7 / 9
バレンタイン
バレンタインの俺達② ※
しおりを挟む
防水シーツは、裏面がビニールぽい素材で、表面がタオル地っぽいものだった。コレどうしたの?と聞いたら、A〇azonで赤ちゃん用の防水シーツなるものを購入したんだそうだ。なんでも、お母さんと赤ちゃんが添い寝するときに赤ちゃんが粗相をしてもベッドに被害が及ばないようにするためのものらしい。世の中すごいな。色々考えるもんだ。俺は感心しきりで薄いタオル地のざらざらした触感を楽しんだ。このざらざらが今後どんな働きをするかなんて想像だにせずだな!知らぬが仏とはこのこと。オソロシイ……。
「じゃあ、カズくん。ここでうつ伏せになってねんねしてね?」
ねんねって……陽司がやたらと俺を幼児扱いするときは要注意だ。だいたいとんでもなくいやらしいことをされる。陽司が幼児扱い。駄洒落ではない。断じて駄洒落ではないからな。
「冷たっ」
「ごめん。ごめん。でも温かいと溶けちゃうしねえ」
カズくんの体温で溶けなければいいけれど。などどいいつつ、陽司がむぎゅうと俺の背中に生クリームを絞り出す。俺からは見えないが、ハート形に絞ったよ♡と言うので多分ハート型なのだろう。
「陽司の3分クッ〇ング!」
──変な事言い出したぞ。あの昼下がりに主婦の皆さんのために素敵なレシピを紹介する番組の名前っぽいやつだ。節回しは完全にあの番組のオープニングタイトルだ。また始まったぞ。陽司の鼻歌が。妙に上手くて余計にイラっとするやつ。
「そして次は~!!!ロッ〇コ〇ラのマーチ♪」
これはカズくんにあげるねと、眉毛の生えたレアな絵柄のものを口に放り込まれ、むしゃむしゃと咀嚼すると、チョコレートの味が口の中に広がった。
「ハッピーバレンタイン!」
いや、こんな真っ裸で情けない恰好をさせられているときに言われてもねえ。美味しいよ?そりゃ美味しいさ。俺が生まれる前から売られているロングセラー商品だもんな。大人気だよ。
「はい!カズくんのお背中が美味しそうになったよ!よかったね!」
はいはい。よかったな。俺は食べられんがな!
生クリームのハートの上に、コ〇ラたちが楽しそうにパーティーをしているんだそうな。もう好きにしてくれ。
「さてさて、お次は……カズくん。お尻上げて」
「んっ……こうか?」
「そう。背中しっかりしならせてね。そう。カーブを描くみたいに。じゃないとコ〇ラくんたちが雪崩に巻き込まれちゃう」
俺は背中がしっかり反るようにケツを突き出した。……恥ずかしい恰好。これで先ほどの「はい、しっかりお尻、突き出してね。そうそう。変に背中を丸めると肩甲骨の間にあるコ〇ラのマーチが落ちちゃうからねぇ」のセリフの状態になったわけで。
この後は陽司の指が来るのか、ちんこが来るのか。コ〇ラを落とすなよと言うくらいなら生クリームが溶ける前に舐めとってくれよ。
何をされるかわからない焦燥と期待で俺のちんこはもうビンビンだ。何なら先っぽに雫を垂らしている。いつもは汚さないように使われないおれのちんこにもコンドームが装着されるが、今日は新しい武器、防水シーツがあるため、何も装着されていない。
そして、弓なりになるということは、俺の敏感な乳首がざらざらな防水シーツに擦れるということ。やばい。乳首、きもちいい。これも刺激になり、俺の腰が揺れてしまう。
「ふふっ。腰、揺れちゃってるね。じゃあ、次はお絵描き」
お絵描き?って何処に??
