王太子レオールと側近セバス(完結)

にのまえ

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エロ魔導具箱の中身 (前)

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セバスがアイテムボックスから、子供の頃玩具を仕舞った箱のようなものを一つ取り出した。

「それがモードラー当主からいただいものです」

「これがエロ魔導具箱か……」

ソファーに並んで座り、セバスが蓋を開くと箱の中に使用説明書と書かれてた、薄い本が入っていた。

ーーここに入っているエロ魔導具はどれも、安全にお使いいただけます。

可愛らしいイラストが描かれていた。

「先ずはこれか」

(なんだこの形は?)

「エネ○グラというものですね。ぬるぬる液を塗りお尻の蕾に挿し、前立腺をマッサージする魔導具と絵で説明も描かれていますね。使用する前に魔力を流し込んで使うみたいです」

「へぇ挿した直ぐに強烈な快感が得られるか……普通で満足だから俺には必要ないな。セバス使う?」

「私も満足ですから必要ないですね」

「じゃー次は?」

 次から次と出てくる棒状の物。魔力で振動するエロ魔導具か……この前のピンク卵のようなものか。これも使わないと、次に出したのはもふもふな耳と尻尾。

(世界の何処かにいる亜人にでもなるのか?)

「この耳は頭に付けるのがわかるが、尻尾はどうするんだ? 付け根が丸く尖っているが」

「レオール様、説明書にそのお尻の蕾にぬるぬる液を塗った後に挿し込むようです」

「そうか……」

 セバスにか……んーいまは興味がないな。

「これは?」

 握ると柔らかな触り心地。

「それはオナ○ール1人でエッチする時に使用するみたいです。この中央の穴にぬるぬる液を流し込んで、ご自分か私の熱杭を入れて使うみたいです」

 この穴にぬるぬる液を流し込んで使うのか……指を差し込んでみた、中は吸い付く様な素材だな。ここにぬるぬる液と杭を入れれば気持ちいいだろうけど、セバスが側にいるしこれも必要ないな。

「使ってみるか? 俺は普通に触り合いっこで、セバスの杭をじかに触りたいから要らないな。イキそうなときピクッと杭が震える所が好きだ」

「わ、私もレオール様の杭を触るのと、その大きな手で触られるのが好きです」 

「だったら、必要ないな」

と箱に戻した。

どれも必要ないものばかりだな、だからといってアーサーに渡すか。弟の側近も貰っているだろうし使わず仕舞っておくか。

「セバス、箱の中身はこれで終わり?」

「いいえ、最後のページに載っているものはクローゼットに掛かっているようです。ナース服、セーラー服、OLだと書いてありますね」

「初めて聞くものばかりな、よし見に行こうか」

俺たちはウォークインクローゼットに移動した。
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