271 / 424
第十三章 聖女の血
4-3 予期せぬ来訪者③
しおりを挟む
「ああ、そうだ。己達はレオンハルト王子に会いに来た」
ぼうっとしているキキョウと違い、傍らの青年は真っすぐにリュセルを見据え、そう告げる。
「レオンに?」
思いもよらぬ侵入者の言葉に、リュセルは驚きに目を見張った。
「本当はきちんと手順を踏んで正面から会いに来たかったのだが、時間と余裕がなくて仕方なかったんだ。無礼をお許し頂きたい、リュセル王子」
そう言って、青年がして見せたのは、王族が王族にする略礼。それも、ティアラ姫がするような、綺麗な貴婦人のお辞儀だ。それに習い、キキョウも王族に対する略礼をとる。こちらは王子がする礼と同じやり方。
見た目とまるであべこべな略礼。しかも王族特有の礼をして見せた二人に、リュセル達は唖然とする。
「レオンハルト殿に面会とは、何故だ?」
アルティスは内心混乱しつつも、そう尋ねる。
「己達……、いや、正確には、己の保護をお願いしたい」
保護?
この国の最高権力者、国王であるジェイドでもなく、その次位にいる王位継承者、カイルーズでもなく、身分的には王子としての身分しかない、レオンハルトに保護を求めるとは……。完全に邪気絡みであろう。
「完全には信用出来ないが、分かった。レオンを呼んで来よう」
リュセルの決断に、他の二人は異を唱える。
「リュセル兄さん!?」
「リュセル殿、このような得体の知れぬ者の戯言、聞くのはどうかと我は思う」
最もなアルティスの意見に、青年は笑いながら頷いた。
「あははははは、君はしっかりしてるな」
(?)
その豪快な笑い方が、何故だかジュリナに似ているような気がしてリュセルは不思議に思う。
「アルティスの言う事も尤もだ。あなた方の名前と身分を明かしていただきたい。それが出来ないようなら、警備の騎士達を呼ぶ事にするが」
ジュリナと目の前の青年の容姿は、似通っている所はまるでない。気の所為だと結論づけたリュセルは、そう言って、二人の侵入者を交互に睨み見る。
「う~ん、そっか。君達とは会った事がないから、仕方ないなぁ。リュセル王子、あなたとはルリカのお腹越しには対面した事はあるんだけれどね」
「は、母上?」
思いもよらぬ母の名にリュセルが動揺していると、青年は不敵に笑った。その笑い方も、ジュリナによく似ている。
「己の名は、ルカイナ。ルカイナ・ディエラ。現ディエラ王、シルヴィア・ディエラ陛下の娘であり、元王位継承者。まー、今は訳あって流浪の身だがな」
青年ではなく、女性だった。それも驚きだが、リュセル達を驚愕させたのは、彼女の正体。
それは、八年前に死んだとされる、ジュリナとティアラ、そして現王位継承者の三つ子の姫君、ルイ・ルカ・ルナ、五人の王女の母親の名前だった。
*****
夕方になろうかという時刻に差しかかる頃、ようやくウインター神官長補佐との神子衣装の製作に関する打ち合わせは終了した。
「それでは、衣装が仕上がり次第、またサイズ調整の為に参上します」
そう言い残して退室するルークと入れ替わるように入室して来たティルに気づき、レオンハルトは目を向ける。
半壊した訓練場の片づけはまだ終了していないようだが、あれ以降、リュセル達は自分の言いつけを守って大人しくしてくれていたらしく、神殿の使者との話も順調に進み、満足していたところだ。
「また何かあったのかい?」
レオンハルトの言葉を受け、ティルは首を左右に何度も振る。
「いえ、リュセル殿下とそのお客人達はお休みになられていた為、とても静かでした」
つまり、昼寝をしていたのか。おそらく、長旅の疲れを見せるアルティスを気遣ったのであろうが。
「くくくく、眠っていたのか。それは、大人しいはずだ」
喉の奥で笑い、長い胡桃色の睫毛に縁取られた目を伏せるレオンハルトの美貌を見返した後、ティルは自分の主人から命じられた伝言を口にした。
「レオンハルト殿下、殿下にお客様がお見えになっております」
「客?」
そんな約束はなかったはずだと、いぶかしげに眉をひそめるレオンハルトを見返し、ティルも小首を傾げる。
