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フォックスは騎士団によって連れて行かれた。
隣に座っているロッサお嬢はため息をつき。
「ゲームとは違って、あっけない勝負ね。まぁ、ゲームとは同じ結果だったけど、これはフォルテ殿下とフォックス殿下の力の差があり過ぎたわね」
「ロッサお嬢、ゲームとは内容が違うのか?」
「ええ、違うわ。ゲームではフォルテ殿下とフォックス殿下は互角の戦いをするの。2人は幼い頃からライバルみたいな関係で、学園ではよく競い合っていたわ」
「そうなんだ……」
「私が思うには。フォルテ殿下は森でタヤに助けられて、悔しくて、努力をしてきたのね。今はタヤを守りたくて努力しているようだけど」
「オレの為たったいうのが……なんだか、恥ずかしいな」
(ルテは大丈夫かな?)
あんな悲しげなフォルテの声を聞いたのは、はじめてだった。ロッサお嬢の言う通り、フォルテとフォックスは子供の頃、学園でもライバルで、フォルテ友だと思っていたのかも。
(オレは見守るしか出来ないのか?)
騎士団長との話を終えたフォルテは、オレに向けて、おいでと言わんばかりに両手を広げた。ロッサお嬢、周りが見ているけど我慢できず、見学席からフォルテの胸に飛び込む。
フォルテはオレを抱きしめ、頬と頬を寄せた。
「タヤ、もう大丈夫だ。安心してくれ」
「うん、ルテ……ありがとう」
「後は私の番になるだけだな……今まで我慢した分、無理をさせるかもしれない」
どこまでも優しいフォルテに、オレは首を振る。
「いいんだよ。好きな、ルテの愛をしっかり受け止めたい……と言っても。初めてだから、少しは手加減してほしいかな」
「あたりまえだ、と言いたいが、私もこればかりは初めてだから……わからない」
「そ、そっか、そうだよな……だったら、2人で気持ち良くなればいいよな」
「いいな、2人でか……今すぐ、部屋に戻り、タヤとゆっくり過ごしたい」
と言っていたが。
フォルテは国王陛下から受けた命令で、フォックスが使用した、禁止薬の出所を探す事になった。そのため冒険者ギルドに出向きギルドマスターから詳しく話を聞き、牢屋に捕まえている鳥族からの聞き取り調査と忙しい。
その間オレは国王陛下、王妃にお茶会に誘われてシンギとマヤとで王城に呼ばれた。城の庭園で初めてお会いした陛下と王妃はフォルテに似ていて、優しい瞳をしていた。
「あなたがフォルテからよく話を聞く、タヤさんね」
「は、はい……タヤです」
「フフ。あの子がこんなに可愛い番いを見つけてくるなんて、とても嬉しいわ」
「ああ、3年、4年前だったかな? シンガリアの森で息子達を助けてくれたそうじゃないか。ありがとう……あなたが助けてくれなかったら、息子達は大怪我を負っていただろう」
陛下がオレに頭を下げる、
「あ、頭を上げてください。冒険者として、当たり前のことをしただけです」
オレも新米冒険者のとき、冒険者の人に助けてもらった。その人はそのとき、お礼はいい――君が一人前になったとき、困っている新人の冒険者を助けてくれと言われた。
それがたまたまフォルテ達だった。
「あなたの王妃教育は番になってから、ゆっくり始めましょう。シンギとマヤにも戻ってきてもらって、手伝ってもらいますね」
「かしこまりました」
「わかりました」
陛下と王妃のお茶会は事なく終わった。
禁止剤の犯人探しと執務が忙しくなり、フォルテは熊クマ食堂に転移してオレに会うも……疲れていて、すぐ寝てしまう日々を送っている。
「タヤ、もう少しだ」
「大丈夫、あまり無理するなよ」
それは、フォルテの誕生会まで続いたのだった。
隣に座っているロッサお嬢はため息をつき。
「ゲームとは違って、あっけない勝負ね。まぁ、ゲームとは同じ結果だったけど、これはフォルテ殿下とフォックス殿下の力の差があり過ぎたわね」
「ロッサお嬢、ゲームとは内容が違うのか?」
「ええ、違うわ。ゲームではフォルテ殿下とフォックス殿下は互角の戦いをするの。2人は幼い頃からライバルみたいな関係で、学園ではよく競い合っていたわ」
「そうなんだ……」
「私が思うには。フォルテ殿下は森でタヤに助けられて、悔しくて、努力をしてきたのね。今はタヤを守りたくて努力しているようだけど」
「オレの為たったいうのが……なんだか、恥ずかしいな」
(ルテは大丈夫かな?)
あんな悲しげなフォルテの声を聞いたのは、はじめてだった。ロッサお嬢の言う通り、フォルテとフォックスは子供の頃、学園でもライバルで、フォルテ友だと思っていたのかも。
(オレは見守るしか出来ないのか?)
騎士団長との話を終えたフォルテは、オレに向けて、おいでと言わんばかりに両手を広げた。ロッサお嬢、周りが見ているけど我慢できず、見学席からフォルテの胸に飛び込む。
フォルテはオレを抱きしめ、頬と頬を寄せた。
「タヤ、もう大丈夫だ。安心してくれ」
「うん、ルテ……ありがとう」
「後は私の番になるだけだな……今まで我慢した分、無理をさせるかもしれない」
どこまでも優しいフォルテに、オレは首を振る。
「いいんだよ。好きな、ルテの愛をしっかり受け止めたい……と言っても。初めてだから、少しは手加減してほしいかな」
「あたりまえだ、と言いたいが、私もこればかりは初めてだから……わからない」
「そ、そっか、そうだよな……だったら、2人で気持ち良くなればいいよな」
「いいな、2人でか……今すぐ、部屋に戻り、タヤとゆっくり過ごしたい」
と言っていたが。
フォルテは国王陛下から受けた命令で、フォックスが使用した、禁止薬の出所を探す事になった。そのため冒険者ギルドに出向きギルドマスターから詳しく話を聞き、牢屋に捕まえている鳥族からの聞き取り調査と忙しい。
その間オレは国王陛下、王妃にお茶会に誘われてシンギとマヤとで王城に呼ばれた。城の庭園で初めてお会いした陛下と王妃はフォルテに似ていて、優しい瞳をしていた。
「あなたがフォルテからよく話を聞く、タヤさんね」
「は、はい……タヤです」
「フフ。あの子がこんなに可愛い番いを見つけてくるなんて、とても嬉しいわ」
「ああ、3年、4年前だったかな? シンガリアの森で息子達を助けてくれたそうじゃないか。ありがとう……あなたが助けてくれなかったら、息子達は大怪我を負っていただろう」
陛下がオレに頭を下げる、
「あ、頭を上げてください。冒険者として、当たり前のことをしただけです」
オレも新米冒険者のとき、冒険者の人に助けてもらった。その人はそのとき、お礼はいい――君が一人前になったとき、困っている新人の冒険者を助けてくれと言われた。
それがたまたまフォルテ達だった。
「あなたの王妃教育は番になってから、ゆっくり始めましょう。シンギとマヤにも戻ってきてもらって、手伝ってもらいますね」
「かしこまりました」
「わかりました」
陛下と王妃のお茶会は事なく終わった。
禁止剤の犯人探しと執務が忙しくなり、フォルテは熊クマ食堂に転移してオレに会うも……疲れていて、すぐ寝てしまう日々を送っている。
「タヤ、もう少しだ」
「大丈夫、あまり無理するなよ」
それは、フォルテの誕生会まで続いたのだった。
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