【宝の鍵~金の王子と銀の王子~】本編 元平凡女性のイケメン王子は執着心強めな兄に溺愛される

月城はな

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第七章 黄昏往く国

5-2 禁書

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 そして、次の日


「ううううう、頭痛い……」

「し……、死ぬ」

 昼近くなって、強制的にレオンハルトに起こされたのはいいが、リュセルとローウェンは、テーブルの上に突っ伏したまま、二日酔いの苦しみに呻いていた。そんな、だらしない二人の様子を見かねていたレオンハルトは、二日酔いに効く薬湯を作り、二人に飲ませる。

「ううううう、苦い~」

「げほげほっ」

「自業自得だ、馬鹿者」

 冷めた視線を二人に送るレオンハルトは、二日酔いで乱れきったリュセル達と違い、一部の乱れも無い、いつもの出で立ちで緑茶を飲んでいた。

「今日は、これから、二手に分かれてルルドの葉の調査をする予定なのだから、しっかりしなさい」

 そう叱責されて、リュセルは呻きながらも、とりあえず、見た目だけはしゃっきりとさせた。

 その時、気のきくクマ吉が、薬湯の口直しの為に、甘い和菓子をリュセルとローウェンの前に置いた。

「ありがとう、クマ吉」

 一緒に用意された緑茶を受け取りながら微笑みかけると、クマ吉は、何故かもじもじして、恥ずかしそうに短い両手で両目を隠し、そそくさと部屋の奥に走り去って行ったのだった。

「どうしたんだ?」

 昨夜の口説きまくり事件(?)の事などまったく覚えていないリュセルは、不審な行動をするくま吉に首を傾げた。

「…………」

 訳を知るレオンハルトは、それを黙殺すると、今後の予定について再度話す為、おもむろに口を開こうとする。

 その時

「失礼する」

 軽いノックと共に入室して来た褐色の肌の少年の姿を認め、レオンハルトは「来たか」と頷いた。

「アルティス」

 やって来た玉鍵に、リュセルは驚きに目を見開く。

「今日から二手に分かれて、ルルドの木の捜索にあたる事とする。説明の前に、アルティス、ローウェン。お前達二人に、聞いておきたい事があるのだが」

 自分の隣の席に腰を下ろしたアルティスを意識して動揺していたローウェンは、レオンハルトの言葉に慌てて返事をした。

「えっ? な、何!?」

 分かりやすい程、反応が顕著だ。

「…………」

 そして、ローウェンと違い、アルティスは無表情のまま、視線だけでレオンハルトに返事を返す。

 蒼天の瞳と夜色の瞳が、真っすぐにレオンハルトに向けられた。

「ルルドの木を探し出し、浄化させるという事は、その元凶たるお前達の父、つまり、この国の王を断罪するという事だ。きっと、この国は今以上に荒れるだろう。その覚悟はあるか?」

 下手な慰めも気遣いもない、厳しい事実のみを告げるレオンハルトに、若き玉主と玉鍵は、同時に深く頷いたのだった。

 その顔にあるのは、悲愴なまでの固い決意。彼らは、それぞれに、既に覚悟を決めていたのだ。そして、最悪な事態についても、もちろん考えていた。

 この国を、祖国を、失うかもしれないと……。

 彼らの決意を読み取ったレオンハルトは、表情を変えぬまま小さく頷き、今後の事を話し始めた。

「そうか。では、私とリュセルは、トラキアの学塔閉鎖の為、学塔から城の蔵書室に移されたという禁書を調べる事にする。」

 禁書……?

 聞き慣れぬ単語に、それまで成り行きを見守っていたリュセルは、軽く首を傾げた。

「ああ、あれか。さすがにあの本は、僕でも閲覧できなかったから……。でも、たぶん、レオンハルト兄さん達なら読ませてもらえるんじゃないかな?」

「え……? そんなに難しい本なのか?」

 ローウェンの言葉を受けて、驚いたリュセルが尋ねると、トラキアの学塔で常に首席をキープし続けている彼は、緩く首を横に振った。

「ううん。ただ、あの本は直系の王族じゃないと閲覧の許可が下りないんだ。僕は、トラキアの学塔にある他の本だったら、全部暗記してるんだケド」

「直系の王族って……」

 お前だってそうだろう? という言葉を、リュセルは咄嗟に飲み込んだ。父親が国王だというのに、こんな所でまで差別されているのか!? リュセルの憤りを感じ取ったのか、ローウェンはにっこり笑う。

「大丈夫だよ」

 その様子を、アルティスは何も言わずに黙って見ていた。

「ルルドの葉に関する情報は、私達が調べるから、お前達二人は、城内の捜索にあたってくれ」

 淡々と説明するレオンハルトに、ローウェンは言った。

「でも、城内の捜索なんて、とっくにしているよ」

「それは、単独でだろう? 二人で行動を共にする事で、一人ではわからなかった知らない場所などが見えてくるかもしれん。互いの知恵を出し合って、協力して、ルルドの木の在りかを探りなさい。私達がやるよりも、この城に詳しいお前達の方が適任だろう?」

 冷静なレオンハルトの言葉にローウェンは渋々頷き、アルティスは短く返事をした。

「あい、わかった」

 それと同時に立ち上がり、己の半身に目を向ける事なく言った。

「行(ゆ)くぞ」

 久しぶりにアルティスから声をかけられたローウェンは、はっと顔を上げると、とまどいながら頷く。

 先を行くアルティスの後に慌てて着いて行くローウェンを見送りながら、レオンハルトは言った。

「二人共、くれぐれも気をつけるんだよ」

「承知」

「はい」

 アルティスの短い返事と、ローウェンの強張った声を残して、二人が一緒に部屋を出て行くのを見送りながら、リュセルは心配そうに言った。

「大丈夫かね」

「……そろそろ、アルティスにも、突き放しているだけでは守る事など出来ぬという事に気づかせてやった方がいいだろう」

 リュセルの言葉に答えた兄の話の内容は、まるで、ローウェンを守る為に、アルティスが半身に無関心でいようとしているというようだった。

「どういう意味だ?」

「そのままの意味だよ。アルティスはローウェンを守る為に、自分の傍から離しているんだ。おそらくね……。何から守ろうとしているのかも大体の想像はつく」

「それは、何だ?」

 リュセルの問いかけを聞いたレオンハルトは、ただ、曖昧に薄く微笑んだだけだった。



*****



 アルティス、ローウェンと別れると、すぐに、リュセルとレオンハルトは蔵書室へと向かう事した。

 その道すがら、リュセルは思わぬ人物と出くわす事になる。

「リュセル様、レオンハルト様」

 白いレースをあしらった、薄紅色の着物風ドレスを着た黒髪の愛らしい少女が、息を弾ませて駆け寄ってきたのだ。廊下を小走りで走る少女に、一緒にいたもう一人の少女が慌てて注意する。

「廊下を走ったら危ないわよ、サクラ!」

 こちらは、紺色の着物姿の地味な少女だ。

「サクラ姫にユリエ姫?」

 リュセルは、昨日紹介された、自分の微笑に失神しなかった数少ない姫達の姿に、条件反射的に微笑みかけようとして止めた。

 昨日の件がある。これも自重しよう。

 サンジェイラでは制限事項が多く、内心、トホホとなりながらも、リュセルは二人に声をかけた。

「どうしました?」

「先程、アル兄様とロー兄様が二人きりで一緒にいる姿を、遠くからでしたけれど、見かけましたの! そんな姿を見たのは、すごく久しぶりです!」

 サクラが、興奮して、頬をわずかに染めて言うと、ユリエが冷静に頷いた。

「……とゆうか、初めてじゃない? あんな風に……、まあ、微妙な雰囲気が漂っていたけれど、二人で歩いている姿を見るのは。明日は雪かしら?」

 ユリエはそう言って、面白そうに眼鏡の奥の目を瞬かせると、リュセルとレオンハルトに言った。

「何か二人に言ったんでしょう?」

 よほど度胸が据わっているのか、サクラでさえ、間近に見た女神の子供の美貌に緊張している様子だというのに、ユリエは、なんと、からかうような視線を、(あの)レオンハルトに向けていたのだった。

「少し用事を二人に頼んだだけですよ。駄目でしたか?」

 レオンハルトの言葉を聞いたユリエは、緩く首を振った。

「いいえ。悪くなんかないわ。こちらがお礼を言いたい位よ。ありがとう、お二人共」

 リュセルはユリエとサクラの嬉しそうな顔を見て、疑問を口にする。

「二人が仲が悪い事、気にしていたんですか?」

「はい」

 コクンと頷いたサクラの言葉を繋ぐように、ユリエが哀しそうに言った。

「兄弟には仲良くして欲しいわ。……他の兄弟があの子につらく当たるのなら、せめてアルティスだけは、あの子の味方であってくれれば」

「私達王女は、この国では、あまり権限も発言力もないから、ロー兄様に何もしてあげられないのです」

 ユリエの言葉を引き継いでサクラが言うと、レオンハルトが静かに言った。

「メルティス前王の時代から、男尊女卑の傾向が続いているからね。サンジェイラの姫達が大人しく従順なのはそのせいだ」

 でも、そうであったとしても、この二人はローウェンの味方なのだ。

(よかった)

 そういえば、ローウェンは、前に、サクラの事を家族だと言っていたし、ユリエも薄茶色の瞳に浮かべているのは、弟を心配する優しい感情の色だ。

「……?」

 眼鏡の奥にあった為、気づかなかったが、その瞳の色に覚えがあった。よく見れば、顔立ちも似ている。

(カイエに似ているな)

 二番目の兄であり、アシェイラの王位継承者、カイルーズの側近の、あの温和な青年に似ていた。

「では、私達は琴の稽古がありますので……。どうか、弟達をよろしくお願いします」

 深く頭を下げたユリエに習い、サクラも頭を下げる。その動作を見つめ、リュセルはとりあえず考えるのを止めにして小さく頷いた。

「はい」

 そして、「では」と立ち去ろうとする姫君達の、それぞれの手の甲に口づける。

 リュセルの行動に、次の瞬間、サクラは顔を真赤にし、ユリエは驚きに目を見張っていた。どうやら、サンジェイラでは、姫君へのこのような挨拶はなかったらしい……。

「いい子達だな」

 二人が去った後のリュセルの言葉に、レオンハルトは同意するように頷いた。

「特に、あのユリエ姫って、すごい度胸いいよな。お前相手に一歩も退かなかったし」

「まあ、私の方が年下だからね。彼女の性格もあるだろうが……」

 レオンハルトはそう言うと、歩き始める。

「……は!?」

 まさかの台詞を聞いたリュセルは、慌てて兄の後を追った。

「どう見ても、ユリエ姫って、俺と同じか、それより一~二歳下位だろう? 一体いくつなんだ!?」

「私より一つ上だから、現在二十五歳だな」

 地味だが、少女のような容貌をしていたユリエの実年齢に、リュセルはショックを受けた。

「第一王女と第二王女も二十五、第四王女が十八、そして、第五王女のサクラ姫が、十一歳だったはずだ」

 王子達も濃いが、王女達もある意味濃いと、その時リュセルは思っていた。







 そうして、その後、ようやく辿り着いた蔵書室は、城の北端に位置した、昼間でも少し薄暗いような場所にあった。

「すごいな」

 それこそ、本棚が部屋の隅々まで並べられており、まるで、向こうの世界の図書館のようである。

「禁書の保管部屋は、この奥のようだ」

 レオンハルトと共に部屋を横切ると、奥には階段があった。鎖が張られ、立ち入り禁止と書かれている。無造作にそれをどかすと、レオンハルトは迷いのない足取りで、すたすたと階段を降りていった。

 降りると現れた扉に、持っていた古い鍵を鍵穴に差し込む。

 カチャ

 小さな音を立てるのを聞くと、レオンハルトは古びたその扉をゆっくりと開けた。

 やはり、中は暗い。

 隣で持ってきていた光石に明かりを灯す兄の姿を目にし、その準備の良さにリュセルは感心する。

 古い本の匂いが充満する部屋だ。

 やはり上の蔵書室同様、部屋中に配置された本棚が目に入る。広さは上よりもあるかもしれない。

「それで、その禁書ってどこにあるんだ?」

 最もな弟の問いに答えたレオンハルトの言葉は、非情なものだった。

「この部屋にある本すべてだ」

「は!?」

「ここに在る本に載っているのは、世界の理のすべてだ。その中にルルドの葉について書かれたものもあるかもしれん」

 レオンハルトの冷静過ぎる言葉に、リュセルは乾いた笑いを浮かべた。

「……何日かかるかわからんな」

「ぼやいても始まらない。手分けして探すぞ」

 その言葉と共に、部屋の中央のテーブルにランプを置いて、レオンハルトは本棚を調べ始めた。

(これ全部、調べるのか)

 たくさんある本棚に所狭しと並べられた本を見て、気が遠くなりかけた。読書は嫌いではないが、ものには限度というものがある。しかし、これを調べない事には始まらないのも事実。

「やるか」

 リュセルは気合を入れると、近くの本棚を調べ始めたのだった。
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