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第一章 最強は、まだまだ帰れない
食べることが命の女性冒険者
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馬を走らせた先に巨大な門がある。
ヒピ村とは違って、煉瓦で出来た更に巨大な門だ。
その手前の橋で、門番から止められ、街の住人であるということを証明する、冒険同盟の資格証を見せる。
許可が降りると、馬を動かし門の中へ。
全体的に煉瓦と石壁で作られる巨大な街は、モンスターを特に警戒しているせいで警備が厳重だ。街の回りは、簡単に入ってこられないように堀があり、出入りが出来るのは、南門の橋だけだ。
住民からしたら、毎回身分証を見せたり、身体検査を受けるので迷惑な話だが、モンスターは時に集団で襲ってくることもあるので厳重な方がいい。
二人ともヘトヘトなので、とりあえず冒険同盟の本部へと向かった。
巨大な煉瓦の建物で、冒険同盟のモチーフである不死鳥の旗が立てられている。
中へと入ると、広々とした室内に数多くの冒険者たちが活動していた。
掲示板には沢山の依頼が貼り出されており、そこには冒険者たちが仕事を探して集まっている。
中央には、巨大な柱を囲むように円のテーブルがあり、数人の女性が受付をしていた。
依頼を受けとるためだ。もちろん、解決した場合は報酬を受け取り、冒険者に渡す手続きも兼ねている。
ここの冒険同盟の全取引は、彼女たちが請け負っているのだ。
帰宅した旨を伝えると、笑顔で受付嬢がお疲れさまでしたと労ってくれた。
「お部屋は124号室です、疲れを癒してもっと精進をお願いいたします」
丁寧に頭を下げた受付嬢は、部屋の鍵を渡す。
124号室は、僕らに振り当てられた専用の部屋で、基本ここでは二人部屋だ。
124という数字からも分かるように、ここは特に巨大な家のようなものだ。
一階は受付や冒険者が集まるリビングのようなもので、二階は食堂や風呂などが備えられている。
一応、食べる場所や、お風呂は共用だ。もちろん、食堂は大きいが、風呂はシャワーしかない。大勢居る冒険者を全員お風呂に入れるには、シャワーしか対応できないからだ。
そもそも、この異世界では風呂をためる習慣がないようである。
僕は結構風呂好きなのだが、此処に来てそれが分かった時は、湯船に浸かれないのが少しショックだった。
部屋に入ると、相変わらず狭苦しい室内が目に入った。
大勢の冒険者たちを住まわせるだけでも相当なコストがかかるし、建物も限界がある。
なので、一部屋二人用で、簡単な机が壁に密着するように右側に置いてあり、左側の壁に二段ベッドがある程度。
歩けるスペースはギリギリで、最低限必要な物しかない。
それでも、外で野宿よりはましだ。
僕らは鞄を降ろし、それぞれベッドに横たわった。
本当にクタクタで、全身が痛かった。
上段からおやすみ~、と声がしたので、僕も返事をした。
数時間後には食事なので、僕らはそれまで眠ることが出来た。
~数時間後~
「おはようさんっ、お二方!」
起床する時間に、狭い部屋に元気な声が響いた。
「起きる時間だぞ?まあまだ夜で、ご飯の時間だけどな!」
乱暴に僕の身体を揺らして起こしてくる彼女。
目を覚ますと、目の前に、ただの布で出来た服に隠れる胸があった。
「っうわぁ!?」
驚いて悲鳴をあげると、彼女は更に近づいて、あげく顔まで近付けてくる。鮮やかな艶のある赤毛を後ろで一本の三つ編みにしているが、それも垂れて僕の近くへ。
石鹸のいい匂いが仄かに漂った。
「メシだぞメシ!人生で一番幸せな時間だぞ!」
本人は、僕に巨大な胸を近付けているのに気にしていないらしい。
流石有名な女性冒険者、アリア=ルーベンス。
大きな斧を簡単に振り下ろす腕力の持ち主で、男性冒険者にはその腕よりも、スタイルが人気だ。
豊満な胸と、露出の高い服が特徴。
必ずお臍は出しているし、足は腿まで丸見えだし。
しかし、本人は自覚はないし、何より男勝りながさつな性格で、一気に男性諸君は冷めた。
