53 / 211
フォー・カントリー・クロスレース編
ニューローデム・パニック! たった一人の革命闘士
しおりを挟む
その後の巡査の調べではエリアーナの姿は見つからなかったらしい。エリアーナがどうしているのかと言えば、誰にも分からず、何処かで死んだかも、或いは生きているかもしれないという曖昧なものだった。
その日、私は不安から一睡もする事ができなかった。単にエリアーナの報復を恐れたばかりではない。私自身があの決闘に、夜の屋根の上で行われた一対一の決闘に水を差してしまったという後味の悪さもあった。
自分は王立の魔法学院に通い、そこで〈杖無し〉という不名誉なあだ名を貰っているものの、一応はガンマンの称号である銃を付けたバッジを持たされているのだ。
杖無し。魔法の使えない或いは基礎魔法系統を使えない劣等生へと贈られる蔑称。
確かに、私はその蔑称に相応しい働きぶりを見せていた。彼女に対して申し訳ない事をしてしまったような気がする。
この国における警察機関は保安委員ではなく、街の警察や共和国軍の軍隊が担当するらしい。
警察で抑えられる範囲ならば、警察が、それで無理ならば軍隊が動くらしい。
と、言うのも王国での学生運動に煽られた暴徒が各町で暴動を起こしてから、発足した制度らしく、それまでは警察だけで犯罪者を抑えていたというのだが、数年前の学生運動以降は警察では対処できなかったり、追えなかったりする事件は全て軍に一任されるらしい。
大陸四大国家といえども、やはり、規律は遵守しなければならないらしい。
それとも、大統領が皇帝や国王よりも力を持てない事が直接の原因になるのだろうか。
ともかく、軍隊が動く以上、残ったエリアーナの恋人、クリストファーも容易には動けないだろう。
恐らく、全ての決着は明日になるだろう。私は窓の側でルームサービスに持って来させたバーボンを飲みながら、街の光を眺めていた。
思えば、あの決闘では二階に上り、尚且つ、相手の正面しか見ていなかったために忘れていたのだが、この街はこんなにも明るいのだ。
酒、煙草、その他の快楽。ありとあらゆるものが揃い眠る事のない街。
その存在を忘れていたからこそ、あの様な決闘を楽しめたのかもしれない。
私は人工の光の中ではしゃぐ大衆達を見ながら、そう考えていた。
考えているうちに暗闇はピンク色からオレンジ色、そして黄色という明るい色に変わっていき、とうとう空は青く澄み渡る世界が支配していく。
私はこの光景を眺め終えると、重い腰を上げ、肩に掛けている鞄から仮面を取り出し、顔に付けると、レースのゴール会場へと向かう。
だが、ホテルをチェックアウトして表へと出ると、そこには他の参加選手達もちらほらと姿を見せていた。
彼らも眠れぬ夜を過ごしたのか、はたまた早朝に起きたのか、ともかく、全員の活動の時間帯が早い。
私は陰鬱とした気分のまま馬を走らせていく。
どうしてだろう。馬を走らせているのにこんなにも気分が晴れないとは。
ここまでずっと煉瓦で舗装された道が続いたためか、蹄が煉瓦に当たり反響する音にも慣れてしまったらしい。
苦笑しながらも、私は馬を走らせてゴールを目指す。
ゴールの街は共和国の首都というだけあって、多くの商店が立ち並び、多くの建物が並び、またそれに見合うだけの多くの人々が閉鎖された道路の前に選手を一目見ようと、集まっていた。
先頭を走るのは一人の男性騎手。その後ろに私と他の選手達。
どうも、他の選手が遅いのではなく、あの選手ばかりが突出して速いらしい。
あの選手は誰なのだろうと、考えていると、先頭を走っていた馬の頭がゴールの白いテープに差し掛かるのを見た。
どうやら、彼が一着となったらしい。それに続いて別の女性騎手、そして私とが続く。
どうやら、優勝はあの男性騎手に譲る事になったらしい。
だが、途中で多くの追い落としやリタイアがあったとはいえ、私が三位になれたのは嬉しかった。
レースの上位三名は首都の中央に置かれた表彰台に登る事ができ、そこで一位は大統領に、二位はニューヨーシャーの国王に、そして、三位はウィンストン・セイライム王国の王女もしくは王子に優勝の証を貰う事になっていた。
