44 / 211
フォー・カントリー・クロスレース編
今大会の優勝候補
しおりを挟む
「まさか、保安委員でも賞金稼ぎでも、ウェンディ王女でもない人間に殺せるなんてね。思いもしなかったわ」
「その通りだ。妙ちくりんな犯罪者なんかに殺されるなんてなッ!」
クリストファーは帝国の最初のチェックポイントの町に存在しているベッドの上に座りながら、忌々しげに『犯罪者』と強調して叫ぶ。
エリアーナは彼が一般の犯罪者を見下している事を知っていた。自分達が犯す犯罪は綺麗なものであるのだが、他の犯罪者が犯す犯罪は汚いものであるというのが彼の認識であった。言うなれば、一種の理想主義者。
自らの理想に酔った典型的な青年。
それが、エリアーナがクリストファーに向けた評価であった。勿論、顔は良い。
加えて、自分の言う事をよく聞いてくれるし、彼女自身も彼を愛おしいとは思っているが、そこで止まる男。
エリアーナは額を右手で覆うと、ホテルの部屋に備え付けられた木製のベッドの中に座り込む。
そこで、前回の計画の思案を考えていく。一体、何が駄目だったのだろう。
彼がたまたま自分とは何の関連もない恐らく、本さえろくに触れた事もない粗暴な犯罪者に殺され、王子を奪い返されてしまった事だろうか。
それとも、その教養の無い犯罪者(と、エリアーナは思っている)の使用する魔法が幻覚系統の魔法と身体強化の魔法に加えて、基礎魔法から逸脱した召喚魔法を使用していた事だろうか。
自分のかつての仲間であった太った男の扱う魔法は自身の体脂肪率を頑丈な筋肉へと変える魔法であったのだが、ポピー・ブラックなる女はそれの上位互換とも呼べる魔法。
すなわち、身体強化に加えてこの世のものでは無い物を召喚する魔法を使用した事だろうか。
古書からの記憶を辿ると、恐らく、ポピー・ブラックの使用した魔法は身体強化に異なる世界からの召喚魔法を加えた魔法『悪魔の右手』で間違いないだろう。
彼女は爪を噛み、周囲を見渡すのだが、参謀のアランが居ない事を知る。
彼女が参謀の名前を呼ぶと、扉が開かれて眼鏡をかけた男が現れて、彼女の前でニヤリと笑う。
「エリィ、あなたに必要な駒を見つけたよ」
彼は口元の右端を吊り上げて笑う。そして、彼が男を見つけた経緯を自身の仕える女リーダーへと語っていく。
帝立魔法学院の賞金稼ぎ部一の賞金稼ぎにして、乗馬部のエースであるケイレブ・オーウェンは今大会の優勝候補とさえ言われていた。
彼の実力は筋金入りであり、これまでの道のりでも彼は強力な魔法と馬術で勝ち上がってきたのだが、今大会に突如、参加する事になった仮面の騎手に彼は負けつつあった。
順位が負けているわけではない。彼には十分に備わっていたと思えるものが足りていないものがない事を知り、敗北した事を知ったのだ。
王都に偶然立ち寄った際に、彼は偶然知ってしまう。
この試合に参加している男騎手が本来は女であり、その正体がウィンストン・セイライム王国のウェンディ王女であると。
ここまでならば、問題は無い。だが、問題はその後であった。
彼はウェンディの正体を知り、密かに物陰に身を潜めながら、彼女の動向を探っていたのだが、彼女が山を登った際に、炎に動じる事なく、凶悪なブラック姉弟を容赦なく殺害する場面を目撃してしまったのだ。
彼は木の陰に隠れて、自身の敗北を知った。燃え盛る炎の中で相手を撃ち殺すなんて自分には不可能としか思えない芸当だ。
ケイレブは保安委員の青年に肩を借りながら、山を降りていく彼女の姿を見つめて、自身の心の内に激しい嫉妬の炎と恋の炎という二つの炎が燃えている事に気が付く。
相反する二つの情熱の炎。だが、ケイレブの心にはそれらの二つの炎が両立しており、互いに心の内で均衡していた。
彼女を自らの手で撃ち殺したい。いや、できる事ならば、彼女を自らの“モノ”にしてやりたい。
実際、彼女はこんな過酷なレースに参加しているのだから、料理も出来るのだろうし、洗濯も上手いだろう。
周りを常に見下し、自分の妻となる人物など存在しないと思っていたケイレブだったのだが、彼女の姿を見てその思いを改める。
そんな折、彼が故郷の最初のチェックポイントである町の高級ホテルに泊まっていた時だ。
扉をノックする音が聞こえ、その後に扉が開いて、一人の眼鏡を掛けた男がケイレブの部屋の中へと足を踏み入れる。
「やぁ、キミがケイレブ・オーウェンくんか?史上最年少にして帝国一の賞金稼ぎにして、今の皇帝のお気に入りなんだってね?」
「皇帝『陛下』だ。敬称をつけろ、間抜け」
ケイレブはいきなり扉を開けた無礼な男に対し、拳銃を喰らわせてやろうかと腰に掛けていたホルスターから拳銃を引き抜こうとしたのだが、男はその腕を勢いよく掴む。
そして、銃を抜かせる事を拒否させると、彼に向かって満面の笑みで笑い掛けて、
「確かに、今のは私の配慮が足りなかったようだ。だがね、キミはあの女を好きにたくないのかな?」
その言葉を聞いて、ケイレブは銃を抜くのをやめて、眼鏡の男の視線をまじまじと見つめていく。
「本当にあの女を……ウェンディを好きにできるのか?」
「殺せるのか」や「モノにできるのか」とは問い掛けない。それは、明らかに彼の心の迷いであろう。
だからこそ、男もどちらかに限定した名詞を使用して尋ねたりはしなかった。
この時、ケイレブは知らなかったのだが、彼の心は大きな闇に囚われていたのだった。そう、一度嵌れば二度と上がらない底無し沼のような深い闇の中に。
ケイレブは大陸各地で指名手配されている女テロリストに謁見する。
「ケイレブ……ケイレブ・オーウェンだ。よろしく」
「よろしくね。私の殺し屋さん」
本来ならば、彼はエリアーナを狙わなければいけない立場にあるのだ。
だが、彼はウェンディを好きにするために、彼女に向かって右手を差し伸べる。
彼のガチガチに緊張した腕を彼女は優しく握り締めて、
「さてと、来て頂戴、あなたには話したい事があるわ」
そう言って、エリアーナはケイレブを近くに寄せて、彼に向かって計画を話していく。
「なるほど、あの町にいる二つの勢力を対決させて、それにウェンディを巻き込めば……」
「ええ、どさくさに紛れて、あなたは彼女を好きにできるはずよ」
エリアーナは妖艶な顔を浮かべて言った。
「その通りだ。妙ちくりんな犯罪者なんかに殺されるなんてなッ!」
クリストファーは帝国の最初のチェックポイントの町に存在しているベッドの上に座りながら、忌々しげに『犯罪者』と強調して叫ぶ。
エリアーナは彼が一般の犯罪者を見下している事を知っていた。自分達が犯す犯罪は綺麗なものであるのだが、他の犯罪者が犯す犯罪は汚いものであるというのが彼の認識であった。言うなれば、一種の理想主義者。
自らの理想に酔った典型的な青年。
それが、エリアーナがクリストファーに向けた評価であった。勿論、顔は良い。
加えて、自分の言う事をよく聞いてくれるし、彼女自身も彼を愛おしいとは思っているが、そこで止まる男。
エリアーナは額を右手で覆うと、ホテルの部屋に備え付けられた木製のベッドの中に座り込む。
そこで、前回の計画の思案を考えていく。一体、何が駄目だったのだろう。
彼がたまたま自分とは何の関連もない恐らく、本さえろくに触れた事もない粗暴な犯罪者に殺され、王子を奪い返されてしまった事だろうか。
それとも、その教養の無い犯罪者(と、エリアーナは思っている)の使用する魔法が幻覚系統の魔法と身体強化の魔法に加えて、基礎魔法から逸脱した召喚魔法を使用していた事だろうか。
自分のかつての仲間であった太った男の扱う魔法は自身の体脂肪率を頑丈な筋肉へと変える魔法であったのだが、ポピー・ブラックなる女はそれの上位互換とも呼べる魔法。
すなわち、身体強化に加えてこの世のものでは無い物を召喚する魔法を使用した事だろうか。
古書からの記憶を辿ると、恐らく、ポピー・ブラックの使用した魔法は身体強化に異なる世界からの召喚魔法を加えた魔法『悪魔の右手』で間違いないだろう。
彼女は爪を噛み、周囲を見渡すのだが、参謀のアランが居ない事を知る。
彼女が参謀の名前を呼ぶと、扉が開かれて眼鏡をかけた男が現れて、彼女の前でニヤリと笑う。
「エリィ、あなたに必要な駒を見つけたよ」
