165 / 424
第十章 盲目の神官
4-2 嫉妬
しおりを挟む
「………………はい?」
ユージンは空耳かな~っと思いながら、とりあえず、真剣な表情のまま尋ね返してみた。
男関係 男関係 漢関係?
漢の関係……。マッチョな関係?(意味不明) …………どういう意味だ?
ユージンの頭には、?マークが飛び交う。
リュセルはわかりにくかったかと呟くと、今度はもっとわかりやすく言った。
「レオンの過去の情人について知りたいんだ。特に男の……」
じょうじん。ジョウジン……常人、情人、………………情人!?
情人。恋愛関係にある人。情事の相手。愛人。いろ。じょうにん。
ブーーーーーーーッ
その意味を理解すると同時に、ユージンは飲んでいた紅茶を目の前にあった国宝級に価値のある銀の美貌に吹きかけていた。
ぽたぽた……
「オイ…………」
かすかに怒気を孕んだ声に我にかえると、ユージンは悲鳴を上げる。
「ぎゃあああああっリュセル王子、だいだいだいだい大丈夫ですか!? うわぁぁぁぁ~~~~ッ、あなたのその美貌に何かあったら、俺は殿下に殺されてしまいます!」
ふきふきふき
持っていたハンカチで、触れるのが躊躇われる程整ったその白い顔を細心の注意を払いながら拭う。
「あああっ、やっぱり、顔を洗いましょう!」
慌てて自分の腕を引いて立ち上がろうとするユージンに、リュセルは言った。
「質問の答えをくれないか?」
「…………どうして、そんな事聞きたがるんですか?」
「それは……」
ユージンの言葉を聞いたリュセルは、またしても言いよどむ。
「いいから答えろ。知っているのか? いないのか?」
しかし、開き直ったのか、すぐに眦を上げてそう言ったリュセルに、やっと冷静さを取り戻したユージンは軽く肩をすくめる。
「ある程度なら」
ユージンはとりあえず、隠してもすぐばれるのだろうからと正直に話す事にした。
「王族の一員として、そっち方面の教育も受けるでしょうし、リュセル王子が帰還する前までは、そう頻繁でもなかったのですが、アシェイラ屈指の高級娼館の娼婦やら男娼やらが殿下のお相手をしに城に来ていましたよ。相手は毎回違うようでしたが……。でも、殿下だって、あんな聖人のような顔をしていても、立派な成人の男ですからねぇ」
それ位仕方なかろうと頷くユージンに対し、リュセルはまたしても少し考え込んだ。
「……では、それに何か変化があった時はなかったか?」
「変化?」
「ああ。一定の時期に、その、娼婦やら男娼やらの城への出入りが増えたとか」
リュセルの問いに、ユージンは思い当たるのか「そう言えば……」と言うように大きく頷く。
「殿下が、あれは~、十九歳の頃でしたかねぇ……。デコレート商会が経営する高級娼館選りすぐりの、娼婦や男娼達がたくさん城に派遣された事がありましたよ。その時、かなり不思議に思ったので、よく覚えています」
ジュリナに聞いた十四歳の時の話と同じだ。
「でも、これは関係ないでしょう? その時、殿下は確かひどい風邪を患って、一週間程面会謝絶だったんですから」
何も知らぬユージンのあっさりとした言葉にリュセルは頷くしかなかった。
「そうだな」
リュセルの感知した情報とユージンの話を合わせると、十中八九シャノンは、十九歳だった頃の、レオンハルトの陰の日時に大量に出来た情人の中の一人だ。ジュリナの話を聞いた限り、相手に執着していなかった為、それを情人と呼ぶのかはわからないが。
「リュセル王子、兄君の昔の事が気になるのですか?」
またしても無言で考え込んでしまったリュセルをじっと見つめ、ユージンは何となく尋ねる。
「いや」
否定をするリュセルに対し、失礼を承知でさらに聞く。
「でも、昔、殿下と関係をもった者達が気になるのでしょう?」
「違う」
とは、言いますけれど……。
(完全に気にしてるし)
素直じゃない主の弟君にため息をつきつつも、ユージンは考える。
(しかし、これって完璧に…………)
「嫉妬ですねぇ」
「「っ!?」」
いきなり響いた柔らかな声音。
リュセルもユージンも飛び上がって驚いた。
「すみません、聞くつもりじゃなかったのですが」
何故か、いつの間にか、リュセルのように近くの岩に腰かけてお茶を飲んでいた翠緑の髪の神官は、固く閉ざされた双眸をリュセル達の方に向けると、申し訳なさそうに軽く頭を下げる。
「い、い、い、いつからそこに!?」
「はあ、最初から……。剣鍵様方の方が後からいらっしゃったんですよ?」
全然気づきませんでした。
「しかし、いや~、若いっていいですねぇ」
暖かい風に吹かれながら、ズズズズっと、紅茶をまるでサンジェイラ産の緑茶のようにすすると、セフィはにっこりと笑った。
「ぜ、全部聞いていたのですか!?」
ユージンに助けられながらなんとか元の位置に座り直すと、リュセルは予想外の展開に焦りつつ、そう尋ねる。
「申し訳ありません」
謝罪が肯定になった。
「い、いえ、周りを確認しないで話を始めた俺が悪かったのですから」
でも、まさか、こんなに近くにいたのに気付かなかったとは。
(なんという存在感のなさだ。ある意味すごいぞ)
なんとなく感動してしまったリュセルは、セフィを更に近くに招き寄せた。
そうしてその後、しばらく男三人、無言のまま並んで紅茶を飲んでいたのだが、不意にセフィが口を開いた。
「剣鍵様は、本当に剣主様がお好きなんですねぇ」
ぶほっ
今度はリュセルが、紅茶を吹き出す。
「だって、剣主様の過去にやきもちを妬いていらっしゃるのでしょう?」
にこにこにこ
この男、本気だ! どこか腹黒さを感じさせるカイルーズの一見無邪気な微笑みとは違う、本当に邪気のない純粋な笑み。
リュセルはその微笑みに答えるように、ぎこちない笑みを浮かべた。
「でも、どんなに気にされても、過去は過去。今の剣主様は、あなた以外の者を見ておいでですか?」
優しい問いかけは、まるで教会の神父のよう。
そんなセフィに答えようと口を開きかけたリュセルに代わり、即座に大きく首を振ったのは隣のユージンだ。
「いや、見てないっす! リュセル王子に常にターゲットロックオン! それ以外目に入らない程の溺愛ぶり。まさにブラコン、ここに極まれり!」
「何故、お前が答える」
口元をヒクつかせながらユージンにそうリュセルがつっこむと同時に、セフィはクスクスと口元を手の甲で押さえて小さく笑う。
見た目はどこから見ても男なのだが、纏う空気が、なんというか、ひどく中性的な人だ。
「それならいいじゃないですか。剣主様が他の方を見ているのであれば問題でしょうが、生きて年数を重ねる度に過去は増え、それは常にそこにあるものです。でも、そこで立ち止まってしまっていては、少しも前に進めませんよ?」
ユージンは空耳かな~っと思いながら、とりあえず、真剣な表情のまま尋ね返してみた。
男関係 男関係 漢関係?
漢の関係……。マッチョな関係?(意味不明) …………どういう意味だ?
ユージンの頭には、?マークが飛び交う。
リュセルはわかりにくかったかと呟くと、今度はもっとわかりやすく言った。
「レオンの過去の情人について知りたいんだ。特に男の……」
じょうじん。ジョウジン……常人、情人、………………情人!?
情人。恋愛関係にある人。情事の相手。愛人。いろ。じょうにん。
ブーーーーーーーッ
その意味を理解すると同時に、ユージンは飲んでいた紅茶を目の前にあった国宝級に価値のある銀の美貌に吹きかけていた。
ぽたぽた……
「オイ…………」
かすかに怒気を孕んだ声に我にかえると、ユージンは悲鳴を上げる。
「ぎゃあああああっリュセル王子、だいだいだいだい大丈夫ですか!? うわぁぁぁぁ~~~~ッ、あなたのその美貌に何かあったら、俺は殿下に殺されてしまいます!」
ふきふきふき
持っていたハンカチで、触れるのが躊躇われる程整ったその白い顔を細心の注意を払いながら拭う。
「あああっ、やっぱり、顔を洗いましょう!」
慌てて自分の腕を引いて立ち上がろうとするユージンに、リュセルは言った。
「質問の答えをくれないか?」
「…………どうして、そんな事聞きたがるんですか?」
「それは……」
ユージンの言葉を聞いたリュセルは、またしても言いよどむ。
「いいから答えろ。知っているのか? いないのか?」
しかし、開き直ったのか、すぐに眦を上げてそう言ったリュセルに、やっと冷静さを取り戻したユージンは軽く肩をすくめる。
「ある程度なら」
ユージンはとりあえず、隠してもすぐばれるのだろうからと正直に話す事にした。
「王族の一員として、そっち方面の教育も受けるでしょうし、リュセル王子が帰還する前までは、そう頻繁でもなかったのですが、アシェイラ屈指の高級娼館の娼婦やら男娼やらが殿下のお相手をしに城に来ていましたよ。相手は毎回違うようでしたが……。でも、殿下だって、あんな聖人のような顔をしていても、立派な成人の男ですからねぇ」
それ位仕方なかろうと頷くユージンに対し、リュセルはまたしても少し考え込んだ。
「……では、それに何か変化があった時はなかったか?」
「変化?」
「ああ。一定の時期に、その、娼婦やら男娼やらの城への出入りが増えたとか」
リュセルの問いに、ユージンは思い当たるのか「そう言えば……」と言うように大きく頷く。
「殿下が、あれは~、十九歳の頃でしたかねぇ……。デコレート商会が経営する高級娼館選りすぐりの、娼婦や男娼達がたくさん城に派遣された事がありましたよ。その時、かなり不思議に思ったので、よく覚えています」
ジュリナに聞いた十四歳の時の話と同じだ。
「でも、これは関係ないでしょう? その時、殿下は確かひどい風邪を患って、一週間程面会謝絶だったんですから」
何も知らぬユージンのあっさりとした言葉にリュセルは頷くしかなかった。
「そうだな」
リュセルの感知した情報とユージンの話を合わせると、十中八九シャノンは、十九歳だった頃の、レオンハルトの陰の日時に大量に出来た情人の中の一人だ。ジュリナの話を聞いた限り、相手に執着していなかった為、それを情人と呼ぶのかはわからないが。
「リュセル王子、兄君の昔の事が気になるのですか?」
またしても無言で考え込んでしまったリュセルをじっと見つめ、ユージンは何となく尋ねる。
「いや」
否定をするリュセルに対し、失礼を承知でさらに聞く。
「でも、昔、殿下と関係をもった者達が気になるのでしょう?」
「違う」
とは、言いますけれど……。
(完全に気にしてるし)
素直じゃない主の弟君にため息をつきつつも、ユージンは考える。
(しかし、これって完璧に…………)
「嫉妬ですねぇ」
「「っ!?」」
いきなり響いた柔らかな声音。
リュセルもユージンも飛び上がって驚いた。
「すみません、聞くつもりじゃなかったのですが」
何故か、いつの間にか、リュセルのように近くの岩に腰かけてお茶を飲んでいた翠緑の髪の神官は、固く閉ざされた双眸をリュセル達の方に向けると、申し訳なさそうに軽く頭を下げる。
「い、い、い、いつからそこに!?」
「はあ、最初から……。剣鍵様方の方が後からいらっしゃったんですよ?」
全然気づきませんでした。
「しかし、いや~、若いっていいですねぇ」
暖かい風に吹かれながら、ズズズズっと、紅茶をまるでサンジェイラ産の緑茶のようにすすると、セフィはにっこりと笑った。
「ぜ、全部聞いていたのですか!?」
ユージンに助けられながらなんとか元の位置に座り直すと、リュセルは予想外の展開に焦りつつ、そう尋ねる。
「申し訳ありません」
謝罪が肯定になった。
「い、いえ、周りを確認しないで話を始めた俺が悪かったのですから」
でも、まさか、こんなに近くにいたのに気付かなかったとは。
(なんという存在感のなさだ。ある意味すごいぞ)
なんとなく感動してしまったリュセルは、セフィを更に近くに招き寄せた。
そうしてその後、しばらく男三人、無言のまま並んで紅茶を飲んでいたのだが、不意にセフィが口を開いた。
「剣鍵様は、本当に剣主様がお好きなんですねぇ」
ぶほっ
今度はリュセルが、紅茶を吹き出す。
「だって、剣主様の過去にやきもちを妬いていらっしゃるのでしょう?」
にこにこにこ
この男、本気だ! どこか腹黒さを感じさせるカイルーズの一見無邪気な微笑みとは違う、本当に邪気のない純粋な笑み。
リュセルはその微笑みに答えるように、ぎこちない笑みを浮かべた。
「でも、どんなに気にされても、過去は過去。今の剣主様は、あなた以外の者を見ておいでですか?」
優しい問いかけは、まるで教会の神父のよう。
そんなセフィに答えようと口を開きかけたリュセルに代わり、即座に大きく首を振ったのは隣のユージンだ。
「いや、見てないっす! リュセル王子に常にターゲットロックオン! それ以外目に入らない程の溺愛ぶり。まさにブラコン、ここに極まれり!」
「何故、お前が答える」
口元をヒクつかせながらユージンにそうリュセルがつっこむと同時に、セフィはクスクスと口元を手の甲で押さえて小さく笑う。
見た目はどこから見ても男なのだが、纏う空気が、なんというか、ひどく中性的な人だ。
「それならいいじゃないですか。剣主様が他の方を見ているのであれば問題でしょうが、生きて年数を重ねる度に過去は増え、それは常にそこにあるものです。でも、そこで立ち止まってしまっていては、少しも前に進めませんよ?」
5
あなたにおすすめの小説
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
【3/11書籍発売】麗しの大公閣下は今日も憂鬱です。
天城
BL
【第12回BL大賞 奨励賞頂きました!ありがとうございます!!3/11に発売になります、よろしくお願いします!】
さえないサラリーマンだったオジサンは、家柄・財力・才能と類い稀なる美貌も持ち合わせた大公閣下ルシェール・ド・ヴォリスに転生した。
英雄の華々しい生活に突然放り込まれて中の人は毎日憂鬱だった。腐男子だった彼は知っている。
この世界、Dom/Subユニバースってやつだよね……。
「さあ気に入ったsubを娶れ」
「パートナーはいいぞ」
とDomの親兄弟から散々言われ、交友関係も護衛騎士もメイド含む屋敷内の使用人全てがSubで構成されたヴォリス家。
待って待って情報量が多い。現実に疲れたおっさんを転生後まで追い込まないでくれ。
平凡が一番だし、優しく気立のいいsubのお嫁さんもらって隠居したいんだよ。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる