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第二部
突然の別れ①(東弥side)
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「…あれ、静留どうしたの?おはよう。」
目覚ましが鳴って目を開けると、くりくりとした濡羽色の瞳が東弥の視界に入ってきた。
じっと東弥を覗き込んでいる彼は、東弥が目を覚すのを待っていたのか満面にやわらかな笑みを浮かべる。
__かわいい。
その首に後ろから手を回し、引き寄せ唇を重ねれば、静留は顔を真っ赤にして東弥の胸に顔を埋めた。
普段は静留が早く起きて下でピアノを弾いているのだが、時々今日のように東弥が起きるのを待っている時がある。
大抵そういう時は何か言いたいことか約束事がある時だ。
ちなみにだぼだぼの恋人のシャツを着て覆いかぶさるようにして寝顔を覗き込んでいる構図については、なにも考えずにやっているらしい。
シャツの襟から覗く白い肌や鎖骨、淡い突起などに変な感情を起こさないように自制しながら、東弥は何か約束をしてたかと考えを巡らせる。
__そうだ、今日晴れたらって約束してたから…。
大学から帰る途中に偶然いつもと違う道を通った時、家の近くにとても景色が綺麗な場所を見つけて。
だから今日東弥は静留に、“晴れたら一緒にその場所を見に行こう”、と約束をしていたのだった。
「天気はどうだった?」
尋ねると、東弥の胸に埋められていた顔が瞬時に上げられる。
直前まであんなに恥ずかしそうにしていたのに、今の静留はそれが嘘のようにぱっと表情を明るく輝かせていた。
「えっとね、晴れ!」
「よかった。じゃあご飯を食べたら出かけよう。」
「うん。」
静留をお姫様抱っこの形で持ち上げ、階段を下り、ピアノの椅子に座らせる。
ありがとうと言いながら浮かべられたあどけない笑顔に幸せを覚えながら、東弥はキッチンへ向かった。
簡単な朝食を作りながら、彼の奏でる音に耳を傾ける。
朝基礎練習をする前に何曲か、彼は爽やかな曲を奏でるのだ。
今流れているのはパッヘルベルのカノン。
ピアニストの生演奏だなんてBGMにはいささか贅沢すぎるけれど、これが東弥達の日常で、幸せな1日の始まりの合図となる。
「じゃあ行こうか。」
「うん!」
丁寧に日焼け止めを塗ってやり、手を繋いで玄関を後にする。
車を止める場所もないし歩いて十数分の場所だから、今日は車じゃなくて徒歩での移動だ。
買い物以外に徒歩で行くのは初めてかもしれない。
「…あめ、ふってないよ?」
彼に日が当たらないよう日傘をさしていると、静留が不思議そうに首を傾げた。
「日傘だからいいんだよ。最近日差しが強いから。」
「…??」
「そういえば、次のコンサートはいつ?いっしょに行きたいから教えて。」
静留は日傘だと説明してもなお不思議そうにしていたが、東弥の質問を受け、今度は“んー”、と何かを考えるように眉間にシワを寄せる。
「えっとね、…んー、そうだ!11月の2つめのにちようび!」
「1ヶ月後か。教えてくれてありがとう。」
「いつも、いっしょにきてくれてありがとう。」
ありがとうと好きで溢れた幸せな会話を楽しんでいるうちに目的の場所についた。
「わ、きれい…。」
静留が大きく目を見開き、興奮したからか繋いだ手をぎゅっと握りしめる。
ここは公園の一角だ。
広い花壇の一面にピンク、白、紫の秋桜が美しく咲いていて、真ん中にはちょうど人1人が通れるようにコンクリートで道が作られている。
見つけた時、静留が見たらきっと喜ぶだろうと思った。
愛らしい笑顔を見ていると、連れてきてよかったなとしみじみ思う。
「東弥さん、まんなかいってもいい?」
ふと、静留が花壇の足場を指差し言った。
「1人で大丈夫?お花踏まないように気をつけてね。」
「うん。」
東弥の肯定を受け取ると、静留は緊張した面持ちで段差に足を乗せ、一歩一歩を慎重に歩んでいく。
何かを写真に収めたいと思ったことは今までになかったが、どうしてかこの瞬間は収めたいと感じた。
「…?」
シャッター音を聞いたからか、静留が不思議そうにこちらを振り向く。
振り向いた反動で長い髪とラベンダー色のカーディガンがひらりと舞い上がり、周りを秋桜が囲んでいることも相まって本当に妖精のように見えた。
もちろんその様子もしっかりと写真に収めておく。
「写真を撮ったんだ。…嫌だった?」
もう一度シャッターを切ってから説明すると、静留は大きく目を開いて首を横に振った。
「しゃしん…東弥さんととりたい!!」
「じゃあ俺も行くから、まっていて。」
「うん!」
足下に気をつけながら静留の方へと足を運び、彼の肩をこちらへと引き寄せる。
「もう少しこちらに寄って…そう、上手。ここを見ていてね。じゃあ撮るよ。」
シャッターを切った瞬間に静留は目を瞑ってしまったが、もう一度撮りなおすと今度はきれいに撮ることができた。
花壇を降り、一緒に写真を確認する。
「東弥さんとしゃしん、はじめてだね。」
「そうだね。写真たてに入れて部屋に飾っておこうか。」
「うん!」
周りを確認してから幸せそうに笑んだ愛らしい頬に軽く口付けると、静留は照れたように目を伏せた。
再び手を繋ぎ、来た道を戻る。
時計の針は午前10時。
今日はこれからなにをしよう。静留のピアノを聴きながらレポートなどを片付けるのも悪くない。
そんなことを思いながらなんとなく歩いていたが、後ろから不自然に小さな足音と殺気のようなものを感じ取り、東弥は後ろを振り返った。
黒い服を着た背の高い男性がglareを放ちながらこちらに歩いてくる。
彼は明らかにこちらを、特に静留の方を意識して見ていた。
東弥は警戒し、静留を後ろに隠す。
しかしその瞬間男がこちらへと一気に駆け出してきた。
男が放っている殺気立ったglareは明らかに東弥の動きを止めるために出されたもので。
東弥は迷いなく男の腕を掴みglareを放ち返したが、それとほぼ同時に腹部に強い痛みが走った。
一瞬なにが起こったのかわからなかったが、いつのまにか男の手に血のついたナイフが握られていたことから自分が刺されたことを理解する。
男はさあっと青ざめ怯えた表情を浮かべたあと、逃げるように向こうへと駆け出していってしまった。
__刺しておいて逃げるのか…。意味がわからない…。
「東弥さん…?」
後ろにいた静留が心配そうに声をかけてくる。
きっとあの角度からでは見えなかったのだろう。見えていなくてよかった。
「ごめん、少しそのまま立っていて。」
無理に笑って静留に言い聞かせ、痛みに耐えながら携帯で119番に連絡する。
「すみませんっ…、知らない黒服の男性にいきなり腹部を刺されまして…ええ、意識は一応…。…はい、本人です。」
電話を終え、流石に耐えきれずその場に蹲った。
「東弥さん…?」
不思議そうに問いかけてくる彼を、引き寄せ抱きしめる。
何かを感じ取ったのか静留はなにも言わず、ただ東弥の腕の中で固まっていた。
遠くからサイレンの音が聞こえてくる。
東弥が救急車に乗せられ怪我をしていることに気がつくと、静留が隣で泣き出した。
「泣かないで。大丈夫だから。」
震える彼の手を握り、なんとか言葉を紡ぎ出す。
遠のく意識の中で、泣かないで、と必死で繰り返した。
俺は大丈夫だから、泣かないで。
…俺のために涙を流すなら、どうかその代わりに笑っていて。
目覚ましが鳴って目を開けると、くりくりとした濡羽色の瞳が東弥の視界に入ってきた。
じっと東弥を覗き込んでいる彼は、東弥が目を覚すのを待っていたのか満面にやわらかな笑みを浮かべる。
__かわいい。
その首に後ろから手を回し、引き寄せ唇を重ねれば、静留は顔を真っ赤にして東弥の胸に顔を埋めた。
普段は静留が早く起きて下でピアノを弾いているのだが、時々今日のように東弥が起きるのを待っている時がある。
大抵そういう時は何か言いたいことか約束事がある時だ。
ちなみにだぼだぼの恋人のシャツを着て覆いかぶさるようにして寝顔を覗き込んでいる構図については、なにも考えずにやっているらしい。
シャツの襟から覗く白い肌や鎖骨、淡い突起などに変な感情を起こさないように自制しながら、東弥は何か約束をしてたかと考えを巡らせる。
__そうだ、今日晴れたらって約束してたから…。
大学から帰る途中に偶然いつもと違う道を通った時、家の近くにとても景色が綺麗な場所を見つけて。
だから今日東弥は静留に、“晴れたら一緒にその場所を見に行こう”、と約束をしていたのだった。
「天気はどうだった?」
尋ねると、東弥の胸に埋められていた顔が瞬時に上げられる。
直前まであんなに恥ずかしそうにしていたのに、今の静留はそれが嘘のようにぱっと表情を明るく輝かせていた。
「えっとね、晴れ!」
「よかった。じゃあご飯を食べたら出かけよう。」
「うん。」
静留をお姫様抱っこの形で持ち上げ、階段を下り、ピアノの椅子に座らせる。
ありがとうと言いながら浮かべられたあどけない笑顔に幸せを覚えながら、東弥はキッチンへ向かった。
簡単な朝食を作りながら、彼の奏でる音に耳を傾ける。
朝基礎練習をする前に何曲か、彼は爽やかな曲を奏でるのだ。
今流れているのはパッヘルベルのカノン。
ピアニストの生演奏だなんてBGMにはいささか贅沢すぎるけれど、これが東弥達の日常で、幸せな1日の始まりの合図となる。
「じゃあ行こうか。」
「うん!」
丁寧に日焼け止めを塗ってやり、手を繋いで玄関を後にする。
車を止める場所もないし歩いて十数分の場所だから、今日は車じゃなくて徒歩での移動だ。
買い物以外に徒歩で行くのは初めてかもしれない。
「…あめ、ふってないよ?」
彼に日が当たらないよう日傘をさしていると、静留が不思議そうに首を傾げた。
「日傘だからいいんだよ。最近日差しが強いから。」
「…??」
「そういえば、次のコンサートはいつ?いっしょに行きたいから教えて。」
静留は日傘だと説明してもなお不思議そうにしていたが、東弥の質問を受け、今度は“んー”、と何かを考えるように眉間にシワを寄せる。
「えっとね、…んー、そうだ!11月の2つめのにちようび!」
「1ヶ月後か。教えてくれてありがとう。」
「いつも、いっしょにきてくれてありがとう。」
ありがとうと好きで溢れた幸せな会話を楽しんでいるうちに目的の場所についた。
「わ、きれい…。」
静留が大きく目を見開き、興奮したからか繋いだ手をぎゅっと握りしめる。
ここは公園の一角だ。
広い花壇の一面にピンク、白、紫の秋桜が美しく咲いていて、真ん中にはちょうど人1人が通れるようにコンクリートで道が作られている。
見つけた時、静留が見たらきっと喜ぶだろうと思った。
愛らしい笑顔を見ていると、連れてきてよかったなとしみじみ思う。
「東弥さん、まんなかいってもいい?」
ふと、静留が花壇の足場を指差し言った。
「1人で大丈夫?お花踏まないように気をつけてね。」
「うん。」
東弥の肯定を受け取ると、静留は緊張した面持ちで段差に足を乗せ、一歩一歩を慎重に歩んでいく。
何かを写真に収めたいと思ったことは今までになかったが、どうしてかこの瞬間は収めたいと感じた。
「…?」
シャッター音を聞いたからか、静留が不思議そうにこちらを振り向く。
振り向いた反動で長い髪とラベンダー色のカーディガンがひらりと舞い上がり、周りを秋桜が囲んでいることも相まって本当に妖精のように見えた。
もちろんその様子もしっかりと写真に収めておく。
「写真を撮ったんだ。…嫌だった?」
もう一度シャッターを切ってから説明すると、静留は大きく目を開いて首を横に振った。
「しゃしん…東弥さんととりたい!!」
「じゃあ俺も行くから、まっていて。」
「うん!」
足下に気をつけながら静留の方へと足を運び、彼の肩をこちらへと引き寄せる。
「もう少しこちらに寄って…そう、上手。ここを見ていてね。じゃあ撮るよ。」
シャッターを切った瞬間に静留は目を瞑ってしまったが、もう一度撮りなおすと今度はきれいに撮ることができた。
花壇を降り、一緒に写真を確認する。
「東弥さんとしゃしん、はじめてだね。」
「そうだね。写真たてに入れて部屋に飾っておこうか。」
「うん!」
周りを確認してから幸せそうに笑んだ愛らしい頬に軽く口付けると、静留は照れたように目を伏せた。
再び手を繋ぎ、来た道を戻る。
時計の針は午前10時。
今日はこれからなにをしよう。静留のピアノを聴きながらレポートなどを片付けるのも悪くない。
そんなことを思いながらなんとなく歩いていたが、後ろから不自然に小さな足音と殺気のようなものを感じ取り、東弥は後ろを振り返った。
黒い服を着た背の高い男性がglareを放ちながらこちらに歩いてくる。
彼は明らかにこちらを、特に静留の方を意識して見ていた。
東弥は警戒し、静留を後ろに隠す。
しかしその瞬間男がこちらへと一気に駆け出してきた。
男が放っている殺気立ったglareは明らかに東弥の動きを止めるために出されたもので。
東弥は迷いなく男の腕を掴みglareを放ち返したが、それとほぼ同時に腹部に強い痛みが走った。
一瞬なにが起こったのかわからなかったが、いつのまにか男の手に血のついたナイフが握られていたことから自分が刺されたことを理解する。
男はさあっと青ざめ怯えた表情を浮かべたあと、逃げるように向こうへと駆け出していってしまった。
__刺しておいて逃げるのか…。意味がわからない…。
「東弥さん…?」
後ろにいた静留が心配そうに声をかけてくる。
きっとあの角度からでは見えなかったのだろう。見えていなくてよかった。
「ごめん、少しそのまま立っていて。」
無理に笑って静留に言い聞かせ、痛みに耐えながら携帯で119番に連絡する。
「すみませんっ…、知らない黒服の男性にいきなり腹部を刺されまして…ええ、意識は一応…。…はい、本人です。」
電話を終え、流石に耐えきれずその場に蹲った。
「東弥さん…?」
不思議そうに問いかけてくる彼を、引き寄せ抱きしめる。
何かを感じ取ったのか静留はなにも言わず、ただ東弥の腕の中で固まっていた。
遠くからサイレンの音が聞こえてくる。
東弥が救急車に乗せられ怪我をしていることに気がつくと、静留が隣で泣き出した。
「泣かないで。大丈夫だから。」
震える彼の手を握り、なんとか言葉を紡ぎ出す。
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