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一章〜黒魔術と山賊頭領〜
二話『山賊の少女』
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初めて黒魔術を使った感想としては、身体的疲労が激しく次の日になっても動くのが憂鬱なほどに全身が重いといったところである。
黒魔術は魔法と違い、悪魔との契約が済んでいる者のみの選ばれた力らしい。
つまり、体に負荷を掛けた分悪魔はそれをエネルギーとして黒魔術へ変換してくれると言うことになる。
等価交換ーーである。
だからと言って、幾ら体が重くて動かないからとだらりとしていられない。
黒魔術を完璧に自分の物とする為にも修行は継続する必要がある。
そして、人間が生きる上でとても重要なことと言えば、
「食料と飲み物の確保をしましょう!」
食べること、飲むことーー
人間の三大欲求を満たすことである。
性欲はこの際除くーー私は未経験だから。
「て、飯と言ってもなぁ。街へ出ないといけない」
「変装はちゃんとして行くわよ」
「いや、昨日の早朝街へ行ったが……騎士団が彷徨いていた。あまり、簡単にじゃあ行こうか! とは言えないのが俺の立場だ」
「なるほどね……。なら、騎士団に見つかったら戦って隙見て逃走! 顔はバレないように仮面をちゃんと付ける!」
「……まあ、それなら。てっ! 俺任せじゃねえか!!」
男はため息を吐いて、「仕方ない……」とぼやいて漆黒のコートを羽織る。
私も古城のクローゼットに残っていた茶色のコートを羽織り、これもまた残っていた不気味な仮面を付ける。
「余計に怪しいのだが……」
「大丈夫。怪しすぎて、逆に声掛けたくないと思う……」
「…………騎士団もびっくりだ」
いざ行こうーーと、した途端に私達二人の間に不安が溢れだしてきた。
◆
〖アルヴァージュ帝国内 凱旋通り〗
「ーーすみません、いつものパンをある分と牛乳。それと今日はベーコンも」
「いつもありがとう兄ちゃん! ほらよ、おまけでゆで卵付けとくぜ!」
「ありがとう店主。また来る」
男は行きつけの店の店主から袋を受け取ると足早に私の手を引いて人混みへ消える。
「やっぱり、騎士団多いわね」
「ああ。バレていないとは思っているんだけどね~」
「黒焦げの死体じゃ、私と入れ替わっていても見当もつかないわよ。そこまで今のアルヴァージュ帝国の技術は発達していない」
男が人混みへ紛れた理由は、騎士団が迫っていたからだった。
人混みに紛れてしまえば、不審な動きで目立たない限り声を掛けられる可能性は低い。
気配を消すなら人に紛れろーー
実に古典的だが、しかし、そのおかげで騎士団とはすれ違ったものの声を掛けられることはなかった。
「……行ったわね」
「何とかな。あとは、服を新調してーー」
「ねえ、そういえばーー」
と、私は男の腕を肘で突く。
「な、なんだよ」
「お金、どっから湧いてくるの?」
そう、私が気になったのは金だ。
働いているわけでもない、商人をしている訳でもない、なら何故金が普通にあるのか。
「あー。錬金術ってやつだよ。金属を拾ってきて、錬金術で金銭に変えてしまう。禁術だけど黒魔術自体が禁術だからな。幾ら使っても禁術は禁術だ」
「ふーん……」
鼻で返事したが、昔の自分を思い出して後悔する。
もっと早く黒魔術が使えると知って、錬金術を身に着けておけば良かったと。
私は他国と海上貿易を行い、輸出で金を得て国の復興費や軍費に半分回していた。
苦労して築いた海上貿易……錬金術を身に着けるだけで良かったなんて馬鹿らしい。
「まあ、錬金術はそう簡単に使えるものじゃないーー【千里眼】!!」
「な、何よ急にっ!!」
「伏せるぞジャンヌ!!」
男に抱きしめられて地面に倒れ込む。
と、その次の瞬間ーー
後ろの人混みから叫び声が上がる。
ちらっと後ろを見ると、砂煙が上がり何かが諸凸猛進してくる。
そして 人混みが左右に吹けて、現れたのは狼に乗った女の子だった。
「おん……なの、こ?」
「ーー女王」
私と女の子は目が合う。
そして女の子は通り過ぎて行き、街の東側深き森へ向かって走り抜けて行く。
「大丈夫かジャンヌ?」
「……あの子、私を知っていた」
「仮面を付けているのにか!? ……怪しいな」
「ーー君達! 大丈夫かい!」
男に手を差し伸べてもらい、立ち上がると今度は騎士団が声を掛けてきた。
ーー私と男は硬直する。
「……何故仮面を君は付けている?」
「あ、あーと。これはですね騎士様~」
「怪しい……仮面を取ってしまえ」
三人程度でやろうと思えばできないことないが、さっきの女の子のせいで街は静かになり、民の視線は今や私達に全て向いてしまっている。
ここで暴れると、後々指名手配級の大事になりかねない。
ごくりと私は唾を飲み、男の袖を引く。
ーー伝わりなさい、私の考えが。
「ーーっ! ……すみません、騎士様。少し、急いでいますので、【異空間移動(ワープ)】」
男は私の考えを読んでくれたのか、ワープを使い街の外れまで飛んでくれた。
その場で私はがくりと崩れ落ち、深呼吸する。
男はケロッとしながら、「いやぁ、ビビったな~」と笑う。
最初は本気でビビっていた癖にとは、言わない。
「それよりーー深き森の前に来てしまったな」
「あの女の子が向かっていた方角ね。どうする? とりあえず食べ物と飲み物の確保はしたから古城に帰る?」
「それには賛成なんだがーー」
と、男は街の方へ向き直って顎に手を当てる。
また、深く考えごとを始めた。
「狼の足跡は周囲一キロ圏内にはついていない。つまりーー今から来るか」
「良く見えるわね……何も見えないわよ」
「目が良いからな。一キロ圏内の足跡程度なら見える。それにーーどれだけ離れていようと、黒魔術次第では見える。【千里眼】」
「……見える?」
「今、やっと一番栄えている〖凱旋通り〗を抜けたところだ。あと五キロ程度てところかな」
私は腰を上げ、尻を叩いて男の横に立つ。
「で、もし声を掛けて止まってくれたらのときの事なんだけど」
「奇遇だな~運命かな~これ。俺も多分同じことを考えている」
「「……名前、決めないとな(あんたの)(俺の)」」
私達は見事声がハモった。
そして、考えていることは同じだった。
「かっこいい名前で頼みます」
「え、あんたに似合うかっこいい名前って」
「あるだろ!? 数個くらい候補は浮かぶだろ!?」
ぶっちゃけ、これといって候補があったわけではない。
ただ、私が名前で呼ばれていながら男だけ「あんた」呼ばわりはできない。
かっこいい名前……かっこいい名前……。
考えるほど、思いつかない。
男は「酷くね?」と言って肩を落とす。
分かりやすい落ち込み方だ。
「ネロ」
「……ネロ?」
「神話に登場する死霊術士(ネクロマンサー)を略したのよ。確か、あの人物も黒魔術の使い手でその上死霊術を使うから」
「まあ、俺も使えるから良いんだが……ちょって可愛くない?」
「可愛くはないでしょ。むしろ悍ましいレベルよ」
私は苦笑しながら、肩を叩いて元気を出せと手の平から伝える。
まあ、届いていないと思うけど。
名前はネロで決定し、丁度砂煙が見えるところまで女の子と狼は来ていた。
私が手を振ると、狼は速度を落とし目の前で止まって大人しくお座りする。
しっかりと手名付けられている。
飼い主はこの女の子で間違いないが、気性が荒く人を襲う狼がここまで人間慣れしているとなるとーー
この山で女の子は暮らしていると考えて間違いないだろう。
山に共に住む者、その間に人と獣の違いはないーー昔、祖父がそう言っていた。
ふらりと旅へ出ていき帰ってこなかった祖父の言葉だから信用はならないが。
必ず帰ると言って、結局十三年間も帰っていない。
「思い出に耽るなよ……」
「心を読むな!!」
「……次期女王ジャンヌ様、で間違いないでしょうか?」
私とネロが睨み合いを始めると、女の子はダガーナイフを二本持って構える。
そして、私を次期女王のジャンヌかと問う。
「そうだとしたら、どうするの?」
「ーー殺します。次期女王になられるジャンヌ様を殺せば山賊である私達には、一生自由に遊べるだけの金銭が入る」
「……何それ。あなた、山賊なの?」
「今は、私が質問をしています」
女の子はダガーナイフを更に強く握ると、右足を引いて疾風の如く駆け出し飛び込んでくる。
流石にーーバレるか。
「ネロ」
「はいよ。……悪いね、お嬢ちゃん。この女は、俺のなんだ殺させる訳にはいかない」
「な、ナイフを……指一本! しかも、爪先で!!」
ネロを出動させ、私の首に刃先が届く寸前でナイフは止まる。
ーーダガーナイフを、爪先で止めた。
黒魔術は魔法と違い、悪魔との契約が済んでいる者のみの選ばれた力らしい。
つまり、体に負荷を掛けた分悪魔はそれをエネルギーとして黒魔術へ変換してくれると言うことになる。
等価交換ーーである。
だからと言って、幾ら体が重くて動かないからとだらりとしていられない。
黒魔術を完璧に自分の物とする為にも修行は継続する必要がある。
そして、人間が生きる上でとても重要なことと言えば、
「食料と飲み物の確保をしましょう!」
食べること、飲むことーー
人間の三大欲求を満たすことである。
性欲はこの際除くーー私は未経験だから。
「て、飯と言ってもなぁ。街へ出ないといけない」
「変装はちゃんとして行くわよ」
「いや、昨日の早朝街へ行ったが……騎士団が彷徨いていた。あまり、簡単にじゃあ行こうか! とは言えないのが俺の立場だ」
「なるほどね……。なら、騎士団に見つかったら戦って隙見て逃走! 顔はバレないように仮面をちゃんと付ける!」
「……まあ、それなら。てっ! 俺任せじゃねえか!!」
男はため息を吐いて、「仕方ない……」とぼやいて漆黒のコートを羽織る。
私も古城のクローゼットに残っていた茶色のコートを羽織り、これもまた残っていた不気味な仮面を付ける。
「余計に怪しいのだが……」
「大丈夫。怪しすぎて、逆に声掛けたくないと思う……」
「…………騎士団もびっくりだ」
いざ行こうーーと、した途端に私達二人の間に不安が溢れだしてきた。
◆
〖アルヴァージュ帝国内 凱旋通り〗
「ーーすみません、いつものパンをある分と牛乳。それと今日はベーコンも」
「いつもありがとう兄ちゃん! ほらよ、おまけでゆで卵付けとくぜ!」
「ありがとう店主。また来る」
男は行きつけの店の店主から袋を受け取ると足早に私の手を引いて人混みへ消える。
「やっぱり、騎士団多いわね」
「ああ。バレていないとは思っているんだけどね~」
「黒焦げの死体じゃ、私と入れ替わっていても見当もつかないわよ。そこまで今のアルヴァージュ帝国の技術は発達していない」
男が人混みへ紛れた理由は、騎士団が迫っていたからだった。
人混みに紛れてしまえば、不審な動きで目立たない限り声を掛けられる可能性は低い。
気配を消すなら人に紛れろーー
実に古典的だが、しかし、そのおかげで騎士団とはすれ違ったものの声を掛けられることはなかった。
「……行ったわね」
「何とかな。あとは、服を新調してーー」
「ねえ、そういえばーー」
と、私は男の腕を肘で突く。
「な、なんだよ」
「お金、どっから湧いてくるの?」
そう、私が気になったのは金だ。
働いているわけでもない、商人をしている訳でもない、なら何故金が普通にあるのか。
「あー。錬金術ってやつだよ。金属を拾ってきて、錬金術で金銭に変えてしまう。禁術だけど黒魔術自体が禁術だからな。幾ら使っても禁術は禁術だ」
「ふーん……」
鼻で返事したが、昔の自分を思い出して後悔する。
もっと早く黒魔術が使えると知って、錬金術を身に着けておけば良かったと。
私は他国と海上貿易を行い、輸出で金を得て国の復興費や軍費に半分回していた。
苦労して築いた海上貿易……錬金術を身に着けるだけで良かったなんて馬鹿らしい。
「まあ、錬金術はそう簡単に使えるものじゃないーー【千里眼】!!」
「な、何よ急にっ!!」
「伏せるぞジャンヌ!!」
男に抱きしめられて地面に倒れ込む。
と、その次の瞬間ーー
後ろの人混みから叫び声が上がる。
ちらっと後ろを見ると、砂煙が上がり何かが諸凸猛進してくる。
そして 人混みが左右に吹けて、現れたのは狼に乗った女の子だった。
「おん……なの、こ?」
「ーー女王」
私と女の子は目が合う。
そして女の子は通り過ぎて行き、街の東側深き森へ向かって走り抜けて行く。
「大丈夫かジャンヌ?」
「……あの子、私を知っていた」
「仮面を付けているのにか!? ……怪しいな」
「ーー君達! 大丈夫かい!」
男に手を差し伸べてもらい、立ち上がると今度は騎士団が声を掛けてきた。
ーー私と男は硬直する。
「……何故仮面を君は付けている?」
「あ、あーと。これはですね騎士様~」
「怪しい……仮面を取ってしまえ」
三人程度でやろうと思えばできないことないが、さっきの女の子のせいで街は静かになり、民の視線は今や私達に全て向いてしまっている。
ここで暴れると、後々指名手配級の大事になりかねない。
ごくりと私は唾を飲み、男の袖を引く。
ーー伝わりなさい、私の考えが。
「ーーっ! ……すみません、騎士様。少し、急いでいますので、【異空間移動(ワープ)】」
男は私の考えを読んでくれたのか、ワープを使い街の外れまで飛んでくれた。
その場で私はがくりと崩れ落ち、深呼吸する。
男はケロッとしながら、「いやぁ、ビビったな~」と笑う。
最初は本気でビビっていた癖にとは、言わない。
「それよりーー深き森の前に来てしまったな」
「あの女の子が向かっていた方角ね。どうする? とりあえず食べ物と飲み物の確保はしたから古城に帰る?」
「それには賛成なんだがーー」
と、男は街の方へ向き直って顎に手を当てる。
また、深く考えごとを始めた。
「狼の足跡は周囲一キロ圏内にはついていない。つまりーー今から来るか」
「良く見えるわね……何も見えないわよ」
「目が良いからな。一キロ圏内の足跡程度なら見える。それにーーどれだけ離れていようと、黒魔術次第では見える。【千里眼】」
「……見える?」
「今、やっと一番栄えている〖凱旋通り〗を抜けたところだ。あと五キロ程度てところかな」
私は腰を上げ、尻を叩いて男の横に立つ。
「で、もし声を掛けて止まってくれたらのときの事なんだけど」
「奇遇だな~運命かな~これ。俺も多分同じことを考えている」
「「……名前、決めないとな(あんたの)(俺の)」」
私達は見事声がハモった。
そして、考えていることは同じだった。
「かっこいい名前で頼みます」
「え、あんたに似合うかっこいい名前って」
「あるだろ!? 数個くらい候補は浮かぶだろ!?」
ぶっちゃけ、これといって候補があったわけではない。
ただ、私が名前で呼ばれていながら男だけ「あんた」呼ばわりはできない。
かっこいい名前……かっこいい名前……。
考えるほど、思いつかない。
男は「酷くね?」と言って肩を落とす。
分かりやすい落ち込み方だ。
「ネロ」
「……ネロ?」
「神話に登場する死霊術士(ネクロマンサー)を略したのよ。確か、あの人物も黒魔術の使い手でその上死霊術を使うから」
「まあ、俺も使えるから良いんだが……ちょって可愛くない?」
「可愛くはないでしょ。むしろ悍ましいレベルよ」
私は苦笑しながら、肩を叩いて元気を出せと手の平から伝える。
まあ、届いていないと思うけど。
名前はネロで決定し、丁度砂煙が見えるところまで女の子と狼は来ていた。
私が手を振ると、狼は速度を落とし目の前で止まって大人しくお座りする。
しっかりと手名付けられている。
飼い主はこの女の子で間違いないが、気性が荒く人を襲う狼がここまで人間慣れしているとなるとーー
この山で女の子は暮らしていると考えて間違いないだろう。
山に共に住む者、その間に人と獣の違いはないーー昔、祖父がそう言っていた。
ふらりと旅へ出ていき帰ってこなかった祖父の言葉だから信用はならないが。
必ず帰ると言って、結局十三年間も帰っていない。
「思い出に耽るなよ……」
「心を読むな!!」
「……次期女王ジャンヌ様、で間違いないでしょうか?」
私とネロが睨み合いを始めると、女の子はダガーナイフを二本持って構える。
そして、私を次期女王のジャンヌかと問う。
「そうだとしたら、どうするの?」
「ーー殺します。次期女王になられるジャンヌ様を殺せば山賊である私達には、一生自由に遊べるだけの金銭が入る」
「……何それ。あなた、山賊なの?」
「今は、私が質問をしています」
女の子はダガーナイフを更に強く握ると、右足を引いて疾風の如く駆け出し飛び込んでくる。
流石にーーバレるか。
「ネロ」
「はいよ。……悪いね、お嬢ちゃん。この女は、俺のなんだ殺させる訳にはいかない」
「な、ナイフを……指一本! しかも、爪先で!!」
ネロを出動させ、私の首に刃先が届く寸前でナイフは止まる。
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