「でも、僕ずっと、応接室の方で控えていたんですけれど、出入口である扉からは誰もお見えになっていないと思うんですよね。リュセル殿下は寝室でお休みになっておりましたし、お目覚めになったリュセル殿下が寝室から出て来た時、一緒に出ていらしたのです。」
「…………」
それを聞いたレオンハルトは、無言のまま執務室を後にする。
話を聞く限り、おかしな話だ。
しかし、レオンハルトは自分の私室の寝室に王族にしか知らされぬ抜け道がある事を、王族の一員としてもちろん知っていた。
天井裏に存在する王族しか知らぬ場所ではあるが、怪盗イチゴミルク事件の前例がある。あの怪盗は、最初の侵入時、そこから侵入したのだ。後々、怪盗イチゴミルクだったミルフィンに尋ねたところ、なんでも裏のルートで手に入れた城の見取り図に書き込まれていたらしい。
出入口は非常に見つけにくい場所に存在するが、見取り図があってはどうしようもない。抜け道の出入り口の完全封鎖と、新たな抜け道の出入り口の作成。レオンハルトは、それをカイルーズに提案していたところだったのだ。
(また賊が侵入したか)
二度。いや、正確には三度も賊の侵入を許すとは、アシェイラ城の警備の緩さを露呈したようなものだ。国の中で最も治安の良い国と謳われた、このアシェイラ国が。
だが、賊が侵入したにしては、リュセル達の対応が変である。危機管理が薄いリュセルやのん気なローウェンはともかくも、アルティスが一緒にいるのだ。賊が侵入したのなら、それ相応の対応をするはず。
「ティル、その客人方の名は?」
レオンハルトの問いに、ティルは困ったような顔をする。
「いえ、教えてはいただけませんでした。お客様方の特徴をお話すればわかるだろうって、リュセル殿下が」
「特徴?」
歩みを止めて、レオンハルトは後ろを駆けてくるティルに目を向ける。
「はい、客人は男女お一人ずつ。一人は赤茶色の髪にはしばみ色の瞳の、なんというか……、こう、格好いい人です。もう一人は黒髪に黒瞳の、お美しい方です。サンジェイラ美人の代表のような感じで」
それを聞いたレオンハルトの瞳は、驚きにわずかに揺れる。
彼の脳裏を巡るのは、子供の頃の懐かしい思い出だった。
ールリカ、レオンハルト!ー
朱金色の髪の少女、幼い頃のジュリナと手を繋いだ美しい女性が、自分に向かって空いている方の手を元気に振る。
背を流れる、彼女の母王に似た長い赤茶色の髪。快活に輝く、はしばみ色の慈悲深い瞳。その身を包む臙脂色のドレスが、派手な印象のある彼女によく似合っていた。
その隣で、まだ赤子であるティアラを優しく抱くのは、清楚な印象の黒髪の青年。
襟足までの長さの黒髪、穏やかな黒い瞳。男性であるにも関わらず、可憐な印象を感じずにはいられない。ひかえめな印象の青年。
今まで出会った事もないような、とても元気で、自由奔放な人達。
レオンハルトは、嬉しそうな明るい表情を浮かべた女性が自分達の元へやって来るのを待ちながら、傍らに立つ母親を戸惑ったように見上げた。
母、ルリカは、息子の視線を感じると、にっこりと笑ってレオンハルトに目を向ける。優しいその微笑だけで、レオンハルトの心の中の棘は鋭さを失くす。
「会った事があるでしょう? 二人とも、母様と父様のお友達よ。あなたの婚約者、ジュリナちゃんのご両親」
つい数か月前に引き合わされた、自分の婚約者。それと同時に同胞でもある姫君。相性があまり良くないあの男女と、リュセルがまだ母の腹にいた頃に一度だけ会った事のある二人が親子だったとは。
「では、あのご婦人が、ルカイナ姫。ディエラ国の次期王位継承者ですね」
年に似合わぬ大人びた話し方をする息子を悲しそうに見下ろした後、ルリカはレオンハルトの胡桃色の髪を優しく撫で、やってくる親友達に微笑みかけた。
「ルーちゃん、キキョウちゃん、お久しぶり。よく来てくれたわね。ジェイドも喜ぶわよ!」
ルリカの言葉に闊達に笑うと、ルカイナは中腰になって、レオンハルトの顔を覗きこんだ。
表情をまったく変えぬまま見返してくる、娘の婚約者の美貌をじっくり見たルカイナは、何も言わずに、レオンハルトの華奢な体を抱き締めた。
(?)
