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一章〜ギルド設立を目指して〜
十六話 バトルロワイヤルの激闘①
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「ーー参加ですか?」
「はい」
「では、招待券をお見せください。今年からは、ギルド間の交流を深める目的も含め、招待券を自由に配るよう、数ギルドに任せておりましたので」
「……聞いた? 招待券なんて」
「いや。日が真ん中に昇るまでに、参加すれば良いしか」
「そんな招待券なんて、『ローズ』ですらくれなかったわよ」
「『ローズ』は参加しないのですよ。絶対なのですよ」
私達は全員で頭を抱える。
「どうするのよ、参加できないわよ」
「リリー、ここは一旦引いて招待券をゲットして参加したほうが良いわあ。無いと入れないのなら、手にするしかない」
「……そうね」
アリアータに言われ、私達はとりあえず近くのベンチにまで移動して立て直すことにした。
しかし、立て直す方法が見当たらない。盗賊やってみせる以外に、招待券を入手できない。
ギルド『忍』のメンバーが、誰一人として招待券などと言わなかったのだ。全ての責任を押し付けておこう。
責任はギルド『忍』に全て丸投げし、バトルロワイヤル参加の方法を他に考えることに。
責任を丸投げしたら、頭の回転が少し早くなった気がする。
「ーーダメよー。思い付かないわあ。ねえ、シュート助けて~」
私の後ろで、背凭れに肘だけ乗せてしゃがみ込んでいるシュートの頬を私はエビ反りしながら両手で挟んだ。
「無理だっての……。頭の回転が俺は遅い」
「そこを頑張りなさいよ」
「無茶言うなよ」
「ーーなんや、あんたら困ってんのけ?」
……誰か来た。
いや、来たではなく誰か私の横に座っていたが、正確な表現だ。
私の横に、知らない間に座っていた、露出面積の多い服の女は棒アイスを咥えている。
私達四人は驚くよりも先に、「誰?」と、目を細めた。
「そないに怖い顔せんでええやん。うちはランディー言うねん、バトルロワイヤルに参加しにきた冒険者やねん」
「一人で参加はできないわよ?」
「見た目でぼっち確定かいなっ! そりゃ、ぼっちやけどさ……んで、あんたら何困ってん?」
「聞きました奥様? ぼっちですって……可哀想に学校で何かあったのかしらあ?」
「さあ奥様。真面目で良い子なのにねえ~」
「おーい! うちはあんたらの住む団地のご近所さんの娘かいな?」
私とアリアータが近所のおばちゃん連中のもの真似をすると、この痴女にしか見えない女が鋭く正確に突っ込みを入れてきた。
「ランディーだっけ? 痴女よ、その衣装」
「痴女とか言わんとってやー! これはファッションやで? ただの露出魔の正装とちゃうんねん!」
「聞きました奥様ーー」
「そりゃもうええねん!」
またまた突っ込まれた。
私よりくすんだ金髪を腰まで伸ばし、腹と肩が露出する虎柄のミニTシャツにミニスカートと、男の目を引くことしか脳にない女が着そうな、冒険者としてはありえない服装のランディー。
ランディーは髪の毛が邪魔なのか、それとも男子を受けを狙いに来たのか、二つに分けて結った。
髪を結うと、遊び人の雰囲気から幼き子供に若返る。
ランディーは背が私より少し高い程度で、大柄で綺麗なほうではない。可愛いほう。萌のほう。
「んであんたら、どうしたいんや。出たいんか、出たないんか」
「そりゃ出たいわよ」
アリアータが即答する。
私達も頷くと、
「ーーそっか。なら、これくれたるわ」
ランディーは、サイドから無理矢理に押して上げた胸の谷間からチケットを取り出して、アリアータに渡す。
アリアータは受け取ると、「何これ?」と首を傾げてしまう。
話の流れからして、それが招待券であることは明白と言うのにーー私の周りは馬鹿ばかりらしい。
「これはお前あれだよアリアータ。夢の国への招待券……あたっ!!」
「馬鹿言わないでシュート。それ、このバトルロワイヤルの招待券でしょ? 私達にくれて良いの?」
私が聞くと、ランディーは食べ終わったアイスの木棒をポイ捨て、背を向け闘技場裏口の方へ歩いていく。
「うちは別に、あってもなくても良いねん」
ランディーは手を振りながら歩いていき、どんどんと姿が見えなくなっていった。
私はアリアータから招待券を受け取り、それをランディーに対抗して谷間にしまってみる。
しかし、チケットは私のワンピースの裾からひらりと落ちてきた。
肩が大きく沈む……。
と、シュートが私の肩に手を置いて、二カッと笑う。
「ーー需要はあるって!」
「は……励ましなさいよおおおお!! 嬉しくない嬉しくない嬉しくない!!」
「り、リリーちゃんで……そうなるなんて……私なんてもっと悲しい……の……ですよ。悲惨なのですよ……悲劇なのですよ」
シュートをバトルロワイヤルの前からタコ殴りにする私。
その横でネネが、膝から崩れ落ちた。
「……まあ、でも。冒険者に胸は関係ないわあ。あっても防御範囲が増えてしまうだけで、無いに漉したことは……誰が貧乳を認めただシュート!」
「いや知らねーよ! 何でも俺にぶつけるな! いてー! マジでいてーって!!」
理不尽に、シュートは私とネネに踏まれ続ける。
それを止める様子もなく、日頃の行いが悪いと嘲笑いながら見物するアリアータだった。
私とネネがシュートをボコボコにしている最中、何処からか視線を感じる。
それはとても強く、感じたことのないまでに異様な視線だ。
シュートへの当てつけをやめて、私は視線が送られてくる方向に瞬時に反応してしまう。
ーー獣を超えた、化物の視線。
しかし、何処から向けられたのか分からないだけのことはあり、相手は見つからない。
全方向を見渡してもーー誰も。
人混みに紛れたと考えるのが自然だが、それでもあれだけの視線を送ってこれるのだ。放つオーラで、分かるはずなのだけれどもーー。
「……いない」
「いってて……誰がだ、リリー」
「う、ううん……気のせいかも」
気のせいでない。それでも、気のせいというしかない。
だってーー私個人にあれは向けられた視線で、三人は気づいていない。
一体……あれは、誰だったのだろうか。
「ーー失礼承知で、底辺冒険者から上り詰めようとする者の戦いを、見せてもいましょか。カルシャーナ・リリー率いる一行」
「ーーっ!?」
声がした。これは気のせいかもしれないと、そう思った。
でも数日のうちに、特徴的な話方をするローズの声が聞こえてくるはずもない。
もしかすると、ローズがーー見に来ている?
心臓が破裂しそうな緊張感に襲われる。
「どうしたんだよマジで」
「リリー?」
「大丈夫なのですよ?」
三人が私の顔を覗き込み、心配の感情を送ってくる。
考え過ぎなのか? ローズを意識しているからだろうか?
三人の心配する顔に、私は作り笑みで「大丈夫」と言った。が、多分この会場にーーローズは、居ると。
頭の片隅に、腹の立つ面がうすらと浮かび上がって消えなくなった。
でも今は、ローズを意識することより先に、参加することが優先とされるので私はリーダーとして、三人を引き連れて受付けに向かう。
受付けの前に着くと、そこには『忍』メンバー全員集合で招待券を出していた。
私達は驚き、固まってしまう。
すると、私大好き(多分)影縫が気づいて振り返り、目が合う。
その瞬間ーー。
影縫は私に飛びついてきた。無理矢理引き剥がそうとするが、腕力が一般男性並みに強い。
魔法で吹き飛ばすしかない。でもここでそれをしてしまうと、私達は標的になりかねない。
「離れなさいーー命令よっ!」
「し、失礼したですぞリリー殿! 嬉しくてつい」
「昨日も会ったじゃない……。てかキャラクターイメージ変えてない!? 変わってない!?」
「私は常にこういうキャラクターであるのですぞ? それを今まで……隠していただけですぞ」
「初めから素で接してきてよ、今となって驚くことになるから。それで、厚成。あなた達は何をしに?」
厚成が私に手を上げて挨拶をしたので、聞いてみる。
受付けを済ませ、近づいてくると影縫の頭に手を置いて撫で始めるので何となくだが分かった気がした。
「影縫のスキルアップをするため、バトルロワイヤルの個人戦にぶち込むつもりだ」
「拙者ーー私は嫌と言ったのですぞ」
「へえ~。良いじゃない? 影縫、出なさい。命令よ」
「……了解したですぞ」
私の命令となれば、頷くしかない影縫だった。
影縫は個人戦に一人で参加させられることとなった。
さて、多分配られた招待券を更に配る役目にありながら私達に渡し忘れていたのだろうギルド『忍』。
申し訳なさそうにしたので、黙っておく。
その渡された何枚かの招待券のうち一枚を、メンバーの為に使う優しい厚成から目を逸らしてーー。
睡蓮に目をつける。
「ーー何? リリー」
「……あんたに、一つ教えて貰いたいのよ。わかっているんでしょーーここに、ローズが居るか居ないのか」
全員の表情が固まり、私と睡蓮だけがうすらと笑みを浮かべる状態へと一瞬にして変わった。
私と睡蓮は笑みから笑いに変わっていき、そのうちここら一体で浮いた集団となる。
「ーーハハハハッ!! もしかして、視線を送られた? だとしたらそれは、ローズで間違いないね」
「ローズで合ってるのね?」
「ええ、そうよ? だけど参加はしていないーー。ローズは、見物に来たのよ。さて、あんたが視線を送られてきた理由については私は知っているけど知らないふりをして……何か起きるとか、考えない訳? いや、考えても無駄。それを知るのは、私だけよリリー。今日、冒険者の常識がーー変わるんだから」
「ーー参加ですか?」
「はい」
「では、招待券をお見せください。今年からは、ギルド間の交流を深める目的も含め、招待券を自由に配るよう、数ギルドに任せておりましたので」
「……聞いた? 招待券なんて」
「いや。日が真ん中に昇るまでに、参加すれば良いしか」
「そんな招待券なんて、『ローズ』ですらくれなかったわよ」
「『ローズ』は参加しないのですよ。絶対なのですよ」
私達は全員で頭を抱える。
「どうするのよ、参加できないわよ」
「リリー、ここは一旦引いて招待券をゲットして参加したほうが良いわあ。無いと入れないのなら、手にするしかない」
「……そうね」
アリアータに言われ、私達はとりあえず近くのベンチにまで移動して立て直すことにした。
しかし、立て直す方法が見当たらない。盗賊やってみせる以外に、招待券を入手できない。
ギルド『忍』のメンバーが、誰一人として招待券などと言わなかったのだ。全ての責任を押し付けておこう。
責任はギルド『忍』に全て丸投げし、バトルロワイヤル参加の方法を他に考えることに。
責任を丸投げしたら、頭の回転が少し早くなった気がする。
「ーーダメよー。思い付かないわあ。ねえ、シュート助けて~」
私の後ろで、背凭れに肘だけ乗せてしゃがみ込んでいるシュートの頬を私はエビ反りしながら両手で挟んだ。
「無理だっての……。頭の回転が俺は遅い」
「そこを頑張りなさいよ」
「無茶言うなよ」
「ーーなんや、あんたら困ってんのけ?」
……誰か来た。
いや、来たではなく誰か私の横に座っていたが、正確な表現だ。
私の横に、知らない間に座っていた、露出面積の多い服の女は棒アイスを咥えている。
私達四人は驚くよりも先に、「誰?」と、目を細めた。
「そないに怖い顔せんでええやん。うちはランディー言うねん、バトルロワイヤルに参加しにきた冒険者やねん」
「一人で参加はできないわよ?」
「見た目でぼっち確定かいなっ! そりゃ、ぼっちやけどさ……んで、あんたら何困ってん?」
「聞きました奥様? ぼっちですって……可哀想に学校で何かあったのかしらあ?」
「さあ奥様。真面目で良い子なのにねえ~」
「おーい! うちはあんたらの住む団地のご近所さんの娘かいな?」
私とアリアータが近所のおばちゃん連中のもの真似をすると、この痴女にしか見えない女が鋭く正確に突っ込みを入れてきた。
「ランディーだっけ? 痴女よ、その衣装」
「痴女とか言わんとってやー! これはファッションやで? ただの露出魔の正装とちゃうんねん!」
「聞きました奥様ーー」
「そりゃもうええねん!」
またまた突っ込まれた。
私よりくすんだ金髪を腰まで伸ばし、腹と肩が露出する虎柄のミニTシャツにミニスカートと、男の目を引くことしか脳にない女が着そうな、冒険者としてはありえない服装のランディー。
ランディーは髪の毛が邪魔なのか、それとも男子を受けを狙いに来たのか、二つに分けて結った。
髪を結うと、遊び人の雰囲気から幼き子供に若返る。
ランディーは背が私より少し高い程度で、大柄で綺麗なほうではない。可愛いほう。萌のほう。
「んであんたら、どうしたいんや。出たいんか、出たないんか」
「そりゃ出たいわよ」
アリアータが即答する。
私達も頷くと、
「ーーそっか。なら、これくれたるわ」
ランディーは、サイドから無理矢理に押して上げた胸の谷間からチケットを取り出して、アリアータに渡す。
アリアータは受け取ると、「何これ?」と首を傾げてしまう。
話の流れからして、それが招待券であることは明白と言うのにーー私の周りは馬鹿ばかりらしい。
「これはお前あれだよアリアータ。夢の国への招待券……あたっ!!」
「馬鹿言わないでシュート。それ、このバトルロワイヤルの招待券でしょ? 私達にくれて良いの?」
私が聞くと、ランディーは食べ終わったアイスの木棒をポイ捨て、背を向け闘技場裏口の方へ歩いていく。
「うちは別に、あってもなくても良いねん」
ランディーは手を振りながら歩いていき、どんどんと姿が見えなくなっていった。
私はアリアータから招待券を受け取り、それをランディーに対抗して谷間にしまってみる。
しかし、チケットは私のワンピースの裾からひらりと落ちてきた。
肩が大きく沈む……。
と、シュートが私の肩に手を置いて、二カッと笑う。
「ーー需要はあるって!」
「は……励ましなさいよおおおお!! 嬉しくない嬉しくない嬉しくない!!」
「り、リリーちゃんで……そうなるなんて……私なんてもっと悲しい……の……ですよ。悲惨なのですよ……悲劇なのですよ」
シュートをバトルロワイヤルの前からタコ殴りにする私。
その横でネネが、膝から崩れ落ちた。
「……まあ、でも。冒険者に胸は関係ないわあ。あっても防御範囲が増えてしまうだけで、無いに漉したことは……誰が貧乳を認めただシュート!」
「いや知らねーよ! 何でも俺にぶつけるな! いてー! マジでいてーって!!」
理不尽に、シュートは私とネネに踏まれ続ける。
それを止める様子もなく、日頃の行いが悪いと嘲笑いながら見物するアリアータだった。
私とネネがシュートをボコボコにしている最中、何処からか視線を感じる。
それはとても強く、感じたことのないまでに異様な視線だ。
シュートへの当てつけをやめて、私は視線が送られてくる方向に瞬時に反応してしまう。
ーー獣を超えた、化物の視線。
しかし、何処から向けられたのか分からないだけのことはあり、相手は見つからない。
全方向を見渡してもーー誰も。
人混みに紛れたと考えるのが自然だが、それでもあれだけの視線を送ってこれるのだ。放つオーラで、分かるはずなのだけれどもーー。
「……いない」
「いってて……誰がだ、リリー」
「う、ううん……気のせいかも」
気のせいでない。それでも、気のせいというしかない。
だってーー私個人にあれは向けられた視線で、三人は気づいていない。
一体……あれは、誰だったのだろうか。
「ーー失礼承知で、底辺冒険者から上り詰めようとする者の戦いを、見せてもいましょか。カルシャーナ・リリー率いる一行」
「ーーっ!?」
声がした。これは気のせいかもしれないと、そう思った。
でも数日のうちに、特徴的な話方をするローズの声が聞こえてくるはずもない。
もしかすると、ローズがーー見に来ている?
心臓が破裂しそうな緊張感に襲われる。
「どうしたんだよマジで」
「リリー?」
「大丈夫なのですよ?」
三人が私の顔を覗き込み、心配の感情を送ってくる。
考え過ぎなのか? ローズを意識しているからだろうか?
三人の心配する顔に、私は作り笑みで「大丈夫」と言った。が、多分この会場にーーローズは、居ると。
頭の片隅に、腹の立つ面がうすらと浮かび上がって消えなくなった。
でも今は、ローズを意識することより先に、参加することが優先とされるので私はリーダーとして、三人を引き連れて受付けに向かう。
受付けの前に着くと、そこには『忍』メンバー全員集合で招待券を出していた。
私達は驚き、固まってしまう。
すると、私大好き(多分)影縫が気づいて振り返り、目が合う。
その瞬間ーー。
影縫は私に飛びついてきた。無理矢理引き剥がそうとするが、腕力が一般男性並みに強い。
魔法で吹き飛ばすしかない。でもここでそれをしてしまうと、私達は標的になりかねない。
「離れなさいーー命令よっ!」
「し、失礼したですぞリリー殿! 嬉しくてつい」
「昨日も会ったじゃない……。てかキャラクターイメージ変えてない!? 変わってない!?」
「私は常にこういうキャラクターであるのですぞ? それを今まで……隠していただけですぞ」
「初めから素で接してきてよ、今となって驚くことになるから。それで、厚成。あなた達は何をしに?」
厚成が私に手を上げて挨拶をしたので、聞いてみる。
受付けを済ませ、近づいてくると影縫の頭に手を置いて撫で始めるので何となくだが分かった気がした。
「影縫のスキルアップをするため、バトルロワイヤルの個人戦にぶち込むつもりだ」
「拙者ーー私は嫌と言ったのですぞ」
「へえ~。良いじゃない? 影縫、出なさい。命令よ」
「……了解したですぞ」
私の命令となれば、頷くしかない影縫だった。
影縫は個人戦に一人で参加させられることとなった。
さて、多分配られた招待券を更に配る役目にありながら私達に渡し忘れていたのだろうギルド『忍』。
申し訳なさそうにしたので、黙っておく。
その渡された何枚かの招待券のうち一枚を、メンバーの為に使う優しい厚成から目を逸らしてーー。
睡蓮に目をつける。
「ーー何? リリー」
「……あんたに、一つ教えて貰いたいのよ。わかっているんでしょーーここに、ローズが居るか居ないのか」
全員の表情が固まり、私と睡蓮だけがうすらと笑みを浮かべる状態へと一瞬にして変わった。
私と睡蓮は笑みから笑いに変わっていき、そのうちここら一体で浮いた集団となる。
「ーーハハハハッ!! もしかして、視線を送られた? だとしたらそれは、ローズで間違いないね」
「ローズで合ってるのね?」
「ええ、そうよ? だけど参加はしていないーー。ローズは、見物に来たのよ。さて、あんたが視線を送られてきた理由については私は知っているけど知らないふりをして……何か起きるとか、考えない訳? いや、考えても無駄。それを知るのは、私だけよリリー。今日、冒険者の常識がーー変わるんだから」
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