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番外編 〜2人の夏休み〜
異国の地で⑤
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お昼を食べたあと少し部屋で仮眠をとると大体夕方からのツアーの時間になった。
ツアーでは自然公園で野生のコアラやカンガルーを観た後で天体観測をしたり土蛍というひかる幼虫を見にいったりする。
夕飯は何か伝えられていないがツアーに組み込まれているらしい。
「由良さん、準備できました。」
バスルームから出てきた幹斗君は白いパーカーを羽織っていた。
もともと僕が着ていたものだから少し袖が余っている。
引っ越しの時に捨てようと思っていたものを彼がじっと見ていたからこんなものでよければと渡したのだが、着ている彼がこんなにも可愛いらしいのならあげてよかった。
とても似合っている。
「かわいい。」
「!!」
素直に言えばまた彼の頬がほの赤く染まる。
「じゃあ行こうか。…と、その前に…。」
「…?」
虫が多いかもしれないからと購入しておいた虫除けスプレーを彼身体にもかけてやり、手を繋いで部屋を後にした。
「幹斗君は今日の予定、なにが1番楽しみ?」
「えっと…、天体観測です。こっちだと南十字星が普通に見えるって聞いたので、見れたらいいなって。」
「そうか。普段見えない星も見れるんだね。」
「はい!あと、自然公園でコアラを見つけるのは難しいって聞いたんですけど…もし見れたら嬉しいです。」
「うん、そうだね。とても楽しみだ。」
彼の笑顔が微笑ましくて、2人きりのエレベーターの中でつい彼の頭を撫でてしまう。
エレベーターを降りてフロントの近くまで行くとすでにツアー係の人が来ていた。
すこしぽっちゃりしている、とても陽気そうな日本人の男性だ。
「秋月です。よろしくお願いします。」
ツアーのチケットを彼に渡せば彼はそれを確認して丸い顔に親しみやすい笑みを浮かべた。
「はじめましてー。…えー、今回ツアーを担当させていただく寺本です。
…あらあら、お似合いのお二人ですねぇ。イケメンと美少年。Claim記念の旅行ですかい?」
なかなかはっちゃけた人だ。しかし幹斗君とお似合いだと言われることはとても嬉しい。
「ありがとうございます。」
素直に礼を述べる僕の横で、幹斗君はあわあわと否定するように両手を動かした。
「おっ、俺はそんな美少年とかじゃないですっ!…その、由良さんは格好いいですが、俺は…。」
「幹斗。」
幹斗君が自分を卑下しようとするのでじっと目を見てglareを放つ。
こんなにも綺麗で可愛らしいのにどうしてこうも自己評価が低いのか。
名前を呼ぶと彼は僕の瞳を見上げたまま硬直し、その顔があまりにもきょとんとしているから僕は思わず笑ってしまった。
「いやぁー、本当にお似合いですねぇ。見てるこっちが恥ずかしくなっちゃいますよー。あはは。」
寺本さんがのほほんと笑いを浮かべる。
「!!」
他にあと2組同じツアーの参加者がここに集まるらしい。
何も言えなくなってしまった幹斗君の代わりに他の観光客が集まるまでの間寺本さんと僕は雑談を繰り広げた。
ツアーでは自然公園で野生のコアラやカンガルーを観た後で天体観測をしたり土蛍というひかる幼虫を見にいったりする。
夕飯は何か伝えられていないがツアーに組み込まれているらしい。
「由良さん、準備できました。」
バスルームから出てきた幹斗君は白いパーカーを羽織っていた。
もともと僕が着ていたものだから少し袖が余っている。
引っ越しの時に捨てようと思っていたものを彼がじっと見ていたからこんなものでよければと渡したのだが、着ている彼がこんなにも可愛いらしいのならあげてよかった。
とても似合っている。
「かわいい。」
「!!」
素直に言えばまた彼の頬がほの赤く染まる。
「じゃあ行こうか。…と、その前に…。」
「…?」
虫が多いかもしれないからと購入しておいた虫除けスプレーを彼身体にもかけてやり、手を繋いで部屋を後にした。
「幹斗君は今日の予定、なにが1番楽しみ?」
「えっと…、天体観測です。こっちだと南十字星が普通に見えるって聞いたので、見れたらいいなって。」
「そうか。普段見えない星も見れるんだね。」
「はい!あと、自然公園でコアラを見つけるのは難しいって聞いたんですけど…もし見れたら嬉しいです。」
「うん、そうだね。とても楽しみだ。」
彼の笑顔が微笑ましくて、2人きりのエレベーターの中でつい彼の頭を撫でてしまう。
エレベーターを降りてフロントの近くまで行くとすでにツアー係の人が来ていた。
すこしぽっちゃりしている、とても陽気そうな日本人の男性だ。
「秋月です。よろしくお願いします。」
ツアーのチケットを彼に渡せば彼はそれを確認して丸い顔に親しみやすい笑みを浮かべた。
「はじめましてー。…えー、今回ツアーを担当させていただく寺本です。
…あらあら、お似合いのお二人ですねぇ。イケメンと美少年。Claim記念の旅行ですかい?」
なかなかはっちゃけた人だ。しかし幹斗君とお似合いだと言われることはとても嬉しい。
「ありがとうございます。」
素直に礼を述べる僕の横で、幹斗君はあわあわと否定するように両手を動かした。
「おっ、俺はそんな美少年とかじゃないですっ!…その、由良さんは格好いいですが、俺は…。」
「幹斗。」
幹斗君が自分を卑下しようとするのでじっと目を見てglareを放つ。
こんなにも綺麗で可愛らしいのにどうしてこうも自己評価が低いのか。
名前を呼ぶと彼は僕の瞳を見上げたまま硬直し、その顔があまりにもきょとんとしているから僕は思わず笑ってしまった。
「いやぁー、本当にお似合いですねぇ。見てるこっちが恥ずかしくなっちゃいますよー。あはは。」
寺本さんがのほほんと笑いを浮かべる。
「!!」
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