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家族の闇
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そして私は美奈と帰宅する。
「叔母さん、みんなの様子は?」
「難しいわよ。熱は引いたけど、食欲が全然でてなくて何も口にしてないわ。」
「え?それやばいのでは?」
「ええ…事態は深刻よ。」
そしてもう一人家に入ってくる。
「夢?」
「久しぶりだな玲奈、あいつ等の様子はどうだ?」
「深刻な状態よ。」
「そうか…失礼。」
とみんなの額に手を触れる。
「熱は引いてきたか…となると精神のほうか?」
「「「精神?」」」
「そうだこいつ等の精神に何かしら異常が見られる。」
「異常って?」
「多分こいつ等の家族の問題だな。」
両親の死か。
「だから魘されてるの?」
「そうだな。こうなってくると私にも手が出しにくい。だが、こいつ等の家族の言葉であれば届くのではないかな。」
そう言いこちらを見てくる。
「おいおい、私には精神病みたいなのに対しての知識なんてたくさんは無いぞ。」
「安心しろ、確かに精神病に対しての知識は無いかもしれないが、お前にはその計画性の無さで様々な人を救っただろう。」
やれやれ過去の事件の中でも一番難しいな。
そして私は三人に歩み寄る、三人は何かに魘されている。
「父さん、母さん」とか「助けて」などと言っている。
そうか…今度は私が救う番だ。
……どうやって起こそう。
よし、叩き起こそう。
そして三人を叩き起こす。
なんか変な視線がするがまぁいいか。
「おい、大丈夫か?」
「ええ…」
「ああ…」
「うん…」
「何があった?」
三人は思い出そうとしてその時顔色を悪くする。
「待て、落ち着いて、ゆっくり深呼吸して。」
「あれ?誠ってこんな専門家みたいなことできましたっけ?」
「ああ、精神病院通っていたから。」
「ああ、なるほど。」
「何があったかは後ででいいからとりあえずご飯を…」
「いらない。」
「へ?」
「食欲がわかない。」
「同じく。」
マジかよ。どんだけ食いたくないんだ。
はぁーもういい本題に移ろう。
「ならさそっくになるが聞きたいことがあるお前らの…」
「その前に貴方誰?」
「そうだ誰なんだ?」
え?私を覚えていない?
「誠だ、村雨誠。」
三人とも知らない顔だ。
ショックだがまぁいい。
「私のことは覚えてなくていい、この写真を見てください、この人達を覚えてますか?」
そして私は両親の写真を見せる。
それを三人は目をそらす。
「見てください。」
だがまだそらす。
「見ろ!!この人達はあんた達を守って死んだんだぞ、あんた達がこの人達を忘れたらこの人達の努力は意味ないじゃないか。それに血の繋がった親子だろ、あんた達だけは忘れちゃいけないだろ。」
「うるさい!!さっきから何なの貴方、何様のつもり。」
「私はお前らの兄弟だ。」
「知らない貴方なんて知らない。」
「私の事は知らなくていい、あんた達に重要なのは両親のことだ。過去からは逃げられないぞ。」
「何なのよ貴方本当に…」
「あんた達が記憶を消したいのわかる。辛いからな。でも辛いのはあんた達だけじゃないんだよ。叔母は岬玲奈はなぁ姉妹を二度も亡くしたんだぞ、岡崎夢はなぁ親友を二度も亡くしたでもこうやって死を乗り越えて生きているんだぞ。」
「なら貴方は?」
「?」
「貴方も死を乗り越えたの?」
「私は乗り越えられた、感情を失ったがな。忘れてはいけないものだからな。」
「それは貴方達が白状だったから。」
「何言ってるの!!」
「美奈、落ち着け。」
「でも…」
「確かに白状だったのかもしれない、しかしあんた達は存在すらも忘れた、もっと白状だろ。」
「何を!?」
「なのに…どうして…私なんかを覚えてたんだよ。」
拳を固める。
「「「?」」」
「私の話はいい。あんた達は親の事を思い出してくれ。」
「そんなの無い。」
「無いわけが無いだろ、両親は私達子供等の事を大切にしていた、愛情を注いでいたその愛情を無かったことにするのか?」
「「「っ…」」」
「ゆっくりでいい。だが確実に思い出してくれ。」
そして思い出してきたのか涙を流す三人。
しかし、それが苦痛の声に変わる。
「!?ヤバイぞ誠落ち着かせろ。」
そう言われて私はとある物をポケットから出す。
ジアゼパムだ。
それを三人に飲ませる。
三人は少し落ち着いた様子だ。
「思い出したかそれがあんた達が忘れた真実だ。それを乗り越えるんだ。それがあの人達の願いだろう。」
「「「願い?」」」
「そうだ。願いだ、親はなぁ子供に幸せになってもらいたいんだよ。過去に縛られて前進しないようでは駄目なんだ、かといって過去を無かったようにするのも駄目だかな。」
ーー何なんだ私は未だにあの今喋っている少年の事が思い出せない。
そう思い深く目を瞑ると。
家とは違う景色になる。
「ここは?」
全くみたことのない景色。
そこに二人誰かが立っている。
連と渚だろうか?
近寄ってみるとそれは予想外の人物だった。
「父さん…母さん…どうして?」
「三郷ごめんな色々と背負わせてしまって…」
「ごめんね。私達が側にいてあげるべきなのに。」
「じゃあ…今からでも一緒に…」
「ごめんね…それは無理なの。」
「え?どうして…」
「私達は死んだ人間、でも最後に貴方達に幸せになってほしいから言うの。」
「父さんと母さんのことをできれば忘れないでそして幸せになってほしい。」
「「さようなら私達の愛しの子供達。」」
そう言って消えてく両親。
ーー兄妹達が急に涙を流しボウっとしていた。
多分親が見せているのだろう。あれを。
そしたら急に。
「さようなら私達の愛しの子供達。」
と聞こえた。
辺りを見まわしても誰もいない。
というか誰にも聞こえていない。
いや、兄妹達には聞こえたはずだ。
そして話しかけてくる。
「「「誠」」兄さん」
「何だ?」
「「「助けてくれてありがとう。」」」
そうか…救われたのかな?
そして時間がたち、夕飯の時間叔母が夕飯を作る。
「おめでとう、流石は真琴。」
「漢字が違うぞ。」
「まぁお前がジアゼパム持ってることには驚いたが何だ話って?」
「この本についてだ。」
そして私は真琴の本を見せる。
「ああ…それか。」
「この本は本物なのか?」
「ああ…本物だ。にしてもよく見つけたな。にしても…その本について知りたがるとは…本当に妖怪にでもあったか?」
「まさかそんなわけ無いだろ。ただこの季節島について気になっただけだ。」
微笑しながら言う。
すると先生は
「そうか…確かにあの島は怪奇現象が多いからな。」
季節島ここには何があるのか?
そして、美奈あいつは永遠に生き続けるのか?
「叔母さん、みんなの様子は?」
「難しいわよ。熱は引いたけど、食欲が全然でてなくて何も口にしてないわ。」
「え?それやばいのでは?」
「ええ…事態は深刻よ。」
そしてもう一人家に入ってくる。
「夢?」
「久しぶりだな玲奈、あいつ等の様子はどうだ?」
「深刻な状態よ。」
「そうか…失礼。」
とみんなの額に手を触れる。
「熱は引いてきたか…となると精神のほうか?」
「「「精神?」」」
「そうだこいつ等の精神に何かしら異常が見られる。」
「異常って?」
「多分こいつ等の家族の問題だな。」
両親の死か。
「だから魘されてるの?」
「そうだな。こうなってくると私にも手が出しにくい。だが、こいつ等の家族の言葉であれば届くのではないかな。」
そう言いこちらを見てくる。
「おいおい、私には精神病みたいなのに対しての知識なんてたくさんは無いぞ。」
「安心しろ、確かに精神病に対しての知識は無いかもしれないが、お前にはその計画性の無さで様々な人を救っただろう。」
やれやれ過去の事件の中でも一番難しいな。
そして私は三人に歩み寄る、三人は何かに魘されている。
「父さん、母さん」とか「助けて」などと言っている。
そうか…今度は私が救う番だ。
……どうやって起こそう。
よし、叩き起こそう。
そして三人を叩き起こす。
なんか変な視線がするがまぁいいか。
「おい、大丈夫か?」
「ええ…」
「ああ…」
「うん…」
「何があった?」
三人は思い出そうとしてその時顔色を悪くする。
「待て、落ち着いて、ゆっくり深呼吸して。」
「あれ?誠ってこんな専門家みたいなことできましたっけ?」
「ああ、精神病院通っていたから。」
「ああ、なるほど。」
「何があったかは後ででいいからとりあえずご飯を…」
「いらない。」
「へ?」
「食欲がわかない。」
「同じく。」
マジかよ。どんだけ食いたくないんだ。
はぁーもういい本題に移ろう。
「ならさそっくになるが聞きたいことがあるお前らの…」
「その前に貴方誰?」
「そうだ誰なんだ?」
え?私を覚えていない?
「誠だ、村雨誠。」
三人とも知らない顔だ。
ショックだがまぁいい。
「私のことは覚えてなくていい、この写真を見てください、この人達を覚えてますか?」
そして私は両親の写真を見せる。
それを三人は目をそらす。
「見てください。」
だがまだそらす。
「見ろ!!この人達はあんた達を守って死んだんだぞ、あんた達がこの人達を忘れたらこの人達の努力は意味ないじゃないか。それに血の繋がった親子だろ、あんた達だけは忘れちゃいけないだろ。」
「うるさい!!さっきから何なの貴方、何様のつもり。」
「私はお前らの兄弟だ。」
「知らない貴方なんて知らない。」
「私の事は知らなくていい、あんた達に重要なのは両親のことだ。過去からは逃げられないぞ。」
「何なのよ貴方本当に…」
「あんた達が記憶を消したいのわかる。辛いからな。でも辛いのはあんた達だけじゃないんだよ。叔母は岬玲奈はなぁ姉妹を二度も亡くしたんだぞ、岡崎夢はなぁ親友を二度も亡くしたでもこうやって死を乗り越えて生きているんだぞ。」
「なら貴方は?」
「?」
「貴方も死を乗り越えたの?」
「私は乗り越えられた、感情を失ったがな。忘れてはいけないものだからな。」
「それは貴方達が白状だったから。」
「何言ってるの!!」
「美奈、落ち着け。」
「でも…」
「確かに白状だったのかもしれない、しかしあんた達は存在すらも忘れた、もっと白状だろ。」
「何を!?」
「なのに…どうして…私なんかを覚えてたんだよ。」
拳を固める。
「「「?」」」
「私の話はいい。あんた達は親の事を思い出してくれ。」
「そんなの無い。」
「無いわけが無いだろ、両親は私達子供等の事を大切にしていた、愛情を注いでいたその愛情を無かったことにするのか?」
「「「っ…」」」
「ゆっくりでいい。だが確実に思い出してくれ。」
そして思い出してきたのか涙を流す三人。
しかし、それが苦痛の声に変わる。
「!?ヤバイぞ誠落ち着かせろ。」
そう言われて私はとある物をポケットから出す。
ジアゼパムだ。
それを三人に飲ませる。
三人は少し落ち着いた様子だ。
「思い出したかそれがあんた達が忘れた真実だ。それを乗り越えるんだ。それがあの人達の願いだろう。」
「「「願い?」」」
「そうだ。願いだ、親はなぁ子供に幸せになってもらいたいんだよ。過去に縛られて前進しないようでは駄目なんだ、かといって過去を無かったようにするのも駄目だかな。」
ーー何なんだ私は未だにあの今喋っている少年の事が思い出せない。
そう思い深く目を瞑ると。
家とは違う景色になる。
「ここは?」
全くみたことのない景色。
そこに二人誰かが立っている。
連と渚だろうか?
近寄ってみるとそれは予想外の人物だった。
「父さん…母さん…どうして?」
「三郷ごめんな色々と背負わせてしまって…」
「ごめんね。私達が側にいてあげるべきなのに。」
「じゃあ…今からでも一緒に…」
「ごめんね…それは無理なの。」
「え?どうして…」
「私達は死んだ人間、でも最後に貴方達に幸せになってほしいから言うの。」
「父さんと母さんのことをできれば忘れないでそして幸せになってほしい。」
「「さようなら私達の愛しの子供達。」」
そう言って消えてく両親。
ーー兄妹達が急に涙を流しボウっとしていた。
多分親が見せているのだろう。あれを。
そしたら急に。
「さようなら私達の愛しの子供達。」
と聞こえた。
辺りを見まわしても誰もいない。
というか誰にも聞こえていない。
いや、兄妹達には聞こえたはずだ。
そして話しかけてくる。
「「「誠」」兄さん」
「何だ?」
「「「助けてくれてありがとう。」」」
そうか…救われたのかな?
そして時間がたち、夕飯の時間叔母が夕飯を作る。
「おめでとう、流石は真琴。」
「漢字が違うぞ。」
「まぁお前がジアゼパム持ってることには驚いたが何だ話って?」
「この本についてだ。」
そして私は真琴の本を見せる。
「ああ…それか。」
「この本は本物なのか?」
「ああ…本物だ。にしてもよく見つけたな。にしても…その本について知りたがるとは…本当に妖怪にでもあったか?」
「まさかそんなわけ無いだろ。ただこの季節島について気になっただけだ。」
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