彼は口元の右端を吊り上げて笑う。そして、彼が男を見つけた経緯を自身の仕える女リーダーへと語っていく。
帝立魔法学院の賞金稼ぎ部一の賞金稼ぎにして、乗馬部のエースであるケイレブ・オーウェンは今大会の優勝候補とさえ言われていた。
彼の実力は筋金入りであり、これまでの道のりでも彼は強力な魔法と馬術で勝ち上がってきたのだが、今大会に突如、参加する事になった仮面の騎手に彼は負けつつあった。
順位が負けているわけではない。彼には十分に備わっていたと思えるものが足りていないものがない事を知り、敗北した事を知ったのだ。
王都に偶然立ち寄った際に、彼は偶然知ってしまう。
この試合に参加している男騎手が本来は女であり、その正体がウィンストン・セイライム王国のウェンディ王女であると。
ここまでならば、問題は無い。だが、問題はその後であった。
彼はウェンディの正体を知り、密かに物陰に身を潜めながら、彼女の動向を探っていたのだが、彼女が山を登った際に、炎に動じる事なく、凶悪なブラック姉弟を容赦なく殺害する場面を目撃してしまったのだ。
彼は木の陰に隠れて、自身の敗北を知った。燃え盛る炎の中で相手を撃ち殺すなんて自分には不可能としか思えない芸当だ。
ケイレブは保安委員の青年に肩を借りながら、山を降りていく彼女の姿を見つめて、自身の心の内に激しい嫉妬の炎と恋の炎という二つの炎が燃えている事に気が付く。
相反する二つの情熱の炎。だが、ケイレブの心にはそれらの二つの炎が両立しており、互いに心の内で均衡していた。
彼女を自らの手で撃ち殺したい。いや、できる事ならば、彼女を自らの“モノ”にしてやりたい。
実際、彼女はこんな過酷なレースに参加しているのだから、料理も出来るのだろうし、洗濯も上手いだろう。
周りを常に見下し、自分の妻となる人物など存在しないと思っていたケイレブだったのだが、彼女の姿を見てその思いを改める。
そんな折、彼が故郷の最初のチェックポイントである町の高級ホテルに泊まっていた時だ。
扉をノックする音が聞こえ、その後に扉が開いて、一人の眼鏡を掛けた男がケイレブの部屋の中へと足を踏み入れる。
「やぁ、キミがケイレブ・オーウェンくんか?史上最年少にして帝国一の賞金稼ぎにして、今の皇帝のお気に入りなんだってね?」
「皇帝『陛下』だ。敬称をつけろ、間抜け」
ケイレブはいきなり扉を開けた無礼な男に対し、拳銃を喰らわせてやろうかと腰に掛けていたホルスターから拳銃を引き抜こうとしたのだが、男はその腕を勢いよく掴む。
そして、銃を抜かせる事を拒否させると、彼に向かって満面の笑みで笑い掛けて、
「確かに、今のは私の配慮が足りなかったようだ。だがね、キミはあの女を好きにたくないのかな?」
その言葉を聞いて、ケイレブは銃を抜くのをやめて、眼鏡の男の視線をまじまじと見つめていく。
「本当にあの女を……ウェンディを好きにできるのか?」
「殺せるのか」や「モノにできるのか」とは問い掛けない。それは、明らかに彼の心の迷いであろう。
だからこそ、男もどちらかに限定した名詞を使用して尋ねたりはしなかった。
この時、ケイレブは知らなかったのだが、彼の心は大きな闇に囚われていたのだった。そう、一度嵌れば二度と上がらない底無し沼のような深い闇の中に。
ケイレブは大陸各地で指名手配されている女テロリストに謁見する。
「ケイレブ……ケイレブ・オーウェンだ。よろしく」
「よろしくね。私の殺し屋さん」
本来ならば、彼はエリアーナを狙わなければいけない立場にあるのだ。
だが、彼はウェンディを好きにするために、彼女に向かって右手を差し伸べる。
彼のガチガチに緊張した腕を彼女は優しく握り締めて、
「さてと、来て頂戴、あなたには話したい事があるわ」
そう言って、エリアーナはケイレブを近くに寄せて、彼に向かって計画を話していく。
「なるほど、あの町にいる二つの勢力を対決させて、それにウェンディを巻き込めば……」
「ええ、どさくさに紛れて、あなたは彼女を好きにできるはずよ」
エリアーナは妖艶な顔を浮かべて言った。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる