33 / 57
第3章「英雄を探して」
03,見え透いた罠
しおりを挟む
翌朝。
シアとともに時間通りに停留場に足を運ぶと、多くの乗客が立ち往生している。
俺は、やけに慌ただしく動き回っている駅馬車のスタッフを捕まえて尋ねてみた。
「何かあったんですか?」
「申し訳ございません。何者かによって馬が全頭、殺されてしまいまして……」
「え?」
「ただいま、代わりの馬を手配しているところです。誠に申し訳ございませんが、結果が分かり次第ご連絡申し上げますので、それまでこの街でお待ち下さい」
言うだけ言うと、スタッフはまた駆け出していった。
おそらく同じ返答を、もう何度も繰り返しているんだろう。
「カズ、どう思う?」
シアが思慮深い光をたたえた視線で、馬屋があるだろう方向を見ている。
「なんとも言えないけれど『馬が死んだ』じゃなくて『殺された』って時点で、あまりいい想像はできないな」
「解剖する必要もなく、見ただけで人為的だと分かったってことよね」
「たぶん。で、昨晩のうちにあの野生馬を、何の騒ぎも起こさずに殺したってことは」
「何人で行ったのか分からないけれど、相当の腕よね」
それっきり二人とも黙り込む。
この世界の野生馬っていうのは、乗馬するために改良した飼育馬と違って、本当にでかくてモンスターのようなものだ。
地球にいるヘラジカは、蹄から肩までの高さが2メートル以上になるっていうけれど、同じくらいだと考えて貰えばいい。
しかも、パワーと体力は比べ物にならない。
普段は温厚で人にも馴れるので、調教して駅馬車を引かせたり、農耕馬のように扱うのだけれど、命の危険を感じると徹底抗戦してくる。
大人しい人が切れると怖いとよく言うけれど、まさにそんな感じだ。
半狂乱状態になって、その無尽蔵の体力と脚力で敵をとことん追い回し、1トン以上の重量で体当たり、頭突き、踏みつける。特に蹴りは洒落にならない。あんなものを受けたら、文字通りボロ雑巾になって吹き飛ぶな。
もちろん魔族や魔獣の方が恐ろしいし、2級以上の冒険者なら1対1でも余裕を持って勝てるだろう。
ただし、見た目はかなり派手な狩りになる。
4頭も相手にしたら、どんなに少なく見積もっても、馬屋は全壊するはずだ。当然大騒ぎになる。
それなのに、昨晩、誰一人気づかないうちに、交代用を含めた馬6頭が全部殺された。
確かにできないわけじゃない。たとえば、トリーシャパーティーなら可能だろう。
つまり1級パーティーに相当する腕と人数が必要だということだ。
「……シア、何が狙いだと思う?」
内心見当はついていたけれど、第三者の意見が聞きたくてシアに尋ねた。
1級階梯の冒険者パーティーに匹敵する集団が、この街でクレーフェ領へ向かう駅馬車を足止めする理由。
もうはっきり言って、ピンポイントで嫌な予感的中です。
「考察材料がなさすぎて、なんとも言えないわね。でもどんな理由があろうとも、私たちの選択肢は2つしかないわ」
「次の馬が到着するまでこの街で待つか。それとも別の方法で目的地を目指すか、かぁ」
「都市間移動用の飼育馬を借りれば、駅馬車より早いとは思うけど?」
確かに大した荷物も持っていない俺とシアだけなら、飼育馬を借りた方が早い。
というか、初めはそうするつもりだったんだ。
でも、ある理由から駅馬車の方が安全だろうと考えた。
まさかこういう手段で足止めされるとは思わなかったけれど。
「で、どうするの? カズ」
シアが決断を求めてくる。
普通に考えれば、ここは飼育馬を借りる方がいいだろう。
英雄探しは期間が決まっているわけではないけれど、コリーヌの言葉からはできるだけ早い方がいいと感じた。
それに第2のフラグの件もある。少しでも早くプロテクトを解除して、ヴァクーナが言う「本番」に備えたい。
それでなくても冒険者は普通、仕事の早期達成を望むものだ。
よほど特殊な例を除いて、依頼を早く達成するほど報酬が上乗せされることも多いし、世間的にもギルド的にも評価が高まる。
いい評判が流れ、冒険者として成功しやすくなる。
だから飼育馬を借りて、今すぐクレーフェ領を目指すのが当然の選択。
……って、考えると思っているだろうなぁ。
もし、この事件を起こした犯人が、コリーヌの言っていた教団の反乱分子だとしたら。
英雄は、まさに救国の象徴。
ラーサ教団も、ブリュート王国を代表とする人族の国々も無視できない、国際規模の影響力を持った個人だ。
そんな人物はラーサ教団にとってむしろ害悪になる。見つからない方がいい。
そう考える一派が存在する、とコリーヌから聞いた。
しかも、教団だけでなく王国にもそんな声はあるらしい。
いつの時代も、どこの世界でも、出る杭は打たれるってことだな。
そんなときに、ヴァクーナ神のお告げを多くの神官が授かった。
これは今までのような、方便としての神託ではない。本物の神の言葉だ。
だとすると、お告げによって示された冒険者は、本当に英雄を探し出してしまうかもしれない。
それは、まずい。
英雄はいらない。
この世界には、ただ神へ敬遠な信仰があれば良い。
だから、その冒険者には依頼を諦めてもらおう。
神はご理解くださる。
なぜなら神のお告げは『汝ら教団の望みが叶うであろう』だからだ。
神のご意思を顕現させるための神託ではない。教団の主流派が願っていることに対する、助言にすぎない。
ならば、冒険者を動けないようにしても、神はお怒りにならないだろう。
英雄よりも、神と教団の尊厳こそ守るべし!
……って感じだそうだ。
その教団反乱分子なら強力な法術を使う者もいるに違いないから、6頭の野生馬を暴れさせずに無力化することもできるだろう。
で、神のお告げに持ち上げられた身の程知らずの冒険者は、名を上げることばかり考えて、飼育馬を借りて1人で先を急ぐはず。
そこを捕縛して監禁。もし抵抗するようならば、天に還してやる。
そんな筋書きじゃないかな。
多くの一般人と混ざって移動すれば、仮にも宗教という建前がある以上、無茶はしないだろうと思ったけれど、読みが甘かった。
6頭もの野生馬の生命をいたずらに失った挙句、多くの人に迷惑をかけてしまった。
コリーヌが、心底心配して「気をつけて」と言ってくれたことを思い出す。
確かに、これは本気で生命を狙われてもおかしくはない。
なら、俺も相応に考えて動くことにしよう。
「シア。決めた」
「そう。どうするの?」
俺は旅の道連れにのんびりと提案した。
「急ぎの旅でもないし、次の便をまとうか」
「ふーん。まぁ、カズがいいなら私はかまわないわ」
連れ立って、今日の宿を確保しにいく。
うまくすれば、駅馬車の会社が手続きを代行してくれるかもしれないな。
もちろん、素直に泊まるつもりもないけれど。
シアとともに時間通りに停留場に足を運ぶと、多くの乗客が立ち往生している。
俺は、やけに慌ただしく動き回っている駅馬車のスタッフを捕まえて尋ねてみた。
「何かあったんですか?」
「申し訳ございません。何者かによって馬が全頭、殺されてしまいまして……」
「え?」
「ただいま、代わりの馬を手配しているところです。誠に申し訳ございませんが、結果が分かり次第ご連絡申し上げますので、それまでこの街でお待ち下さい」
言うだけ言うと、スタッフはまた駆け出していった。
おそらく同じ返答を、もう何度も繰り返しているんだろう。
「カズ、どう思う?」
シアが思慮深い光をたたえた視線で、馬屋があるだろう方向を見ている。
「なんとも言えないけれど『馬が死んだ』じゃなくて『殺された』って時点で、あまりいい想像はできないな」
「解剖する必要もなく、見ただけで人為的だと分かったってことよね」
「たぶん。で、昨晩のうちにあの野生馬を、何の騒ぎも起こさずに殺したってことは」
「何人で行ったのか分からないけれど、相当の腕よね」
それっきり二人とも黙り込む。
この世界の野生馬っていうのは、乗馬するために改良した飼育馬と違って、本当にでかくてモンスターのようなものだ。
地球にいるヘラジカは、蹄から肩までの高さが2メートル以上になるっていうけれど、同じくらいだと考えて貰えばいい。
しかも、パワーと体力は比べ物にならない。
普段は温厚で人にも馴れるので、調教して駅馬車を引かせたり、農耕馬のように扱うのだけれど、命の危険を感じると徹底抗戦してくる。
大人しい人が切れると怖いとよく言うけれど、まさにそんな感じだ。
半狂乱状態になって、その無尽蔵の体力と脚力で敵をとことん追い回し、1トン以上の重量で体当たり、頭突き、踏みつける。特に蹴りは洒落にならない。あんなものを受けたら、文字通りボロ雑巾になって吹き飛ぶな。
もちろん魔族や魔獣の方が恐ろしいし、2級以上の冒険者なら1対1でも余裕を持って勝てるだろう。
ただし、見た目はかなり派手な狩りになる。
4頭も相手にしたら、どんなに少なく見積もっても、馬屋は全壊するはずだ。当然大騒ぎになる。
それなのに、昨晩、誰一人気づかないうちに、交代用を含めた馬6頭が全部殺された。
確かにできないわけじゃない。たとえば、トリーシャパーティーなら可能だろう。
つまり1級パーティーに相当する腕と人数が必要だということだ。
「……シア、何が狙いだと思う?」
内心見当はついていたけれど、第三者の意見が聞きたくてシアに尋ねた。
1級階梯の冒険者パーティーに匹敵する集団が、この街でクレーフェ領へ向かう駅馬車を足止めする理由。
もうはっきり言って、ピンポイントで嫌な予感的中です。
「考察材料がなさすぎて、なんとも言えないわね。でもどんな理由があろうとも、私たちの選択肢は2つしかないわ」
「次の馬が到着するまでこの街で待つか。それとも別の方法で目的地を目指すか、かぁ」
「都市間移動用の飼育馬を借りれば、駅馬車より早いとは思うけど?」
確かに大した荷物も持っていない俺とシアだけなら、飼育馬を借りた方が早い。
というか、初めはそうするつもりだったんだ。
でも、ある理由から駅馬車の方が安全だろうと考えた。
まさかこういう手段で足止めされるとは思わなかったけれど。
「で、どうするの? カズ」
シアが決断を求めてくる。
普通に考えれば、ここは飼育馬を借りる方がいいだろう。
英雄探しは期間が決まっているわけではないけれど、コリーヌの言葉からはできるだけ早い方がいいと感じた。
それに第2のフラグの件もある。少しでも早くプロテクトを解除して、ヴァクーナが言う「本番」に備えたい。
それでなくても冒険者は普通、仕事の早期達成を望むものだ。
よほど特殊な例を除いて、依頼を早く達成するほど報酬が上乗せされることも多いし、世間的にもギルド的にも評価が高まる。
いい評判が流れ、冒険者として成功しやすくなる。
だから飼育馬を借りて、今すぐクレーフェ領を目指すのが当然の選択。
……って、考えると思っているだろうなぁ。
もし、この事件を起こした犯人が、コリーヌの言っていた教団の反乱分子だとしたら。
英雄は、まさに救国の象徴。
ラーサ教団も、ブリュート王国を代表とする人族の国々も無視できない、国際規模の影響力を持った個人だ。
そんな人物はラーサ教団にとってむしろ害悪になる。見つからない方がいい。
そう考える一派が存在する、とコリーヌから聞いた。
しかも、教団だけでなく王国にもそんな声はあるらしい。
いつの時代も、どこの世界でも、出る杭は打たれるってことだな。
そんなときに、ヴァクーナ神のお告げを多くの神官が授かった。
これは今までのような、方便としての神託ではない。本物の神の言葉だ。
だとすると、お告げによって示された冒険者は、本当に英雄を探し出してしまうかもしれない。
それは、まずい。
英雄はいらない。
この世界には、ただ神へ敬遠な信仰があれば良い。
だから、その冒険者には依頼を諦めてもらおう。
神はご理解くださる。
なぜなら神のお告げは『汝ら教団の望みが叶うであろう』だからだ。
神のご意思を顕現させるための神託ではない。教団の主流派が願っていることに対する、助言にすぎない。
ならば、冒険者を動けないようにしても、神はお怒りにならないだろう。
英雄よりも、神と教団の尊厳こそ守るべし!
……って感じだそうだ。
その教団反乱分子なら強力な法術を使う者もいるに違いないから、6頭の野生馬を暴れさせずに無力化することもできるだろう。
で、神のお告げに持ち上げられた身の程知らずの冒険者は、名を上げることばかり考えて、飼育馬を借りて1人で先を急ぐはず。
そこを捕縛して監禁。もし抵抗するようならば、天に還してやる。
そんな筋書きじゃないかな。
多くの一般人と混ざって移動すれば、仮にも宗教という建前がある以上、無茶はしないだろうと思ったけれど、読みが甘かった。
6頭もの野生馬の生命をいたずらに失った挙句、多くの人に迷惑をかけてしまった。
コリーヌが、心底心配して「気をつけて」と言ってくれたことを思い出す。
確かに、これは本気で生命を狙われてもおかしくはない。
なら、俺も相応に考えて動くことにしよう。
「シア。決めた」
「そう。どうするの?」
俺は旅の道連れにのんびりと提案した。
「急ぎの旅でもないし、次の便をまとうか」
「ふーん。まぁ、カズがいいなら私はかまわないわ」
連れ立って、今日の宿を確保しにいく。
うまくすれば、駅馬車の会社が手続きを代行してくれるかもしれないな。
もちろん、素直に泊まるつもりもないけれど。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜
タナん
ファンタジー
オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。
その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。
モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。
温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。
それでも戦わなければならない。
それがこの世界における男だからだ。
湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。
そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。
挿絵:夢路ぽに様
https://www.pixiv.net/users/14840570
※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる