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悪女のすゝめ
02. 第二王子と側近候補
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婚約者となった第二王子は見目麗しく優秀だと言われていたがそれはたいていの人が納得する評価であった。
だけど私は特に彼に惹かれることもなく、相手も私個人になんら興味はないようだった。
それでも私達は理由あって婚約者になった仲だ。政略的な婚姻だとしてもお互いに尊重し合い上手くやれるに越したことはないと思い、私は王子に歩み寄るためなるべくきちんと見えるよう努力した。
王子のほうも模範的な婚約者として振舞っていたから私達の関係はそれなりに良好と言って良いものだったと思う。
だから、先にそうとは気づかずに心で婚約者を裏切ったのは私のほうだった。まあ、時期はわからないが王子のほうでも特に葛藤もなく婚約者である私を裏切ったのだから罪悪感を持つほどではなかったが。
王と王妃の派閥はラザフォード公爵家の娘である私を第二王子の婚約者に据えたことをうけ第二王子を王太子とする方向で調整を始め、そのことは比較的すんなりと認めらることとなった。
婚姻が成立すると同時に第二王子は立太子する運びだ。
同時に、将来の王となる第二王子には彼の治世を支えるために名家から選りすぐった側近候補がつけられた。
その中に彼はいた。
「アンタは今の状況に満足してるのか? 公爵家の跡取りだと言われて育ったのに状況が変わったからと王子の妃になれと言われて素直にそれに従っているのを見るとムカつく。
オレに出来ないことをなんでアンタは何でもないことのようにやってのけるんだよ。悔しくないのか? 腹が立ってはいないのか」
ある時、唐突に王子の側近候補の一人、クロード=ヴェルトナーが普段の穏やかな様子からは想像もできないような不貞腐れた調子でそう私に話しかけてきた。
私は驚きを隠して冷静に言った。
「こうする以外わたくしになにができるというのですか?」
私の応えにクロードは小さく舌打ちした。そのきかん坊の子供のような姿に私は再度驚いてまじまじと彼を見つめてしまった。
「もちろん何もできやしないさ。オレやアンタは言われた通りに生きるしか道はない。だけど、そうとしかできないんだとわかっていても腹が立つだろ。立たないのか?
なあ、なんでオレ達なんだ?
第二王子殿下をみろよ、ヤツはそうとは見せないようにしてるが、お膳立てされてできた側近候補や婚約者や後ろ盾が弱いという自分の置かれた状況を少なからず恨んでいる。
アイツは自分がどれほど恵まれているのか考えたことがないのさ。
考えたことがないからまわりがアイツを王にすることを当然だと思ってる。
なぜだかオレには見当もつかないがその点にはアイツは自信があるんだ。根拠なんて何もないのにな。それでも自分が王になることについては疑ってない。
オレ達はアイツのために無理やり軌道修正されてここにいるっていうのに、ヤツはそのことに感謝もしない。そもそもオレ達に不満をもつなんてどういうことだよ。
俺はアイツだけは許せない」
クロードはヴェルナー伯爵家の次男だ。
第二王子や私より少し年嵩な彼は元は家を継ぐことも王子の側近になることもないはずの立場だったという。
元々その役割を担うはずだった兄が伯爵家のメイドと駆け落ち騒動の末に跡継ぎの地位を離脱して繰り上げられたのだ。
資金力があり外国との取引による貢献が大きいヴェルナー家の醜聞は一時期社交界を大いに賑やかせたらしい。
クロードが言うには一つ違いの兄が負うべき責任を突然勝手に背負わされたうえに、投げ出した当人は外国で件のメイドと気楽に暮らしているのだとか。
「兄貴は生まれた時からすべてを与えられて育ったんだ。オレの分まで奪うようすべてをな。両親は兄をそれはそれは大事に育てたあげく、何でも言うことを聞いてやったうえに兄の出奔を止められなかった。
そのせいで貧乏くじを引かされたオレはどうなる?
ほったらかしてたスペアの次男に全部丸投げなんてやってられないぜ全く」
クロードの愚痴は遠慮なく続く。
なんでも、第二王子とは幼い頃から兄とともに面識があったようだが、王子はクロードではなくクロードの兄に目をかけていたそうだ。
私は彼の兄を知らないから直接比べることはできないが、側近候補としてのクロードの評価はかなり高く、私の目から見ても普段の彼は何れ王太子の側近として取り立てられるのは間違いないと思われた。
事実、伯爵家は跡継ぎを交代することになって結果的には良かったと言う声を聞いたことがあるので、まあ、そういうことなのだろう。
当のクロードは実情に不満だらけのようだが。
「それにな、オレにはわかる。第二王子殿下はあの兄と同じ匂いがするんだ。
彼奴らは最初から何でも与えられているから与えられたものを粗末に扱う癖がついてるんだよ。だから、自分のものではない目新しいものを欲しがる。
極めつけはオレ達にもヤツらと同じように理不尽に対して恨みに思う気持ちがあるってことを想像すらしないことだな。奴らにとって与えられたものは無条件で自分を仰ぎ見る存在なのさ」
クロードの言葉は不敬なものだったが、言われてみればそうかもしれないと思わせた。たしかに、第二王子の態度からはどこか私たちを軽んじるというか疎んじるというか鬱屈としたような不満ありげな感じがしないでもなかったからだ。
「まあ、普段の物腰から貴方が王子殿下に対して今のようなことを考えてるとは夢にも思っていないでしょうね」
私の言葉にクロードは再度舌打ちすると、睨むような目つきで私を見てから何も言わずに去っていった。その後ろ姿を見送りながら私は密かにとても愉快な気持ちになっていた。
私はその時点ではクロードほど自分の置かれた状況に明確な不満を持っていなかったと思う。
公爵家の跡取りとクロードは言ってくれていたが実際には私は元から爵位を継げなかった。
結局のところ、いくら実家であるとはいえ妻として公爵家を支えるのも、王家を支えるのもそれほど変わらないと思っていたからだ。
でも言っても仕方のない不満を本気で言ってるクロードを見ていると私にも心のどこかにやはり不満の種が眠っていたことに気づかされた。
そしてはっきりとそう言って憚らないクロードを見て軽蔑したり、憐れみの気持ちを感じることはなく、もちろん第二王子に告げ口してやろうなんてこともなく、なぜだか少し楽しい気持ちになった。
もしかしたら、クロードは本気で嫌気がさしていて、私に告げ口でもなんでもさせて、さっさと側近候補なんかやめてしまいたかったのかもしれなかった。
しかし、私の態度が変わらず、第二王子にも変化がなかったことからクロードもとりあえずはやり方を変える気になったのか、それ以来、私とクロードは王子の婚約者と側近候補という関係上普通の範囲で偶然にまわりに人がいないようなときがあるときに、お互いに少し羽目を外して息抜きをするような気分で話をするようになった。
王子は押し付けられるように与えられた私達に興味がなかったし、私達も王子といるときには品行方正、従順に振舞っていたから何も問題はなかった。
でもそのうちに、徐々に私とクロードの間には少しずつ見えない絆のようなものができていったのだと思う。そして、そのことに気が付いたとき、私達は互いに絶望した。
だから、当然のこととしてそれからは徐々に意図的に距離をおくようになった。二人きりになっても必要なこと以外話さないし徒に目を合わせてもいけない。
それを見た誰かに気づかれてしまうかもしれないからだ。
私達は知らずに決して結ばれることのない恋をした。そしてそれは絶対に誰にも知られてはならない恋心だった。
そんなことは私達には許されていない。私達はこの時、また一つ大事なものを失った……はずだった。
だけど私は特に彼に惹かれることもなく、相手も私個人になんら興味はないようだった。
それでも私達は理由あって婚約者になった仲だ。政略的な婚姻だとしてもお互いに尊重し合い上手くやれるに越したことはないと思い、私は王子に歩み寄るためなるべくきちんと見えるよう努力した。
王子のほうも模範的な婚約者として振舞っていたから私達の関係はそれなりに良好と言って良いものだったと思う。
だから、先にそうとは気づかずに心で婚約者を裏切ったのは私のほうだった。まあ、時期はわからないが王子のほうでも特に葛藤もなく婚約者である私を裏切ったのだから罪悪感を持つほどではなかったが。
王と王妃の派閥はラザフォード公爵家の娘である私を第二王子の婚約者に据えたことをうけ第二王子を王太子とする方向で調整を始め、そのことは比較的すんなりと認めらることとなった。
婚姻が成立すると同時に第二王子は立太子する運びだ。
同時に、将来の王となる第二王子には彼の治世を支えるために名家から選りすぐった側近候補がつけられた。
その中に彼はいた。
「アンタは今の状況に満足してるのか? 公爵家の跡取りだと言われて育ったのに状況が変わったからと王子の妃になれと言われて素直にそれに従っているのを見るとムカつく。
オレに出来ないことをなんでアンタは何でもないことのようにやってのけるんだよ。悔しくないのか? 腹が立ってはいないのか」
ある時、唐突に王子の側近候補の一人、クロード=ヴェルトナーが普段の穏やかな様子からは想像もできないような不貞腐れた調子でそう私に話しかけてきた。
私は驚きを隠して冷静に言った。
「こうする以外わたくしになにができるというのですか?」
私の応えにクロードは小さく舌打ちした。そのきかん坊の子供のような姿に私は再度驚いてまじまじと彼を見つめてしまった。
「もちろん何もできやしないさ。オレやアンタは言われた通りに生きるしか道はない。だけど、そうとしかできないんだとわかっていても腹が立つだろ。立たないのか?
なあ、なんでオレ達なんだ?
第二王子殿下をみろよ、ヤツはそうとは見せないようにしてるが、お膳立てされてできた側近候補や婚約者や後ろ盾が弱いという自分の置かれた状況を少なからず恨んでいる。
アイツは自分がどれほど恵まれているのか考えたことがないのさ。
考えたことがないからまわりがアイツを王にすることを当然だと思ってる。
なぜだかオレには見当もつかないがその点にはアイツは自信があるんだ。根拠なんて何もないのにな。それでも自分が王になることについては疑ってない。
オレ達はアイツのために無理やり軌道修正されてここにいるっていうのに、ヤツはそのことに感謝もしない。そもそもオレ達に不満をもつなんてどういうことだよ。
俺はアイツだけは許せない」
クロードはヴェルナー伯爵家の次男だ。
第二王子や私より少し年嵩な彼は元は家を継ぐことも王子の側近になることもないはずの立場だったという。
元々その役割を担うはずだった兄が伯爵家のメイドと駆け落ち騒動の末に跡継ぎの地位を離脱して繰り上げられたのだ。
資金力があり外国との取引による貢献が大きいヴェルナー家の醜聞は一時期社交界を大いに賑やかせたらしい。
クロードが言うには一つ違いの兄が負うべき責任を突然勝手に背負わされたうえに、投げ出した当人は外国で件のメイドと気楽に暮らしているのだとか。
「兄貴は生まれた時からすべてを与えられて育ったんだ。オレの分まで奪うようすべてをな。両親は兄をそれはそれは大事に育てたあげく、何でも言うことを聞いてやったうえに兄の出奔を止められなかった。
そのせいで貧乏くじを引かされたオレはどうなる?
ほったらかしてたスペアの次男に全部丸投げなんてやってられないぜ全く」
クロードの愚痴は遠慮なく続く。
なんでも、第二王子とは幼い頃から兄とともに面識があったようだが、王子はクロードではなくクロードの兄に目をかけていたそうだ。
私は彼の兄を知らないから直接比べることはできないが、側近候補としてのクロードの評価はかなり高く、私の目から見ても普段の彼は何れ王太子の側近として取り立てられるのは間違いないと思われた。
事実、伯爵家は跡継ぎを交代することになって結果的には良かったと言う声を聞いたことがあるので、まあ、そういうことなのだろう。
当のクロードは実情に不満だらけのようだが。
「それにな、オレにはわかる。第二王子殿下はあの兄と同じ匂いがするんだ。
彼奴らは最初から何でも与えられているから与えられたものを粗末に扱う癖がついてるんだよ。だから、自分のものではない目新しいものを欲しがる。
極めつけはオレ達にもヤツらと同じように理不尽に対して恨みに思う気持ちがあるってことを想像すらしないことだな。奴らにとって与えられたものは無条件で自分を仰ぎ見る存在なのさ」
クロードの言葉は不敬なものだったが、言われてみればそうかもしれないと思わせた。たしかに、第二王子の態度からはどこか私たちを軽んじるというか疎んじるというか鬱屈としたような不満ありげな感じがしないでもなかったからだ。
「まあ、普段の物腰から貴方が王子殿下に対して今のようなことを考えてるとは夢にも思っていないでしょうね」
私の言葉にクロードは再度舌打ちすると、睨むような目つきで私を見てから何も言わずに去っていった。その後ろ姿を見送りながら私は密かにとても愉快な気持ちになっていた。
私はその時点ではクロードほど自分の置かれた状況に明確な不満を持っていなかったと思う。
公爵家の跡取りとクロードは言ってくれていたが実際には私は元から爵位を継げなかった。
結局のところ、いくら実家であるとはいえ妻として公爵家を支えるのも、王家を支えるのもそれほど変わらないと思っていたからだ。
でも言っても仕方のない不満を本気で言ってるクロードを見ていると私にも心のどこかにやはり不満の種が眠っていたことに気づかされた。
そしてはっきりとそう言って憚らないクロードを見て軽蔑したり、憐れみの気持ちを感じることはなく、もちろん第二王子に告げ口してやろうなんてこともなく、なぜだか少し楽しい気持ちになった。
もしかしたら、クロードは本気で嫌気がさしていて、私に告げ口でもなんでもさせて、さっさと側近候補なんかやめてしまいたかったのかもしれなかった。
しかし、私の態度が変わらず、第二王子にも変化がなかったことからクロードもとりあえずはやり方を変える気になったのか、それ以来、私とクロードは王子の婚約者と側近候補という関係上普通の範囲で偶然にまわりに人がいないようなときがあるときに、お互いに少し羽目を外して息抜きをするような気分で話をするようになった。
王子は押し付けられるように与えられた私達に興味がなかったし、私達も王子といるときには品行方正、従順に振舞っていたから何も問題はなかった。
でもそのうちに、徐々に私とクロードの間には少しずつ見えない絆のようなものができていったのだと思う。そして、そのことに気が付いたとき、私達は互いに絶望した。
だから、当然のこととしてそれからは徐々に意図的に距離をおくようになった。二人きりになっても必要なこと以外話さないし徒に目を合わせてもいけない。
それを見た誰かに気づかれてしまうかもしれないからだ。
私達は知らずに決して結ばれることのない恋をした。そしてそれは絶対に誰にも知られてはならない恋心だった。
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