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第1章:エルフの国編
第2話 図書館から異世界へ
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王室特殊兵団が聖王の森に巨大な魔力を観測した頃、大和は1人で周りを見回しながら歩いていた。
こちらの世界に来てどのくらい経ったのかは正直分からないが、ただひたすら歩いていて気づいたことがある。
1つ目は、ここが森のような場所ではなく、森であるということだ。
それもただの森であるという訳ではなく、大和からしたらかなり不気味な森である。
大和は心霊や都市伝説は全く怖くないと考えている男であったが、そんな大和でも不気味に感じる森は大和の思った通り、ただの森ではないのである。
エルフの国では王室特殊兵団と国王が認めた者以外は立ち入り禁止とされている場所であったが、大和がそれを知るのはまだ先の話である。
気づいたことの2つ目としては、ここが自分の元いた世界ではないということである。
ついさっき歩いている時に、かなり古いと思われる標識のようなものを見つけたのだが、そこに書いてあった文字は図書館で手に取った本と同じ文字が書かれていたのだ。
(まさかあの本のせいで異世界に来てしまうとは・・・)
大和は少し暗い気持ちになるがそれも束の間で、霧のせいでよく見えないが、遠くから人が数人こちらに向かって来るのがわかった。
(ん?あれ人じゃね?言葉通じるか分からないけど助けを求めてみるか)
「すいませーん!助けてくださーい!」
大和が叫んだ途端、向かってくる人達の半分が飛び上がり、自分の上を通り越していく。
そして、飛び上がらずにそのまま走ってきた人達も自分の目の前に現れた。
助かったと思ったのだが、何かがおかしい。
この人たちは何故か円を作るように大和を囲んでいるのだ。
そして何かを話しているみたいだが、何を話しているのか大和には理解出来ない。
(何語だ?ひょっとしてあの本の言語かな?)
そう思っていると次の瞬間、大和を囲んでいる人達の中で1番立派な服装の男がものすごい速さで大和を縄で縛り上げたのだ。
「えっ!?ちょっとなに!?は!?」
驚きのあまり声が出てしまったが、なぜ縛られたのか全く分からない。
「ちょっと待ってください!俺何もしてないですよ!」
大和がそう言っても無駄である。
大和が彼らの言葉を理解出来ないように、彼らも大和の言葉を理解出来ないのだから。
(さすがにこの人数から逃げるのは厳しいか・・・)
大和は抵抗することはやめ、大人しくすることにした。
すると大和を縛り上げた男が、こっちについてこい、と受け取れるジェスチャーをしたので大和は彼らについて行くことにした。
こちらの世界に来てどのくらい経ったのかは正直分からないが、ただひたすら歩いていて気づいたことがある。
1つ目は、ここが森のような場所ではなく、森であるということだ。
それもただの森であるという訳ではなく、大和からしたらかなり不気味な森である。
大和は心霊や都市伝説は全く怖くないと考えている男であったが、そんな大和でも不気味に感じる森は大和の思った通り、ただの森ではないのである。
エルフの国では王室特殊兵団と国王が認めた者以外は立ち入り禁止とされている場所であったが、大和がそれを知るのはまだ先の話である。
気づいたことの2つ目としては、ここが自分の元いた世界ではないということである。
ついさっき歩いている時に、かなり古いと思われる標識のようなものを見つけたのだが、そこに書いてあった文字は図書館で手に取った本と同じ文字が書かれていたのだ。
(まさかあの本のせいで異世界に来てしまうとは・・・)
大和は少し暗い気持ちになるがそれも束の間で、霧のせいでよく見えないが、遠くから人が数人こちらに向かって来るのがわかった。
(ん?あれ人じゃね?言葉通じるか分からないけど助けを求めてみるか)
「すいませーん!助けてくださーい!」
大和が叫んだ途端、向かってくる人達の半分が飛び上がり、自分の上を通り越していく。
そして、飛び上がらずにそのまま走ってきた人達も自分の目の前に現れた。
助かったと思ったのだが、何かがおかしい。
この人たちは何故か円を作るように大和を囲んでいるのだ。
そして何かを話しているみたいだが、何を話しているのか大和には理解出来ない。
(何語だ?ひょっとしてあの本の言語かな?)
そう思っていると次の瞬間、大和を囲んでいる人達の中で1番立派な服装の男がものすごい速さで大和を縄で縛り上げたのだ。
「えっ!?ちょっとなに!?は!?」
驚きのあまり声が出てしまったが、なぜ縛られたのか全く分からない。
「ちょっと待ってください!俺何もしてないですよ!」
大和がそう言っても無駄である。
大和が彼らの言葉を理解出来ないように、彼らも大和の言葉を理解出来ないのだから。
(さすがにこの人数から逃げるのは厳しいか・・・)
大和は抵抗することはやめ、大人しくすることにした。
すると大和を縛り上げた男が、こっちについてこい、と受け取れるジェスチャーをしたので大和は彼らについて行くことにした。
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