レオンハルトの無感動な瞳が一瞬見開かれる。
でも、いきなりで驚きはしたが、その温かい体温は、彼女自身の性質を表しているようで、嫌な気分にはならなかった。
レオンハルトの知る彼女は、そんな女性だった。
ぼうっとしているキキョウと違い、傍らの青年は真っすぐにリュセルを見据え、そう告げる。
「レオンに?」
思いもよらぬ侵入者の言葉に、リュセルは驚きに目を見張った。
「本当はきちんと手順を踏んで正面から会いに来たかったのだが、時間と余裕がなくて仕方なかったんだ。無礼をお許し頂きたい、リュセル王子」
そう言って、青年がして見せたのは、王族が王族にする略礼。それも、ティアラ姫がするような、綺麗な貴婦人のお辞儀だ。それに習い、キキョウも王族に対する略礼をとる。こちらは王子がする礼と同じやり方。
見た目とまるであべこべな略礼。しかも王族特有の礼をして見せた二人に、リュセル達は唖然とする。
「レオンハルト殿に面会とは、何故だ?」
アルティスは内心混乱しつつも、そう尋ねる。
「己達……、いや、正確には、己の保護をお願いしたい」
保護?
この国の最高権力者、国王であるジェイドでもなく、その次位にいる王位継承者、カイルーズでもなく、身分的には王子としての身分しかない、レオンハルトに保護を求めるとは……。完全に邪気絡みであろう。
「完全には信用出来ないが、分かった。レオンを呼んで来よう」
リュセルの決断に、他の二人は異を唱える。
「リュセル兄さん!?」
「リュセル殿、このような得体の知れぬ者の戯言、聞くのはどうかと我は思う」
最もなアルティスの意見に、青年は笑いながら頷いた。
「あははははは、君はしっかりしてるな」
(?)
その豪快な笑い方が、何故だかジュリナに似ているような気がしてリュセルは不思議に思う。
「アルティスの言う事も尤もだ。あなた方の名前と身分を明かしていただきたい。それが出来ないようなら、警備の騎士達を呼ぶ事にするが」
ジュリナと目の前の青年の容姿は、似通っている所はまるでない。気の所為だと結論づけたリュセルは、そう言って、二人の侵入者を交互に睨み見る。
「う~ん、そっか。君達とは会った事がないから、仕方ないなぁ。リュセル王子、あなたとはルリカのお腹越しには対面した事はあるんだけれどね」
「は、母上?」
思いもよらぬ母の名にリュセルが動揺していると、青年は不敵に笑った。その笑い方も、ジュリナによく似ている。
「己の名は、ルカイナ。ルカイナ・ディエラ。現ディエラ王、シルヴィア・ディエラ陛下の娘であり、元王位継承者。まー、今は訳あって流浪の身だがな」
青年ではなく、女性だった。それも驚きだが、リュセル達を驚愕させたのは、彼女の正体。
それは、八年前に死んだとされる、ジュリナとティアラ、そして現王位継承者の三つ子の姫君、ルイ・ルカ・ルナ、五人の王女の母親の名前だった。
*****
夕方になろうかという時刻に差しかかる頃、ようやくウインター神官長補佐との神子衣装の製作に関する打ち合わせは終了した。
「それでは、衣装が仕上がり次第、またサイズ調整の為に参上します」
そう言い残して退室するルークと入れ替わるように入室して来たティルに気づき、レオンハルトは目を向ける。
半壊した訓練場の片づけはまだ終了していないようだが、あれ以降、リュセル達は自分の言いつけを守って大人しくしてくれていたらしく、神殿の使者との話も順調に進み、満足していたところだ。
「また何かあったのかい?」
レオンハルトの言葉を受け、ティルは首を左右に何度も振る。
「いえ、リュセル殿下とそのお客人達はお休みになられていた為、とても静かでした」
つまり、昼寝をしていたのか。おそらく、長旅の疲れを見せるアルティスを気遣ったのであろうが。
「くくくく、眠っていたのか。それは、大人しいはずだ」
喉の奥で笑い、長い胡桃色の睫毛に縁取られた目を伏せるレオンハルトの美貌を見返した後、ティルは自分の主人から命じられた伝言を口にした。
「レオンハルト殿下、殿下にお客様がお見えになっております」
「客?」
そんな約束はなかったはずだと、いぶかしげに眉をひそめるレオンハルトを見返し、ティルも小首を傾げる。
「でも、僕ずっと、応接室の方で控えていたんですけれど、出入口である扉からは誰もお見えになっていないと思うんですよね。リュセル殿下は寝室でお休みになっておりましたし、お目覚めになったリュセル殿下が寝室から出て来た時、一緒に出ていらしたのです。」
「…………」
それを聞いたレオンハルトは、無言のまま執務室を後にする。
話を聞く限り、おかしな話だ。
しかし、レオンハルトは自分の私室の寝室に王族にしか知らされぬ抜け道がある事を、王族の一員としてもちろん知っていた。
天井裏に存在する王族しか知らぬ場所ではあるが、怪盗イチゴミルク事件の前例がある。あの怪盗は、最初の侵入時、そこから侵入したのだ。後々、怪盗イチゴミルクだったミルフィンに尋ねたところ、なんでも裏のルートで手に入れた城の見取り図に書き込まれていたらしい。
出入口は非常に見つけにくい場所に存在するが、見取り図があってはどうしようもない。抜け道の出入り口の完全封鎖と、新たな抜け道の出入り口の作成。レオンハルトは、それをカイルーズに提案していたところだったのだ。
(また賊が侵入したか)
二度。いや、正確には三度も賊の侵入を許すとは、アシェイラ城の警備の緩さを露呈したようなものだ。国の中で最も治安の良い国と謳われた、このアシェイラ国が。
だが、賊が侵入したにしては、リュセル達の対応が変である。危機管理が薄いリュセルやのん気なローウェンはともかくも、アルティスが一緒にいるのだ。賊が侵入したのなら、それ相応の対応をするはず。
「ティル、その客人方の名は?」
レオンハルトの問いに、ティルは困ったような顔をする。
「いえ、教えてはいただけませんでした。お客様方の特徴をお話すればわかるだろうって、リュセル殿下が」
「特徴?」
歩みを止めて、レオンハルトは後ろを駆けてくるティルに目を向ける。
「はい、客人は男女お一人ずつ。一人は赤茶色の髪にはしばみ色の瞳の、なんというか……、こう、格好いい人です。もう一人は黒髪に黒瞳の、お美しい方です。サンジェイラ美人の代表のような感じで」
それを聞いたレオンハルトの瞳は、驚きにわずかに揺れる。
彼の脳裏を巡るのは、子供の頃の懐かしい思い出だった。
ールリカ、レオンハルト!ー
朱金色の髪の少女、幼い頃のジュリナと手を繋いだ美しい女性が、自分に向かって空いている方の手を元気に振る。
背を流れる、彼女の母王に似た長い赤茶色の髪。快活に輝く、はしばみ色の慈悲深い瞳。その身を包む臙脂色のドレスが、派手な印象のある彼女によく似合っていた。
その隣で、まだ赤子であるティアラを優しく抱くのは、清楚な印象の黒髪の青年。
襟足までの長さの黒髪、穏やかな黒い瞳。男性であるにも関わらず、可憐な印象を感じずにはいられない。ひかえめな印象の青年。
今まで出会った事もないような、とても元気で、自由奔放な人達。
