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第二部『共存と憎悪の狭間で』
ジョン・ローズという男
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コクランたちが中央会議室に足を踏み入れようとした時のことだ。
どこからか大きな音が聞こえてきた。初めは地震かと思われたが、そうではなかった。
そのことを中央会議室の前を守っていたオークたち並びにコクランたちに知らしめたのは息を切らしながら駆け付けてきたゴブリンだった。
ここまで全力を使って駆けてきたということもあり、両肩で息をしているゴブリンだったが、なんとか息を整え終えると言った。
「伝令だッ! 入り口に人間どもの軍隊が集結して、こちらに襲撃を掛けてきたッ!」
「ば、バカな!? こっちは人間の王たちを人質にしてるンだぞッ!」
「分からない。何があったのか……取り敢えず、全員来いとの話だッ!」
ゴブリンの言葉を聞いてオークたちは慌てて中央会議室へと向かっていく。
コクランたちは面倒なことになっていなかったということに安堵したが、妙なのは人間の軍隊が攻撃を仕掛けてきたことだ。
王や皇帝が人質にされている状況でありながらも攻めてくるという状況が理解できずにいた。
それでも幸運が起きたことには変わらない。自分たちの武器を回収しに向かっていく。
外で起きた騒動を説明するためには外で暴れている団体ーーローズ騎士団の存在について説明しなくてはならない。ヴィンセントの団体が決起を起こすよりも前、いいやラルフが決起を起こすよりも前のことだった。
ヴェストリア帝国において一人の男が現れた。小太りのでっぷりとした禿頭の目立つ男だった。頭皮には脂汗が滝のように流れ、丸くて垂れた目が特徴的だった。
ただ、その目は見た人には可愛らしいというよりもどこか不気味な印象を与えた。
その理由は明らかだった。男の果物のように赤くて丸い瞳は女性と遭遇すると体を舐め回すように見ていくのだ。
そのような下劣な真似ばかりをしていたからか、常に女性をそのように見る習慣が定着してしまったというのが真相である。そのため可愛らしいというよりはいやらしいという感情が道ゆく女性からは眉を顰められるほどだった。
体といい顔といい、性格といい、どこにも褒められるような点が存在しなかった。
体は先ほども言ったように小太りで贅肉が服の上からも目立つほどだった。身長もヴェストリア帝国の平均身長とされる170cm代よりも更に10センチも低いものだった。
そんな男の名前はジョン・ローズ。弱点ばかりが目立つような男だが、そんな男にもたった一つの自慢があった。
それは彼が貴族の家に生まれ、溢れ返る資産だった。
男はローズ家の一人息子であったことを生かし、その資産を活用して各地の反魔族運動を見学しに行った。
次第にジョンはその人々の行う運動に動かされ、自身も熱心に運動を行うようになっていた。
それからジョンは考えるようになっていった。何のために魔族はいるのか。魔族がどうして人界の中にいるのかということを。
考え抜いた末にジョンは魔族が勝手に人間の世界へと入り込み、それを支援する貴族や人間たちがいるのだと結論付けた。
ジョンはそう結論付けた後にその考えを訴えるために街の中央に立つようになっていった。
「我々は我慢をしてはならないッ!」
ジョンの言葉を聞いてすぐに「そうだ!」と同調するような声が二、三方向から聞こえてきたが、ジョンは無視して演説を続けていく。
「我々人間たちはもう我慢できないところまで来ているのだッ!」
またしても「そうだ!」と同調する声が聞こえてきた。しかし先ほど同様に男は相手にすることなく、拳を振り上げて自らの考えを訴えていく。
「今こそ我々人間が魔族どもに反撃を訴える時なのだッ! 魔族どもによる横暴は今や限界を極めているッ! 魔族どもは国から特権を与えられていることに対して少々いい気になり過ぎているのではないか!?」
集まっていた人々の興奮はここで頂点に達した。演説を聞きに集まった人々からは完全に理性というものが吹き飛ばされることになった。
拳を振り上げ、演説を行っていた男に対して同調の言葉を叫んでいく。
「さぁ! 我々の手で抗議しようッ! 魔族どもの税金吸い取りを許すなッ!」
この日、ジョンの演説を聴きに訪れた人々の中でもっとも印象に残ったのは『税金吸い取り』という言葉だった。
『税金吸い取り』というのは演説をやらかしていた男が人々の間に浸透しやすいように生み出した言葉だった。
