121 / 424
第八章 暁を呼ぶ者
9-1 メルティスの最期
しおりを挟む
普通なら両腕の骨が折れてしまうであろう衝撃に耐え抜いた、強靭な宝主の肉体を有するレオンハルトは、その場にリュセルの体を降ろすと、意識のないその頬を軽く叩いた。
「リュセル?」
無傷で生還したローウェンと違い、着物の襟がはだけ、首元を自分の血で紅く染めた弟の姿に、レオンハルトは血の気が引くのを感じる。血塗れた首元に片手をやるが、ゆっくりとそこが脈打っているのを知り、ようやく安堵した。
「う……っ」
ゆっくりと目を開いたリュセルは、目の前のレオンハルトを確認すると、安心したように笑った。
「ああ……、戻ってこれたんだな。って、痛っ!」
異空間では痛まなかった首元の傷がじくじくと痛み、血の匂いも相まって、リュセルの意識は再び遠ざかりかけた。
(クラクラする。血が足りん。レバーを食べなくては……。後、ほうれん草も)
貧血のあまり、そんなのん気な事を考えてしまっていたリュセルの視線の先で、ローウェンが懐から女神の玉を出した。
「アルティス!」
ローウェンの呼びかけに答え、アルティスが右手を玉に向かって掲げ、本日二度目の玉主玉鍵の同化を果たされる。
眩しい銀色の光に包まれ、アルティスと同化したローウェンが、封印から解放した女神の玉を持って掲げるのを見たリュセルは、貧血気味の体に鞭打って、レオンハルトに支えられながら立ち上がる。
「俺達も行こう」
その言葉にレオンハルトは無言で頷く。同化すれば治癒作用が働く為、首元の傷も塞がるだろうという考えもあったからだ。
「来い」
ただ一言、そう命じた兄の掲げた剣に向かい、リュセルは右手を伸ばし、意識を集中させた。
次の瞬間
剣と己を中心に銀色の光があふれ、傷ついた肉体が剣に捧げられるのを感じる。そして、魂は半身である兄の中へと強制的に導かれ、そのままゆっくりと同化した。
鞘が霧散し、輝く剣身を現した女神の剣、その柄の慣れた感触を手に握りこむと、リュセルは金に変化した瞳を、襲い来るルルドの根の先、そこに在る本体に向けた。
「さあ、浄化の時間だ」
リュセルがそう呟くと同時に、同じ口を使って、レオンハルトがアルティスと同化したローウェンに告げる。
「周りの根の浄化を頼む。本体は私達がやる」
原型を止めていないとはいえ、祖父殺しのような事をさせたくないというレオンハルトの気持ちが伝わったのか、ローウェンとその中に同化したアルティスは、小さく頷いた。
「わかった」
「承知」
返答すると同時に、手に持っていた女神の玉の柄の先を床に打ち付けて、意識を玉に集中させる。次の瞬間、玉を中心にして広がる銀の光に浄化され、ルルドの木の根は動きを止める。
ローウェンとアルティスの援護を受けたレオンハルトは、ボロボロと崩れ始めた根の間を駆け抜けて、木の中心たる本体のある玉座の元へと進んだ。
そして……
「………………惨い」
人であった事などわからない程に醜悪な形をした、木の幹のようなもの。それが玉座に張り付いている。そんな状態のメルティスの成れの果てに、リュセルは、目の前の相手がルルドの葉を広め、多くの人々を苦しめた張本人である事を忘れ、眉をしかめた。
「今、楽にしてやる」
レオンハルトの言葉と共に、女神の剣がメルティスの心臓があった部分に向けられる。
今は固い木の幹にしか見えないそこにあるものが、邪鬼との契約書であり、ルルドの木の核である事を、リュセルと同化し、感覚の上がったレオンハルトにはわかっていた。
「……」
無言のままのレオンハルトが、ルルドの木の核、その場所に剣を突き刺そうとした瞬間、かすかな声が響いた。
いや、それは、もはや、声とは呼べぬ、ただの思念といった方がよいのかもしれない。
ーわ……たしは…………ただ……こ、のくにを……よりよい…………くにに………………そのため……あるてぃす…………-
そんな、哀しげな途切れ途切れの思念に対し、リュセルは答えた。
「あなたがこの国を守ろうとした事は知っている。ただ……やり方を間違えただけだ」
そうして優しく微笑むと、哀れな末路を迎える老いた男の、額のあった場所に口づけた。
「今度はどうか、間違えずに生きてくれ。厳格なる、人の子よ」
元は人であった木の幹を抱きしめる、そのまま一気に剣を突き刺す。
銀色の浄化の光が場を満たすのを見つめながら、リュセルは死に逝く哀れな魂を、女神の御許へ導いたのだった。
こうして、浄化と共に、メルティス……、いや、ルルドの木の幹も、葉も、根も、一瞬で枯れ消え、その場に残ったのは玉座だけになった。
「浄化終了だ」
キラキラとした浄化の光の名残の中、そうレオンハルトは呟くと、意識を剣に向けた。そして次の瞬間、剣から弾かれて現れた弟の体を、剣を持っていない方の腕で支える。
「う……。相変わらず、同化後は体がだるいな」
その言葉と共に、兄の腕に手をついて、リュセルは自分の体を支えた。
しかし、レオンハルトは、ぐったりとした様子のリュセルにお構いなしに首を掴むと、血に濡れた首元の傷を確かめた。
「ぐえっ」
いきなり首を横に向けられ、呻き声を上げたリュセルを無視して、止血のハンカチを取り、そこに触れる。
あんなに流血し、深いと思われた傷は、綺麗に治癒されなくなっていた。レオンハルトと同化し、肉体を剣に捧げている間に、女神の力が治癒したのだろう。
兄が小さく安堵の息を吐いたのを感知し、リュセルはその事実を察する。
(女神の剣が治したのか)
そういえば、傷ついた体を捧げられて、女神の剣は少し不機嫌だったような気もする。
「リュセル兄さん、レオンハルト兄さん!」
そんな事を考えている間にも、同じように同化を解いたローウェンとアルティスが駆け寄ってくる。
「傷は大丈夫? リュセル兄さん」
心配そうに顔を曇らせるローウェンに向かい、いつのまにか傷口のなくなっていた首元を見せ、リュセルは大丈夫だと微笑んだ。
「あの傷は、何故出来たんだい?」
首を傾げて尋ねるレオンハルトに同意し、ローウェンも頷く。
「僕があの空間で目が覚めた時は、もう、出来ていたよね?」
「ああ。あの女邪鬼に血を吸われてたらしい」
あっさりとそう答えたリュセルのあっけらかんとした顔を見返し、ローウェンは、うげぇ、というような顔になる。
「女邪鬼? 邪鬼がいたのか?」
驚きに目を見張ったレオンハルトにリュセルとローウェンは大きく頷いた。
「今回の件は、あの邪鬼が黒幕だったらしいな」
「それで、その邪鬼はどうした?」
「さあ?」
兄の言葉を聞いたリュセルは、本気で分からずに、首を傾げる。
「あの空間を出る時、俺は貧血を起こして穴に落ちたようだからな。出口である道を繋いでから、穴に落ちるまでの記憶が、まったくない。ここに俺がこうしているという事は、あの邪鬼は逃げたんじゃないか? ローウェンに腕を斬り飛ばされていたしな」
かなりやばい橋を渡って自分の元に戻ってきたらしいリュセルに対し、レオンハルトは眉をしかめたが、何も言わず、今だフラフラしている弟の体をただ抱きしめた。
「無事で良かった」
「レオン」
抱き合う剣主剣鍵二人の横、ローウェンは暗い目をして玉座を見ているアルティスに気づき、その腕にそっと触れた。
「アル……」
「大丈夫だ」
結果的に、大切に育ててくれた祖父を裏切る事になってしまったアルティスの、その端正な顔の中には、苦渋の色が濃く出ている。
「ともかく、ユリエ姫達の方を見に行こう。あちらも心配だ。何か、嫌な予感がする」
しかし、レオンハルトから体を離したリュセルの、そんな言葉を聞いたアルティスとローウェンは、すぐにはっとしたような顔になった。
「ユリエ姉上!」
ローウェンが姉の名を叫んで、玉座の間を飛び出すのにアルティスも続き、リュセルもそれを追う……いや、追おうとした。
「っ!」
走ろうとして眩暈を起こし、前のめりに倒れかけた体を咄嗟に支えたレオンハルトは、その勢いのまま、弟の体を横抱きに抱き上げる。
「…………また、このパターンかい」
姫抱っこ状態で疲れたようにつっこみを入れるリュセルを抱えたまま走り出したレオンハルトは、その言葉を軽く無視してささやいた。
「しっかり掴まっていなさい。このまま飛ばすぞ」
手強い敵を浄化した後だというのに、己とそう体格の変わらぬ、成人男性たるリュセルを横抱きに抱えたまま、ものすごい速さで走る兄の、超人じみた体力と腕力に今更ながらに呆れ、リュセルは渋々その肩に掴まった。
体はだるいし、血が足らなくてクラクラするし、他の三人に比べ、リュセル一人だけボロボロである。
(本気で自分の身位は守れるように強くなる事を考えた方がいいかもしれない)
このままでは、まるでヒロインだ。
リュセルは自嘲気味に口端を歪ませながら、そう考えたのだった。
「リュセル?」
無傷で生還したローウェンと違い、着物の襟がはだけ、首元を自分の血で紅く染めた弟の姿に、レオンハルトは血の気が引くのを感じる。血塗れた首元に片手をやるが、ゆっくりとそこが脈打っているのを知り、ようやく安堵した。
「う……っ」
ゆっくりと目を開いたリュセルは、目の前のレオンハルトを確認すると、安心したように笑った。
「ああ……、戻ってこれたんだな。って、痛っ!」
異空間では痛まなかった首元の傷がじくじくと痛み、血の匂いも相まって、リュセルの意識は再び遠ざかりかけた。
(クラクラする。血が足りん。レバーを食べなくては……。後、ほうれん草も)
貧血のあまり、そんなのん気な事を考えてしまっていたリュセルの視線の先で、ローウェンが懐から女神の玉を出した。
「アルティス!」
ローウェンの呼びかけに答え、アルティスが右手を玉に向かって掲げ、本日二度目の玉主玉鍵の同化を果たされる。
眩しい銀色の光に包まれ、アルティスと同化したローウェンが、封印から解放した女神の玉を持って掲げるのを見たリュセルは、貧血気味の体に鞭打って、レオンハルトに支えられながら立ち上がる。
「俺達も行こう」
その言葉にレオンハルトは無言で頷く。同化すれば治癒作用が働く為、首元の傷も塞がるだろうという考えもあったからだ。
「来い」
ただ一言、そう命じた兄の掲げた剣に向かい、リュセルは右手を伸ばし、意識を集中させた。
次の瞬間
剣と己を中心に銀色の光があふれ、傷ついた肉体が剣に捧げられるのを感じる。そして、魂は半身である兄の中へと強制的に導かれ、そのままゆっくりと同化した。
鞘が霧散し、輝く剣身を現した女神の剣、その柄の慣れた感触を手に握りこむと、リュセルは金に変化した瞳を、襲い来るルルドの根の先、そこに在る本体に向けた。
「さあ、浄化の時間だ」
リュセルがそう呟くと同時に、同じ口を使って、レオンハルトがアルティスと同化したローウェンに告げる。
「周りの根の浄化を頼む。本体は私達がやる」
原型を止めていないとはいえ、祖父殺しのような事をさせたくないというレオンハルトの気持ちが伝わったのか、ローウェンとその中に同化したアルティスは、小さく頷いた。
「わかった」
「承知」
返答すると同時に、手に持っていた女神の玉の柄の先を床に打ち付けて、意識を玉に集中させる。次の瞬間、玉を中心にして広がる銀の光に浄化され、ルルドの木の根は動きを止める。
ローウェンとアルティスの援護を受けたレオンハルトは、ボロボロと崩れ始めた根の間を駆け抜けて、木の中心たる本体のある玉座の元へと進んだ。
そして……
「………………惨い」
人であった事などわからない程に醜悪な形をした、木の幹のようなもの。それが玉座に張り付いている。そんな状態のメルティスの成れの果てに、リュセルは、目の前の相手がルルドの葉を広め、多くの人々を苦しめた張本人である事を忘れ、眉をしかめた。
「今、楽にしてやる」
レオンハルトの言葉と共に、女神の剣がメルティスの心臓があった部分に向けられる。
今は固い木の幹にしか見えないそこにあるものが、邪鬼との契約書であり、ルルドの木の核である事を、リュセルと同化し、感覚の上がったレオンハルトにはわかっていた。
「……」
無言のままのレオンハルトが、ルルドの木の核、その場所に剣を突き刺そうとした瞬間、かすかな声が響いた。
いや、それは、もはや、声とは呼べぬ、ただの思念といった方がよいのかもしれない。
ーわ……たしは…………ただ……こ、のくにを……よりよい…………くにに………………そのため……あるてぃす…………-
そんな、哀しげな途切れ途切れの思念に対し、リュセルは答えた。
「あなたがこの国を守ろうとした事は知っている。ただ……やり方を間違えただけだ」
そうして優しく微笑むと、哀れな末路を迎える老いた男の、額のあった場所に口づけた。
「今度はどうか、間違えずに生きてくれ。厳格なる、人の子よ」
元は人であった木の幹を抱きしめる、そのまま一気に剣を突き刺す。
銀色の浄化の光が場を満たすのを見つめながら、リュセルは死に逝く哀れな魂を、女神の御許へ導いたのだった。
こうして、浄化と共に、メルティス……、いや、ルルドの木の幹も、葉も、根も、一瞬で枯れ消え、その場に残ったのは玉座だけになった。
「浄化終了だ」
キラキラとした浄化の光の名残の中、そうレオンハルトは呟くと、意識を剣に向けた。そして次の瞬間、剣から弾かれて現れた弟の体を、剣を持っていない方の腕で支える。
「う……。相変わらず、同化後は体がだるいな」
その言葉と共に、兄の腕に手をついて、リュセルは自分の体を支えた。
しかし、レオンハルトは、ぐったりとした様子のリュセルにお構いなしに首を掴むと、血に濡れた首元の傷を確かめた。
「ぐえっ」
いきなり首を横に向けられ、呻き声を上げたリュセルを無視して、止血のハンカチを取り、そこに触れる。
あんなに流血し、深いと思われた傷は、綺麗に治癒されなくなっていた。レオンハルトと同化し、肉体を剣に捧げている間に、女神の力が治癒したのだろう。
兄が小さく安堵の息を吐いたのを感知し、リュセルはその事実を察する。
(女神の剣が治したのか)
そういえば、傷ついた体を捧げられて、女神の剣は少し不機嫌だったような気もする。
「リュセル兄さん、レオンハルト兄さん!」
そんな事を考えている間にも、同じように同化を解いたローウェンとアルティスが駆け寄ってくる。
「傷は大丈夫? リュセル兄さん」
心配そうに顔を曇らせるローウェンに向かい、いつのまにか傷口のなくなっていた首元を見せ、リュセルは大丈夫だと微笑んだ。
「あの傷は、何故出来たんだい?」
首を傾げて尋ねるレオンハルトに同意し、ローウェンも頷く。
「僕があの空間で目が覚めた時は、もう、出来ていたよね?」
「ああ。あの女邪鬼に血を吸われてたらしい」
あっさりとそう答えたリュセルのあっけらかんとした顔を見返し、ローウェンは、うげぇ、というような顔になる。
「女邪鬼? 邪鬼がいたのか?」
驚きに目を見張ったレオンハルトにリュセルとローウェンは大きく頷いた。
「今回の件は、あの邪鬼が黒幕だったらしいな」
「それで、その邪鬼はどうした?」
「さあ?」
兄の言葉を聞いたリュセルは、本気で分からずに、首を傾げる。
「あの空間を出る時、俺は貧血を起こして穴に落ちたようだからな。出口である道を繋いでから、穴に落ちるまでの記憶が、まったくない。ここに俺がこうしているという事は、あの邪鬼は逃げたんじゃないか? ローウェンに腕を斬り飛ばされていたしな」
かなりやばい橋を渡って自分の元に戻ってきたらしいリュセルに対し、レオンハルトは眉をしかめたが、何も言わず、今だフラフラしている弟の体をただ抱きしめた。
「無事で良かった」
「レオン」
抱き合う剣主剣鍵二人の横、ローウェンは暗い目をして玉座を見ているアルティスに気づき、その腕にそっと触れた。
「アル……」
「大丈夫だ」
結果的に、大切に育ててくれた祖父を裏切る事になってしまったアルティスの、その端正な顔の中には、苦渋の色が濃く出ている。
「ともかく、ユリエ姫達の方を見に行こう。あちらも心配だ。何か、嫌な予感がする」
しかし、レオンハルトから体を離したリュセルの、そんな言葉を聞いたアルティスとローウェンは、すぐにはっとしたような顔になった。
「ユリエ姉上!」
ローウェンが姉の名を叫んで、玉座の間を飛び出すのにアルティスも続き、リュセルもそれを追う……いや、追おうとした。
「っ!」
走ろうとして眩暈を起こし、前のめりに倒れかけた体を咄嗟に支えたレオンハルトは、その勢いのまま、弟の体を横抱きに抱き上げる。
「…………また、このパターンかい」
姫抱っこ状態で疲れたようにつっこみを入れるリュセルを抱えたまま走り出したレオンハルトは、その言葉を軽く無視してささやいた。
「しっかり掴まっていなさい。このまま飛ばすぞ」
手強い敵を浄化した後だというのに、己とそう体格の変わらぬ、成人男性たるリュセルを横抱きに抱えたまま、ものすごい速さで走る兄の、超人じみた体力と腕力に今更ながらに呆れ、リュセルは渋々その肩に掴まった。
体はだるいし、血が足らなくてクラクラするし、他の三人に比べ、リュセル一人だけボロボロである。
(本気で自分の身位は守れるように強くなる事を考えた方がいいかもしれない)
このままでは、まるでヒロインだ。
リュセルは自嘲気味に口端を歪ませながら、そう考えたのだった。
15
あなたにおすすめの小説
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
【3/11書籍発売】麗しの大公閣下は今日も憂鬱です。
天城
BL
【第12回BL大賞 奨励賞頂きました!ありがとうございます!!3/11に発売になります、よろしくお願いします!】
さえないサラリーマンだったオジサンは、家柄・財力・才能と類い稀なる美貌も持ち合わせた大公閣下ルシェール・ド・ヴォリスに転生した。
英雄の華々しい生活に突然放り込まれて中の人は毎日憂鬱だった。腐男子だった彼は知っている。
この世界、Dom/Subユニバースってやつだよね……。
「さあ気に入ったsubを娶れ」
「パートナーはいいぞ」
とDomの親兄弟から散々言われ、交友関係も護衛騎士もメイド含む屋敷内の使用人全てがSubで構成されたヴォリス家。
待って待って情報量が多い。現実に疲れたおっさんを転生後まで追い込まないでくれ。
平凡が一番だし、優しく気立のいいsubのお嫁さんもらって隠居したいんだよ。
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
【蒼き月の輪舞】 モブにいきなりモテ期がきました。そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!
黒木 鳴
BL
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる