55 / 159
14.『大丈夫だ』
2
しおりを挟む時計を確認し、資料をシュレッダーに放り込む。
主人の寝室に戻り、細い肢体を背中から抱き寄せた。
「ん、」
ぼんやりと、目を開けた主人の頬に口付け、細い脚の間に指を這わせる。
「…理央」
「っぁ、」
濡れた音に興奮を覚えた。
薄い腹を手のひらで撫で上げ、ひっかかった膨れた乳首を指で挟む。
「かわいい、理央」
「や、まと、…?ぁ、」
甘い声だった。
「…すみません、触りたい、…触らせて下さい」
細い脚がビクリと跳ねて、自分の欲が理央の大腿を押していることに気付く。
「っ、…っあ、」
「理央、」
渡したくない。
誰にも。
口付けて理央の薄い舌を追いかけた。
「っん、ぅ、」
「…口を開けて。逃げないで」
「…、」
理央は嫌がることもなく、俺の舌を受け入れる。
「っは、」
「…挿れて、」
「…、理央、」
「女の代わりくらいにはなるだろ、…?」
吐息でそんなことを言う理央の唇を塞いだ。
俺を揶揄しているのだろうか。
抱けるものなら抱いている。
番に、できるものなら。
「あなたをそんな風には思えません…」
「…、…そうか、」
羽織っていたシャツで体を隠そうとする理央の手を掴んでキスした。
「隠さないで、」
「でも今、」
「見せて下さい」
「…」
唇を噛み、諦めたようにシーツに落ちた手に指を絡める。
逆の手で脚を開かせ、体液が滲む穴に指を挿入した。
「…っぅ、あ、」
「…もうすぐヒートですね」
「…」
滴る体液が俺の指を濡らす。
「いつもより充血してます」
「ッ、」
「可愛い、」
「…っふざ、っけんな、…っからかうなよ、」
涙目で睨まれても余計に可愛いだけだと、この人はわかっているのだろうか。
「可愛いですよ。全部」
「…っなに、」
ベルトを抜いて自身を理央の薄い腹に押し付けた。
理央の耳に舌をいれて、そのまま首筋に口付ける。
鎖骨を食み、乳首を吸って、跳ねる理央の身体を眺めながら理央の器官と自身を一緒に掴んで擦った。
「…っは、」
透明な体液を溢す理央の器官の先端を指の腹で割る。
「…ッア、ぁ、…」
半ば泣き声のような理央の声を聞きながら、その白い腹の上で射精した。
身体の中を痙攣させて俺の指を締め付ける理央の柔く狭い粘膜の感触が酷く生々しい。
何か言いかけた理央に口付け、唇を離した後、首や肩にもキスしていたらいつものように、理央は眠っていた。
細い腰を掴んで抱き寄せる。
「可愛い、かわいい、理央、」
愛する美しい主。
愛らしい極上のオメガ。
どちらも俺の理央だった。
※
「理央」
制服に着替え終わった理央に抑制剤とグラスを差し出した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
オメガ修道院〜破戒の繁殖城〜
トマトふぁ之助
BL
某国の最北端に位置する陸の孤島、エゼキエラ修道院。
そこは迫害を受けやすいオメガ性を持つ修道士を保護するための施設であった。修道士たちは互いに助け合いながら厳しい冬越えを行っていたが、ある夜の訪問者によってその平穏な生活は終焉を迎える。
聖なる家で嬲られる哀れな修道士たち。アルファ性の兵士のみで構成された王家の私設部隊が逃げ場のない極寒の城を蹂躙し尽くしていく。その裏に棲まうものの正体とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる