お気楽、極楽⁉︎ ポンコツ女神に巻き込まれた俺は、お詫びスキルで異世界を食べ歩く!

にのまえ

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宿屋探し

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 服屋で着ていた服を売り、俺はカバンと服、金貨1枚手に入れ、街を歩き宿屋と書いた看板か、宿屋のマークを探す。

(できれば二、三泊くらいしたいな)

 明日はギルドにも行きたいし、この世界の地図も手に入れたい。なにより、この金貨1枚の値段を知りたい。

 商店街に出たのか、出店がいくつか見える。
 店先に青いリンゴに似た果物(多分)
 赤いバナナかな?
 どれも、食べてみたいな。

 肉の串はタレの匂いがいい~。
 アレは何だ! 
 モンスターの頭か?

(面白いし、腹が減る~。この金貨の値段がわかったら、あとでここに来よう!)

 それから俺は、とてつもなく広い王都の街中を歩き、よさそうな数軒の宿屋を見つけた。

 一つはギルドが近い冒険者が泊まる、大食屋の2階。もう一つは中央近くの高そうな宿屋と、飲食屋街にある宿屋。

(大食屋が夕飯と朝食の食事付きで1泊、銀貨1枚と銅貨5枚。中央の高そうな宿屋はレストラン付きで1泊、銀貨5枚……飲屋街の宿屋は食事なしで銀貨1枚かぁ~)

 飲食屋街の宿屋もいいが、飲食屋の値段がわからん。……1番いいのは飯が食べれる大食屋か、高そうな宿屋か。

 よし決めた! ここは夕食、朝食付きの大食屋の2階で決定だ。

(場所もギルドが近いし。多分、3泊で銀貨4枚と銅貨5枚も王都の中で安い方だろう。冒険者ギルド登録するのにもお金がいるだろうしな)

 俺は大食屋に向かい、一階のカウンターで働く、ガタイのいいおっさんに話しかけた。

「2階の宿屋に泊まりたいのですが、どこに行けばいいですか?」

「宿屋? そこの階段を上がって2階で話してくれ」

 階段を登って、2階か。

「ありがとうございます」

「おーっとお客さん、2階に泊まるのなら、夕飯と朝食は四角いテーブルに座ってくれ、丸いテーブルは店に食事にきた客用だから」

「四角いテーブルですね、わかりました」

「夕飯は6時からで、朝食は8時だ。食事のメニューは決まっているが。お客さんが食べたいもんがあったら、遠慮なく頼めるからな!」

 ガハハハと笑う一階の店主に挨拶して、俺は2階へと向かった。
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