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岩の惑星ラックスフェルン
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「そ、そんな大津さん!?」
ジョウジは慌てて倒れた修也の元へと駆け寄ろうとした。
だが、その前に巨大な触手が手を伸ばしてジョウジの行くてを阻んだ。
「やはり間違いない……こいつら学習しているんだよ。自分たちの仲間がどんな風に倒されたのか……その記憶を死の間際に他の仲間たちへと伝えているんだよ」
カエデの台詞はあくまでも推測に過ぎないものだ。しかしそれは彼女の頭脳に内蔵されているコンピュータが綿密な計算によって立てられたほぼ正確な推測である。
もしそうだとするのなら戦えば戦うほど不利になっていくのは修也たちの方だった。
ジョウジはビームポインターを装備してアメーバの気を逸らした。
ビームポインターは一目見ればボールペンのように見える。しかしボールペンと異なるのはペンの先端にインキが付いておらず、お尻の部分に赤いスイッチが付いていることだろう。
この赤いスイッチを押して先端から熱線を放っていくのである。
その後で倒れた修也の救出へと向かったのだった。修也は地面の上に倒れ呻き声を上げている。
パワードスーツという強力な鎧を身に纏っていたからこそ同じく固いラックスフェルンの岩にぶつけられた時の衝撃はたまったものではなかっただろう。
ぶつかった際の振動がよほど大きかったのだろう。修也は気を失ってしまった。
このままでは戦闘の継続も不可能だ。
コンピュータの計算ではこのまま修也が倒れたままならば間違いなくアメーバがここにいるラックスフェルン人を蹂躙し、点在する家々を破壊するということになっていた。
ジョウジもカエデも人工的に作られたアンドロイドだ。人間が持つ『情』など持ち合わせてはいない。そんなものは製造される際に人間から居られられなかった。
合理的な考えしかもたないアンドロイドのジョウジが村の蹂躙を気にするのはあのアメーバが蹂躙の際に亀の甲羅や肉を破壊してしまわないかということだ。
亀の甲羅や肉はメトロポリス社にとっての重要な商品。それを持って帰ることができぬとなればメトロポリス社全体に不利益がこうじることになる。
それだけは避けなくてはなるない。ジョウジはカエデにこの場を乗り切るための適切な指示を行なっていった。
「まず、あなたは自身のビームポインターを用いてあのアメーバを引きつけなさい。そしてその後に私がこの星の言葉で『火を持って来い』と彼らに命じます」
「わかりました」
カエデは丁寧な一礼を行なった。と、同時にジョウジが何を行いたいのかを察した。
ジョウジは大津のビームソードがアメーバの体を溶かしてしまったことを知ったのだ。そのためアメーバの弱点が高熱であるということを理解したらしい。
原始時代のような文化しか持ち合わせていないこの星でもできる適切な処置を思い付いたのだろう。
恐らくジョウジが思い付いたのは住民たちに火を持って来させて、アメーバを焼き殺すというものであるに違いなかった。住民たちも自分たちの命が掛かっている状態であるのならばジョウジの指示を聞いてくれるに違いなかった。
(計算ならばここにいる住民たちだけでアメーバを焼き殺せるはずだ)
カエデもまた頭の中でデータを解析していた。それ故にジョウジの提案に一言も反論しなかった。
村の人々からの火が集まるまでカエデは自らのビームポインターを用いてアメーバの注意を自身に向けさせ続けた。
アメーバも本当ならば動かなくなった修也に対して止めを浴びせたかったのだろうが、カエデが執拗に攻撃を喰らわせている以上はカエデに注意を向けなければならなかった。
焦りからか、アメーバの体全体から触手が生えていった。それをマシンガンのように大量にカエデへと向けて放っていった。
だが、カエデはその一本一本をビームポインターを使って丁寧に焼き払っていったために、彼女の体を掴むことも鞭のように振り払って木や岩に叩き付けることも叶わなかった。
更に運が悪いことにカエデを相手にしていた固体の周りに松明もといファイアートーチを持ったラックスフェルンの面々が見えた。
無事に横たわっていた修也を救出したジョウジは指示に従い火を集めた住民たちに向かって大きな声で「放て!」と指示を出した。
住民たちはジョウジの指示を受け、たいまつもといファイヤートーチをアメーバの体に向かって一斉に放り投げた。
同時にアメーバの体が炎に焼かれていった。メラメラと燃えていく姿が特徴的だった。
二人はアメーバの体が焼け爛れて、そして萎んでいくまでの様子を黙って静観していた。
「この度は本当にお気の毒でした」
ジョウジの言葉はこの星の言語に翻訳され、この場所に住んでいた人たちにも伝わったらしい。
全員が涙ぐみながらジョウジの言葉を受け入れた。
「このようなことになった以上交易は断念致します。ですが、その前に商品をお楽しみになった方は甲羅か肉をお持ちください。我々も亀が必要なんです」
ジョウジは適切な処置を施して自分たちの危機を救ってくれた人間だ。文句はない。人々はこぞって甲羅や肉を持ってきた。
集まった物質をカエデと二人で圧縮してシェルダーバッグの中に入れていった。
その後でもう一度一礼を行った。
「では我々は今より去ります。皆様、どうかお元気で」
ジョウジは意識を失った修也に肩を貸したまま丁寧に頭を下げてその場を立ち去っていった。
家々から少し離れた岩の上にヘリコプターを取り出し、後部座席に修也を乗せた。
自身は行きと同様に助手席に座り、カエデに運転を任せた。
ヘリが無事に空の上に飛び立っていくのと同時にジョウジが口を開いた。
「今回の交易は失敗ですね」
「ですね。あぁ、困ったなぁ。また宇宙船に戻って商品を取りに行かないと」
カエデのぼやきにジョウジは首を縦に動かした。
「大津さんはどうしましょうか?」
「ハッキリいえば私は医療に関しては専門外です。コンピュータの中にある医療に関するデータを集めて分析してみましたところ、大津さんの体調はあまりよくないみたいですね」
ジョウジは気に留める様子も見せずに言った。
「大津さんが植物状態もしくは脳死してしまった可能性があるということですか?」
「ありますね。このまま目が覚めたらそれでよし、覚めなければこの惑星に放置しましょう」
機械ならではの非道な発言だ。人間ならば仮に思っていたとしても絶対に口に出ることはない言葉だ。
確かに植物状態ないし脳死状態となり、足手まといになった修也を地球に連れて帰るよりもラッセルフェルンに放置する方が適切だろう。
護衛役が消えてしまうが、元々自分たちにはそれ相応の実力もあるのだ。護衛が居なくなったとしてもあまり心配がないような気がした。
夜まで待って見込みがないようならば放っておこう。そんなことを考えていた時だ。
「うっ」という声が聞こえた。声というよりは反射的に出してしまう音と評した方が近いかもしれない。
カエデとジョウジの両名が修也に視線を向かわせていった。
視線の先には両手を伸ばして起き上がろうとする修也の姿が見える。
「こ、ここは?」
修也が慌てて辺りを見渡す。そこはラッセルフェルンの住民たちには絶対に作り出せないような人工的な屋根がかかったか場所だ。横たわっているのも柔らかな長椅子の上である。耳をすませばバラバラと大気を切るブレードの音まで聞こえてきた。
修也はそれらの事実から自身が今メトロポリス社のヘリコプターに乗っていることを察した。
巨大な人喰いアメーバとの戦いの最中に倒れたのは地面の上であったというのにどうしてこんなところに倒れているのだろうか。
「倒れて意識を失っていた大津さんを私がヘリまで運んだんですよ」
「……そうでしたか、それはご迷惑をおかけ致しました。本当に申し訳ありません」
修也はサラリーマンらしく両手の上に拳を置き、丁寧な一礼を行なった。
ジョウジは慌てて倒れた修也の元へと駆け寄ろうとした。
だが、その前に巨大な触手が手を伸ばしてジョウジの行くてを阻んだ。
「やはり間違いない……こいつら学習しているんだよ。自分たちの仲間がどんな風に倒されたのか……その記憶を死の間際に他の仲間たちへと伝えているんだよ」
カエデの台詞はあくまでも推測に過ぎないものだ。しかしそれは彼女の頭脳に内蔵されているコンピュータが綿密な計算によって立てられたほぼ正確な推測である。
もしそうだとするのなら戦えば戦うほど不利になっていくのは修也たちの方だった。
ジョウジはビームポインターを装備してアメーバの気を逸らした。
ビームポインターは一目見ればボールペンのように見える。しかしボールペンと異なるのはペンの先端にインキが付いておらず、お尻の部分に赤いスイッチが付いていることだろう。
この赤いスイッチを押して先端から熱線を放っていくのである。
その後で倒れた修也の救出へと向かったのだった。修也は地面の上に倒れ呻き声を上げている。
パワードスーツという強力な鎧を身に纏っていたからこそ同じく固いラックスフェルンの岩にぶつけられた時の衝撃はたまったものではなかっただろう。
ぶつかった際の振動がよほど大きかったのだろう。修也は気を失ってしまった。
このままでは戦闘の継続も不可能だ。
コンピュータの計算ではこのまま修也が倒れたままならば間違いなくアメーバがここにいるラックスフェルン人を蹂躙し、点在する家々を破壊するということになっていた。
ジョウジもカエデも人工的に作られたアンドロイドだ。人間が持つ『情』など持ち合わせてはいない。そんなものは製造される際に人間から居られられなかった。
合理的な考えしかもたないアンドロイドのジョウジが村の蹂躙を気にするのはあのアメーバが蹂躙の際に亀の甲羅や肉を破壊してしまわないかということだ。
亀の甲羅や肉はメトロポリス社にとっての重要な商品。それを持って帰ることができぬとなればメトロポリス社全体に不利益がこうじることになる。
それだけは避けなくてはなるない。ジョウジはカエデにこの場を乗り切るための適切な指示を行なっていった。
「まず、あなたは自身のビームポインターを用いてあのアメーバを引きつけなさい。そしてその後に私がこの星の言葉で『火を持って来い』と彼らに命じます」
「わかりました」
カエデは丁寧な一礼を行なった。と、同時にジョウジが何を行いたいのかを察した。
ジョウジは大津のビームソードがアメーバの体を溶かしてしまったことを知ったのだ。そのためアメーバの弱点が高熱であるということを理解したらしい。
原始時代のような文化しか持ち合わせていないこの星でもできる適切な処置を思い付いたのだろう。
恐らくジョウジが思い付いたのは住民たちに火を持って来させて、アメーバを焼き殺すというものであるに違いなかった。住民たちも自分たちの命が掛かっている状態であるのならばジョウジの指示を聞いてくれるに違いなかった。
(計算ならばここにいる住民たちだけでアメーバを焼き殺せるはずだ)
カエデもまた頭の中でデータを解析していた。それ故にジョウジの提案に一言も反論しなかった。
村の人々からの火が集まるまでカエデは自らのビームポインターを用いてアメーバの注意を自身に向けさせ続けた。
アメーバも本当ならば動かなくなった修也に対して止めを浴びせたかったのだろうが、カエデが執拗に攻撃を喰らわせている以上はカエデに注意を向けなければならなかった。
焦りからか、アメーバの体全体から触手が生えていった。それをマシンガンのように大量にカエデへと向けて放っていった。
だが、カエデはその一本一本をビームポインターを使って丁寧に焼き払っていったために、彼女の体を掴むことも鞭のように振り払って木や岩に叩き付けることも叶わなかった。
更に運が悪いことにカエデを相手にしていた固体の周りに松明もといファイアートーチを持ったラックスフェルンの面々が見えた。
無事に横たわっていた修也を救出したジョウジは指示に従い火を集めた住民たちに向かって大きな声で「放て!」と指示を出した。
住民たちはジョウジの指示を受け、たいまつもといファイヤートーチをアメーバの体に向かって一斉に放り投げた。
同時にアメーバの体が炎に焼かれていった。メラメラと燃えていく姿が特徴的だった。
二人はアメーバの体が焼け爛れて、そして萎んでいくまでの様子を黙って静観していた。
「この度は本当にお気の毒でした」
ジョウジの言葉はこの星の言語に翻訳され、この場所に住んでいた人たちにも伝わったらしい。
全員が涙ぐみながらジョウジの言葉を受け入れた。
「このようなことになった以上交易は断念致します。ですが、その前に商品をお楽しみになった方は甲羅か肉をお持ちください。我々も亀が必要なんです」
ジョウジは適切な処置を施して自分たちの危機を救ってくれた人間だ。文句はない。人々はこぞって甲羅や肉を持ってきた。
集まった物質をカエデと二人で圧縮してシェルダーバッグの中に入れていった。
その後でもう一度一礼を行った。
「では我々は今より去ります。皆様、どうかお元気で」
ジョウジは意識を失った修也に肩を貸したまま丁寧に頭を下げてその場を立ち去っていった。
家々から少し離れた岩の上にヘリコプターを取り出し、後部座席に修也を乗せた。
自身は行きと同様に助手席に座り、カエデに運転を任せた。
ヘリが無事に空の上に飛び立っていくのと同時にジョウジが口を開いた。
「今回の交易は失敗ですね」
「ですね。あぁ、困ったなぁ。また宇宙船に戻って商品を取りに行かないと」
カエデのぼやきにジョウジは首を縦に動かした。
「大津さんはどうしましょうか?」
「ハッキリいえば私は医療に関しては専門外です。コンピュータの中にある医療に関するデータを集めて分析してみましたところ、大津さんの体調はあまりよくないみたいですね」
ジョウジは気に留める様子も見せずに言った。
「大津さんが植物状態もしくは脳死してしまった可能性があるということですか?」
「ありますね。このまま目が覚めたらそれでよし、覚めなければこの惑星に放置しましょう」
機械ならではの非道な発言だ。人間ならば仮に思っていたとしても絶対に口に出ることはない言葉だ。
確かに植物状態ないし脳死状態となり、足手まといになった修也を地球に連れて帰るよりもラッセルフェルンに放置する方が適切だろう。
護衛役が消えてしまうが、元々自分たちにはそれ相応の実力もあるのだ。護衛が居なくなったとしてもあまり心配がないような気がした。
夜まで待って見込みがないようならば放っておこう。そんなことを考えていた時だ。
「うっ」という声が聞こえた。声というよりは反射的に出してしまう音と評した方が近いかもしれない。
カエデとジョウジの両名が修也に視線を向かわせていった。
視線の先には両手を伸ばして起き上がろうとする修也の姿が見える。
「こ、ここは?」
修也が慌てて辺りを見渡す。そこはラッセルフェルンの住民たちには絶対に作り出せないような人工的な屋根がかかったか場所だ。横たわっているのも柔らかな長椅子の上である。耳をすませばバラバラと大気を切るブレードの音まで聞こえてきた。
修也はそれらの事実から自身が今メトロポリス社のヘリコプターに乗っていることを察した。
巨大な人喰いアメーバとの戦いの最中に倒れたのは地面の上であったというのにどうしてこんなところに倒れているのだろうか。
「倒れて意識を失っていた大津さんを私がヘリまで運んだんですよ」
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