そう、妹と言葉を交わす事が出来るのだ。一位は逃してしまい未だにあの決闘から引き摺っている罪悪感の様なものが私の中にあるのだが、それでも妹に会えるのだ。
あの子の顔を見るだけで、私は一ヶ月の疲れが吹き飛ぶ様な気がした。
大切な家族に会えるというのはそれ程、私の中で大きな事だった。
レース終了後に、上位三名の選手が控え室に呼ばれ、そこで準備が出来るまで待機する様に指示を出された。
特に、覚える台詞も無いだろうから、私は手提げ鞄の中に一ヶ月の旅の合間に読んでいたミステリー小説を開く。
このミステリー小説は既に旅の間に十回以上も読んでいるのだが、それでも暇を潰すために読まずにはいられない。
私が本を読み、とっくに覚えた犯人の名前を追い掛けていると、背後から一位の男が私の本覗き込んでいる事に気が付く。
私は慌てて本を落としそうになったのだが、空咳を起こして落ち着きを取り戻して、背後から覗き込んできた男を振り返る。
「あなた、一体何なの?私がミステリー小説を読んでいるのがそんなにおかしいかしら?」
男は首を横に振って、
「いいや、そんなんじゃあないさ!ただその小説はぼくも読んだ事があってね。中々面白かった事を思い出したよ」
私は改めて砂や傷でボロボロになった小説のタイトルを見つめる。
この小説のタイトルは『二分の一の殺意』双子の姉妹のどちらかが犯人だという事もあり、最初はどちらなのか私を大いに悩ませたものだ。
私がそんな事を考えていたのだが、彼は純粋そうな目で瞳を輝かせて、勝手に自分が初めて小説を読んだ日の事を語っていく。
何でも、彼の行方不明になった恋人と初めて一緒に読んだ本だったらしい。
彼は私に思い出話を聞かせていき、そして最後に叫ぶように言った。
「本当にビックリしたよ。双子の名前がまさか、エリアーナとアイリーンだったなんてね!本当に運命のようなものを感じるよ!そうだとは思わないか?ウェンディ・スペンサーッ!」
男はそう叫ぶのと同時に、ホルスターから拳銃を抜いて、私を威嚇する。
「動くなッ!今、この部屋はおれが占領したッ!」
最悪の事態が起こったらしい。エリアーナの恋人にして革命派の貴公子クリストファー・サンフォードが動き出したのだ。
その日、私は不安から一睡もする事ができなかった。単にエリアーナの報復を恐れたばかりではない。私自身があの決闘に、夜の屋根の上で行われた一対一の決闘に水を差してしまったという後味の悪さもあった。
自分は王立の魔法学院に通い、そこで〈杖無し〉という不名誉なあだ名を貰っているものの、一応はガンマンの称号である銃を付けたバッジを持たされているのだ。
杖無し。魔法の使えない或いは基礎魔法系統を使えない劣等生へと贈られる蔑称。
確かに、私はその蔑称に相応しい働きぶりを見せていた。彼女に対して申し訳ない事をしてしまったような気がする。
この国における警察機関は保安委員ではなく、街の警察や共和国軍の軍隊が担当するらしい。
警察で抑えられる範囲ならば、警察が、それで無理ならば軍隊が動くらしい。
と、言うのも王国での学生運動に煽られた暴徒が各町で暴動を起こしてから、発足した制度らしく、それまでは警察だけで犯罪者を抑えていたというのだが、数年前の学生運動以降は警察では対処できなかったり、追えなかったりする事件は全て軍に一任されるらしい。
大陸四大国家といえども、やはり、規律は遵守しなければならないらしい。
それとも、大統領が皇帝や国王よりも力を持てない事が直接の原因になるのだろうか。
ともかく、軍隊が動く以上、残ったエリアーナの恋人、クリストファーも容易には動けないだろう。
恐らく、全ての決着は明日になるだろう。私は窓の側でルームサービスに持って来させたバーボンを飲みながら、街の光を眺めていた。
思えば、あの決闘では二階に上り、尚且つ、相手の正面しか見ていなかったために忘れていたのだが、この街はこんなにも明るいのだ。
酒、煙草、その他の快楽。ありとあらゆるものが揃い眠る事のない街。
その存在を忘れていたからこそ、あの様な決闘を楽しめたのかもしれない。
私は人工の光の中ではしゃぐ大衆達を見ながら、そう考えていた。
