29 / 41
2人の選んだ道
離れたくない思い
しおりを挟む
て。」
ユリアンはアルの目をじっとのぞいた。
赤子に言い聞かせるよう放たれた言葉には、怒りと優しさという相反する二つの感情が複雑に混じっている。
俺以外に、という言葉が何か引っかかった。ユリアン以外にここに誰かいる…?
「アルクトゥールスの人間がそんなことをして、ただでは済まないだろう?」
再び、アランの声が聞こえてきた。低い声は少し怒りを帯びている。声の方には証拠を採るようにスマホを向けている彼の姿が確認できて…
嘘だ、彼が今ここにいるはずがない。
「…はっぴょ…は…?」
問いただそうと発した声は、とぎれとぎれでがらがらにしわがれていた。でもそんなことどうでもいい。
目の前の男のことなど忘れてアランに駆け寄ろうとしたが、押さえつけられてアルの身体は動かなかった。
「だめじゃないか。
…ああ、やはり君にそんな顔をさせているのはあいつなんだな。ちゃんと始末しなくては。」
悪魔のような響きを持った、けたたましい声が響く。
…始末?
ユリアンの手がアルから離れ、胸ポケットから拳銃を取り出すのが見えた。
彼は左手でそれを構えると、セーフティーを外そうとして…
「だめ!!」
自分が撃たれることよりも、その銃口がアランに向けられることを危惧し、アルは憔悴する。
セーフティーを外す前に彼の右手を掴み、その動作をなんとか阻止した。
ユリアンの服が何もまとわぬ身体に擦れて酷く痛む。
彼の力は強かった。少しでも気を抜いたら、
…いや、普段のアルの力であれば、気を抜かなくともたやすく振り払われたであろう。
アランがいたから、危険にさらしたくなくて、火事場の馬鹿力、という奴が出たのかもしれない。
歯を食いしばって彼の左手から銃を奪い、床に投げ捨てた。投げ捨てた先にいたアランがそれを拾う。
「今◯◯の◯◯◯辺りで銃を構えた男が暴れていて、… 」
彼はスマホを耳に当て、誰かと話しているようだ。
それを見たユリアンが、血相を変えてその場から逃げ出す。
彼が建物の外に出て、遠くへ行ったことを窓から確認すると、アランは手からスマホが落ちた。
…通話を切るそぶりさえ見せなかったのに、その画面は真っ暗で。
落ちたスマホに見向きもせず、彼はアルの元へと駆け寄った。
ふわり。
全裸に等しいひどい格好をしたアルに、甘い香をふんだんにまとった薄手のコートがかけられる。
そのまま強く引き寄せられ、抱きしめられた。
驚いた。彼から触れてくることなど、これまで一度だってなかったのに。
「…ぅ…、うぁぁぁぁっ……ぁっ…」
発表はどうしたんですかと問いかけたかったが、代わりに飛び出たのは酷く聞き苦しい嗚咽で。
怖かった。過去をぶりかえされたことも、異常なまでの執着も、目を舐められたことも、ナイフで服を裂かれたことも…
でも、1番恐ろしかったのは、このままずっとあの男に、番われ、飼い殺され、果てることだった。
それを生きているとは言えないと思うのに、自ら果てる覚悟ももうなくて。
幸せのない道を永遠と生きる未来に、怯えていた。
「…ありがとう、頑張ってくれて。」
低く優しい声が耳元に響く。ぶわっと感情が溢れ出し、嗚咽はさらに酷くなった。
…ああ、この場所が大好きだ。
あと少しだけ。
アルはゆっくりと目を閉じ、泣き喚きながら彼に身を任せる。
…うなじに生温い液体が注いだのは、幻覚だと思うことにした。
「はっぴょ…は…?」
どのくらいこうしていただろう。やっと涙もおさまってきて、掠れた声で問いかけた。
「ジャックさんに任せてきた。ちゃんと会場に着いたと、連絡もあった。
さっきの人は、証拠をとったからもう手出しはしてこないだろう。彼にも立場があるはずだ。」
降りかかる声は少し掠れていて、それでもそこはかとなく優しい。見上げれば、彼のほおには透明な筋が光っていて。
彼の涙の理由が気になった。
発表を自分でしたかったから?それとも研究成果を公表できることが嬉しいから?それとも他の理由?
心配でたまらない。
「ど…して、…泣い…て…?」
彼のほおにそっと手を添え、上目遣いにアルは問いかける。涙の辿った場所だけファンデーションが剥がれ、くっきりと軌跡を刻んでいた。
「アルが、苦しそうだから。
こんな目に合わせて、すまなかった。」
無理をしているのだろう。彼の口調は至って冷静だったが、形の良い唇がきつく噛み締められるのをアルは視界に捕らえた。
大きな手が優しく、アルの黒髪を梳いていく。
正直、
“どうして自分なんかのためにここまで来たのか?”
と問い詰めたい気持ちもあったが、彼の手の温かさを感じ、それはあまりに失礼だと悟った。
本気で心配してくれたのだ。自らの夢を自らの手で果たす機会を逃してまで。
「ご心配、ありがとうございます。」
しっかりと目を見て礼を述べる。それが彼への礼儀だと感じたから。
「礼を述べるのは俺の方だ。ありがとう。」
擬似的な黒い瞳の奥、彼の深く青い瞳がぐらりと揺れた気がした。
そのまま唇が近づいて、アルもその唇に顔を寄せて…
重なる、と思った瞬間に離れていった。
期待が満たされなかったもどかしさにアルは切なげに眉を歪める。
離れていったアランの唇が重たげに開いて…
「こんなことの後だが、聞いてくれないか。
…俺の話を。あまり面白いものではないが。」
震える口角を無理やりあげて作った笑みは、ひどく切なげに映る。
…ああもう、今回の件が終わったら、彼とは会えなくなってしまうのだろうか。
彼の夢を守ることができたのは素直に嬉しかった。自分たちΩのためにここまでしてくれた彼には頭が上がらない。でも。
…これからもずっと一緒にいたい。体が離れたくないといっている。
…ずっと彼のそばにいることなど、叶わないと四年前に痛感したのに。
アルは何も言わずに、ただ彼の厚みのある胸へと顔を押し付けた。
窓から入り込む風は、少し冷たい。
ユリアンはアルの目をじっとのぞいた。
赤子に言い聞かせるよう放たれた言葉には、怒りと優しさという相反する二つの感情が複雑に混じっている。
俺以外に、という言葉が何か引っかかった。ユリアン以外にここに誰かいる…?
「アルクトゥールスの人間がそんなことをして、ただでは済まないだろう?」
再び、アランの声が聞こえてきた。低い声は少し怒りを帯びている。声の方には証拠を採るようにスマホを向けている彼の姿が確認できて…
嘘だ、彼が今ここにいるはずがない。
「…はっぴょ…は…?」
問いただそうと発した声は、とぎれとぎれでがらがらにしわがれていた。でもそんなことどうでもいい。
目の前の男のことなど忘れてアランに駆け寄ろうとしたが、押さえつけられてアルの身体は動かなかった。
「だめじゃないか。
…ああ、やはり君にそんな顔をさせているのはあいつなんだな。ちゃんと始末しなくては。」
悪魔のような響きを持った、けたたましい声が響く。
…始末?
ユリアンの手がアルから離れ、胸ポケットから拳銃を取り出すのが見えた。
彼は左手でそれを構えると、セーフティーを外そうとして…
「だめ!!」
自分が撃たれることよりも、その銃口がアランに向けられることを危惧し、アルは憔悴する。
セーフティーを外す前に彼の右手を掴み、その動作をなんとか阻止した。
ユリアンの服が何もまとわぬ身体に擦れて酷く痛む。
彼の力は強かった。少しでも気を抜いたら、
…いや、普段のアルの力であれば、気を抜かなくともたやすく振り払われたであろう。
アランがいたから、危険にさらしたくなくて、火事場の馬鹿力、という奴が出たのかもしれない。
歯を食いしばって彼の左手から銃を奪い、床に投げ捨てた。投げ捨てた先にいたアランがそれを拾う。
「今◯◯の◯◯◯辺りで銃を構えた男が暴れていて、… 」
彼はスマホを耳に当て、誰かと話しているようだ。
それを見たユリアンが、血相を変えてその場から逃げ出す。
彼が建物の外に出て、遠くへ行ったことを窓から確認すると、アランは手からスマホが落ちた。
…通話を切るそぶりさえ見せなかったのに、その画面は真っ暗で。
落ちたスマホに見向きもせず、彼はアルの元へと駆け寄った。
ふわり。
全裸に等しいひどい格好をしたアルに、甘い香をふんだんにまとった薄手のコートがかけられる。
そのまま強く引き寄せられ、抱きしめられた。
驚いた。彼から触れてくることなど、これまで一度だってなかったのに。
「…ぅ…、うぁぁぁぁっ……ぁっ…」
発表はどうしたんですかと問いかけたかったが、代わりに飛び出たのは酷く聞き苦しい嗚咽で。
怖かった。過去をぶりかえされたことも、異常なまでの執着も、目を舐められたことも、ナイフで服を裂かれたことも…
でも、1番恐ろしかったのは、このままずっとあの男に、番われ、飼い殺され、果てることだった。
それを生きているとは言えないと思うのに、自ら果てる覚悟ももうなくて。
幸せのない道を永遠と生きる未来に、怯えていた。
「…ありがとう、頑張ってくれて。」
低く優しい声が耳元に響く。ぶわっと感情が溢れ出し、嗚咽はさらに酷くなった。
…ああ、この場所が大好きだ。
あと少しだけ。
アルはゆっくりと目を閉じ、泣き喚きながら彼に身を任せる。
…うなじに生温い液体が注いだのは、幻覚だと思うことにした。
「はっぴょ…は…?」
どのくらいこうしていただろう。やっと涙もおさまってきて、掠れた声で問いかけた。
「ジャックさんに任せてきた。ちゃんと会場に着いたと、連絡もあった。
さっきの人は、証拠をとったからもう手出しはしてこないだろう。彼にも立場があるはずだ。」
降りかかる声は少し掠れていて、それでもそこはかとなく優しい。見上げれば、彼のほおには透明な筋が光っていて。
彼の涙の理由が気になった。
発表を自分でしたかったから?それとも研究成果を公表できることが嬉しいから?それとも他の理由?
心配でたまらない。
「ど…して、…泣い…て…?」
彼のほおにそっと手を添え、上目遣いにアルは問いかける。涙の辿った場所だけファンデーションが剥がれ、くっきりと軌跡を刻んでいた。
「アルが、苦しそうだから。
こんな目に合わせて、すまなかった。」
無理をしているのだろう。彼の口調は至って冷静だったが、形の良い唇がきつく噛み締められるのをアルは視界に捕らえた。
大きな手が優しく、アルの黒髪を梳いていく。
正直、
“どうして自分なんかのためにここまで来たのか?”
と問い詰めたい気持ちもあったが、彼の手の温かさを感じ、それはあまりに失礼だと悟った。
本気で心配してくれたのだ。自らの夢を自らの手で果たす機会を逃してまで。
「ご心配、ありがとうございます。」
しっかりと目を見て礼を述べる。それが彼への礼儀だと感じたから。
「礼を述べるのは俺の方だ。ありがとう。」
擬似的な黒い瞳の奥、彼の深く青い瞳がぐらりと揺れた気がした。
そのまま唇が近づいて、アルもその唇に顔を寄せて…
重なる、と思った瞬間に離れていった。
期待が満たされなかったもどかしさにアルは切なげに眉を歪める。
離れていったアランの唇が重たげに開いて…
「こんなことの後だが、聞いてくれないか。
…俺の話を。あまり面白いものではないが。」
震える口角を無理やりあげて作った笑みは、ひどく切なげに映る。
…ああもう、今回の件が終わったら、彼とは会えなくなってしまうのだろうか。
彼の夢を守ることができたのは素直に嬉しかった。自分たちΩのためにここまでしてくれた彼には頭が上がらない。でも。
…これからもずっと一緒にいたい。体が離れたくないといっている。
…ずっと彼のそばにいることなど、叶わないと四年前に痛感したのに。
アルは何も言わずに、ただ彼の厚みのある胸へと顔を押し付けた。
窓から入り込む風は、少し冷たい。
0
あなたにおすすめの小説
ずっと好きだった幼馴染の結婚式に出席する話
子犬一 はぁて
BL
幼馴染の君は、7歳のとき
「大人になったら結婚してね」と僕に言って笑った。
そして──今日、君は僕じゃない別の人と結婚する。
背の低い、寝る時は親指しゃぶりが癖だった君は、いつの間にか皆に好かれて、彼女もできた。
結婚式で花束を渡す時に胸が痛いんだ。
「こいつ、幼馴染なんだ。センスいいだろ?」
誇らしげに笑う君と、その隣で微笑む綺麗な奥さん。
叶わない恋だってわかってる。
それでも、氷砂糖みたいに君との甘い思い出を、僕だけの宝箱にしまって生きていく。
君の幸せを願うことだけが、僕にできる最後の恋だから。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?
cheeery
BL
サークルに一人暮らしと、完璧なキャンパスライフが始まった俺……広瀬 陽(ひろせ あき)
ひとつ問題があるとすれば金欠であるということだけ。
「そうだ、バイトをしよう!」
一人暮らしをしている近くのカフェでバイトをすることが決まり、初めてのバイトの日。
教育係として現れたのは……なんと高二の冬に俺を振った元カレ、三上 隼人(みかみ はやと)だった!
なんで元カレがここにいるんだよ!
俺の気持ちを弄んでフッた最低な元カレだったのに……。
「あんまり隙見せない方がいいよ。遠慮なくつけこむから」
「ねぇ、今どっちにドキドキしてる?」
なんか、俺……ずっと心臓が落ち着かねぇ!
もう一度期待したら、また傷つく?
あの時、俺たちが別れた本当の理由は──?
「そろそろ我慢の限界かも」
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【bl】砕かれた誇り
perari
BL
アルファの幼馴染と淫らに絡んだあと、彼は医者を呼んで、私の印を消させた。
「来月結婚するんだ。君に誤解はさせたくない。」
「あいつは嫉妬深い。泣かせるわけにはいかない。」
「君ももう年頃の残り物のオメガだろ? 俺の印をつけたまま、他のアルファとお見合いするなんてありえない。」
彼は冷たく、けれどどこか薄情な笑みを浮かべながら、一枚の小切手を私に投げ渡す。
「長い間、俺に従ってきたんだから、君を傷つけたりはしない。」
「結婚の日には招待状を送る。必ず来て、席につけよ。」
---
いくつかのコメントを拝見し、大変申し訳なく思っております。
私は現在日本語を勉強しており、この文章はAI作品ではありませんが、
一部に翻訳ソフトを使用しています。
もし読んでくださる中で日本語のおかしな点をご指摘いただけましたら、
本当にありがたく思います。
隣国のΩに婚約破棄をされたので、お望み通り侵略して差し上げよう。
下井理佐
BL
救いなし。序盤で受けが死にます。
文章がおかしな所があったので修正しました。
大国の第一王子・αのジスランは、小国の王子・Ωのルシエルと幼い頃から許嫁の関係だった。
ただの政略結婚の相手であるとルシエルに興味を持たないジスランであったが、婚約発表の社交界前夜、ルシエルから婚約破棄するから受け入れてほしいと言われる。
理由を聞くジスランであったが、ルシエルはただ、
「必ず僕の国を滅ぼして」
それだけ言い、去っていった。
社交界当日、ルシエルは約束通り婚約破棄を皆の前で宣言する。
ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学で逃げ出して後悔したのに、大人になって再会するなんて!?
灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。
オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。
ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー
獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。
そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。
だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。
話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。
そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。
みたいな、大学篇と、その後の社会人編。
BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!!
※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました!
※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました!
旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる