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2章
2-35 お風呂 ☆
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次の日、シェールズは目を覚ました。
シャーリーはシェールズを抱き、声を出さずに泣いていた。
「シェールズ、この人があなたの恩人、「カズ」さんよ。」
泣き止むと俺を紹介してくれる。
「知ってる。
僕、声は出せなかったけど、意識はあったから。」
という事は、「聖水」の事も…
「最初は驚きましたけど、おかげでこうして生きていられます。
ありがとうございます。」
そう言って頭を下げる。
「いいよ、意識があったならわかるだろ。
俺たちはもう、「仲間」なんだ。」
そう言って頭を撫でる。
ついでに状態も『把握』する。
シェールズ・スイーズ 小人族
25歳 Lv18
体力 G 魔力 D++
筋力 G 耐久 F
スキル 無し
特殊スキル 無し
状態:免疫低下
適正:魔力感知、魔法補助
病気のせいでまともに成長出来てないのだろう。
レベルもそうだが、スキルが一個も無い。
「僕、弱いでしょ?」
俺が何をしているかも理解できているようだ。
「そうだな、でも大丈夫。
シェールズは体力が戻るまで、とりあえず拠点の整備を手伝ってくれ。」
力仕事少しずつ手伝わせて経過を観察しよう。
ーーーーーーーーー
準備はだいぶ整った、ダンジョンに潜る日にはシェールズを騎士団で保護してもらえることになっている。
カリーナに頼んで軍医にも診察してもらったが、今のところ異常は見られないとの事で安心した。
グーラ族にシャーリー、騎士団の小隊。
戦力が十分かは分からない、だが出来るだけの準備をしたのだ。
「カズ殿、準備出来ました。」
ナツキが呼びに来てくれる。
ナツキの言っている準備はダンジョンに潜る準備の事ではない。
グーラ族を助けたお礼にと、拠点拡張の際にサラが作ってくれた物が有る。
土魔法で作られた、大人5人は入れるであろう大きな浴槽だ。
そこに贅沢に水を使い、魔法で熱した石を入れ温める。
この世界に来て初めて入浴。
胸が高まる。
今までは濡らした布で汗を拭いたり、サウナのように個室で汗をかき、軽く水で流すのが主流だった。
「綺麗にしますね。」
そう言ってナツキは石鹸を泡立てると、手で俺の体を洗う。
首、背中、足まで丁寧に洗っていく。
「気持ちいいですか?」
「気持ちいいけど、ソレの方が良いかな。」
ナツキの胸を指さすと、決して大きくはない自分の胸に手を当てる。
「小さくてもいいですか?」
かわいい。
「ナツキのだったら、なんでもいいよ。」
そう言うと、彼女は石鹸の泡を自分の胸に乗せて、その小さなふくらみを俺の背中に当てると上下へと動きだした。
シャーリーはシェールズを抱き、声を出さずに泣いていた。
「シェールズ、この人があなたの恩人、「カズ」さんよ。」
泣き止むと俺を紹介してくれる。
「知ってる。
僕、声は出せなかったけど、意識はあったから。」
という事は、「聖水」の事も…
「最初は驚きましたけど、おかげでこうして生きていられます。
ありがとうございます。」
そう言って頭を下げる。
「いいよ、意識があったならわかるだろ。
俺たちはもう、「仲間」なんだ。」
そう言って頭を撫でる。
ついでに状態も『把握』する。
シェールズ・スイーズ 小人族
25歳 Lv18
体力 G 魔力 D++
筋力 G 耐久 F
スキル 無し
特殊スキル 無し
状態:免疫低下
適正:魔力感知、魔法補助
病気のせいでまともに成長出来てないのだろう。
レベルもそうだが、スキルが一個も無い。
「僕、弱いでしょ?」
俺が何をしているかも理解できているようだ。
「そうだな、でも大丈夫。
シェールズは体力が戻るまで、とりあえず拠点の整備を手伝ってくれ。」
力仕事少しずつ手伝わせて経過を観察しよう。
ーーーーーーーーー
準備はだいぶ整った、ダンジョンに潜る日にはシェールズを騎士団で保護してもらえることになっている。
カリーナに頼んで軍医にも診察してもらったが、今のところ異常は見られないとの事で安心した。
グーラ族にシャーリー、騎士団の小隊。
戦力が十分かは分からない、だが出来るだけの準備をしたのだ。
「カズ殿、準備出来ました。」
ナツキが呼びに来てくれる。
ナツキの言っている準備はダンジョンに潜る準備の事ではない。
グーラ族を助けたお礼にと、拠点拡張の際にサラが作ってくれた物が有る。
土魔法で作られた、大人5人は入れるであろう大きな浴槽だ。
そこに贅沢に水を使い、魔法で熱した石を入れ温める。
この世界に来て初めて入浴。
胸が高まる。
今までは濡らした布で汗を拭いたり、サウナのように個室で汗をかき、軽く水で流すのが主流だった。
「綺麗にしますね。」
そう言ってナツキは石鹸を泡立てると、手で俺の体を洗う。
首、背中、足まで丁寧に洗っていく。
「気持ちいいですか?」
「気持ちいいけど、ソレの方が良いかな。」
ナツキの胸を指さすと、決して大きくはない自分の胸に手を当てる。
「小さくてもいいですか?」
かわいい。
「ナツキのだったら、なんでもいいよ。」
そう言うと、彼女は石鹸の泡を自分の胸に乗せて、その小さなふくらみを俺の背中に当てると上下へと動きだした。
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