転生したからって、ざまぁされなくてもいいよね!? ~平凡に生きていくために、私は諦めないんだからっ!~

鶯埜 餡

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九歳

全ての始まり

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「なんでこんなことになっているのよ」

“アリア・スフォルツァ”は急にあふれ出てきた記憶を整理していた。

 リーゼベルツ王国、名門スフォルツァ公爵家にある自室で自分の姿を鏡で見ていたら、ふっと泉が湧き出るように記憶があふれてきたのだ。


『自分』が何者であるかを、そして、どうしてこの状況に陥っているのか、そして――――

 この世界が彼女がいた世界で一世を風靡したゲーム『Love or Dead ~恋は駆け引きと共に~』の世界であるという事を。


「まさか、“あの”世界で小説とかの題材にされていた転生者になるとは、ね」

 彼女はひとりごちて、もう一度、鏡を見た。その姿は紛れもなく栗毛の腰まであるサラサラストレートで紫の目、アリア・スフォルツァだ。彼女の役割はそう。



―――――悪役令嬢だった。




「なんでこうなったのよぉ」

 九歳の甲高い叫びが屋敷の中、しかも夜更けに響き渡った。
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