蚊という生き物が人間の生き血を吸い取るように魔族が人間の税金を吸い取るという意味から作られた言葉だった。
無論この言葉は事実無根であり、信じてはならない。それに一歩冷静に引いて見れば魔族たちは搾取される側にあったとしても搾取する側にあるはずがないのだ。
だが、大勢の人たちは魔族憎しのあまりに現実を見れなくなっていた。
それに加えて、ジョンの出した理論に惹きつけられたというのも大きかった。
「魔族たち、そして国内において人間ありながら魔族を擁護する人間たち、そしてその人間どもの頭目たる穏健派貴族ども……こいつらは全てコミッションだッ! 実態のない共同体というのが奴らの正体だッ! こいつらが裏で我々の税金を吸い上げているんだッ!」
ジョンの言葉を聞いた群衆たちは次々と同調の言葉を男に投げ付けていく。
いつしか男は巨大団体を率いるようになり、その頭目に収まることになった。
ジョンの率いた団体の名はローズ騎士団。自身の家名を取った政治結社だった。
彼らの活動は人界防衛騎士団の過酷なものだった。魔族ばかりではなく、魔族を助けようとする人間や貴族相手にも牙を向けていったのである。
そればかりではない。魔族を救わんという作品を書く作家にまで攻撃を仕掛けていったのである。
「見てくれッ!この本をッ! この本には魔族を擁護するような話が書いていたァァァァ~!!」
「そんなの言いがかりだッ!」
演説を聞いていた作品のファンと思われる男が罵声を上げていった。
だが、ジョンはそんな男の罵声にも耳を貸すことなく、反対にその男を睨みながら叫び返していった。
「何を言うッ! いいか!? この本にはな、三つのそれらしいことが書いてある。一つ目は『魔族』二つ目は『講和』三つ目は『人間』という単語だッ!」
ジョンの取り出した本を見て、人々は関心の声を上げていく。
しかし本の実の内容というのは大昔の人類同士で行われた戦争にもし魔族が侵入したらというジョンの言い掛かりとは真反対のむしろジョンと思想を同じくするというものだった。
しかしジョンは本に書かれた内容が気に入らなかったらしく、大声を張り上げて自らの主張を続けていく。
「おれはなぁ! 偶然というのは二つまでは許せる。偶然だと認めてやるッ! だが、三つ揃えばもうそれは偶然じゃあないんだよッ! みんなッ! この本は魔族と人間との友好を訴える酷いものだッ!」
ジョンの主張を聞いたローズ騎士団や群衆たちは我先にて本屋に押し寄せ、ジョンの掲げた本を地面に叩き落とし、店主に対する罵声を浴びせていった。
責任者であるジョンは注意するどころか、そんな大衆たちをニヤニヤと見つめていただけであった。
ジョンにとって、群衆の破壊行動を刺激させてやるというのは己の政治的主張を満足させていくのと同時に己の破壊衝動を満足させるためのものでもあったのだ。
そればかりではない。破壊活動が終わると、暴れていた騎士団の団員や群衆たちがジョンに奪い取った本屋の金を差し出すのである。
ジョンは有志たちによって集められる募金を活用して酒を飲み、博打を打ち、女を買うという身勝手な生活を続けていた。
無論、表向きは収奪によって集められた募金は反魔族運動のためだけに使うのだと説明していた。
騎士団の団員たちもジョンを疑うことなくジョンを褒め称え、彼こそが人類社会の救世主だと持ち上げていた。
支持者を言葉とパーフォマンスによって過剰な演技で巧みに騙し、ジョンであったからこそ騎士団や途中で出会った人間の同志たちを引き連れ、人間の王や皇帝を解放するためバルボディ城に向かうというのは一世の誉というべきものだった。
バルボディ城に向かうと、そこには人界執行官と揉め事を起こしている人界防衛騎士団たちの姿が見えた。
ジョンは収奪された募金によって不正に購入した上等な黒毛の馬を駆って揉めている現場へと向かっていく。
「何かあったのか?」
「あっ、あんた、ジョン・ローズだな?こいつがおれたちに因縁を吹っかけてくるんだよ。なんとかしてくれ」
人界防衛騎士団の一人が呆れたような口調で言った。
ジョンはそれを聞くと楽しげな顔を浮かべて言った。
「なるほど、こいつも『税金吸い取り』の一味か?」
「あぁ、お前たちの言葉に置き換えると、確かにそうなるな」
ジョンは怪しげな笑みを浮かべて言った。
「なら、こいつは殺してもいいよな?宮殿に攻め入る前の小手調べとしてな」
ジョンはニヤリといやらしい笑みを浮かべながら騎士団の男に向かって問い掛けた。
「どうぞ、ご自由に」
騎士団の男もそれに対して笑顔で返したのだからいかに反魔族団体という輩の倫理観が低いのかということがわかる。
こうして別の団体からの認可を得たジョンは揉め事を必死に止めようとしていたジョンに向かって襲い掛かっていったのだった。
どこからか大きな音が聞こえてきた。初めは地震かと思われたが、そうではなかった。
そのことを中央会議室の前を守っていたオークたち並びにコクランたちに知らしめたのは息を切らしながら駆け付けてきたゴブリンだった。
ここまで全力を使って駆けてきたということもあり、両肩で息をしているゴブリンだったが、なんとか息を整え終えると言った。
「伝令だッ! 入り口に人間どもの軍隊が集結して、こちらに襲撃を掛けてきたッ!」
「ば、バカな!? こっちは人間の王たちを人質にしてるンだぞッ!」
「分からない。何があったのか……取り敢えず、全員来いとの話だッ!」
ゴブリンの言葉を聞いてオークたちは慌てて中央会議室へと向かっていく。
コクランたちは面倒なことになっていなかったということに安堵したが、妙なのは人間の軍隊が攻撃を仕掛けてきたことだ。
王や皇帝が人質にされている状況でありながらも攻めてくるという状況が理解できずにいた。
それでも幸運が起きたことには変わらない。自分たちの武器を回収しに向かっていく。
外で起きた騒動を説明するためには外で暴れている団体ーーローズ騎士団の存在について説明しなくてはならない。ヴィンセントの団体が決起を起こすよりも前、いいやラルフが決起を起こすよりも前のことだった。
ヴェストリア帝国において一人の男が現れた。小太りのでっぷりとした禿頭の目立つ男だった。頭皮には脂汗が滝のように流れ、丸くて垂れた目が特徴的だった。
ただ、その目は見た人には可愛らしいというよりもどこか不気味な印象を与えた。
その理由は明らかだった。男の果物のように赤くて丸い瞳は女性と遭遇すると体を舐め回すように見ていくのだ。
そのような下劣な真似ばかりをしていたからか、常に女性をそのように見る習慣が定着してしまったというのが真相である。そのため可愛らしいというよりはいやらしいという感情が道ゆく女性からは眉を顰められるほどだった。
体といい顔といい、性格といい、どこにも褒められるような点が存在しなかった。
体は先ほども言ったように小太りで贅肉が服の上からも目立つほどだった。身長もヴェストリア帝国の平均身長とされる170cm代よりも更に10センチも低いものだった。
そんな男の名前はジョン・ローズ。弱点ばかりが目立つような男だが、そんな男にもたった一つの自慢があった。
それは彼が貴族の家に生まれ、溢れ返る資産だった。
男はローズ家の一人息子であったことを生かし、その資産を活用して各地の反魔族運動を見学しに行った。
次第にジョンはその人々の行う運動に動かされ、自身も熱心に運動を行うようになっていた。
それからジョンは考えるようになっていった。何のために魔族はいるのか。魔族がどうして人界の中にいるのかということを。
考え抜いた末にジョンは魔族が勝手に人間の世界へと入り込み、それを支援する貴族や人間たちがいるのだと結論付けた。
ジョンはそう結論付けた後にその考えを訴えるために街の中央に立つようになっていった。
「我々は我慢をしてはならないッ!」
ジョンの言葉を聞いてすぐに「そうだ!」と同調するような声が二、三方向から聞こえてきたが、ジョンは無視して演説を続けていく。
「我々人間たちはもう我慢できないところまで来ているのだッ!」
またしても「そうだ!」と同調する声が聞こえてきた。しかし先ほど同様に男は相手にすることなく、拳を振り上げて自らの考えを訴えていく。
「今こそ我々人間が魔族どもに反撃を訴える時なのだッ! 魔族どもによる横暴は今や限界を極めているッ! 魔族どもは国から特権を与えられていることに対して少々いい気になり過ぎているのではないか!?」
集まっていた人々の興奮はここで頂点に達した。演説を聞きに集まった人々からは完全に理性というものが吹き飛ばされることになった。
拳を振り上げ、演説を行っていた男に対して同調の言葉を叫んでいく。
「さぁ! 我々の手で抗議しようッ! 魔族どもの税金吸い取りを許すなッ!」
この日、ジョンの演説を聴きに訪れた人々の中でもっとも印象に残ったのは『税金吸い取り』という言葉だった。
『税金吸い取り』というのは演説をやらかしていた男が人々の間に浸透しやすいように生み出した言葉だった。
蚊という生き物が人間の生き血を吸い取るように魔族が人間の税金を吸い取るという意味から作られた言葉だった。
無論この言葉は事実無根であり、信じてはならない。それに一歩冷静に引いて見れば魔族たちは搾取される側にあったとしても搾取する側にあるはずがないのだ。
だが、大勢の人たちは魔族憎しのあまりに現実を見れなくなっていた。
それに加えて、ジョンの出した理論に惹きつけられたというのも大きかった。
「魔族たち、そして国内において人間ありながら魔族を擁護する人間たち、そしてその人間どもの頭目たる穏健派貴族ども……こいつらは全てコミッションだッ! 実態のない共同体というのが奴らの正体だッ! こいつらが裏で我々の税金を吸い上げているんだッ!」
ジョンの言葉を聞いた群衆たちは次々と同調の言葉を男に投げ付けていく。
いつしか男は巨大団体を率いるようになり、その頭目に収まることになった。
ジョンの率いた団体の名はローズ騎士団。自身の家名を取った政治結社だった。
彼らの活動は人界防衛騎士団の過酷なものだった。魔族ばかりではなく、魔族を助けようとする人間や貴族相手にも牙を向けていったのである。
そればかりではない。魔族を救わんという作品を書く作家にまで攻撃を仕掛けていったのである。
「見てくれッ!この本をッ! この本には魔族を擁護するような話が書いていたァァァァ~!!」
「そんなの言いがかりだッ!」
演説を聞いていた作品のファンと思われる男が罵声を上げていった。
だが、ジョンはそんな男の罵声にも耳を貸すことなく、反対にその男を睨みながら叫び返していった。
「何を言うッ! いいか!? この本にはな、三つのそれらしいことが書いてある。一つ目は『魔族』二つ目は『講和』三つ目は『人間』という単語だッ!」
ジョンの取り出した本を見て、人々は関心の声を上げていく。
しかし本の実の内容というのは大昔の人類同士で行われた戦争にもし魔族が侵入したらというジョンの言い掛かりとは真反対のむしろジョンと思想を同じくするというものだった。
しかしジョンは本に書かれた内容が気に入らなかったらしく、大声を張り上げて自らの主張を続けていく。
「おれはなぁ! 偶然というのは二つまでは許せる。偶然だと認めてやるッ! だが、三つ揃えばもうそれは偶然じゃあないんだよッ! みんなッ! この本は魔族と人間との友好を訴える酷いものだッ!」
ジョンの主張を聞いたローズ騎士団や群衆たちは我先にて本屋に押し寄せ、ジョンの掲げた本を地面に叩き落とし、店主に対する罵声を浴びせていった。
責任者であるジョンは注意するどころか、そんな大衆たちをニヤニヤと見つめていただけであった。
ジョンにとって、群衆の破壊行動を刺激させてやるというのは己の政治的主張を満足させていくのと同時に己の破壊衝動を満足させるためのものでもあったのだ。
そればかりではない。破壊活動が終わると、暴れていた騎士団の団員や群衆たちがジョンに奪い取った本屋の金を差し出すのである。
ジョンは有志たちによって集められる募金を活用して酒を飲み、博打を打ち、女を買うという身勝手な生活を続けていた。
無論、表向きは収奪によって集められた募金は反魔族運動のためだけに使うのだと説明していた。
騎士団の団員たちもジョンを疑うことなくジョンを褒め称え、彼こそが人類社会の救世主だと持ち上げていた。
支持者を言葉とパーフォマンスによって過剰な演技で巧みに騙し、ジョンであったからこそ騎士団や途中で出会った人間の同志たちを引き連れ、人間の王や皇帝を解放するためバルボディ城に向かうというのは一世の誉というべきものだった。
バルボディ城に向かうと、そこには人界執行官と揉め事を起こしている人界防衛騎士団たちの姿が見えた。
ジョンは収奪された募金によって不正に購入した上等な黒毛の馬を駆って揉めている現場へと向かっていく。
「何かあったのか?」
「あっ、あんた、ジョン・ローズだな?こいつがおれたちに因縁を吹っかけてくるんだよ。なんとかしてくれ」
人界防衛騎士団の一人が呆れたような口調で言った。
ジョンはそれを聞くと楽しげな顔を浮かべて言った。
「なるほど、こいつも『税金吸い取り』の一味か?」
「あぁ、お前たちの言葉に置き換えると、確かにそうなるな」
ジョンは怪しげな笑みを浮かべて言った。
「なら、こいつは殺してもいいよな?宮殿に攻め入る前の小手調べとしてな」
ジョンはニヤリといやらしい笑みを浮かべながら騎士団の男に向かって問い掛けた。
「どうぞ、ご自由に」
騎士団の男もそれに対して笑顔で返したのだからいかに反魔族団体という輩の倫理観が低いのかということがわかる。
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