レオンハルトは、嬉しそうな明るい表情を浮かべた女性が自分達の元へやって来るのを待ちながら、傍らに立つ母親を戸惑ったように見上げた。
母、ルリカは、息子の視線を感じると、にっこりと笑ってレオンハルトに目を向ける。優しいその微笑だけで、レオンハルトの心の中の棘は鋭さを失くす。
「会った事があるでしょう? 二人とも、母様と父様のお友達よ。あなたの婚約者、ジュリナちゃんのご両親」
つい数か月前に引き合わされた、自分の婚約者。それと同時に同胞でもある姫君。相性があまり良くないあの男女と、リュセルがまだ母の腹にいた頃に一度だけ会った事のある二人が親子だったとは。
「では、あのご婦人が、ルカイナ姫。ディエラ国の次期王位継承者ですね」
年に似合わぬ大人びた話し方をする息子を悲しそうに見下ろした後、ルリカはレオンハルトの胡桃色の髪を優しく撫で、やってくる親友達に微笑みかけた。
「ルーちゃん、キキョウちゃん、お久しぶり。よく来てくれたわね。ジェイドも喜ぶわよ!」
ルリカの言葉に闊達に笑うと、ルカイナは中腰になって、レオンハルトの顔を覗きこんだ。
表情をまったく変えぬまま見返してくる、娘の婚約者の美貌をじっくり見たルカイナは、何も言わずに、レオンハルトの華奢な体を抱き締めた。
(?)
レオンハルトの無感動な瞳が一瞬見開かれる。
でも、いきなりで驚きはしたが、その温かい体温は、彼女自身の性質を表しているようで、嫌な気分にはならなかった。
レオンハルトの知る彼女は、そんな女性だった。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に2話ずつ更新
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
過労死転生した公務員、魔力がないだけで辺境に追放されたので、忠犬騎士と知識チートでざまぁしながら領地経営はじめます
水凪しおん
BL
過労死した元公務員の俺が転生したのは、魔法と剣が存在する異世界の、どうしようもない貧乏貴族の三男だった。
家族からは能無しと蔑まれ、与えられたのは「ゴミ捨て場」と揶揄される荒れ果てた辺境の領地。これは、事実上の追放だ。
絶望的な状況の中、俺に付き従ったのは、無口で無骨だが、その瞳に確かな忠誠を宿す一人の護衛騎士だけだった。
「大丈夫だ。俺がいる」
彼の言葉を胸に、俺は決意する。公務員として培った知識と経験、そして持ち前のしぶとさで、この最悪な領地を最高の楽園に変えてみせると。
これは、不遇な貴族と忠実な騎士が織りなす、絶望の淵から始まる領地改革ファンタジー。そして、固い絆で結ばれた二人が、やがて王国を揺るがす運命に立ち向かう物語。
無能と罵った家族に、見て見ぬふりをした者たちに、最高の「ざまぁ」をお見舞いしてやろうじゃないか!
新年に余り物でおせちを作ったら、冷酷と噂の騎士団長様に「運命の番」だと求婚されました
水凪しおん
BL
料理人だった俺が転生したのは、男性オメガというだけで家族に虐げられる不遇の青年カイ。
新年くらいはと前世の記憶を頼りに作ったのは、この世界にはない『おせち料理』だった。
それを偶然口にしたのは、氷のように冷酷と噂される最強の騎士団長リアム。
「お前は俺の運命の番だ」
彼の屋敷に保護され、俺の作る料理が彼の心を溶かしていく。
不器用で、だけどまっすぐな愛情を注いでくれる彼と、美味しい料理で紡ぐ、甘くて温かい異世界スローライフ。
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる