三十歳、アレだと魔法使いになれるはずが、異世界転生したら"イケメンエルフ"になりました。

にのまえ

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空森島

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 この二人はセクハラ、パワハラ? そんな言葉が頭をよぎった。講義を受けていたときは学生だとしたら、いまは上司と部下の立場だからパワハラかぁ!

「ウオッ、魔女先生、そこはまずいってぇ!」

「照れる、ローリスくんかわいい。先生、食べちゃいたい」

 背中に先生のやわらかい胸があたる。昔、お風呂場でも感じ、スライムを触って妄想したが、これが本物の胸の感触か……肉まん、マシュマロ、ゼリー。

 ――どれもあてはまる…………じゃない!

 そして、出た言葉が!

「魔女先生。いまから作る焼き鳥、先生にはあげませんからね」

 ――オレェ!

 しかし、予想を裏切り魔女先生は。

「え、焼き鳥? 初めてきく食べ物だわ。食べてみたいからおとなしくする」

 離れておとなしくなった――俺よりも焼き鳥か……よ。まあ、いいっか。前日にアクを取った皮を串にさしてバーベキューコンロで、カリッカリに塩コショウて焼く。モモ肉、胸肉も串にさして塩コショウをかけ焼いた。

 ――いい匂いだな。

「焼き鳥、焼けたよ!」

 皿に皮、モモ肉、胸肉の焼き鳥をこんもりのせた。エン、オッサン、サン先生、魔女先生は初めての焼き鳥だ。

「パリパリがうまい!」
「お酒のアテにいいですね」
「一口に切ってあって、食べやすいわ」

 氷で冷やしたエールジョッキを持ち各々感想を言う。一口だから食べやすいか――魔女先生のいう通り焼き鳥って、女性にも食べやすいかも。

「エンはどう?」
「うまい、手がとまらん」

 エンはエールを飲まず、焼き鳥だけを食べている。そうとう気に入ってくれたみたいだ。だったらとっておきの唐揚げはどうだ? 仕込んでおいた鶏肉に小麦をまぶし、フライパンに油を薄くひいて焼き揚げる。

 ――家で作るときは油の片付けが面倒で、唐揚げとカツを作るき、フライパンに油を薄くひいて焼き揚げで作っていた。

 畑で採れたレタスは手でちぎって、水魔法で洗いそのまま皿でだす。食べたい人がちぎって好きなだけ食べればいい。
 

「エン、オッサン、先生たちも唐揚げもあがったぞ」
 

 きつね色に焼き揚がった唐揚げを、食べたみんなはエールを流しこみ。

「「これもまた、エールが進む!」」

 食べて飲んで笑い、エンはひたすら焼き鳥と唐揚げを食べていた。俺もみんなの輪に入りエールを飲み、焼き鳥、唐揚げを食べる。
 

 ――うめぇ。欲しい調味料がなかったり、作り方が違うが、焼き鳥と唐揚げは美味かった。
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