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第十三章 聖女の血
10-2 追憶
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今でも、鮮明に覚えている。
あれから三千年の年月が過ぎたのが信じられない程に……。
何よりも、愛しい存在だった。
傍にいた頃は、傍にいるのが当然過ぎて、彼にひどい事ばかり言っていたように思う。
優しい、愛しい日々だった。
当たり前すぎて、それがどんなに大切なものだったのか、まるで理解していなかった。
馬鹿ばかり、していたように思う。
馬鹿な事件や厄介事ばかり持ち込む彼に、ずいぶん振り回され、呆れさせられていたものだ。
それでも、彼は自分のすべてだった。
いなくてはならぬ、魂の片翼。
今でも、鮮明に覚えている。
泣きたくなる程愛しくせつない、琥珀色をした瞳。感情が高まった時にのみ、金色に色を変える高貴な輝き。
仲間達に囲まれ、明るい笑い声を上げる暖かな声。自分の姿を見ると一瞬怯むような顔になるのだが、すぐに抑えきれない愛しさを言葉に乗せ、名を呼んだ。
彼にしか許さぬ、愛称。
ーイプ…………ー
風に揺れる栗色の髪、屈託のない笑顔。まるで、太陽の化身のようだった、彼。
こんなにも、こんなにも、覚えているのに
こんなにも、こんなにも、愛しているのに
彼は、あの日、紫電の輝きと共に、永遠に失われてしまった…………。
「時間ですよ」
穏やかな響きのある声に促され、彼は人で在るには整い過ぎたその顔に仮面をつける。額から鼻上にかけてを隠す、漆黒の仮面。伸びた髪は長く、繊細な波を描きながら足元まで到達する。その色は、蒼。
ゆったりとした、漆黒のローブに身を包んだ彼は、声の主である邪鬼、サイレンに向かって頷いた。
その後ろには、サイレンと同じ、邪神の腹心である二鬼がいる。
ギラギラとした殺気を隠す事もせず、彼を睨み見る野性的な容貌の邪鬼、クロード。彼は、約一年前、剣主と剣鍵により消滅寸前まで追い込まれ、まさしく死にかけた。今回の襲撃は、リベンジでもあるのだろう。
対して、その隣にいるのは、華やかな容姿の少女。人の心の弱さにつけいる事に長けた邪鬼、スイと同じ邪気から生まれた妹、エルヴィス。姉妹といっても、彼女達の間には、情のようなものは一切ない。姉が消滅したのは、弱く愚かだから。そう言いきってしまう程、エルヴィスは邪鬼としては、強い力の持ち主でもあった。
「襲撃に最も適しているのは、夕刻。剣主と剣鍵は、生誕の儀に参加している頃合いです。ルカイナの血を確保した後、アシェイラ王都を覆う結界を破壊。我らが女神の子供達を引きつけます。エルヴィスは玉主と玉鍵の相手を、クロードは鏡主と鏡鍵の相手を、私は剣主と剣鍵の相手をする形になります」
「わかった」
彼の返答を聞き、サイレンは満足そうに微笑むと、手にしていた長箱を渡す。
「これが例のものか」
「はい。前に使用した物の改良版ですよ。宝鍵だけでなく、宝主の動きを封じる事も可能でしょう。ルカイナの血を手に入れたと同時に使用して下さい」
六人集結している女神の子供達。そのすべての力を殺いで、そして……。
「その間に、剣鍵の身柄を手に入れます」
邪悪な笑みを浮かべるサイレンに向かい、彼は冷静に尋ねる。
「アシェイラ王都はどうする?」
「クロードとエルヴィスの好きにさせますよ。アシェイラ国民すべてを喰らってもよし、消滅させてもよし、弄んでもよし。まあ、まずは面倒臭いですから、国王と王族関係者を殺す事から始めましょうかね?」
残酷なサイレンの言葉にも関心を示さぬ彼は、小さく頷くと、厚い水晶の壁に守られた少年の姿を見つめた。
肩先で切りそろえられた闇色の髪。白雪の柔肌。伸びやかな細い手足。その姿は、そう見せるようにしているだけで、本当の姿が違う事を、彼は知っていた。
ーリンス……。僕はもう、君とは同じ場所に逝けない。後には戻れないー
それでもいい。
自分はどうなってもいい。
君の魂が、解放されるのなら……………………。
*****
荒廃した、大地。
邪気に覆われた、空。
灼熱の炎。
ーまだやるのかい? そんな脆弱な、人間の身で?ー
邪悪な薄笑いを浮かべながら宙に浮かぶ、黒髪の少年。
その本性は、神。
神……、だったモノ。
邪気の王にして、この世の破壊者。
理の殺戮者。
邪神スノーデューク。
彼の頬笑みは暗黒の闇に包まれていて、本来あるはずの闇の安らぎは一片も感じられない。
すべての、悪の根源。
彼女を悲しませる者。彼女を泣かせる者。
「何度でも挑もう。お前を打ち倒す、その日まで」
自分の隣りでは、彼女より託された鏡を携えたかけがえのない盟友(とも)が、煌く青い瞳を邪神に向けていた。
「俺達は、レイとの約束を必ず守ってみせる!」
目の前では、彼女より託された剣を構えた、何よりも信頼している盟友(とも)が、褐色の瞳で真っ直ぐに邪神を睨みつける。
そして、自分も……。
彼女から託された玉の杖の部分をスライドさせて長杖の形にすると、自分達を虫けらのように見下ろす邪神を見据えた。
「今度こそ、お前を倒す! スノーデューク!」
それと同時に、紫電の色をした邪神の瞳が邪悪に輝き、周囲を覆う炎と邪気が一斉に襲いかかってくる。
「分散するぞ!」
剣を持った盟友(とも)の言葉を合図に、三人は散り散りに駆け回り、邪神の動きを伺う。
ークククク。まるでゴミのようだね。地べたをはいずり回って……。お前達のどこが、姉上はお気に召したのだろう? 僕には全然わからないよー
そう言いながら攻撃をしかける邪神の動きを読みながら、掲げた玉に力を集中させた。
彼女より預かった、力の断片。
掲げた玉を中心に白銀の光が場を満たし、邪気と炎を打ち払う。
ーチッ、生意気なんだよッ! 虫けらの分際で!ー
その反撃に激昂した邪神は、玉を掲げ、力の解放にすべてを費やした自分を指差す。指先から放たれる、膨大な量の濃密な邪気。
「避けろ!」
焦ったような呼び声と共に、盟友(とも)の持つ鏡が白銀の光を放った。
「ぐぅッ」
自分の盾となり、傷ついた彼の身を咄嗟に支える。傷口から吹き出した、熱い血液の感触を手の平に感じた。何度、こんな傷をこの体に負ってきただろうか……。何度、死にかけたか。もう、覚えていない。
絶対的な力の主である邪神が自分達を一気に殺さず、何度も再戦を受けるのは、おそらく脆弱な人間の悪あがきを愉しみ、弄んでいるのだろう。
「でも、僕達は戦う。彼女の願いを叶える為に!」
そう言うと、盟友(とも)の傷口に玉を当てる。邪気は浄化され、傷口は軽く縫合される。だが、これも軽い応急処置でしかない。
視線の先では、もう一人の盟友(とも)が、邪神と攻防を繰り返している。慣れた手つきで剣を操る彼は、国一の剣の使い手だった。祖国を失くすまでは……。
剣・知・芸。
得意分野がまるで違う、自分達。
繋がった先に在るのは、美しい彼女の存在。
「ゆくぞ、サンジェイラ」
塞がりきらぬ傷口を抱え、ゆっくりと大地を踏みしめる彼の長い金髪は、鮮血に濡れていた。
「ああ」
そして、盟友(とも)の名を呼んだ。
夜中に、ふと目が覚めた。
何故か、涙が止まらなかった。
とても悲しい夢を見た。
とても苦しい夢を見た。
遠い遠い、過去の記憶。
「ユリエ様?」
主の様子がおかしな事に気づいたのか、寝室の外から遠慮がちに声をかけられる。彼女付きの侍女兼護衛である女性、シュリだ。
ユリエはゆっくりと起き上がると、頬を流れる涙を両手で拭った。そして、寝台を降り、寝室の扉へと向かう。
「なんでもないの、シュリ。少し、嫌な夢を見ただけ」
ユリエの言葉に、シュリは心配そうな表情になる。
「また、あの夢を?」
少し前まで度々見ていた、父、ミゼールを刺した時の夢。カイルーズと婚約してからは、気づけば見なくなっていた悪夢。
でも、今回は違う。
「いいえ、安心して。違うわ」
もっともっと、昔の夢。
ずっと昔過ぎて、いつだったのか忘れてしまう程の……。
もう、思い出せない。
「では、どうかお休み下さい。明日はリュセル王子とレオンハルト王子の誕生祭です。ユリエ様も朝から予定が入っておりますでしょう?」
シュリのその言葉を聞き、ユリエは微笑む。
「ええ。でも、それならあなたも、きちんと自分に用意された部屋で休みなさい。ここはアシェイラ国よ。サンジェイラのように暗殺者は襲って来ないわ。私の護衛で一晩明かす必要はないの」
「でも、ユリエ様」
「大丈夫よ。また明日、迎えに来てちょうだい。何かあれば、鈴を鳴らして呼ぶし」
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でも、駄目だった。
何故か、とても怖い。怖くて休めそうもない。
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「もう下がっていいよ、レイア」
カイルーズはそう言うと、読んでいた本を閉じて、自分付きの侍女を下がらせた。
「あ~、キツイ」
椅子に腰かけたまま首を回すと、ゴキゴキと、ものすごい音がした。
「そろそろ寝ないと、さすがにまずいか」
明日は、兄と弟の誕生祭当日。主役の二人が一番ハードスケジュールだが、自分達王族関係者も、かなりの予定が詰め込まれていた。
最近忙し過ぎて、折角同じ建物内にいるのに、婚約者とも全然対面出来ていない。
「早く一緒に住みたいな~」
そうすれば、部屋は一緒だし、休む寝台は一緒だし。昼間一緒にいられなくても、朝晩は一緒にいられる。
「でも、まぁ……、後、半年位か」
婚約期間終了まで、半年。でも、その後に色々な儀式がある為、結婚はまだまだ先の事だ。
本気(マジ)で、長い……。
そう思っていた時、遠慮勝ちなノックの音が聞こえた。
「ん?」
コンコン
静かな夜更けであるからこそやっと聞こえるような、僅かな音。
「誰?」
こんな真夜中に。
考えられるのは、はた迷惑な父王のみ。明日の息子達の誕生祭を前に、興奮して眠れないのだろう。
(うざい)
無視しようかと考えつつも、カイルーズはゆっくりと立ち上がった。書斎を出て応接室を突っ切ると、扉を乱暴に開ける。
「ちょっと、今何刻だと思ってるの?」
さっさと、寝ろ。この馬鹿親!
そんな思いを込めて扉を開けると、そこに予想していた父王の姿はなかった。
「…………?」
誰もおらぬ。
カイルーズが不思議に思った瞬間、開いた扉の影に隠れていたユリエが姿を現す。
「ご、ごめんなさい。こんな夜更けに」
薄い夜着に上着を羽織っただけの、華奢な体。みつあみはほどかれ、黒髪は肩先を流れている。目元を覆う、トレードマークの眼鏡のみがいつも通りだ。
「ユ、ユリエ?」
いきなり現れた婚約者を凝視し、カイルーズはついつい自分の頬を片手でつねってみてしまった。
痛い。
夢じゃなかった…………。
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