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ゴブダン 24話 百々葉

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 「おい、レミリア! どうなってんだこれ?」

 以前オークのボブが、ゴブリンを産んで、仕様だと言っていたはずだが、これはいったいどういう事なのか。

 「申し訳ありません、マスター。私もアライマル様から、このような現象がおこるとは、聞いていませんので、わかりません。本来ならあり得ないとは、思うのですが。ただ、あのアライマル様ですから……」

 アライマルから何も聞いていないようだ。
 レミリアの悩む顔は初めて見る。
 アライマルのことだから、わざと教えなかった場合や、本人も知らないバグの可能性もあると、レミリアは言う。

 「アハ、私とパパの赤ちゃん、可愛い♡ 女の子だ♡」

 ミリシャが、今産んだばかりの赤子を抱き上げる。
 人間ではないが、女の子を産んだことか、余程嬉しいらしい。
 角がある以外は、人間の赤子にしか見えないのだが……
 ゴブリン以外の赤子を産んだことが、果たして良いことなのか、とりあえず、鑑定で能力を調べて見た。


 鬼女 

 レベル1

  HP99
  MP0
  力90
 体力68
 俊敏75
 器用44
 魔力0


 (何この子!?)

 見た目で角があったし、まさかと思ったが、やはり鬼の子供だった。

 (それにしても、ゴブリン+人間女=鬼女って、どこに鬼の要素があるのだろうか……さっぱりわからん)

 とりあえず、原因追求は後にしよう。

 予想通り、ゴブリンより遥かに強い。
 獲得した経験値などから見ても、当然かと思ったが、まさかこれ程強いとは、レベルを上げて、クラスチェンジしていったら、どれだけ強くなるのか、楽しみだ。
 だが、ここで当然の疑問が浮かぶ。
 そう、落とし穴に落ちて喘いでいる、他の女達も孕ませたら、他の優秀な子供を産んだりするのだろうか。
 今後の為にも、これは調べなくてはいけないだろう。

 「レミリア、他の奴らをすぐに捕らえさせろ。特に、女賢者のロリッ子を、優先して捕獲するんだ。俺様はその間に、ミリシャを孕ませて、この赤子を量産させる。少しの間、繁殖牧場にでも繋いでおけ、俺様が直々に孕ませる」

 俺様は、ポイントで魔封じの首輪を4つ取り出し、レミリアに渡す。
 もしも攻撃魔法系の子供が産まれるなら、かなりの戦力アップになる。

 「わかりました、マスター。お任せ下さい」

 レミリアがジョンやボブ達を引き連れ、各穴に落ちた女達を引き上げに向かう。

 「ミリシャ、寝室に行くぞ。そこでまたチンポを突っ込んでやるから、いっぱい産むんだぞ」

 だがまずは、この子供を増やそう。

 「ホント、パパ♡ 嬉しい♡ パパの赤ちゃんいっぱい産むよ~♡」

 満面の笑みで喜ばれると、何故か嬉しくなってしまう。
 この場はレミリアに任せて、俺達は寝室に向かい、早速パコパコ始める。
 ミリシャは、先ほど産んだ赤子に、母乳を与えながら、素直に股を開き種付けされる。

 「あん♡ やっぱりパパのチンポ気持ち良い♡ きゃ♡ さっきよりパパの精液熱いよ♡」

 ミリシャが赤子に母乳を与えている為、正常位のまま2度目の種付けを終える。
 俺様は、二人目が産まれるまで、ミリシャの隣で寝そべり、赤子の乳飲みを一緒に眺める。

 (それにしても、普通にミルクを飲ませているが、魔物のエサとか食べないのだろうか……ゴブリンの赤子なんか、産まれてすぐ食べだすんだぞ……)

 ちなみに母乳は、今しがた出産したことで、再び出るようになったらしい。
 レミリアを初め他の女達は、いくらゴブリンを出産しても母乳は出なかった。
 良い思いでは、何一つないようだが、流石は2児の母と言うべきか。

 「ねぇねぇ、パパ。この子の名前なんてつけようか? 可愛いのが良いな~」

 (そんな嬉しそうに言われてもな)

 俺様も統率するのに、ジョンとボブの名前をつけて仕切らせているだけで、その他大勢の名前などつけたことはない。
 それこそ、1号2号とか、ABCで十分ではないだろうか。

 (しかし、最初くらいはいいか?)

 「ミリシャ。名前はつけてもいいが、これからどんどん増えるのに、全部名前をつけるきか? 最初の何人かはつけても良いとは思うが、これから毎日何度も孕ませて、何度も産ませるんだ。10日も経てば軽く300体にも増えるんだぞ」

 今までの感覚で言えば、1日一人辺り30体は産ませているのだから、10日も経てばそうなるだろう。
 300体もの名前を、いちいちつけて覚えてなどいられない。

 「え!? 私そんなに産んじゃうの!?」

 (まぁ驚くのも当然だな)

 自分の置かれている状況を、まだ正しく理解していないのだ。
 当然の反応だろう。

 「そりゃそうだ。これだけ優秀な赤子だ。1秒たりとも休まずに孕ませて、産ませてやる」

 チンポでミリシャの脇腹をツンツンして、孕ませアピールをする。

 「そっか~私そんなに孕まされて、産んじゃうんだ~♡ 体もつかな~♡」

 うっとりした表情で俺様に寄り添い、自分の体を心配するミリシャ。

 「安心しろミリシャ。しっかり休息はやる。死なれては困るしからな。それにうまい物もいっぱい食わせてやるぞ」

 ポイントを消費するだけで、元の世界やこの世界の、ほぼ全ての物が手に入る。
 特に、飯がポイントで、何でも出てくるのはありがたい。

 「ありがとパパ♡ 私、パパの為にいっぱい頑張って産むよ。でもやっぱり、最初に産んだ、この子だけでも名前をつけたいな~駄目かなパパぁ~?」

 (そんなに甘えた声でお願いされては、中身44の独身オジサンに、断る事はできないではないか……)

 「まぁ良いだろう、好きな名前をつけるといい」

 名前があって何か困ることはないし良いだろう。

 「それじゃ~パパがつけて~できれば可愛い名前で~♪」

 (フム……)

 俺様は少し考える。

 「百々葉なんてどうだ、ミリシャ?」

 さて、これが可愛いかは、実際知らないが。
 これからいっぱい産むわけだし、沢山と言うことで百の文字をいれてみた、葉も同じ理由だ……
 つまりは、適当である……
 改めてじっくり考えると、俺様にネーミングセンスが無いことが良くわかった。

 「ももは? うん。良いよパパ~可愛い~♡」

 赤子をぎゅっと抱きしめ喜ぶミリシャ。

 喜んでるならいいだろう。

 「あっ、パパ。そろそろ二人目産まれるよ♡」

 どうやら話してる間に、子種が成長したようだ。
 先ほどよりも苦労せずに、ポンと産む。
 この辺は、慣れなのだろう。
 ゴブリンと段々同じ感じになってきた。

 「ハァハァ……二人目の赤ちゃん可愛い♡ でもどうしよう、パパ。このままいっぱい産んでいったら、おっぱい赤ちゃんにあげられないよ」

 (ごもっとも……)

 二人目の赤子を片手で器用に抱き上げ、空いていた胸に赤子の口を持っていくと、赤子も自然と乳首に吸い付き、母乳を飲み始める。
 確かにどれだけ頑張っても、既に両乳首は満員である。

 (やはり魔物のエサでもあげてみるか?)

 とりあえず俺様は、3人目を孕ませる為に、チンポをミリシャの穴に再び突っ込み、パコパコしながら考える。
 しかし、子育てなどしたこともないので、一向に良い考えが浮かばない。
 なので、ポイントを消費し、魔物のエサを取り出して上げてみた。
 だが、全く見向きもせず母乳を吸っている。

 「パパ、その肉はなに? 赤ちゃんが食べるわけないと思うんだけど?」

 (やはりモンスターでは、ないのだろうか……)

 「この肉か、これは魔物のエサという、モンスター用のエサでな。見た目は極上肉なんだが、これを産まれたばかりのゴブリンにあげると、3日で成人に成長するんだ。百々葉達も食べるかと思ったんだが、全然見向きもしないから、駄目そうだな」

 ゴブリンの赤子なら、このエサを置いとくだけで、自分達から勝手に這い寄って、好きなだけ食べるのだが。
 そんな素振りが無いから、恐らく食べないのだろう。
 解決策は思いつかないが、3人目の種付けは、あっさり終了してしまう。
 しかし改めて見ると、両手に赤子を抱え、左右から母乳をのませている状態の正常位で、膣穴にパコパコ突っ込れる、ミリシャの喘ぐ姿は、中々エロチックで良い。

 「えーー、パパ。この子達は、モンスターじゃなよ。可愛い角があるだけで、ちゃんとした人間だよ!」

 ミリシャは、赤子に頬ずりしながら、人間だという。

 (角のある人間など、普通にいないのではないだろうか……ミリシャの自信は何処からくるのやら……)

 「失礼します、マスター。無事全員捕獲することができましたので、ご報告に。牢屋などはありませんので、今は繁殖牧場で個別の部屋に監禁しております」

 丁度3人目の種付けが終わって、ミリシャと赤子のエサについて話ていたら、レミリアが部屋に来た。
 何の問題も無く、無事全員捕獲できたようだ。

 (そういえば、捕虜など想定してなかったから、地下に牢屋なんか作っていなかったな。前の奴等も、さっさと牧場に、放り込んでしまったからな。必要性を感じなかった。まぁポイントは余っているし、暇をみて作っておくか。さて、アイツらを孕ませたら、何が産まれるのやら。色々実験をしないといけないな)

 「わかった、丁度3人目を仕込み終わった所だし、早速行こうか」

 (やはり一番最初に孕ませて、様子を見たいのは、女賢者のロリッ子だろうな。その次は、女司祭だろうか?)

 「パパ、私も行っていい? もし抵抗するなら、私がみんなを説得するよ♪」

 (常に孕ませておきたいから、ミリシャは連れていかないと不味いだろうか? しかし、説得なんてできるだろうか?)

 「ミリシャ、説得ができるのか?」

 「勿論! 素直にパパの役に立つように、いうことを聞かせるよ。もしもパパに、危害を加えるつもりなら、私がパパを守るから♡」

 (フム……目を見た感じ、嘘ではないようだ。何故かって? 目がキラキラ輝いているいからだ……まぁ、奴隷の首輪もついてるし、今更裏切る事も無いとは思うが。それにしても、チンポ一つで、良くここまで従順に堕ちた者だ。つい先ほどまで仲間だった奴らだろうに)

 そんな仲間達より、俺様の役に立つ方が、今のミリシャには嬉しいらしい。

 「良いだろう、ミリシャ。俺様も面倒が無い方が良い」

 ミリシャが説得するだけで、大人しく言うことを聞くなら楽で良い。

 (もっとも、最後は魅了なり洗脳してしまうのだが……奴隷の首輪も絶対ではないし、これだけで安心できるのは、ミリシャくらいではないだろうか)

 「うん、絶対パパの役に立ってみせるよ♪」

 (俺様の役に立てるのが、そんなに嬉しいのか。まぁ喜んでいるなら、余計な事を言わなくても良いだろう)

 俺様は、レミリアとミリシャを付き従えて、繁殖牧場へ向かった。


 ダンジョンポイント残り38561 (魔封じの首輪5p×4個、ー20、エサ-1)


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