三十歳、アレだと魔法使いになれるはずが、異世界転生したら"イケメンエルフ"になりました。

にのまえ

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空森島

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 書庫で食物、ポーション、料理の本を三冊複製した。空森島に戻る時間がくる。サン先生の転移魔法で一瞬でギルド裏についた。

「エン、休みなのにありがとな! サン先生もありがとうございました。風呂に入れて体を癒してください」

「時間ができたら連絡する」

「おう、またな! あ、先生……」

 あの白猫に会えるか聞こうと思ったが、いまからまた一ヶ月は上にいるし、今度でいいかと自分の中で話を終わらせた。

 しかし、先生にはわかったらしく。

「奴隷商人が連れてきた、白猫ちゃんに会いたいとかですか?」

「! まあ、そんなとこ……できたらでいいんだ」

「わかりました、話しておきます」

 二人と別れて空森島に戻ると、スライムたちが待っていた……下に降りるまえに頼んでおいた草むしりが終わったらしく、家に戻るまえに畑をのぞいた。

 ――お、これはきれいに食べたな。

 植えた薬草、ハーブ、雑草が全てきれいに食べられている。彼らには足元で褒めてと足元にすり寄り、みつめてくる。ウハッ、プニプニ可愛い。これは食べていい、ダメだと、まだ教えはじめたばかり。
 
 これは三匹を抱きしめた。

「みんな、ご苦労さん! 戻って休んで」

「「ニュ!」」
 
 時間はたんまりある、ゆっくり教えていけばいい。
 夕飯をカンタンに終わらせて、風呂に入ろうと露天風呂の火と水の魔石をさわり、ちょうどよいお湯加減にした。つぎに魔導具屋で買ってきた匂い玉を一粒おとす。

「お、いい香り」

 ほのかに香るラベンダーの匂い。誰もいない空森島――外の露天風呂の周りには脱衣所もない。俺は着ていた服を脱ぎ、勢いよく露天風呂につかった。

「ういぃ~気持ちいい。やっぱり風呂は最高だ!」

 
 ――その数分後。

「おい、おい、魔王! タイミングよすぎだろう!」
 
 ほてった体を、気持ちよい風が股を通り過ぎる。魔力がつきそうでポーションを探し、湯冷めしてきて冷えてきたが服を着る暇がない。

「ぶえっくしょい!」

 裸の俺が守ったことを誰もしらない――はず。


 
 前回から二ヶ月がたち――スライムたちと空森島の生活にも慣れ楽しくやっている。畑に必要な器具、食料、調理器具、調味料、酒などをそろい、生活が潤ってきた。つぎは本棚を買って本屋にでもいくな。

 ――下に降りるの日が楽しみだ!

 

「はぁ?」

 この日――空森島はにぎやかだった。エンとサン先生、オッサン、魔女先生がきてバーベキューをしている。スライムたちも滅多にはこない、大勢のお客に喜んでいた。

「ソーセージとベーコン焼けてよ」

「「おう!」」

「…………酔っ払いめ!」

 ことのはったんはエンを呼んだあと、サン先生も呼んだら、オッサンと魔女先生がついてきた。どうやら三人は亜人街の酒場で飲みながら、こんごの講義の話をしていたらしい。

 よくわからないが――三人いっぺんに呼べた。それもベロンベロンに酔った三人を……。
 
「ガハハハッ、おもしれぇーなぁ。肉うめぇ!」

 オッサンはよく飲むし、よく食べる。

「…………フフ」

 サン先生は頬を赤くして、男ながら色っぽくみえ

「ローリスくぅ~ん。はやく~」
 
 魔女先生はオッサンとサン先生には興味が無いのか、俺にからんでくる。エンはその様子をみながら、スライムたちと戯れていた。

「ローリスくん」
「ローリス君」

「ちょっ、魔女先生! 肉が焼けるまで待ってください! ウオッ! 先生、そ、そこ、さわらないでください。なっ、サン先生まで! ちょっ、絡んでくるなぁ!」

 ――酔っ払いどもの世話は大変だよぉ!!
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