考えているうちに暗闇はピンク色からオレンジ色、そして黄色という明るい色に変わっていき、とうとう空は青く澄み渡る世界が支配していく。
私はこの光景を眺め終えると、重い腰を上げ、肩に掛けている鞄から仮面を取り出し、顔に付けると、レースのゴール会場へと向かう。
だが、ホテルをチェックアウトして表へと出ると、そこには他の参加選手達もちらほらと姿を見せていた。
彼らも眠れぬ夜を過ごしたのか、はたまた早朝に起きたのか、ともかく、全員の活動の時間帯が早い。
私は陰鬱とした気分のまま馬を走らせていく。
どうしてだろう。馬を走らせているのにこんなにも気分が晴れないとは。
ここまでずっと煉瓦で舗装された道が続いたためか、蹄が煉瓦に当たり反響する音にも慣れてしまったらしい。
苦笑しながらも、私は馬を走らせてゴールを目指す。
ゴールの街は共和国の首都というだけあって、多くの商店が立ち並び、多くの建物が並び、またそれに見合うだけの多くの人々が閉鎖された道路の前に選手を一目見ようと、集まっていた。
先頭を走るのは一人の男性騎手。その後ろに私と他の選手達。
どうも、他の選手が遅いのではなく、あの選手ばかりが突出して速いらしい。
あの選手は誰なのだろうと、考えていると、先頭を走っていた馬の頭がゴールの白いテープに差し掛かるのを見た。
どうやら、彼が一着となったらしい。それに続いて別の女性騎手、そして私とが続く。
どうやら、優勝はあの男性騎手に譲る事になったらしい。
だが、途中で多くの追い落としやリタイアがあったとはいえ、私が三位になれたのは嬉しかった。
レースの上位三名は首都の中央に置かれた表彰台に登る事ができ、そこで一位は大統領に、二位はニューヨーシャーの国王に、そして、三位はウィンストン・セイライム王国の王女もしくは王子に優勝の証を貰う事になっていた。
そう、妹と言葉を交わす事が出来るのだ。一位は逃してしまい未だにあの決闘から引き摺っている罪悪感の様なものが私の中にあるのだが、それでも妹に会えるのだ。
あの子の顔を見るだけで、私は一ヶ月の疲れが吹き飛ぶ様な気がした。
大切な家族に会えるというのはそれ程、私の中で大きな事だった。
レース終了後に、上位三名の選手が控え室に呼ばれ、そこで準備が出来るまで待機する様に指示を出された。
特に、覚える台詞も無いだろうから、私は手提げ鞄の中に一ヶ月の旅の合間に読んでいたミステリー小説を開く。
このミステリー小説は既に旅の間に十回以上も読んでいるのだが、それでも暇を潰すために読まずにはいられない。
私が本を読み、とっくに覚えた犯人の名前を追い掛けていると、背後から一位の男が私の本覗き込んでいる事に気が付く。
私は慌てて本を落としそうになったのだが、空咳を起こして落ち着きを取り戻して、背後から覗き込んできた男を振り返る。
「あなた、一体何なの?私がミステリー小説を読んでいるのがそんなにおかしいかしら?」
男は首を横に振って、
「いいや、そんなんじゃあないさ!ただその小説はぼくも読んだ事があってね。中々面白かった事を思い出したよ」
私は改めて砂や傷でボロボロになった小説のタイトルを見つめる。
この小説のタイトルは『二分の一の殺意』双子の姉妹のどちらかが犯人だという事もあり、最初はどちらなのか私を大いに悩ませたものだ。
私がそんな事を考えていたのだが、彼は純粋そうな目で瞳を輝かせて、勝手に自分が初めて小説を読んだ日の事を語っていく。
何でも、彼の行方不明になった恋人と初めて一緒に読んだ本だったらしい。
彼は私に思い出話を聞かせていき、そして最後に叫ぶように言った。
「本当にビックリしたよ。双子の名前がまさか、エリアーナとアイリーンだったなんてね!本当に運命のようなものを感じるよ!そうだとは思わないか?ウェンディ・スペンサーッ!」
男はそう叫ぶのと同時に、ホルスターから拳銃を抜いて、私を威嚇する。
「動くなッ!今、この部屋はおれが占領したッ!」
最悪の事態が起こったらしい。エリアーナの恋人にして革命派の貴公子クリストファー・サンフォードが動き出したのだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる