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空森島
十三
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「また明日来るから、よんで」と、サン先生は仕事に戻った。
ひと晩は彼女にベッドを貸して、俺は外で寝ることにした。
先生に彼女を一週間、ここにおいてくれと頼まれたが、訳は? と聞いても教えてくれず。まあ、時期にわかりますよと、先生は手を振り帰っていった。
(一週間も好みの女性とすごす……過ごせる。寝顔をくらい見ても怒られないかな?)
――落ち着けオレ!
空森島は今日もいい天気。
早朝――俺は畑でスス、スラ、スム――スライムをだした。俺は水魔法で野菜たちに水を撒き、仕事をおぼえたスライム達はヌルヌルうごき、畑の雑草、虫、石などを酸で溶かしてくれる。
「いつもありがとう、頼もしいな」
「「ニュ!」」
触覚?を伸ばして返事する、スライム好きな俺としては癒しのひとときだ。しごと終わりに朝食用のレタスとトマト、キュウリをもいだ。
「いこうか、彼女が目を覚ましてるかも」
朝食をつくりに家に向かう、寝室は別室なので安心……じゃなかったぁ。俺シャツをきた寝起きの彼女がリビングにいた。
「おはよう、洗面所にタオルがあるから使って」
「……はい、おはようございます」
朝は苦手なのかポーッとしていた……フリフリ動く尻尾、可愛いなぁ…………いや、待てぇーい。彼女の尻尾が上がって、俺シャツから下着がみえた。
――紐の白パン。純白……
「タオル、ありがとう」
「お、おう、朝食を作るからゆっくりしてて」
「うん」
俺の目の前をチラチラ白パンが通る。目線が追う……目線が、うおっ、落ちたタオルを取るなぁ。
「あの? どうかしました?」
「いいや、別に……」
後で、別の俺シャツに尻尾穴を作ろうと決めた。
採れたて野菜でサンドイッチつくり、目玉焼きとベーコンを焼いた。食卓に並ぶできたての朝食をゆったり食べれなかった。
魔王の魔力を感じたのだ。
「来たな……ススス達はポーションを奥から持ってきて。君はここにいて……朝食はたべちゃっていいから!」
「「ニューニュー!」」
「あっ」
バタバタと慌ただしくな。
スライム達にポーションを取りに行かせて。
俺は外で杖を握り結界魔法を唱え、王都に三重の結界を張った。つぎに怨念攻撃を防ぐために雷魔法を発動する。二、三発外してようやく当てた。
「フウッ、次がくるか……」
次の攻撃備えようとした、そこに彼女が走ってきて俺の前にひざまづき。
「【サーチ】北東、二百メートル先に反応あり」
――サーチ魔法?
「に、二百メートル?」
驚く俺と、耳を立てて音を聞く彼女。
目の前に彼女の魔道が見えた、なんて範囲の広いサーチ魔法だ。
「来ます! はやく、狙って攻撃してください!」
狙う場所にピコンと赤く印がつく。
あとはそこに雷撃を落とせばいい。
「わかった!」
俺の雷撃が外すことなく一発で命中した。もう一発と命中する。俺はスライムたちが持ってきたポーションを飲み干して、彼女の指示を待つ。
「南東、百メートル」
またピコンと赤い印がついた。
「雷撃!」
三時間の間、彼女のサーチ魔法に頼り雷撃を命中させた。いつもなら倒れるところが、今日は余力を残せた。
――まあ、疲れて尻餅はついたが。
「ハァ――疲れた。ヌヌさんだったよな、ありがとう。狙うところがわかって、やりやすかった」
「いいえ、お役に立ててよかった」
うわぁ、笑った顔が女神だ。
ズッと見えていた、白パンもよ――最高。
ひと晩は彼女にベッドを貸して、俺は外で寝ることにした。
先生に彼女を一週間、ここにおいてくれと頼まれたが、訳は? と聞いても教えてくれず。まあ、時期にわかりますよと、先生は手を振り帰っていった。
(一週間も好みの女性とすごす……過ごせる。寝顔をくらい見ても怒られないかな?)
――落ち着けオレ!
空森島は今日もいい天気。
早朝――俺は畑でスス、スラ、スム――スライムをだした。俺は水魔法で野菜たちに水を撒き、仕事をおぼえたスライム達はヌルヌルうごき、畑の雑草、虫、石などを酸で溶かしてくれる。
「いつもありがとう、頼もしいな」
「「ニュ!」」
触覚?を伸ばして返事する、スライム好きな俺としては癒しのひとときだ。しごと終わりに朝食用のレタスとトマト、キュウリをもいだ。
「いこうか、彼女が目を覚ましてるかも」
朝食をつくりに家に向かう、寝室は別室なので安心……じゃなかったぁ。俺シャツをきた寝起きの彼女がリビングにいた。
「おはよう、洗面所にタオルがあるから使って」
「……はい、おはようございます」
朝は苦手なのかポーッとしていた……フリフリ動く尻尾、可愛いなぁ…………いや、待てぇーい。彼女の尻尾が上がって、俺シャツから下着がみえた。
――紐の白パン。純白……
「タオル、ありがとう」
「お、おう、朝食を作るからゆっくりしてて」
「うん」
俺の目の前をチラチラ白パンが通る。目線が追う……目線が、うおっ、落ちたタオルを取るなぁ。
「あの? どうかしました?」
「いいや、別に……」
後で、別の俺シャツに尻尾穴を作ろうと決めた。
採れたて野菜でサンドイッチつくり、目玉焼きとベーコンを焼いた。食卓に並ぶできたての朝食をゆったり食べれなかった。
魔王の魔力を感じたのだ。
「来たな……ススス達はポーションを奥から持ってきて。君はここにいて……朝食はたべちゃっていいから!」
「「ニューニュー!」」
「あっ」
バタバタと慌ただしくな。
スライム達にポーションを取りに行かせて。
俺は外で杖を握り結界魔法を唱え、王都に三重の結界を張った。つぎに怨念攻撃を防ぐために雷魔法を発動する。二、三発外してようやく当てた。
「フウッ、次がくるか……」
次の攻撃備えようとした、そこに彼女が走ってきて俺の前にひざまづき。
「【サーチ】北東、二百メートル先に反応あり」
――サーチ魔法?
「に、二百メートル?」
驚く俺と、耳を立てて音を聞く彼女。
目の前に彼女の魔道が見えた、なんて範囲の広いサーチ魔法だ。
「来ます! はやく、狙って攻撃してください!」
狙う場所にピコンと赤く印がつく。
あとはそこに雷撃を落とせばいい。
「わかった!」
俺の雷撃が外すことなく一発で命中した。もう一発と命中する。俺はスライムたちが持ってきたポーションを飲み干して、彼女の指示を待つ。
「南東、百メートル」
またピコンと赤い印がついた。
「雷撃!」
三時間の間、彼女のサーチ魔法に頼り雷撃を命中させた。いつもなら倒れるところが、今日は余力を残せた。
――まあ、疲れて尻餅はついたが。
「ハァ――疲れた。ヌヌさんだったよな、ありがとう。狙うところがわかって、やりやすかった」
「いいえ、お役に立ててよかった」
うわぁ、笑った顔が女神だ。
ズッと見えていた、白パンもよ――最高。
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