、完全に覚醒してるすから。つか部屋の四隅に盛り塩してるので魔女は退散めされ」と皮肉れば、「ふふふ、今どきの魔女は塩ぐらいじゃ倒せないわよ」だと。嫌味も通じねえのかこの魔女は。つかてめえはナメクジか。
0
あなたにおすすめの小説
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる