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第十一章 神への叛逆
2-1 歌って踊って、ノンちゃんショー!
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黒猫ノンちゃん一色に内装が改装された、デコレート商会アシェイラ本店のイベント会場。このサイン会は、かなりの混雑が予測された為、抽選式という形がとられていた。つまり、事前に行われた抽選にて当たっていないと、ロン・ブラックのサイン会場に入る事も出来ない。
リュセルも、個人的に抽選に応募して、結果、無事にペアで当選する事が出来たのだ。リュセルは持ってきた抽選券を二枚、受付にて提出すると、ワクワクしながら長蛇の列の最後尾に並ぶ。
「楽しみだな、レオン」
「ああ」
リュセルの期待に満ち満ちた瞳に、兄として一応の同意を示してやりながら、レオンハルトは目だけを一瞬動かして、周りを見回す。
デコレート商会の店員や出版社のスタッフらしき者、後は、抽選が当たり、サイン会にやって来た自分達のような客しか、この会場にはいないようだった。
そうして、地道に1刻程待った二人は、とうとう自分達の番になり、ロン・ブラックとの対面を果たす。
「な、何してるのさ。リュセル兄さん」
しかし、一方のローウェンは、ただ、驚きに目を見開く事しか出来ない。
「ブラック先生、ずっと応援しています! 黒猫ノンちゃんシリーズは俺のバイブルです!」
そんな相手の様子などお構いなしに、リュセルがファンの一人として熱く語るが、いきなりサイン会場に自分のファンの一人として姿を現したリュセルとレオンハルトに、当のローウェンはポカンと口を開きっぱなしにしてしまう。
「ブラック先生」
背後に控えていた、担当編集のセシル女史から注意を促されて、ローウェンは慌てて手元にあった短編集にサインをする。
「まったく、何してるの。二人とも!」
二冊の本にサインを書きながら小声でそう呟いたローウェンを見下ろし、リュセルも小声で返す。
「ま~ま~、そう言うな、ローウェン。アルティスは?」
「さっきまで僕の付き添い人として傍にいたんだケド、お昼を食べに、今、席を外しているんだ。……もう、びっくりさせないでよ!」
「すまないな」
ローウェンの驚き振りに、してやったりといったような表情を浮かべたリュセルは、彼が差し出したサイン入り短編集を受け取り、ファンとして握手をした。
「これからもがんばって下さい、先生!」
最後まで熱烈なロン・ブラックのファンで通したリュセルは、自分の台詞を聞いて呆れたような顔をしているローウェンの顔色が悪い事に気づく。
「ローウェン?」
「すみません、もうお時間ですので」
つい、その白い顔に手を伸ばしかけるが、時間がきてしまい、出版社のスタッフに先導されてそこから移動させられる。
(最近忙しかったようだからな)
明日、芝居見学になど行くよりも、ゆっくりと休ませた方がいいんじゃないだろうかと、リュセルはローウェンの体調が本気で心配になった。
おそらく、顔色が悪いのは疲れがたまっているからだろうと、リュセルは予測をつける。しかし、そんなリュセル以上に他人の気配に敏いレオンハルトやローウェンの半身たるアルティスが、その顔色の悪さに気づいていないという事実をあまり深く考えなかったのが、この後の混乱を招いたといっても過言ではなかろう。
二人は気づかなかったのではない。気づけなかったのだ。
それはまだ、小さな予兆でしかなかったから。
リュセルが気づく事が出来たのは、彼の感知能力の高さ故なのだが、すべてを理解した時には、のっぴきならぬ事態になってしまっていたのだった。相変わらずの間の悪さで、この男は、ローウェンの変化に最初に気づく事になるのである。
*****
黒猫ノンちゃんフェア、二日目。
「ノンちゃあああああ~~~~ん!」
「しびれる~~~~!」
レオンハルトとアルティスは、互いの半身がそんな叫び声を上げながら黒猫の着ぐるみが舞台の上で踊っているへんてこな踊りを真似て踊るのを、無言で眺めているしかなかった。
しかも、踊っているのは、この二人(リュセルとローウェン)だけではない。レオンハルトとアルティス以外の観客全員、総立ちになって踊っているのだ。
黒猫ノンちゃんシリーズ四作目、黒猫ノンちゃんと囚われの王子、公演初日。公演会場のソードキングダム劇場は、ある意味カオスと化していた。
そして、そう……、まだ、芝居を公演中は良かった。
内容は感動的だったし、小説の内容を忠実に再現したかのような脚本にローウェンもご満悦で、リュセルなどは食い入るように舞台上を見つめていたのだ。
問題は、その後のショーだ。
芝居の後におまけのように行われるノンちゃんとその仲間達のダンスは、二作目の黒猫ノンちゃんと伝説の姫君の時から行われるようになったのだが、三作目からは観客も一緒に踊るのが主流になり、四作目もそれを見事に引き継いでいた。
「”ノン、ノン、ノ~~~~ン そうさ、僕は黒猫 武器屋の息子”」
「”あふれる勇気 素敵な友情 それが、僕の武器 それが、僕の剣と盾”」
ついには、リュセルもローウェンも、回りの観客達と同じように黒猫ノンちゃんのテーマソングを歌い始める。
「……………………」
「…………まだ、終わらぬのか?」
不思議な踊りと大合唱に包まれる劇場内にて、無言で踊り歌っているリュセルを見つめていたレオンハルトに向かい、アルティスは疲れたような声をかける。
もちろん、踊りはへんてこだが、歌って踊るローウェンはとても可愛い。……が、この異様な空間にいるのがアルティスは少々辛くなってきていた。
「大丈夫だ。もうすぐ終わるだろう」
慣れているのか、レオンハルトは終わりが近い事を知っていた。ノンちゃんマニアのリュセルに付き合わされて、これの前作を何度も見たからだ。
そして、レオンハルトの言葉通り、この後、すぐに黒猫ノンちゃんと囚われの王子の舞台は閉幕したのだった。
「素晴らしい。今回も素晴らしい話だった……」
芝居帰りに寄った喫茶店。黒猫喫茶にて、リュセルはローウェンと一緒に巨大黒猫パフェをつっつきながら、流れる感動の涙を止める事が出来ずにいた。
「リュセル。食べるか泣くか、どちらかにしなさい」
黒猫のティーカップに注がれた黒猫茶(色が黒いだけで味は普通の紅茶だ)を飲んでいたレオンハルトは、腰を浮かせると、向かいに座る弟の涙をハンカチで拭ってやる。
「あはははは、このパフェおいしいね。リュセル兄さん」
食いしん坊なローウェンは、隣で感涙しているリュセルの様子など気にも留めずに、黒猫の形に盛られたアイスがラブリーなパフェをもりもりとたいらげていく。
「ううううう、涙のせいでパフェがしょっぱい」
「リュセル兄さん。食べないなら、僕全部食べちゃうからね」
「ああ、いいぞ。俺は胸がいっぱいで食べられそうもない」
二人分の大きなパフェだった為、一つを二人で分け合って食べていたのだが、リュセルはローウェンに全部譲った。
「わ~い! ありがとう、リュセル兄さん」
ローウェンはリュセルが渡したパフェを抱え込むと、嬉しそうにそれを食べて、あっという間に完食する。アルティスはその様子を眺めながら、あの細い体のどこにあんなに入るのだろうと、自分の半身の事ながら不思議でならない気持ちになった。
「なあ、ここの向かいの店に行って来ていいか?」
ようやく感動の波が退いたのか、リュセルは一口紅茶を飲むと、喫茶店の向かいにある黒猫ノンちゃんグッズ専門店を指差す。
「ああ。私はここで待っているから、行っておいで」
「あ、待って待って、僕も行く! アルは?」
慌てて黒猫クッキーをパクパクと口に積め入れたローウェンがそう言ったのに対して、アルティスは緩く首を振る。
「我も、ここで待っておるよ」
この二日の間、黒猫三昧だったアルティスは、若干顔を引きつらせながらそう言うのがやっとだった。
リュセルも、個人的に抽選に応募して、結果、無事にペアで当選する事が出来たのだ。リュセルは持ってきた抽選券を二枚、受付にて提出すると、ワクワクしながら長蛇の列の最後尾に並ぶ。
「楽しみだな、レオン」
「ああ」
リュセルの期待に満ち満ちた瞳に、兄として一応の同意を示してやりながら、レオンハルトは目だけを一瞬動かして、周りを見回す。
デコレート商会の店員や出版社のスタッフらしき者、後は、抽選が当たり、サイン会にやって来た自分達のような客しか、この会場にはいないようだった。
そうして、地道に1刻程待った二人は、とうとう自分達の番になり、ロン・ブラックとの対面を果たす。
「な、何してるのさ。リュセル兄さん」
しかし、一方のローウェンは、ただ、驚きに目を見開く事しか出来ない。
「ブラック先生、ずっと応援しています! 黒猫ノンちゃんシリーズは俺のバイブルです!」
そんな相手の様子などお構いなしに、リュセルがファンの一人として熱く語るが、いきなりサイン会場に自分のファンの一人として姿を現したリュセルとレオンハルトに、当のローウェンはポカンと口を開きっぱなしにしてしまう。
「ブラック先生」
背後に控えていた、担当編集のセシル女史から注意を促されて、ローウェンは慌てて手元にあった短編集にサインをする。
「まったく、何してるの。二人とも!」
二冊の本にサインを書きながら小声でそう呟いたローウェンを見下ろし、リュセルも小声で返す。
「ま~ま~、そう言うな、ローウェン。アルティスは?」
「さっきまで僕の付き添い人として傍にいたんだケド、お昼を食べに、今、席を外しているんだ。……もう、びっくりさせないでよ!」
「すまないな」
ローウェンの驚き振りに、してやったりといったような表情を浮かべたリュセルは、彼が差し出したサイン入り短編集を受け取り、ファンとして握手をした。
「これからもがんばって下さい、先生!」
最後まで熱烈なロン・ブラックのファンで通したリュセルは、自分の台詞を聞いて呆れたような顔をしているローウェンの顔色が悪い事に気づく。
「ローウェン?」
「すみません、もうお時間ですので」
つい、その白い顔に手を伸ばしかけるが、時間がきてしまい、出版社のスタッフに先導されてそこから移動させられる。
(最近忙しかったようだからな)
明日、芝居見学になど行くよりも、ゆっくりと休ませた方がいいんじゃないだろうかと、リュセルはローウェンの体調が本気で心配になった。
おそらく、顔色が悪いのは疲れがたまっているからだろうと、リュセルは予測をつける。しかし、そんなリュセル以上に他人の気配に敏いレオンハルトやローウェンの半身たるアルティスが、その顔色の悪さに気づいていないという事実をあまり深く考えなかったのが、この後の混乱を招いたといっても過言ではなかろう。
二人は気づかなかったのではない。気づけなかったのだ。
それはまだ、小さな予兆でしかなかったから。
リュセルが気づく事が出来たのは、彼の感知能力の高さ故なのだが、すべてを理解した時には、のっぴきならぬ事態になってしまっていたのだった。相変わらずの間の悪さで、この男は、ローウェンの変化に最初に気づく事になるのである。
*****
黒猫ノンちゃんフェア、二日目。
「ノンちゃあああああ~~~~ん!」
「しびれる~~~~!」
レオンハルトとアルティスは、互いの半身がそんな叫び声を上げながら黒猫の着ぐるみが舞台の上で踊っているへんてこな踊りを真似て踊るのを、無言で眺めているしかなかった。
しかも、踊っているのは、この二人(リュセルとローウェン)だけではない。レオンハルトとアルティス以外の観客全員、総立ちになって踊っているのだ。
黒猫ノンちゃんシリーズ四作目、黒猫ノンちゃんと囚われの王子、公演初日。公演会場のソードキングダム劇場は、ある意味カオスと化していた。
そして、そう……、まだ、芝居を公演中は良かった。
内容は感動的だったし、小説の内容を忠実に再現したかのような脚本にローウェンもご満悦で、リュセルなどは食い入るように舞台上を見つめていたのだ。
問題は、その後のショーだ。
芝居の後におまけのように行われるノンちゃんとその仲間達のダンスは、二作目の黒猫ノンちゃんと伝説の姫君の時から行われるようになったのだが、三作目からは観客も一緒に踊るのが主流になり、四作目もそれを見事に引き継いでいた。
「”ノン、ノン、ノ~~~~ン そうさ、僕は黒猫 武器屋の息子”」
「”あふれる勇気 素敵な友情 それが、僕の武器 それが、僕の剣と盾”」
ついには、リュセルもローウェンも、回りの観客達と同じように黒猫ノンちゃんのテーマソングを歌い始める。
「……………………」
「…………まだ、終わらぬのか?」
不思議な踊りと大合唱に包まれる劇場内にて、無言で踊り歌っているリュセルを見つめていたレオンハルトに向かい、アルティスは疲れたような声をかける。
もちろん、踊りはへんてこだが、歌って踊るローウェンはとても可愛い。……が、この異様な空間にいるのがアルティスは少々辛くなってきていた。
「大丈夫だ。もうすぐ終わるだろう」
慣れているのか、レオンハルトは終わりが近い事を知っていた。ノンちゃんマニアのリュセルに付き合わされて、これの前作を何度も見たからだ。
そして、レオンハルトの言葉通り、この後、すぐに黒猫ノンちゃんと囚われの王子の舞台は閉幕したのだった。
「素晴らしい。今回も素晴らしい話だった……」
芝居帰りに寄った喫茶店。黒猫喫茶にて、リュセルはローウェンと一緒に巨大黒猫パフェをつっつきながら、流れる感動の涙を止める事が出来ずにいた。
「リュセル。食べるか泣くか、どちらかにしなさい」
黒猫のティーカップに注がれた黒猫茶(色が黒いだけで味は普通の紅茶だ)を飲んでいたレオンハルトは、腰を浮かせると、向かいに座る弟の涙をハンカチで拭ってやる。
「あはははは、このパフェおいしいね。リュセル兄さん」
食いしん坊なローウェンは、隣で感涙しているリュセルの様子など気にも留めずに、黒猫の形に盛られたアイスがラブリーなパフェをもりもりとたいらげていく。
「ううううう、涙のせいでパフェがしょっぱい」
「リュセル兄さん。食べないなら、僕全部食べちゃうからね」
「ああ、いいぞ。俺は胸がいっぱいで食べられそうもない」
二人分の大きなパフェだった為、一つを二人で分け合って食べていたのだが、リュセルはローウェンに全部譲った。
「わ~い! ありがとう、リュセル兄さん」
ローウェンはリュセルが渡したパフェを抱え込むと、嬉しそうにそれを食べて、あっという間に完食する。アルティスはその様子を眺めながら、あの細い体のどこにあんなに入るのだろうと、自分の半身の事ながら不思議でならない気持ちになった。
「なあ、ここの向かいの店に行って来ていいか?」
ようやく感動の波が退いたのか、リュセルは一口紅茶を飲むと、喫茶店の向かいにある黒猫ノンちゃんグッズ専門店を指差す。
「ああ。私はここで待っているから、行っておいで」
「あ、待って待って、僕も行く! アルは?」
慌てて黒猫クッキーをパクパクと口に積め入れたローウェンがそう言ったのに対して、アルティスは緩く首を振る。
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