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フォー・カントリー・クロスレース編
ニューローデム・パニック!屋根上の決闘編
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「待ちなさい!」
と、私は銃を持ってあの女を追い掛けようとしたのだが、私の放った銃弾は単に部屋の窓ガラスを破壊しただけに留まってしまう。
私は舌打ちをしたものの、直ぐに部屋の窓から屋根へと登り、エリアーナを追い詰めていく。
エリアーナは屋根の上で逃げようとしていたが、私の姿を見ると、考えを改めたのか、直ぐに銃を構え直し、私と対峙していく。
ここは屋根の上。加えて、夜。寒い風が体に吹き付けてくると言う状況だ。
思わず震えを起こしてしまうのだが、それを哀れんだのか、それとも側から見れば、その姿があまりにも惨めに映るのだろうか。エリアーナは哀れむように瞳を向けていた。
「寒いでしょう?この国では昼は他の国と同等の気温だけれども、海が近いせいなのか、夜には寒い風が吹くのよ?ウフフフ、最も、世間知らずのお姫様にはそんな事も難しかったかしら?」
「言うわね。確かに、私はあなたに比べたら世間知らずのお姫様よ。デモの過程で国の軍隊に鎮圧されたり、その過程で友情や愛慕の感情を紡ぐだなんて、私にとっては一生涯縁の無い話……」
「ロマンチストでしょう?でも、あなたと私とでは何が違うの?同じ人間じゃあない。あなただって、あたしと同じく青春を楽しみ、デモを起こして政府に不満を訴える権利はあるわ!大衆の不満を吸収して、受け入れる……それが政府の義務でしょう?」
沈黙。二人の言葉がここで止まる中、喋るのは夜の風ばかり。
私は自分の頬に寒い風が撫でるのを感じた。先程と同じで思わず身震いしてしまいたくなる程の寒さであったが、私は懸命に堪えて目の前の女を睨む。
見えない火花が散り、互いに“敵同士”という再認識を頭に捉えた上での再度の睨み合い。
先に動くのはどちらなのだろう。私は無意識のうちに予備の弾丸を銃の弾倉に込めている事に気が付く。
私は銃をリロードし終えた瞬間に、気が付く。あの女がこの隙を狙っているかもしれない、と。
だが、銃弾を放つ音は聞こえない。どういう事だろうか。すると、エリアーナは今か今かと待ち構えているような視線遠送っている事に気が付く。あの丸い瞳の中に込められた視線は期待。
彼女は恐らく、私が銃を用意し直すのを待ちわびていたに違いない。
私はそれを見た瞬間に、連想する。我が国で代々物事の決着が付かない時に互いに銃で勝負を決める『決闘』という手段。
決闘。この手段で勝負を付けたいと彼女が思っていたとするのならば、彼女が待っていた理由も分かるような気がする。
私は互いに銃を突き付け合い、同時に先に銃弾を放たれても対処できるように、素早く動いていく。
弾は互いに六発。随分と平等な勝負と言えただろう。
お姫様と女革命家。
今までの人生では対照的な暮らしを送ってきた二人の女の対決だ。
それを祝福するのは夜の闇と吹き寄せる風だけ。
何とも情緒的な光景ではないだろうか。そんな事を考えていると、私の頬を弾丸が掠めている事に気が付く。
どうやら、先に仕掛けてきたのは彼女の方らしい。
私は時に、左に、時に、右に動いて銃を避け、放っていく。
乾いた音が夜の静寂を破っている事に気が付く。
私は敵でありながらも、目の前の女に畏怖の感情を抱いている事に気が付く。
今や、この世界に居るのは私とエリアーナの二人。
その二人はこの世界最後の人間で、滅亡前の最後の決闘を繰り広げている。
そんな気分に浸っていたのも束の間だ。
絶頂は絶望へと変わり、引き金を引こうとしても、小さなカチカチという音が響くのみで、銃弾が発射されない事に気が付く。
銃に詰まりでも起きたのだろうか。
いや、そんなものではない。単なる弾切れだ。
私は勝負に決着が付いた事を悟った。この決闘においては彼女の勝利だと。
私は屋根の上に座り込み、彼女に向かって呟く。
「見事な銃だわ。流石は革命戦士ね」
「そうでしょう?この銃で何人の保安委員の人間を撃ち殺してきたかーー」
彼女は懐かしい瞳で視線を上に向く。
「でも、それも明日で終わり、明日にはゴールに集まったVIP達は皆殺しにする」
「……こんな事を頼むのは虫の良い話かもしれないけれど、妹だけは見逃してあげてくれないかしら?」
「ダメね。あなたもあなたの妹も、革命の邪魔になりかねない人物は全て皆殺しにするわ。残念だけれどね」
「悔しいわ。でも、仕方ないわね」
「安心して、あなたに敬意を払って銃ではなく、魔法を持って対処してあげるわ」
エリアーナは私に向かって左手の掌を広げて、魔法を放とうとする。
銃ではなく魔法。もしかして、これは神様が私に残した最後の機会ではないのだろうか。
私は彼女の魔法が発動されるよりも前に、彼女の魔法を自分の魔法で盗み、彼女が私にしたように、私も彼女の喉に向かって攻撃を喰らわす。
喉への攻撃を喰らった彼女は喉を抑えて、屋根の上を転がっていく。
恐らく、この魔法を相手の呼吸を奪うという類の魔法に違いないだろう。
そうでなければ、彼女が取り立てのナスのような真っ青な顔をする訳がない。
彼女は私を呪詛の目で睨む。そんな彼女の呪いを浄化するためか、はたまた自分の中での罪悪感を誤魔化すためか、彼女に向かって、私の魔法の特性を教えていく。
だが、彼女は何も言おうとはしない。ただ、黙って私を睨んでいた。
これが、王族のやり方と言わんばかりに。
この後、彼女は捕れたばかりの魚のように体をばたつかせて、その場から逃げようとしていた。
だが、彼女の周りには先程の銃声を聞き付けたと思われる生徒達が駆け付けていた。
エリアーナには逃げる暇もないだろう。
だが、それでも彼女は喉を抑えて、息が止まっているのを知りながらも、苦しいだとか辛いだとかいう感情を押し殺して、私の元から逃れていく。
それが、見ていて痛ましかった。あまりの光景に追い掛ける気もない。
すると、彼女は背後を振り返り、私をまるで親の仇と言わんばかりに強く睨む。
彼女の瞳からこの恨みは忘れないと言わんばかりに訴え掛けられ、私は萎縮するしかない。
気が付けば、私の両脚もガタガタと震え出す。きっと、私の体も追い掛けるなと命令しているのだろう。
死に掛けの女は本当に呼吸が止まっているのかと疑う程の早さで屋根の上を走り、そして他の高い建物の天井を飛んで移動し、闇の中へと消えていく。
と、私は銃を持ってあの女を追い掛けようとしたのだが、私の放った銃弾は単に部屋の窓ガラスを破壊しただけに留まってしまう。
私は舌打ちをしたものの、直ぐに部屋の窓から屋根へと登り、エリアーナを追い詰めていく。
エリアーナは屋根の上で逃げようとしていたが、私の姿を見ると、考えを改めたのか、直ぐに銃を構え直し、私と対峙していく。
ここは屋根の上。加えて、夜。寒い風が体に吹き付けてくると言う状況だ。
思わず震えを起こしてしまうのだが、それを哀れんだのか、それとも側から見れば、その姿があまりにも惨めに映るのだろうか。エリアーナは哀れむように瞳を向けていた。
「寒いでしょう?この国では昼は他の国と同等の気温だけれども、海が近いせいなのか、夜には寒い風が吹くのよ?ウフフフ、最も、世間知らずのお姫様にはそんな事も難しかったかしら?」
「言うわね。確かに、私はあなたに比べたら世間知らずのお姫様よ。デモの過程で国の軍隊に鎮圧されたり、その過程で友情や愛慕の感情を紡ぐだなんて、私にとっては一生涯縁の無い話……」
「ロマンチストでしょう?でも、あなたと私とでは何が違うの?同じ人間じゃあない。あなただって、あたしと同じく青春を楽しみ、デモを起こして政府に不満を訴える権利はあるわ!大衆の不満を吸収して、受け入れる……それが政府の義務でしょう?」
沈黙。二人の言葉がここで止まる中、喋るのは夜の風ばかり。
私は自分の頬に寒い風が撫でるのを感じた。先程と同じで思わず身震いしてしまいたくなる程の寒さであったが、私は懸命に堪えて目の前の女を睨む。
見えない火花が散り、互いに“敵同士”という再認識を頭に捉えた上での再度の睨み合い。
先に動くのはどちらなのだろう。私は無意識のうちに予備の弾丸を銃の弾倉に込めている事に気が付く。
私は銃をリロードし終えた瞬間に、気が付く。あの女がこの隙を狙っているかもしれない、と。
だが、銃弾を放つ音は聞こえない。どういう事だろうか。すると、エリアーナは今か今かと待ち構えているような視線遠送っている事に気が付く。あの丸い瞳の中に込められた視線は期待。
彼女は恐らく、私が銃を用意し直すのを待ちわびていたに違いない。
私はそれを見た瞬間に、連想する。我が国で代々物事の決着が付かない時に互いに銃で勝負を決める『決闘』という手段。
決闘。この手段で勝負を付けたいと彼女が思っていたとするのならば、彼女が待っていた理由も分かるような気がする。
私は互いに銃を突き付け合い、同時に先に銃弾を放たれても対処できるように、素早く動いていく。
弾は互いに六発。随分と平等な勝負と言えただろう。
お姫様と女革命家。
今までの人生では対照的な暮らしを送ってきた二人の女の対決だ。
それを祝福するのは夜の闇と吹き寄せる風だけ。
何とも情緒的な光景ではないだろうか。そんな事を考えていると、私の頬を弾丸が掠めている事に気が付く。
どうやら、先に仕掛けてきたのは彼女の方らしい。
私は時に、左に、時に、右に動いて銃を避け、放っていく。
乾いた音が夜の静寂を破っている事に気が付く。
私は敵でありながらも、目の前の女に畏怖の感情を抱いている事に気が付く。
今や、この世界に居るのは私とエリアーナの二人。
その二人はこの世界最後の人間で、滅亡前の最後の決闘を繰り広げている。
そんな気分に浸っていたのも束の間だ。
絶頂は絶望へと変わり、引き金を引こうとしても、小さなカチカチという音が響くのみで、銃弾が発射されない事に気が付く。
銃に詰まりでも起きたのだろうか。
いや、そんなものではない。単なる弾切れだ。
私は勝負に決着が付いた事を悟った。この決闘においては彼女の勝利だと。
私は屋根の上に座り込み、彼女に向かって呟く。
「見事な銃だわ。流石は革命戦士ね」
「そうでしょう?この銃で何人の保安委員の人間を撃ち殺してきたかーー」
彼女は懐かしい瞳で視線を上に向く。
「でも、それも明日で終わり、明日にはゴールに集まったVIP達は皆殺しにする」
「……こんな事を頼むのは虫の良い話かもしれないけれど、妹だけは見逃してあげてくれないかしら?」
「ダメね。あなたもあなたの妹も、革命の邪魔になりかねない人物は全て皆殺しにするわ。残念だけれどね」
「悔しいわ。でも、仕方ないわね」
「安心して、あなたに敬意を払って銃ではなく、魔法を持って対処してあげるわ」
エリアーナは私に向かって左手の掌を広げて、魔法を放とうとする。
銃ではなく魔法。もしかして、これは神様が私に残した最後の機会ではないのだろうか。
私は彼女の魔法が発動されるよりも前に、彼女の魔法を自分の魔法で盗み、彼女が私にしたように、私も彼女の喉に向かって攻撃を喰らわす。
喉への攻撃を喰らった彼女は喉を抑えて、屋根の上を転がっていく。
恐らく、この魔法を相手の呼吸を奪うという類の魔法に違いないだろう。
そうでなければ、彼女が取り立てのナスのような真っ青な顔をする訳がない。
彼女は私を呪詛の目で睨む。そんな彼女の呪いを浄化するためか、はたまた自分の中での罪悪感を誤魔化すためか、彼女に向かって、私の魔法の特性を教えていく。
だが、彼女は何も言おうとはしない。ただ、黙って私を睨んでいた。
これが、王族のやり方と言わんばかりに。
この後、彼女は捕れたばかりの魚のように体をばたつかせて、その場から逃げようとしていた。
だが、彼女の周りには先程の銃声を聞き付けたと思われる生徒達が駆け付けていた。
エリアーナには逃げる暇もないだろう。
だが、それでも彼女は喉を抑えて、息が止まっているのを知りながらも、苦しいだとか辛いだとかいう感情を押し殺して、私の元から逃れていく。
それが、見ていて痛ましかった。あまりの光景に追い掛ける気もない。
すると、彼女は背後を振り返り、私をまるで親の仇と言わんばかりに強く睨む。
彼女の瞳からこの恨みは忘れないと言わんばかりに訴え掛けられ、私は萎縮するしかない。
気が付けば、私の両脚もガタガタと震え出す。きっと、私の体も追い掛けるなと命令しているのだろう。
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