メトロポリス社へようこそ! ~「役立たずだ」とクビにされたおっさんの就職先は大企業の宇宙船を守る護衛官でした~

アンジェロ岩井

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第五章『遥かな宇宙にてキミを思う』

プロローグ

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 大津修也は出発の日の朝にゆっくりと目を覚ました。気だるげな体をゆっくりとベッドの上から起こす。窓からは眩い朝日が差し込む。まるで、修也の門出を祝福するかのように。

 それでも地球を離れなければならないことは事実。鬱蒼な気分を前に思わず溜息を落とす。それから首を横に振って嫌な気分を振り落とし、屈伸を行う。
 ストレッチをした後で、少し体をほぐしてから一階へと降りていく。隣のベッドに妻の姿がなかったから既に階下で出発の準備を進めているのだろう。

 騒がしい声が聞こえないことから子どもたちは既に出掛けたらしい。どうやら家族の中で寝坊していたのは自分だけであったようだ。

 朝食と昼食はカプセルのみ。これが22世紀を生きる現代の人の食事スタイル。

 そうは言ってもやはりもの寂しさを覚える。修也にとって地球最後の日であるというのに地球の食事が取れないという事実がどうもむず痒い。

 修也は苦笑しながらカプセルを口の中へと飲み込む。いつもと同じで何も味がしない。

 食事を終えると、慣れた手付きで髭を落とし、歯を磨き、スーツを着込む。グレーのツーピーススーツ。マスコミが来るからと新しく卸したものであった。

 修也は鏡の前でストライプ柄のネクタイを締め、自らの姿を確認していく。

 髪を珍しく整髪料で整え、昨晩準備していた荷物を取りに向かう。寝室の端には必要なものを詰め込んだ旅行用鞄。修也は取っ手を持って階段を再び降りていく。

 玄関の前には愛する妻であるひろみの姿。地球最後の日ということで張り切ったのか、彼女らしからぬ様子で頬に口付けを落とす。

「あなた、いってらっしゃい」

 ひろみが微笑みながら自分を見送る。それからタクシーを止め、予定となった空港へと向かう。無論、マスコミ対策で顔を隠すことも忘れない。

 タクシーの運転手には申し訳ないのだが、後部座席を使用させてもらう。

 それからメールが届く。社長からの指示だ。どうやら身バレ防止のため宇宙服を着なくてはならないらしい。

 宇宙用の無機質なスーツに身を包み、表情の見えないヘルメットで顔を覆い隠す。

 宇宙へと向かうのだからこれくらいの行動を取ってもおかしくはないはずだ。せっかく気合を入れてスーツを着込んできたというのに無駄になってしまった。

 そんなことを考えていると、タクシーの周りを次々と写真を押す音が聞こえてきた。

 どうやら空港の前で既に大勢のマスコミが修也たちを待ち構えていたようだ。

 修也は苦笑しながらタクシーから降りていった。

「大和テレビです! 今回の両殿下についてメトロポリス社はなんと?」

 修也は苦笑しながらその場を通り過ぎていく。マスコミの質問をはぐらかす政治家のように。

 そんな横柄な態度がマスコミたちの気に障ったらしい。修也の前を遮るように端末を向けながら取り囲む。

 次々と別の新聞社やテレビが質問を浴びせていく。

「東亜テレビです!! 一言お願いします!!」
「帝都放映の者です! メトロポリス社の方針としてはこのまま惑星カメーネと惑星オクタヴィルと永続的な交易関係を継続していくという方針であると取ってよろしいのでしょうか!?」

 修也が言葉に詰まっていた時のこと。半ば強引に腕を引っ張られてしまう。修也が首を傾げていると、そこには険しい顔を浮かべたジョウジの姿が見えた。

 ジョウジは無言で修也を宇宙船の前に運ぶと、集まったマスコミを前に毅然とした態度で言い放つ。

「会社の方針に関しては現在のところ機密事項もありますので、お答えすることはできません」
「つまり、メトロポリス社は今回の取材に対して沈黙を図ると?」

 マスコミの一人が真剣な顔で問いかけた。

「申し訳ありませんが、機密事項ですので」

 その後も矢継ぎ早に質問が浴びせられていくが、ジョウジは淡々とした口調で答えを交わしていく。

 その辺りはアンドロイドであるというべきだろう。人間であれば、ここで少し怒っていてもおかしくはないのだが、無礼な記者を相手にしても彼は冷静な口調を保ったままだ。些細なことでキレ散らかす政治家とは異なり、彼が小市民である証拠であるといえるだろう。

 修也が苦笑していると、宇宙船の前で待機していた家族の存在に気がつく。といっても麗俐も悠介も宇宙服に身を包んで顔を隠しているので顔そのものは見えない。

 修也が手を挙げると、悠介と麗俐が手を振り返す。二人の背後には見事な円形の宇宙船が控えていた。か細い蜘蛛の足のようなスタンドで支えているのが見えた。

 背後には荷物を積み込むカエデの姿。圧縮しているものを詰めているとはいえ、いちいち倉庫の中に仕舞うのは大変なのだろう。

 その側にはマスコミたちを相手に丁寧な対応を続けていくデ・レマとシーレの姿。

 一つひとつの質問に答え、くだらない質問に対しても真剣に答えてみせる二人の姿は先ほどの修也よりも余程、誠実な対応であったといえるに違いない。

 修也が心の中で苦笑していると、カエデが修也の存在に気が付いたのか、丁寧に頭を下げる。

「おはようございます。大津さん。今日からまたしばらくお願い致します」

 いつもより和かな笑顔。感情を持ったという言葉は嘘ではなかったらしい。

「い、いえ、こちらこそ……今回も長い航海になりそうですからね」

 修也はいつになく緊張した様子で答えた。

「えぇ、今回は第二植民惑星タイタンを中心にこれまでに回らなかった惑星も順当に回っていく予定ですから」
「と、仰いますと?」

 予想外の回答を受けて修也は目を丸くしてしまう。
 だが、構うことなくカエデは話を続けていく。

「開拓ですよ。新たに発見された惑星に対して新規開拓を行おうという社長の方針でして、そこに相応しいものを詰め込んでいたところなんです」

 カエデの説明を受け、修也は感心したように喉を鳴らす。フレッドセンの手腕はなかなかのものであるらしい。

 その時、タイミングを見計らったかのように携帯端末が鳴り響く。修也は咄嗟に懐の中へと手を突っ込む。

「はい。大津ですが」
『もしもし、大津さん?』
「しゃ、社長!?」

 予想外の相手を前にして思わず動揺の声が漏れる。マスコミたちも聞き付けたのか、怪訝そうな顔を浮かべたのが見えた。

 ここで、マスコミに社長との電話を嗅ぎつけられては敵わない。修也は小声に切り替え、宇宙船の入り口近くへと向かうことで彼らの介入を妨げようと試みた。

 電話の向こうで修也の苦悩など察せられるはずがないのだが、向こう口ではどこか上機嫌な声で話を続けていく。まるで、修也の機転をその場で目撃したかのように。

『無事に空港の方へとご到着なされたようですね。今回、最初に向かうのは第二植民惑星タイタンになります』

「はい。先ほどカエデさんからお伺いしましたよ」
『タイタンに関してですが、引っ掛かる点がございまして……その点だけをお先にお伝えさせていただきます』

 フレッドセンの懸念というのは今回の王女を奪うとした二つの会社のうち、実態がよく分からない『エインガナ』社の社長の邸宅が第二植民惑星タイタンにあるということ。

 一度のワープを用いるだけで到達できるほど近い場所にある惑星だが、それだけに却って警戒が必要ということなのだろう。

『もしかすれば、タイタンでも何かあるかもしれませんね』

 フレッドセンの電話はそこで切れた。どうも無責任な気がしてならない。どう警戒すれば教えてくれてもいいような気がする。
 だが、もしかすればフレッドセンでも掴めないような秘密が待ち構えているのかもしれない。

 修也が苦笑していた時のこと。カエデの呼び掛ける声が聞こえてくる。

 どうやら既に必要な品は全て積み終えたらしい。階段が降りてそのまま全員で宇宙船の中へと乗り込む。

 全員が揃ったものだとばかり思っていたが、悠介の姿だけが見当たらない。

「悠介?」

 修也が首を傾げていると、自慢の息子がハッチの前で突っ立っていることに気がつく。どうやら宇宙船の前で何かを考えて立ち尽くしているらしい。

 見ていられないとばかりに首を横に振って、修也は息子の元へと向かう。

 入り口の前ではその肝心の息子が何も言わずに入り口の前で険しい顔を浮かべて佇む様子が見えた。まるで、抗議をするかのように。

 修也はフェイスヘルメット越しに額を抑えた後で息子を連れに向かう。





 着いた時から思ってはいたが、周りの様子が騒がしい。悠介はこうしたから騒ぎのようなものがどうしても苦手だった。

 今はもう戻ってしまった伊達首相を始めとした政府の高官たちはこれ見よがしに宇宙船の周りへと集まってきていたし、マスコミたちは異星から現れたという二人の王女を一目だけでも激写してやろうと躍起になって端末を動かす。

 しかし多くの人に揉まれながら動かしていく端末というのはどうもカメラのレンズがズレてしまう。

 結局のところ映し出されていくのは表情も姿もブレ、碌なものが映し出されずピンボケしてしまった写真のみ。だが、そのピンボケ写真が却って購読者たちの知識欲を刺激していくのだろう。

 そんなものがタブレットの検索アプリから出てくるニュース場面を飾るのだろう。

 悠介は自分の想い人がそんな目に遭うのだと思うと、怒りを抑えられそうにない。

 マスコミに対して中指でも立てようかと考えたほどだ。そこまで至らなかったのは彼自身の理性が強く働いたからだろう。

 宇宙服に身を包んだ悠介であったが、なかなか姿を見せないことに業を煮やした修也の手によって半ば強引に宇宙船の中へと連れて行かれてしまう。幸いなことにヘルメットが付いているのでマスコミに顔は割れていない。地球から戻った後でマスコミの手によって学校や住所が暴かれる心配は少ない。

 フレッドセン社長からの配慮であるというべきだろう。

 悠介は口元で笑みを隠し切れなかった。ニヤニヤと笑う姿が最愛の人に見られなかったのは幸いというべきだろう。

 いずれにしろ、彼が思い悩んでいたことも事実。マスコミに深い炎がぶつかる前にことが済んだのは幸いというべきだろう。

 シーレは宇宙船の中でどこか思い悩んだ様子である恋人の背中を優しく摩っていた。

 献身になって息子を摩る様子を見ながら遠くで両腕を組みながら修也は微笑む。

 なかなか姿を見せず、マスコミの前で立ち尽くしていた様子から心配はしていたが、シーレがいれば心配はあるまい。

 彼女が心理カウンセラーの代わりになってくれるだろう。或いは癒しの光というべきだろうか。

 古いゲームで女神の祝福の光を浴び、再生する勇者の姿が思い浮かぶ。

 懐かしい日のことを思い返し、修也が口元に笑みを浮かべていた時のこと。背中に何かがぶつかるような音が聞こえたので背後を振り返る。

 そこにはヘルメットを脱いだ麗俐がニヤニヤと揶揄うように修也を見つめていた。

「お父さん、もしかしてあの二人、お付き合いを通り越して、結婚してほしいなぁとか思ったりしてない?」
「そ、そんなわけないだろ!」

 抗議の声は上げたものの、怒りのためか、はたまた恥ずかしさのためか、修也の顔は真っ赤であった。

 それを見て麗俐はまたしてもニヤニヤと笑う。

「本当?」

 麗俐はハッチの蓋をボタンで閉めながら聞き返す。仕事の片手間であるというのに口元には孤を描いている。

「本当だ!!」

 修也は恥ずかしさからか、部屋の中央に置かれた机の前へと向かう。そして、用意された簡素なスチール椅子の上へと勢いよく腰を掛けた。麗俐の揶揄い混じりの問い掛けを誤魔化すかのように。

 膨れ面で腕を組んでいると、目の前に真剣な表情を浮かべたジョウジの姿が見えたことに気がつく。

「じょ、ジョウジさん」
 修也は思わず困惑した声で問い返す。

「大津さん、よろしいですか? 次の第二植民惑星タイタンの説明を始めますよ」

 ジョウジがそう言うのと同時に宇宙船に集まった面々が一斉に椅子の上へと腰を掛けていく。

 ジョウジの目の前には電子モニターが映し出され、そこに第二植民惑星タイタンの姿が表示されていく。土星は九つの月を持っており、タイタンは火星よりほんの僅かだけ大きい。

 タイタンは地球や火星と同様に太陽系の中で唯一、大気を備えた惑星である。呼吸するだけの酸素はたっぷりとあるのだ。

 しかしその空気は変わりもの。初めてタイタンに接触を果たした人物によれば、その匂いは『地球の春の朝にパン屋の裏口の外で嗅ぐ空気とよく似ている』とのこと。

 22世紀の現在においてパン屋はその数を大きく減らしたが、存在そのものは消えていない。そのため少し分かりにくいが、22世紀を生きる修也たちにも宇宙から来た二人にも話は通じたらしい。

 デ・レマもシーレも地球滞在時に『日本のパンを』と、パン屋に視察名義で連れて行かれたらしい。それも案内役の外交官を伴って。

 随分とスケールの大きな話だと修也たちは苦笑してしまう。やはり二人は地球から遠く離れた場所にいるとはいえ王女。

 国からの扱いを比較すれば庶民である自分たちとは雲泥の差であるというべきだろう。

 修也たちが苦笑していると、ジョウジは淡々とした口調で続ける。

「メトロポリス社はタイタンに支社を置く大手食品会社と取り引きをしておりまして、今回は大量の地球産……それも冬にしか取れない果物や野菜をお届けさせていただきます」
「冬にしか取れないものだけですか?」

 修也が聞き返してしまうのも無理はない。地球には豊かな四季が存在し、豊富な野菜や果物が取れるのだ。わざわざ冬のものだけに拘らなくてもいい気がする。

 だが、そんなことはタイタンの事情を知らない故の無知な発言であったといえるだろう。

「えぇ、惑星タイタンの中核には天然の化学反応炉が存在しており、これによって20度~21度という気温が維持されていますが、代わりに冬にならないと取れないものが取れないのです」

 言い得て妙だ。メトロポリス社もといフレッドセンはそういった点に目を付けたのだろう。

「両殿下には第二植民惑星タイタンを母星へとお戻りいただく前に視察していただくという形になります」
「「はい」」

 二人の王女が声を揃える。どうやら日本政府かフレッドセンかは知らないが、二人の違う星の王女に地球の素晴らしい植民惑星の文化を見せたいらしい。

「第二植民惑星タイタンにはワープを一度だけ用いて飛んでいく予定となりますので、各人が部屋にて待機していただくようにお願い致します」

 ジョウジは集まった面々に対して深々と頭を下げていく。

「そういえば出発は?」

 修也がさりげなしに問い掛ける。

「あと、十分も掛かりませんよ。荷物を置いたらそのまま部屋の中で待機してもらえれば助かります」

 ジョウジの返答を前に修也は首を縦に動かす。そして、そのまま部屋に戻っていく。
 修也の頼もしい背中を見つめていた。期待していますよとでも声を掛けんばかりに。














【参考文献】

 カート・ヴォネガット・ジュニア『タイタンの妖女』ハヤカワSF文庫。















【あとがき】

 お待たせしました。7ヶ月という長い月日を経て、再び連載を始動させていただきます。

 女騎士の方が予想よりも手間取ってしまったこともあり、ここまでの月日が空くとは思いもしませんでした。

 本当は夏頃に帰還する予定でしたので、楽しみにしていただいた皆様には本当に申し訳ございません。不定期連載で書き続けていますので、どうぞよろしくお願い致します。
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