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空森島にやってきたモフモフ黒い鳥。
五
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二日ほど経ちエンから連絡がはいる。
話し合いは勇者が成人するまでは維持。だそうだ。
黒の処遇は空森島のローリスが預かることになった。
――うん、それが妥当かなと俺も思う。
「黒、二年経ったら水晶玉をこわしてやる。それまではここでのんびりするといいよ」
「そうね、黒ちゃんも一緒にローリス君の料理を堪能しましょう!」
朝食にハンバーガーは重いかと思ったが……二人は三つペロリだ。俺としても美味しそうに食べてくれる黒が増えて嬉しい。
「うむ、あらためて。ローリス、ヌヌ、よろしくじゃ」
「よろしくね、黒ちゃん」
「よろしくな、黒……と呼んではいるが、名前どうする?」
「黒でよい、その名は気にっておる。しかしな、ローリス……露天風呂で男同士のイチャイチャはやめた方がいいぞ」
――露天風呂でイチャイチャ?
「そんなことエンとしてねぇけど? あ、おまっ、俺たちの風呂覗いたのか? アレはだな、エンの傷を治していたんだよ」
「傷?」
「実は俺、回復魔法も使えるようになったから、試しにエンの傷を治してみた。触れるか触れないかの距離で手をかざしていたからか、黒は誤解したんだな」
……じっさいは鍛え抜かれた、エンのシックスパックの筋肉を触っていたがな……我ながら変態だ。
だが、細くて筋肉が少ない俺は、男らしいエンの筋肉に憧れる。
「そうか、頬が赤く――よい雰囲気を醸し出していた」
「まあ」
ヌヌ、面白がるなよ。
「ちょっと待て、俺とエンは女の子が好きなノーマルだ! 勘違いしないでくれよ……ったく。俺、畑の見回りにスライムと行ってくるから、後片付けよろしくな、ヌヌ、黒」
「「はい」」
俺はスライムをだして畑の見回りに向かった、キャベツ、レタス……玉ねぎ、ジャガイモを季節関係なく収穫できる。
魔法で、なんとかなるのがまたいい。
「スス、スラ、スム、畑に水をまくぞ!」
「「キュ!」」
一緒にスライム達にも水をかけてやると、キュ、キュ、喜びながら水をあびる。
――うん、なごむ。
水をまき、畑の虫とりをスライム達に任せ、次は温室の見回り。ここではポーションの薬草とキュウリ、トマト、イチゴを育てている。
「イチゴが食べ頃か……イチゴジャムを作って、パンケーキ、パン、フレンチトースト……」
決めた、フレンチトーストにしよう。
何もなければ、俺って空森島でスローライフを楽しんでいるな。よく飲み、よく食べる仲間もいる、けっこうめぐまれているよな。
「今日も空森島はいい天気だ」
この大陸のどこかで、両親たちは元気にやっているかな?
もし、この首輪がはずれたら冒険者になって、のんびり冒険をしながら探してみたい。まあ、俺は長寿と呼ばれるエルフだし、時間はまだまだある。
「そのためには、魔法をもっと覚えないとな」
方向音痴とノーコンは……一生付きまとう悩みの種になりそうだが。
――それもむくめて、この異世界を楽しむさ!
話し合いは勇者が成人するまでは維持。だそうだ。
黒の処遇は空森島のローリスが預かることになった。
――うん、それが妥当かなと俺も思う。
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「そうね、黒ちゃんも一緒にローリス君の料理を堪能しましょう!」
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「傷?」
「実は俺、回復魔法も使えるようになったから、試しにエンの傷を治してみた。触れるか触れないかの距離で手をかざしていたからか、黒は誤解したんだな」
……じっさいは鍛え抜かれた、エンのシックスパックの筋肉を触っていたがな……我ながら変態だ。
だが、細くて筋肉が少ない俺は、男らしいエンの筋肉に憧れる。
「そうか、頬が赤く――よい雰囲気を醸し出していた」
「まあ」
ヌヌ、面白がるなよ。
「ちょっと待て、俺とエンは女の子が好きなノーマルだ! 勘違いしないでくれよ……ったく。俺、畑の見回りにスライムと行ってくるから、後片付けよろしくな、ヌヌ、黒」
「「はい」」
俺はスライムをだして畑の見回りに向かった、キャベツ、レタス……玉ねぎ、ジャガイモを季節関係なく収穫できる。
魔法で、なんとかなるのがまたいい。
「スス、スラ、スム、畑に水をまくぞ!」
「「キュ!」」
一緒にスライム達にも水をかけてやると、キュ、キュ、喜びながら水をあびる。
――うん、なごむ。
水をまき、畑の虫とりをスライム達に任せ、次は温室の見回り。ここではポーションの薬草とキュウリ、トマト、イチゴを育てている。
「イチゴが食べ頃か……イチゴジャムを作って、パンケーキ、パン、フレンチトースト……」
決めた、フレンチトーストにしよう。
何もなければ、俺って空森島でスローライフを楽しんでいるな。よく飲み、よく食べる仲間もいる、けっこうめぐまれているよな。
「今日も空森島はいい天気だ」
この大陸のどこかで、両親たちは元気にやっているかな?
もし、この首輪がはずれたら冒険者になって、のんびり冒険をしながら探してみたい。まあ、俺は長寿と呼ばれるエルフだし、時間はまだまだある。
「そのためには、魔法をもっと覚えないとな」
方向音痴とノーコンは……一生付きまとう悩みの種になりそうだが。
――それもむくめて、この異世界を楽しむさ!
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