人生で一番幸せな時間はメシだ、と彼女は良く言っている。
この人が冒険者をしているのも、倒したモンスターからたまに出てくるレア食材を食したいからだそうだ。
所謂、食材収集家だ。
僕にとって、朝からこんなに心臓に悪い人は、この人だけだ。
かといって、唯一起こしてくれる人間もこの人だけなのだが。
冒険同盟に入ったばかりの僕らに出来た、唯一の友人である。
「あ、ありがとアリア…でもさ、もうちょっと普通の起こし方を…」
「そんなんわかんねぇよ、アタシ馬鹿だからな」
――自分で言うんだ。
「…ふわ…あー、ねみ…腹も減った…」
「もう夕飯だぞー、食いに行こーぜ!」
アルも目を覚まし、確かに空腹で腹が鳴っていた僕らは、アリアと食堂へと向かう。
食堂は大きなシャンデリアが天井から一つぶら下がっている、ホールのような場所に幾つもテーブルと椅子が並んでいる。
食堂を運営している調理師に好きな料理を頼んで、作ってもらえるようになっている。
凄いのが、調理師さんが何でも作ってくれるということ。
――しかも一人で。
「おっちゃん、今日も頼むわ!」
アリアがまず注文を始めた。
「えっと、まずはデビルドッグのステーキだろ、次にアカネリスの串焼き…」
毎回、彼女は想像もつかない食べ物の名前を注文する。
デビルドッグは犬のような容姿のモンスターだが、あれのステーキって…お、美味しいのかな。どちらにしてもあんな見た目の肉は食べたくはない。
結構な時間注文した彼女は、言い終えて満足そうに席を取りに行った。
あれだけの注文を理解して作り始めた調理師も凄い。
僕は普通にカルボナーラを注文した。
カルボナーラは元々、異世界にはなかった。
というか、日本の食べ物は異世界にはないのだ。
なので、調理師さんにわざわざ作り方を教えて、作ってもらえるようになった。
僕の好物はカルボナーラだからだ。
アルはカルガモのステーキを頼んだ。
カルガモは、日本と同じような鳥だが、日本のカルガモよりも一回り大きい。
僕らはアリアがとってくれた席に座る。
料理が来るまでの間、雑談を楽しんだ。
確かに、食事の時間はとても楽しい。
ヒピ村とは違って、煉瓦で出来た更に巨大な門だ。
その手前の橋で、門番から止められ、街の住人であるということを証明する、冒険同盟の資格証を見せる。
許可が降りると、馬を動かし門の中へ。
全体的に煉瓦と石壁で作られる巨大な街は、モンスターを特に警戒しているせいで警備が厳重だ。街の回りは、簡単に入ってこられないように堀があり、出入りが出来るのは、南門の橋だけだ。
住民からしたら、毎回身分証を見せたり、身体検査を受けるので迷惑な話だが、モンスターは時に集団で襲ってくることもあるので厳重な方がいい。
二人ともヘトヘトなので、とりあえず冒険同盟の本部へと向かった。
巨大な煉瓦の建物で、冒険同盟のモチーフである不死鳥の旗が立てられている。
中へと入ると、広々とした室内に数多くの冒険者たちが活動していた。
掲示板には沢山の依頼が貼り出されており、そこには冒険者たちが仕事を探して集まっている。
中央には、巨大な柱を囲むように円のテーブルがあり、数人の女性が受付をしていた。
依頼を受けとるためだ。もちろん、解決した場合は報酬を受け取り、冒険者に渡す手続きも兼ねている。
ここの冒険同盟の全取引は、彼女たちが請け負っているのだ。
帰宅した旨を伝えると、笑顔で受付嬢がお疲れさまでしたと労ってくれた。
「お部屋は124号室です、疲れを癒してもっと精進をお願いいたします」
丁寧に頭を下げた受付嬢は、部屋の鍵を渡す。
124号室は、僕らに振り当てられた専用の部屋で、基本ここでは二人部屋だ。
124という数字からも分かるように、ここは特に巨大な家のようなものだ。
一階は受付や冒険者が集まるリビングのようなもので、二階は食堂や風呂などが備えられている。
一応、食べる場所や、お風呂は共用だ。もちろん、食堂は大きいが、風呂はシャワーしかない。大勢居る冒険者を全員お風呂に入れるには、シャワーしか対応できないからだ。
そもそも、この異世界では風呂をためる習慣がないようである。
僕は結構風呂好きなのだが、此処に来てそれが分かった時は、湯船に浸かれないのが少しショックだった。
部屋に入ると、相変わらず狭苦しい室内が目に入った。
大勢の冒険者たちを住まわせるだけでも相当なコストがかかるし、建物も限界がある。
なので、一部屋二人用で、簡単な机が壁に密着するように右側に置いてあり、左側の壁に二段ベッドがある程度。
歩けるスペースはギリギリで、最低限必要な物しかない。
それでも、外で野宿よりはましだ。
僕らは鞄を降ろし、それぞれベッドに横たわった。
本当にクタクタで、全身が痛かった。
上段からおやすみ~、と声がしたので、僕も返事をした。
数時間後には食事なので、僕らはそれまで眠ることが出来た。
~数時間後~
「おはようさんっ、お二方!」
起床する時間に、狭い部屋に元気な声が響いた。
「起きる時間だぞ?まあまだ夜で、ご飯の時間だけどな!」
乱暴に僕の身体を揺らして起こしてくる彼女。
目を覚ますと、目の前に、ただの布で出来た服に隠れる胸があった。
「っうわぁ!?」
驚いて悲鳴をあげると、彼女は更に近づいて、あげく顔まで近付けてくる。鮮やかな艶のある赤毛を後ろで一本の三つ編みにしているが、それも垂れて僕の近くへ。
石鹸のいい匂いが仄かに漂った。
「メシだぞメシ!人生で一番幸せな時間だぞ!」
本人は、僕に巨大な胸を近付けているのに気にしていないらしい。
流石有名な女性冒険者、アリア=ルーベンス。
大きな斧を簡単に振り下ろす腕力の持ち主で、男性冒険者にはその腕よりも、スタイルが人気だ。
豊満な胸と、露出の高い服が特徴。
必ずお臍は出しているし、足は腿まで丸見えだし。
しかし、本人は自覚はないし、何より男勝りながさつな性格で、一気に男性諸君は冷めた。
人生で一番幸せな時間はメシだ、と彼女は良く言っている。
この人が冒険者をしているのも、倒したモンスターからたまに出てくるレア食材を食したいからだそうだ。
所謂、食材収集家だ。
僕にとって、朝からこんなに心臓に悪い人は、この人だけだ。
かといって、唯一起こしてくれる人間もこの人だけなのだが。
冒険同盟に入ったばかりの僕らに出来た、唯一の友人である。
「あ、ありがとアリア…でもさ、もうちょっと普通の起こし方を…」
「そんなんわかんねぇよ、アタシ馬鹿だからな」
――自分で言うんだ。
「…ふわ…あー、ねみ…腹も減った…」
「もう夕飯だぞー、食いに行こーぜ!」
アルも目を覚まし、確かに空腹で腹が鳴っていた僕らは、アリアと食堂へと向かう。
食堂は大きなシャンデリアが天井から一つぶら下がっている、ホールのような場所に幾つもテーブルと椅子が並んでいる。
食堂を運営している調理師に好きな料理を頼んで、作ってもらえるようになっている。
凄いのが、調理師さんが何でも作ってくれるということ。
――しかも一人で。
「おっちゃん、今日も頼むわ!」
アリアがまず注文を始めた。
「えっと、まずはデビルドッグのステーキだろ、次にアカネリスの串焼き…」
毎回、彼女は想像もつかない食べ物の名前を注文する。
デビルドッグは犬のような容姿のモンスターだが、あれのステーキって…お、美味しいのかな。どちらにしてもあんな見た目の肉は食べたくはない。
結構な時間注文した彼女は、言い終えて満足そうに席を取りに行った。
あれだけの注文を理解して作り始めた調理師も凄い。
僕は普通にカルボナーラを注文した。
カルボナーラは元々、異世界にはなかった。
というか、日本の食べ物は異世界にはないのだ。
なので、調理師さんにわざわざ作り方を教えて、作ってもらえるようになった。
僕の好物はカルボナーラだからだ。
アルはカルガモのステーキを頼んだ。
カルガモは、日本と同じような鳥だが、日本のカルガモよりも一回り大きい。
僕らはアリアがとってくれた席に座る。
料理が来るまでの間、雑談を楽しんだ。
確かに、食事の時間はとても楽しい。
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