10 / 16
10
しおりを挟む
僕を助けてくださったのは生徒会長(この国の第一王子であり攻略対象)だった。
「君たち、この後生徒会室に来るように」
終わった。グッバイ僕の学園生活そしてこんにちわ僕の死亡フラグこの世界はモブに厳しすぎる。
僕はこの入学式が終わるまでずっと虚無顔で過ごした。そして僕は今生徒会室にいる。
「で、君たちは何であんなに騒いでいたのかな?」
「このルークってやつが俺のことをバカって言ったからっすね」
先に発言したのはイグニスだった。ルークの方を見ながらニヤッとしていた。それを見たルークからなぜだかピキッという音がしたような気がした。
「筋肉でしか物事を解決できない脳筋にバカと言って何が行けないというのです?」
ルークはイグニスを挑発するように発した。
二人は僕を挟んで喧嘩を始めた。ここが生徒会室で目の前に生徒会長がいるのをまるで理解していないようだった。
「おい、静かにしろ。ここで見苦しい喧嘩をするな」
ドスの効いた低い声で注意を受けた二人はすぐさま静かになった。
おぉ~さすがは生徒会長なだけあるなと思った僕でした。
この王子ゲームでは人気ランキング1位だったしカリスマ性抜群腹黒王子ってツイートSNSで見たことがある。正直僕キャラクターの説明とか読むのだるすぎて全部ぶっ飛ばしてゲームしてからな。ハハハ我ながらなんて愚行をしたんだ。ある程度は姉から聞いてはいたけどうろ覚えなんだよな、無理に思い出そうとすると頭が痛くなるから考えないようにしてたけど本人を目の前にすると案外思い出すものなんだと感嘆していると生徒会長が僕に何かを言っていた。
「…………出すように、以上だ」
はい、解散と言われて僕たちは生徒会室から追い出された。
何を出せって言った?ヤバい話を聞いていなかった。焦る僕と裏腹にイグニスとルークはまた口喧嘩を始めていた。
「おい、お前のせいだぞ」
「何を言っている?さっさと自分の寮へ戻って筋トレでもしたらどうだ」
「する予定だったがお前にせいで反省文を書かないといけなくなったからできないんだ」
あ、する予定だったんだ………て今イグニス反省文と言ったか?もしかして生徒会長は僕に反省文を書くようにと言っていたのか?
関わりを持ちたくなかったが今は仕方がない。僕の学園生活が最優先だこの二人に聞くとしよう。
「すみませんが先ほど会長は私に何を出すようにとおっしゃたのかわかりませんか?ちょっと考えことをしていて話を聞きそびれてしまって」
僕の声に先に反応したのはイグニスだった。
「あーお前は自己紹介カードを出せってセドリック様が言っていたぞ」
「そうなんですね。ありがとうございま……えっ自己紹介カードですか」
「そういえばそうでしたね。俺たちは反省文なのに」
え、僕が自己紹介カードでこの二人が反省文。いや確かにこの二人が主に騒いでいたのはそうだけど僕は巻き込まれただけで
でも、それで自己紹介カードって……い、意味がわからない。
困惑する僕に二人は僕の肩に手を添えて憐れみの目で見てくる。な、なんだ?どうしたんだ?
「お前……気をつけろよ」
「えぇ同感です」
「何にですか?!」
二人は何も言わずに去ってしまった。
い、一体何に気をつけろと言うんだ!!
この時この二人が言っていた気をつけろの忠告をあまり気に留めなかった僕は深々と後悔するのはまた別の話
「君たち、この後生徒会室に来るように」
終わった。グッバイ僕の学園生活そしてこんにちわ僕の死亡フラグこの世界はモブに厳しすぎる。
僕はこの入学式が終わるまでずっと虚無顔で過ごした。そして僕は今生徒会室にいる。
「で、君たちは何であんなに騒いでいたのかな?」
「このルークってやつが俺のことをバカって言ったからっすね」
先に発言したのはイグニスだった。ルークの方を見ながらニヤッとしていた。それを見たルークからなぜだかピキッという音がしたような気がした。
「筋肉でしか物事を解決できない脳筋にバカと言って何が行けないというのです?」
ルークはイグニスを挑発するように発した。
二人は僕を挟んで喧嘩を始めた。ここが生徒会室で目の前に生徒会長がいるのをまるで理解していないようだった。
「おい、静かにしろ。ここで見苦しい喧嘩をするな」
ドスの効いた低い声で注意を受けた二人はすぐさま静かになった。
おぉ~さすがは生徒会長なだけあるなと思った僕でした。
この王子ゲームでは人気ランキング1位だったしカリスマ性抜群腹黒王子ってツイートSNSで見たことがある。正直僕キャラクターの説明とか読むのだるすぎて全部ぶっ飛ばしてゲームしてからな。ハハハ我ながらなんて愚行をしたんだ。ある程度は姉から聞いてはいたけどうろ覚えなんだよな、無理に思い出そうとすると頭が痛くなるから考えないようにしてたけど本人を目の前にすると案外思い出すものなんだと感嘆していると生徒会長が僕に何かを言っていた。
「…………出すように、以上だ」
はい、解散と言われて僕たちは生徒会室から追い出された。
何を出せって言った?ヤバい話を聞いていなかった。焦る僕と裏腹にイグニスとルークはまた口喧嘩を始めていた。
「おい、お前のせいだぞ」
「何を言っている?さっさと自分の寮へ戻って筋トレでもしたらどうだ」
「する予定だったがお前にせいで反省文を書かないといけなくなったからできないんだ」
あ、する予定だったんだ………て今イグニス反省文と言ったか?もしかして生徒会長は僕に反省文を書くようにと言っていたのか?
関わりを持ちたくなかったが今は仕方がない。僕の学園生活が最優先だこの二人に聞くとしよう。
「すみませんが先ほど会長は私に何を出すようにとおっしゃたのかわかりませんか?ちょっと考えことをしていて話を聞きそびれてしまって」
僕の声に先に反応したのはイグニスだった。
「あーお前は自己紹介カードを出せってセドリック様が言っていたぞ」
「そうなんですね。ありがとうございま……えっ自己紹介カードですか」
「そういえばそうでしたね。俺たちは反省文なのに」
え、僕が自己紹介カードでこの二人が反省文。いや確かにこの二人が主に騒いでいたのはそうだけど僕は巻き込まれただけで
でも、それで自己紹介カードって……い、意味がわからない。
困惑する僕に二人は僕の肩に手を添えて憐れみの目で見てくる。な、なんだ?どうしたんだ?
「お前……気をつけろよ」
「えぇ同感です」
「何にですか?!」
二人は何も言わずに去ってしまった。
い、一体何に気をつけろと言うんだ!!
この時この二人が言っていた気をつけろの忠告をあまり気に留めなかった僕は深々と後悔するのはまた別の話
816
あなたにおすすめの小説
虐げられた令息の第二の人生はスローライフ
りまり
BL
僕の生まれたこの世界は魔法があり魔物が出没する。
僕は由緒正しい公爵家に生まれながらも魔法の才能はなく剣術も全くダメで頭も下から数えたほうがいい方だと思う。
だから僕は家族にも公爵家の使用人にも馬鹿にされ食事もまともにもらえない。
救いだったのは僕を不憫に思った王妃様が僕を殿下の従者に指名してくれたことで、少しはまともな食事ができるようになった事だ。
お家に帰る事なくお城にいていいと言うので僕は頑張ってみたいです。
乙女ゲームのサポートメガネキャラに転生しました
西楓
BL
乙女ゲームのサポートキャラとして転生した俺は、ヒロインと攻略対象を無事くっつけることが出来るだろうか。どうやらヒロインの様子が違うような。距離の近いヒロインに徐々に不信感を抱く攻略対象。何故か攻略対象が接近してきて…
ほのほのです。
※有難いことに別サイトでその後の話をご希望されました(嬉しい😆)ので追加いたしました。
妹に奪われた婚約者は、外れの王子でした。婚約破棄された僕は真実の愛を見つけます
こたま
BL
侯爵家に産まれたオメガのミシェルは、王子と婚約していた。しかしオメガとわかった妹が、お兄様ずるいわと言って婚約者を奪ってしまう。家族にないがしろにされたことで悲嘆するミシェルであったが、辺境に匿われていたアルファの落胤王子と出会い真実の愛を育む。ハッピーエンドオメガバースです。
記憶を無くしたら家族に愛されました
レン
BL
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない…
家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
風紀委員長様は王道転校生がお嫌い
八(八月八)
BL
※11/12 10話後半を加筆しました。
11/21 登場人物まとめを追加しました。
【第7回BL小説大賞エントリー中】
山奥にある全寮制の名門男子校鶯実学園。
この学園では、各委員会の委員長副委員長と、生徒会執行部が『役付』と呼ばれる特権を持っていた。
東海林幹春は、そんな鶯実学園の風紀委員長。
風紀委員長の名に恥じぬ様、真面目実直に、髪は七三、黒縁メガネも掛けて職務に当たっていた。
しかしある日、突如として彼の生活を脅かす転入生が現われる。
ボサボサ頭に大きなメガネ、ブカブカの制服に身を包んだ転校生は、元はシングルマザーの田舎育ち。母の再婚により理事長の親戚となり、この学園に編入してきたものの、学園の特殊な環境に慣れず、あくまでも庶民感覚で突き進もうとする。
おまけにその転校生に、生徒会執行部の面々はメロメロに!?
そんな転校生がとにかく気に入らない幹春。
何を隠そう、彼こそが、中学まで、転校生を凌ぐ超極貧ド田舎生活をしてきていたから!
※11/12に10話加筆しています。
婚約破棄を傍観していた令息は、部外者なのにキーパーソンでした
Cleyera
BL
貴族学院の交流の場である大広間で、一人の女子生徒を囲む四人の男子生徒たち
その中に第一王子が含まれていることが周囲を不安にさせ、王子の婚約者である令嬢は「その娼婦を側に置くことをおやめ下さい!」と訴える……ところを見ていた傍観者の話
:注意:
作者は素人です
傍観者視点の話
人(?)×人
安心安全の全年齢!だよ(´∀`*)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる