シンフォニー・レイ

シャオえる

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20. 学校帰りにオススメのお店

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「ここが二人の学校ですか……」
「そう。今日は終わるのが早いって言ってたから」
 街から少し離れた場所にある大きな学校。ツミキの学校より遥かに大きい学校に呆気にとられている。周りには帰る学生が溢れてる
「噂をすれば、来た来た」
 学校に夢中のツミキをよそに、手を振ってカエデとミオリを呼ぶ
「えっ?なんでツミキが?」
 驚くカエデとムスっとした顔のミオリ。やっと二人に気づいたツミキも手を振る。急いで駆け寄るカエデ。後ろから重い足取りのミオリも三人のもとに辿り着く
「そりゃあ、ツミキちゃんも近々ここに通うもの。下見しに来たの」
「へ?」
 聞いてなかった話しに声が裏返って返事をしてしまったツミキ
「……先に失礼する」
 ルモカの発言に、一気に不機嫌になったミオリ。一人さっさと歩いていく
「あっミオリさん、そっちの道じゃ……」
「まあ、それはそれでカエデちゃん」
 ミオリの後を追いかけようとするカエデを、止めるルモカ。その間もミオリは少しずつ離れていくが、それでも話を進めてく
「最近、二人とも頑張っているでしょ?ツミキちゃんも色々こちらの都合に巻き込んでいるでしょ」

「でね、ゼフドが美味しいの食べに行くと良いってお金預かっているんだけど……」
 ルモカの話が聞こえたミオリ。思わず足が止まる。それに気づいても見て見ぬふりして、ツミキとカエデにニコニコと話を続けていく

「私のオススメするお店でパフェでも食べに行かないかしら?」

「行きます!」
「私も行きたいです!」
 ルモカからの嬉しい知らせにテンションが上がる二人の側で、まだ立ち止まったままのミオリに、ルモカが声をかける
「ミオリちゃんどうする?私と前にも行ったあのお店だけど……」
 声かけに返事せずに歩いていた道を変えて、一人歩き出すミオリ
「待って、そっちの道じゃないから。ミオリちゃん、みんなで行きましょ」
 ルモカの声で再び立ち止まり、また最初歩いていた道を歩くミオリ。後から来る気配のない三人に気づいて突然振り返る
「カエデ、ツミキ。何をしている。さっさと行くぞ」
 そう一言、話したあとスタスタと歩き出す。振り返った時に、嬉しそうな表情だったミオリを見た三人。後ろ姿を見ながらツミキがカエデにヒソヒソと話し始めた。ルモカも聞き耳をたてて話しに加わる
「ねぇ、カエデちゃん。ミオリさん、実は嬉しい……とか」
「うーん……多分」
「多分じゃないと思うけどね。それより迷子になる前に早く行きましょうか」
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