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第二章 後悔はしたくない
見た目だけはどうにもならない
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船を岸辺につけて真っ白な砂浜に僕達は降り立った。
辺りはただ生暖かい風が吹くばかりで、人の気配は全くしない。
モンスターの姿も見えず、不気味な静けさが街を包んでいた。
普段なら活気溢れる街並みと人々が行き交っていたのだろう、お店が開店したままの状態で放置されていたり、民家には作った食事が冷めた状態で置いてあった。
「何か怖いくらい静かだよな。多分避難してるせいでモンスターが城に集まってるだけだろうが」
「今なら簡単に街中を抜けられますね、城の地下へ行く入り口は、街中にもありますから」
そういうアリーシャは杖を構えて、案内しますと先頭を走り始める。
僕はモンスターが居ればすぐに斬れるように最高ランクのカーテナという剣を抜いて備える。
アルは新しく仕入れた銃を構えて警戒している。
街中はつい最近まで人々が暮らしていた生活感溢れる景観だが、誰も居らず物音も静かなせいでゴーストタウンのような静けさで不気味さが増している。
所々、モンスターに荒らされた後も見れるため、本当に生き残りが居るのか不安になる。
「城の奥深くに避難している人が居るはずです、入り口はここです」
城近くの小さな記念碑に案内してくれたアリーシャが、アルに記念碑を押すように頼んだ。
「よし…」
アルが勢いよく押し込むと、記念碑が少しずつずれて地下への階段が現れる。
埃が大量に積もっていたようで、動かしたせいで舞い、僕達は少し咳き込みながら中を覗き込んだ。
暗闇に続く階段も、街同様不気味だ。
「ここから暫く歩きます、中は迷路のようになっていますからはぐれないで下さいね」
魔法で杖から光を発したアリーシャが、階段を照らしながら降りていく。
明かりのおかげで足元は良く見えるので、そのまま暫く階段を降り続けた。
相変わらず狭く、埃っぽい一本道で、地下のせいで時々水滴が落ちてきた。
やがて、足音が反響する程の大きな空間へ出た。
真四角の空間で、所々水溜まりで湿っている。
良く見ると、小さな穴が開いておりそこから涼しい空気が流れている。通気孔のような役割らしい。
そして全ての四面の壁には二メートル程の縦穴が開いており、人が充分通れるほどの通路があった。
「ここが基本的な一室です、此処だけは侵入者が来たときに簡単に避難民が居る本室に来られないように分かれ道があります」
「アリーシャは道知ってるから、迷うことはねぇぞ」
「結構巨大な地下室なんだね…」
「一応、王家専門でしたから。ノヴィグレンは元々王政で、民主主義に変わってからここは人々の避難所になったんです」
「城も同じだぜ。元々王家の住処だったが、王家が居なくなってから皆が学校として使うことにした。街を守るための兵士学校としてな」
アリーシャとアルの二人は、その城の学校の生徒だった。クラスメイトで仲が良かったらしい。
「こっちです、ちなみに道を知らない方が闇雲に進むと罠が作動します。侵入者をこの地下の丈夫な壁に閉じ込めるんです」
「ってことは、出れなくなる…ってことだよね」
「閉じ込めた所を味方が捕まえるって感じだな」
薄暗いので絶対にはぐれないようにしよう、と心に決めてからアリーシャの後ろを静かに歩く。
明かりすら壁にかかっていないので、アリーシャの杖の明かりのみが頼りだが、だんだんと奥に向かうにつれて空間も更に広がっていく。
居住スペースにでもするつもりだったのか、小さく分けられた個室のような物も幾つかあった。
ただ、やっぱり荒れて使われてはいない。
生き残りの人々は、まだまだ奥で避難しているようだ。
「…まだ城には遠いですね、それに…たぶん城の中にモンスターが入っていたら地下にも居るかもしれません。城の方の入り口は、比較的入りやすい所にありますから」
「入ってきてたら危ないよね。明かりがないから活発だろうし、回りは見にくいし…」
「まあこの辺は平気だろうが、追われて中に入った避難民達は襲われてるかもしれねぇな」
「後どのくらいで着きそうかな?」
「あと少なくとも一時間は歩かなければならないと思います」
ジメジメした歩きにくい所をあと一時間。
それだけで都会育ちの僕には堪えるが、それよりも大変なのは避難民達だ。
助けると決めたのだからめげずに歩き続ける。
第二の巨大な真四角空間に出た頃には、すっかり泥と水だらけの床が歩き慣れてはいたが、その空間で今度は扉があった。
「…これは魔法で開けるタイプのものですね、魔法呪文が刻まれてます」
「アリーシャなら開けられるの?」
「はい、簡単な初歩呪文ですから」
色褪せているが色鮮やかな巨大扉に描かれている、見たことのない文字を手でなぞるアリーシャが、呪文を唱え始める。
すると同時に、視界の端で何か黒いものが動いた気がした。
咄嗟に剣を向け、睨み付ける。
明かりが届いていないため殆ど見えないが、確実に何かが動いた。
たまに何かがぐちゃぐちゃと床を這いずる音が響く。
「……モンスター、だよな。暗すぎて狙いが付けられねぇ」
仕方なく剣に持ち変えたアルが、僕の背に背中をくっつけて互いに背中を守る形となる。
多分、この周りの暗闇に隠れているであろうモンスターは未だに飛び出してこない。
タイミングを伺っているようだ。
僕らもアリーシャが居るため無闇に飛び込めない。
呪文を唱えている間のアリーシャは無防備だからだ。
「…アリーシャの呪文終わるまで守んぞ、いいな」
「言われなくても…」
ぎゅっと剣を持つ手に力を込めた瞬間、その暗闇から例えようもないほどの黒い液体が飛び出してきた。
あえて言うなら、ゲームでいう所のスライム状のモンスターだ。
ジメジメしている場所の定番モンスターという感じだが、何より気持ち悪いのが至るところに真っ赤に充血した目玉が付いていること。
「うわ気持ちりぃっ…アイゲルニウムだ…」
「アイゲルニウムって…何かそのまんまだね、気持ち悪いのは同感」
ぐにぐにと上下に蠢くアイゲルニウムは様々な形になりながら少しずつ近付いてくる。
移動速度は遅いようだが、何よりも見た目が不快だ。
しかし見た目だけはどうにもならない。仕方ない。
剣で斬れるか、というのも心配だが僕らは腰を低くして構え、アイゲルニウムと対峙する。
何とかアリーシャを守りつつ、モンスターを排除しなければ。
辺りはただ生暖かい風が吹くばかりで、人の気配は全くしない。
モンスターの姿も見えず、不気味な静けさが街を包んでいた。
普段なら活気溢れる街並みと人々が行き交っていたのだろう、お店が開店したままの状態で放置されていたり、民家には作った食事が冷めた状態で置いてあった。
「何か怖いくらい静かだよな。多分避難してるせいでモンスターが城に集まってるだけだろうが」
「今なら簡単に街中を抜けられますね、城の地下へ行く入り口は、街中にもありますから」
そういうアリーシャは杖を構えて、案内しますと先頭を走り始める。
僕はモンスターが居ればすぐに斬れるように最高ランクのカーテナという剣を抜いて備える。
アルは新しく仕入れた銃を構えて警戒している。
街中はつい最近まで人々が暮らしていた生活感溢れる景観だが、誰も居らず物音も静かなせいでゴーストタウンのような静けさで不気味さが増している。
所々、モンスターに荒らされた後も見れるため、本当に生き残りが居るのか不安になる。
「城の奥深くに避難している人が居るはずです、入り口はここです」
城近くの小さな記念碑に案内してくれたアリーシャが、アルに記念碑を押すように頼んだ。
「よし…」
アルが勢いよく押し込むと、記念碑が少しずつずれて地下への階段が現れる。
埃が大量に積もっていたようで、動かしたせいで舞い、僕達は少し咳き込みながら中を覗き込んだ。
暗闇に続く階段も、街同様不気味だ。
「ここから暫く歩きます、中は迷路のようになっていますからはぐれないで下さいね」
魔法で杖から光を発したアリーシャが、階段を照らしながら降りていく。
明かりのおかげで足元は良く見えるので、そのまま暫く階段を降り続けた。
相変わらず狭く、埃っぽい一本道で、地下のせいで時々水滴が落ちてきた。
やがて、足音が反響する程の大きな空間へ出た。
真四角の空間で、所々水溜まりで湿っている。
良く見ると、小さな穴が開いておりそこから涼しい空気が流れている。通気孔のような役割らしい。
そして全ての四面の壁には二メートル程の縦穴が開いており、人が充分通れるほどの通路があった。
「ここが基本的な一室です、此処だけは侵入者が来たときに簡単に避難民が居る本室に来られないように分かれ道があります」
「アリーシャは道知ってるから、迷うことはねぇぞ」
「結構巨大な地下室なんだね…」
「一応、王家専門でしたから。ノヴィグレンは元々王政で、民主主義に変わってからここは人々の避難所になったんです」
「城も同じだぜ。元々王家の住処だったが、王家が居なくなってから皆が学校として使うことにした。街を守るための兵士学校としてな」
アリーシャとアルの二人は、その城の学校の生徒だった。クラスメイトで仲が良かったらしい。
「こっちです、ちなみに道を知らない方が闇雲に進むと罠が作動します。侵入者をこの地下の丈夫な壁に閉じ込めるんです」
「ってことは、出れなくなる…ってことだよね」
「閉じ込めた所を味方が捕まえるって感じだな」
薄暗いので絶対にはぐれないようにしよう、と心に決めてからアリーシャの後ろを静かに歩く。
明かりすら壁にかかっていないので、アリーシャの杖の明かりのみが頼りだが、だんだんと奥に向かうにつれて空間も更に広がっていく。
居住スペースにでもするつもりだったのか、小さく分けられた個室のような物も幾つかあった。
ただ、やっぱり荒れて使われてはいない。
生き残りの人々は、まだまだ奥で避難しているようだ。
「…まだ城には遠いですね、それに…たぶん城の中にモンスターが入っていたら地下にも居るかもしれません。城の方の入り口は、比較的入りやすい所にありますから」
「入ってきてたら危ないよね。明かりがないから活発だろうし、回りは見にくいし…」
「まあこの辺は平気だろうが、追われて中に入った避難民達は襲われてるかもしれねぇな」
「後どのくらいで着きそうかな?」
「あと少なくとも一時間は歩かなければならないと思います」
ジメジメした歩きにくい所をあと一時間。
それだけで都会育ちの僕には堪えるが、それよりも大変なのは避難民達だ。
助けると決めたのだからめげずに歩き続ける。
第二の巨大な真四角空間に出た頃には、すっかり泥と水だらけの床が歩き慣れてはいたが、その空間で今度は扉があった。
「…これは魔法で開けるタイプのものですね、魔法呪文が刻まれてます」
「アリーシャなら開けられるの?」
「はい、簡単な初歩呪文ですから」
色褪せているが色鮮やかな巨大扉に描かれている、見たことのない文字を手でなぞるアリーシャが、呪文を唱え始める。
すると同時に、視界の端で何か黒いものが動いた気がした。
咄嗟に剣を向け、睨み付ける。
明かりが届いていないため殆ど見えないが、確実に何かが動いた。
たまに何かがぐちゃぐちゃと床を這いずる音が響く。
「……モンスター、だよな。暗すぎて狙いが付けられねぇ」
仕方なく剣に持ち変えたアルが、僕の背に背中をくっつけて互いに背中を守る形となる。
多分、この周りの暗闇に隠れているであろうモンスターは未だに飛び出してこない。
タイミングを伺っているようだ。
僕らもアリーシャが居るため無闇に飛び込めない。
呪文を唱えている間のアリーシャは無防備だからだ。
「…アリーシャの呪文終わるまで守んぞ、いいな」
「言われなくても…」
ぎゅっと剣を持つ手に力を込めた瞬間、その暗闇から例えようもないほどの黒い液体が飛び出してきた。
あえて言うなら、ゲームでいう所のスライム状のモンスターだ。
ジメジメしている場所の定番モンスターという感じだが、何より気持ち悪いのが至るところに真っ赤に充血した目玉が付いていること。
「うわ気持ちりぃっ…アイゲルニウムだ…」
「アイゲルニウムって…何かそのまんまだね、気持ち悪いのは同感」
ぐにぐにと上下に蠢くアイゲルニウムは様々な形になりながら少しずつ近付いてくる。
移動速度は遅いようだが、何よりも見た目が不快だ。
しかし見た目だけはどうにもならない。仕方ない。
剣で斬れるか、というのも心配だが僕らは腰を低くして構え、アイゲルニウムと対峙する。
何とかアリーシャを守りつつ、モンスターを排除しなければ。
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