陽司がお湯につけておいたチョコペンを俺の目の前に差し出して、先端をハサミで切る。ビジュアル的に茶色だとよろしくないから、ホワイトチョコにしたよ♡とにっこり笑うけれど、ビジュアル?俺の口に含ませて、ぷにっと絞り出すと、先ほどのコ〇ラよりも甘いチョコレートの味がした。ミルク感たっぷりだ。嫌いじゃない。
「お絵描き、お絵描き楽しいな♪」
熱い。ほんのり熱い。何処がって?俺のケツ孔の周囲だよ。
陽司のやつ、こともあろうか、おれのケツ孔デコってる……。
「わぁ♡俺、天才かもしれん。カズの美味しいところ、奇麗なレース模様になったよ♡写真撮って見せてあげる」
パシャ。え?パシャ?ちくしょう、陽司に俺のケツ孔撮られた。
スマホの画面を見せられたら、俺のケツ孔の周りが白いレース模様になっている……速攻削除させた。
「ごめん。ごめん……とっておきたかったな……」
冗談じゃねえ。俺のケツ孔写真がこの世に存在してどうなるってんだ。いくら陽司でもやっていいことと悪いことがある。けれど、なんていうか。俺のってああなってたのか。あれ?ちょっと?おれのちんこ?何ピクってんだよ。正直過ぎんだろ。
「指、挿れるね」
指か。よかった。毎日のようにイタしているし、風呂場で準備もしているから、俺の孔は最初からちんこを受け入れられてしまうが、やはり最初は解してもらいたい。コンドームをまとった陽司の指が俺の孔に侵入をしてくる。
「じゃあ、カズくん。ここでうつ伏せになってねんねしてね?」
ねんねって……陽司がやたらと俺を幼児扱いするときは要注意だ。だいたいとんでもなくいやらしいことをされる。陽司が幼児扱い。駄洒落ではない。断じて駄洒落ではないからな。
「冷たっ」
「ごめん。ごめん。でも温かいと溶けちゃうしねえ」
カズくんの体温で溶けなければいいけれど。などどいいつつ、陽司がむぎゅうと俺の背中に生クリームを絞り出す。俺からは見えないが、ハート形に絞ったよ♡と言うので多分ハート型なのだろう。
「陽司の3分クッ〇ング!」
──変な事言い出したぞ。あの昼下がりに主婦の皆さんのために素敵なレシピを紹介する番組の名前っぽいやつだ。節回しは完全にあの番組のオープニングタイトルだ。また始まったぞ。陽司の鼻歌が。妙に上手くて余計にイラっとするやつ。
「そして次は~!!!ロッ〇コ〇ラのマーチ♪」
これはカズくんにあげるねと、眉毛の生えたレアな絵柄のものを口に放り込まれ、むしゃむしゃと咀嚼すると、チョコレートの味が口の中に広がった。
「ハッピーバレンタイン!」
いや、こんな真っ裸で情けない恰好をさせられているときに言われてもねえ。美味しいよ?そりゃ美味しいさ。俺が生まれる前から売られているロングセラー商品だもんな。大人気だよ。
「はい!カズくんのお背中が美味しそうになったよ!よかったね!」
はいはい。よかったな。俺は食べられんがな!
生クリームのハートの上に、コ〇ラたちが楽しそうにパーティーをしているんだそうな。もう好きにしてくれ。
「さてさて、お次は……カズくん。お尻上げて」
「んっ……こうか?」
「そう。背中しっかりしならせてね。そう。カーブを描くみたいに。じゃないとコ〇ラくんたちが雪崩に巻き込まれちゃう」
俺は背中がしっかり反るようにケツを突き出した。……恥ずかしい恰好。これで先ほどの「はい、しっかりお尻、突き出してね。そうそう。変に背中を丸めると肩甲骨の間にあるコ〇ラのマーチが落ちちゃうからねぇ」のセリフの状態になったわけで。
この後は陽司の指が来るのか、ちんこが来るのか。コ〇ラを落とすなよと言うくらいなら生クリームが溶ける前に舐めとってくれよ。
何をされるかわからない焦燥と期待で俺のちんこはもうビンビンだ。何なら先っぽに雫を垂らしている。いつもは汚さないように使われないおれのちんこにもコンドームが装着されるが、今日は新しい武器、防水シーツがあるため、何も装着されていない。
そして、弓なりになるということは、俺の敏感な乳首がざらざらな防水シーツに擦れるということ。やばい。乳首、きもちいい。これも刺激になり、俺の腰が揺れてしまう。
「ふふっ。腰、揺れちゃってるね。じゃあ、次はお絵描き」
お絵描き?って何処に??
陽司がお湯につけておいたチョコペンを俺の目の前に差し出して、先端をハサミで切る。ビジュアル的に茶色だとよろしくないから、ホワイトチョコにしたよ♡とにっこり笑うけれど、ビジュアル?俺の口に含ませて、ぷにっと絞り出すと、先ほどのコ〇ラよりも甘いチョコレートの味がした。ミルク感たっぷりだ。嫌いじゃない。
「お絵描き、お絵描き楽しいな♪」
熱い。ほんのり熱い。何処がって?俺のケツ孔の周囲だよ。
陽司のやつ、こともあろうか、おれのケツ孔デコってる……。
「わぁ♡俺、天才かもしれん。カズの美味しいところ、奇麗なレース模様になったよ♡写真撮って見せてあげる」
パシャ。え?パシャ?ちくしょう、陽司に俺のケツ孔撮られた。
スマホの画面を見せられたら、俺のケツ孔の周りが白いレース模様になっている……速攻削除させた。
「ごめん。ごめん……とっておきたかったな……」
冗談じゃねえ。俺のケツ孔写真がこの世に存在してどうなるってんだ。いくら陽司でもやっていいことと悪いことがある。けれど、なんていうか。俺のってああなってたのか。あれ?ちょっと?おれのちんこ?何ピクってんだよ。正直過ぎんだろ。
「指、挿れるね」
指か。よかった。毎日のようにイタしているし、風呂場で準備もしているから、俺の孔は最初からちんこを受け入れられてしまうが、やはり最初は解してもらいたい。コンドームをまとった陽司の指が俺の孔に侵入をしてくる。
0
あなたにおすすめの小説
バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?
cheeery
BL
サークルに一人暮らしと、完璧なキャンパスライフが始まった俺……広瀬 陽(ひろせ あき)
ひとつ問題があるとすれば金欠であるということだけ。
「そうだ、バイトをしよう!」
一人暮らしをしている近くのカフェでバイトをすることが決まり、初めてのバイトの日。
教育係として現れたのは……なんと高二の冬に俺を振った元カレ、三上 隼人(みかみ はやと)だった!
なんで元カレがここにいるんだよ!
俺の気持ちを弄んでフッた最低な元カレだったのに……。
「あんまり隙見せない方がいいよ。遠慮なくつけこむから」
「ねぇ、今どっちにドキドキしてる?」
なんか、俺……ずっと心臓が落ち着かねぇ!
もう一度期待したら、また傷つく?
あの時、俺たちが別れた本当の理由は──?
「そろそろ我慢の限界かも」
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
アプリで都合のいい男になろうとした結果、彼氏がバグりました
あと
BL
「目指せ!都合のいい男!」
穏やか完璧モテ男(理性で執着を押さえつけてる)×親しみやすい人たらし可愛い系イケメン
攻めの両親からの別れろと圧力をかけられた受け。関係は秘密なので、友達に相談もできない。悩んでいる中、どうしても別れたくないため、愛人として、「都合のいい男」になることを決意。人生相談アプリを手に入れ、努力することにする。しかし、攻めに約束を破ったと言われ……?
攻め:深海霧矢
受け:清水奏
前にアンケート取ったら、すれ違い・勘違いものが1位だったのでそれ系です。
ハピエンです。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
自己判断で消しますので、悪しからず。
幼馴染みのハイスペックαから離れようとしたら、Ωに転化するほどの愛を示されたβの話。
叶崎みお
BL
平凡なβに生まれた千秋には、顔も頭も運動神経もいいハイスペックなαの幼馴染みがいる。
幼馴染みというだけでその隣にいるのがいたたまれなくなり、距離をとろうとするのだが、完璧なαとして周りから期待を集める幼馴染みαは「失敗できないから練習に付き合って」と千秋を頼ってきた。
大事な幼馴染みの願いならと了承すれば、「まずキスの練習がしたい」と言い出して──。
幼馴染みαの執着により、βから転化し後天性Ωになる話です。両片想いのハピエンです。
他サイト様にも投稿しております。
隣の番は、俺だけを見ている
雪兎
BL
Ωである高校生の湊(みなと)は、幼いころから体が弱く、友人も少ない。そんな湊の隣に住んでいるのは、幼馴染で幼少期から湊に執着してきたαの律(りつ)。律は湊の護衛のように常にそばにいて、彼に近づく人間を片っ端から遠ざけてしまう。
ある日、湊は学校で軽い発情期の前触れに襲われ、助けてくれたのもやはり律だった。逃れられない幼馴染との関係に戸惑う湊だが、律は静かに囁く。「もう、俺からは逃げられない」――。
執着愛が静かに絡みつく、オメガバース・あまあま系BL。
【キャラクター設定】
■主人公(受け)
名前:湊(みなと)
属性:Ω(オメガ)
年齢:17歳
性格:引っ込み思案でおとなしいが、内面は芯が強い。幼少期から体が弱く、他人に頼ることが多かったため、律に守られるのが当たり前になっている。
特徴:小柄で華奢。淡い茶髪で色白。表情はおだやかだが、感情が表に出やすい。
■相手(攻め)
名前:律(りつ)
属性:α(アルファ)
年齢:18歳
性格:独占欲が非常に強く、湊に対してのみ甘く、他人には冷たい。基本的に無表情だが、湊のこととなると感情的になる。
特徴:長身で整った顔立ち。黒髪でクールな雰囲気。幼少期に湊を助けたことをきっかけに執着心が芽生え、彼を「俺の番」と心に決めている。
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
クリスマスには✖✖✖のプレゼントを♡
濃子
BL
ぼくの初恋はいつまでたっても終わらないーー。
瀬戸実律(みのり)、大学1年生の冬……。ぼくにはずっと恋をしているひとがいる。そのひとは、生まれたときから家が隣りで、家族ぐるみの付き合いをしてきた4つ年上の成瀬景(けい)君。
景君や家族を失望させたくないから、ぼくの気持ちは隠しておくって決めている……。
でも、ある日、ぼくの気持ちが景君の弟の光(ひかる)にバレてしまって、黙っている代わりに、光がある条件をだしてきたんだーー。
※※✖✖✖には何が入るのかーー?季節に合うようなしっとりしたお話が書きたかったのですが、どうでしょうか?感想をいただけたら、超うれしいです。
※挿絵にAI画像を使用していますが、あくまでイメージです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる