96 / 424
第七章 黄昏往く国
10-1 錯乱
しおりを挟む「ああああああああああああッ!」
悲鳴を上げて倒れかける弟を咄嗟に腕の中に抱えると、レオンハルトは怯えるその体を抱きしめた。
「リュセル!?」
「リュセル殿!?」
その場に跪いたレオンハルトの腕に抱かれた状態のリュセルの尋常ではない様子に、アルティスも慌てて傍に膝をつく。
「どうした? どうしたんだ!?」
兄の宥めるような声も聞こえていないのか、リュセルはレオンハルトの腕から逃れようと暴れていた。
そして、焦点の定まらぬ銀の瞳を、真っ直ぐにメルティスに向けて呟いた。
「化け物」
その台詞に、メルティスの肩が小さく震える。
「申し訳ありません、メルティス様。対面はまた日を改めてお願致します。……では、御前失礼」
レオンハルトは早口でそう言うと、錯乱している様子のリュセルの体を無理矢理抱え上げて、その場を後にした。
「お祖父様、我も行きます故」
アルティスも、大股で歩き去るレオンハルトについて行く為、祖父に軽く頭を下げ、その場を後にする。
それからしばらくして
「……ッ」
出て行ってから、そんなに経たない内に帰ってきた三人を出迎えたローウェンは、現状を息を呑んで見守っていた。
「離せえええええっ! 離せ、この、化け物っーーーーー!」
寝台の上に押さえつけられたリュセルが、錯乱したように、自分を押さえ込んでいる兄に爪をたてていた。
弟の体を、自分の体でもって完全に押さえつけていたレオンハルトは、顔をひっかかれても髪を引っ張られても表情を変える事なく、根気強く、リュセルの精神が安定するのを待っていた。
「目の焦点が合っておらぬ。精神が安定するまで、かなりの時間を有するぞ」
リュセルの目を反対側から覗き込んでいたアルティスは、ある提案をした。
「我が同調して、精神を落ち着かせよう」
宝鍵ならではの提案だったが……。
「駄目だッ」
リュセルの叫びに、アルティスは動き始めていた手を止めた。
レオンハルトの髪を鷲掴みにしていた手を不意に止めると、リュセルはうつろな目をしたまま、独り言のように呟いた。
「見てはいけない、聞いてはならない。こんな……、こんな…………なんて、惨い」
その言葉をやっと押し出すと共に、抵抗が止む。
レオンハルトの髪と服を掴んでいた手がパタリとシーツの上に落ちると、今度はカタカタと震えだしたのだ。
今だ精神は不安定のままだが、暴れる事のなくなったリュセルの様子を見て、レオンハルトはそのまま弟の腕をとった。
「っ!」
ビクッと体を震わせて、霞のかかった目を恐怖に見開くリュセルの体を、強引に抱きしめる。
「嫌だ……。たすけて……、嫌だ、嫌だ…………」
「大丈夫、大丈夫だよ。リュセル……」
ぶつぶつと呟き続ける弟の背を優しく撫でながら、レオンハルトは柔らかな声で宥め続ける。
そうして、いつもなら安らぎを覚える半身の腕の中で、リュセルは恐怖に見開かれた銀の目を虚空に向けたまま、小さく震え続けていたのだった。
アルティスはそれを見届けると、静かに寝室を後にして、ローウェンが待つ応接室の方へと移る。
「アル、リュセル兄さんは?」
不安そうに顔を曇らせた侍女姿の弟にアルティスはリュセルの現状を伝えた。
「あいかわらず精神は不安定なようだが、状態は落ち着いておる。レオンハルト殿に任せておけば、大丈夫であろう」
ローウェンと共に長椅子に座ると、アルティスは眉をしかめる。
「一体、何があったの?」
「わからぬ。お祖父様と会った途端、あのような状態になったのだ」
「……じゃあ、メルティス様の中に何かを見たんだろうね。リュセル兄さんは感知能力が桁外れに高いって話だし。ティアラ姉さんよりも高いみたいだよ」
「何? ティアラ姫よりもか!?」
驚きに漆黒の目を見開く兄の顔を見返し、ローウェンは小さく頷いた。
宝鍵の歴史の中で、最も感知能力が高いと今まで認められていたのは、実はティアラだった。物に触れるだけで記憶を読み取り、邪気を正確に感知するその能力は、高く評価されていた。
そのティアラよりも、高い能力。それは……。
「触れる事なく感知したというのか? 会っただけで。何という事だ」
アルティスも、宝鍵であるから、感知能力は高いが、ティアラ程ではない。どちらかというと、彼が得意としたのは、精神同調という感知能力の応用技の方だった。
それ故、リュセルの精神を落ち着かせる為、同調しようとしたのだが。
「一体、何が惨いというのだ……?」
アルティスはそう言うと、静かに瞑目した。
一体、あの青年は、何を感知したというのか。
「とりあえずは、精神が落ち着かぬ限り、話を聞く事も出来まい」
アルティスのその言葉に、ローウェンは心配そうに寝室の扉を見つめた。
「リュセル兄さん」
一方カタカタと恐怖に震え続けていたリュセルは、自分を包み込む確かな温もりを感じていた。それは、とても暖かくて、恐怖と寒さに震える自分の背と髪を、優しく撫でてくれている。優しく名を呼び抱きしめてくれる、その存在のおかげで凍えた精神が安定していく。まだ、目には霞がかかり、幻影に惑わされそうになるが、この温もりだけが真実だという事を自分は知っていた。
「レオン」
名を呼ぶと同時に、涙がこぼれる。
頬に、柔らかい温もりを感じた。おそらく唇だろう……、涙を優しく拭われて、我慢出来ずに、目の前の温もりに縋って、子供のように泣きじゃくった。
情けないが、それしか出来なかったのだ。
レオンハルトは自分に縋って泣く弟を強く抱きしめながら、ずっと繰り返しその名を呼び、大丈夫だと繰り返した。
まるで悪夢に怯える子供のようだったリュセルは、だんだんと落ち着きを見せ始め、最後には精神がもたなかったのか、ほとんど気絶するように意識を手放し、この拷問のような苦しみから解放されたのだった。
「リュセル」
意識を失った弟の顔を見ると、ようやく苦痛から解き放たれたのか、安らかな表情になっていた。涙の残る頬を指で拭ってやり、シーツを引き上げ、そのまましばらく添い寝してやる事にする。
高い感知能力を保持する弟は、メルティスの中に何を見たのか。この異常なまでの精神の揺るぎようは、彼の見たものが尋常ではない事を意味する。
「化け物……?」
確か、メルティスを見た瞬間、そう言っていたはずだ。
様子のおかしくなったリュセルに気を取られ、一瞬しかわからなかったが、メルティスは、確か、驚きと畏怖に満ちた顔でリュセルを凝視していた。まるで、自分の、決して誰にもわからないと核心していた秘密を、予期せず見られてしまった。そんな雰囲気だったのだ。
メルティス・サンジェイラ。
サンジェイラ国の前国王であり、今だその影響力が強いとされる陰の権力者。
彼の中に、一体リュセルが何を見たのか。
それは想像もつかないが……。
「私がいる限り、お前を傷つけるものなど、この世にありはしないのだよ」
涙の痕の残る弟の頬を撫でると、レオンハルトは眠る彼の唇に、ゆっくりと己の唇を重ねたのだった。
深い眠りについたリュセルは、そして、不思議な夢を見た。
穏やかな夢だった……。
夢の中で、自分は、最近通い詰めていたあの地下の蔵書室の椅子に腰掛けて、うとうととまどろんでいる。
ー吾子ー
聞き覚えのある、印象強い声が優しく響き、額に口づけを受けるのを感じた。
「ジュリナ殿……?」
よく似たというより、ジュリナの声、そのものだ。
しかし、うっすらと目を開いた自分の目に映ったのは、これまたよく見知った者だった。
「ティアラ姫?」
可憐な美貌の、麗しの婚約者。
目の前の少女は、しかし、ティアラと顔形は相似しているが、容姿が異なっている。
足元まで流れる月の光を集めたような、銀糸の髪。
妖しく輝く、金の瞳。
滑らかな、褐色の肌。
神々しいまでに美しい容姿の中、左目の下にある小さな泣き黒子が、可愛らしい印象をかもし出していた。
「その紋様……」
少女の額に浮かぶ、不可思議な紋様に覚えがある。
創世の女神の力の源とされる、剣、鏡、玉。三つの宝に、それぞれ刻まれているものと同じものだった。
「久しいな。わらわの愛し子よ」
そう言うと、少女は、リュセルの、女神の子供内では禁忌とされている唇に口づけをした。現在、少女を腕の中に抱いた状態のリュセルは、大人しく目を閉じて、その口づけを受け入れる。
そういえば、前にもこの少女に会った事があるような気がする。もうずいぶんと前の出来事のようだが……。そう、この世界に帰還したばかりの頃、このように、夢の中で。
「レイデューク?」
口づけが解かれた後、ため息のように名を呼んだリュセルに、少女は優しくも妖しい微笑みを浮かべたのだった。
「ふふふ、この世界にも馴染んできたようではないか? のう、綾香」
揶揄するような響きと共に、過去の自分の名を呼ばれ、リュセルは激しい違和感に眉をしかめた。
「もう、この名は嫌か?」
「嫌じゃないが、違和感を感じる」
リュセルの言葉に、レイデュークは嬉しそうに頷く。
「そうか。……では、リュセル、今回は、つらい思いをさせて、すまなんだ」
気遣わしげに目を細める彼女の言葉に、リュセルは気を失う前の、狂おしいまでの苦しみを思い出し、顔を強張らせた。
「ああ、すまぬすまぬ。嫌な事を思い出してしもうたな。配慮の足らぬ母を許しておくれ」
そんな言葉と共に、優しくも慕わしい柔らかな腕に抱かれ、リュセルは落ち着く為に息を吐き出した。
そのまま優しく背をさすられ、リュセルは、意識を手放す前、同じように背をさすってくれていた、この手よりも大きな手の事を思い出した。
「レオンがお前を落ち着かせてくれたようだな」
リュセルの心の内を読み取ったようなレイデュークの言葉にも、不快感はまったく感じない。
「あの子は、お前の事が、愛しくて愛しくて、たまらぬようじゃ」
クスクスクスと笑う、その笑みは、少女のようでもあり、慈愛深き母のようでもある。
「すっかり仲良くなってしもうて、わらわは少し妬けるがのう」
そこで言葉を切ると、レイデュークは笑みを深くしたまま、ゆっくりと目を閉じた。
「それに、心配しておった、ローとアルも距離を縮めつつある。嬉しいこと……。子供達には仲良くしていて欲しいと、いつも思っておるのだよ」
目を閉じたまま、レイデュークは一旦言葉を切った。
そして、ささやくように告げたのだった。
「わらわの罪。……見たな、リュセル。ローの中に」
「ああ。綺麗な菫色だった」
「そう、優しい色じゃったろう?」
閉じていた金色の目を開くと、憂うような眼差しを向けてくる彼女にリュセルは無言で頷く。
それに悲しそうに微笑むと、レイデュークはゆっくりとリュセルから身を離した。そして、まだ自分達が調べていない、奥の本棚を指差す。
「お前達の探している情報は、ここにある」
その言葉と共に、レイデュークは、真っ直ぐにリュセルを見つめる。
「わらわは、あの、人間の子供が創った国が滅ぶのを見たくはないのだ。誰よりも優しく、賢かった子。サンジェイラの、愛した国を……」
その声は悲しく、いつまでも胸に響いた。
そして、そのまま、リュセルの視界は白く染まったのだった。
15
あなたにおすすめの小説
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
【3/11書籍発売】麗しの大公閣下は今日も憂鬱です。
天城
BL
【第12回BL大賞 奨励賞頂きました!ありがとうございます!!3/11に発売になります、よろしくお願いします!】
さえないサラリーマンだったオジサンは、家柄・財力・才能と類い稀なる美貌も持ち合わせた大公閣下ルシェール・ド・ヴォリスに転生した。
英雄の華々しい生活に突然放り込まれて中の人は毎日憂鬱だった。腐男子だった彼は知っている。
この世界、Dom/Subユニバースってやつだよね……。
「さあ気に入ったsubを娶れ」
「パートナーはいいぞ」
とDomの親兄弟から散々言われ、交友関係も護衛騎士もメイド含む屋敷内の使用人全てがSubで構成されたヴォリス家。
待って待って情報量が多い。現実に疲れたおっさんを転生後まで追い込まないでくれ。
平凡が一番だし、優しく気立のいいsubのお嫁さんもらって隠居したいんだよ。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる