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第1章:エルフの国編
第4話 意思疎通
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王室特殊兵団の本部に連行された大和は、尋問室と思われる部屋でで縛られたまま座らされていた。
(なんか大人しくついてきちゃったけど大丈夫なのか?俺ひょっとして殺されたりしないよな!?)
明らかに男達が自分を見る目付きがおかしかったので、不安を募らせる大和だったが、大和を連行してきた男たちにはそれが悟られることは無かった。
とりあえず敵意がないことお何も悪いことはしていないこと、そして訳の分からない本のせいでこの世界に来てしまったことを伝えたと考える大和だが、その手段が大和にはない。
(どうすりゃいいんだ・・・)
心の中でそう呟くと、部屋の扉が開き、一人の青年が入ってきた。
見た目は人間で言うと20代前半で中性的な顔立ちである。
(なんかアイドルグループに居そうだな)
さっきまで殺されるかも、などと考えていたが、青年が部屋に入って来たことで少し緊張が解れた。
その青年は俺になにか話しかけているようだが、やはり理解出来ない。
相手もそれがかっているようで、どうにかして意思疎通をする方法を考えているだろうと思ったが、それは的外れだった。
なんと青年が大和の顔に手をかざしたのである。
「ちょちょまっ!?」
と驚いた次の瞬間・・・
「これで話せますか?」
と青年が突然大和に理解できる言語、つまり日本語で話し始めたのだ。
「え?あなた日本語話せたんですか?」
「日本語?よく分からないですが、これで話せるなら問題ありません」
青年には日本語を話している自覚がないようだ。
「申し遅れました、私は王室特殊兵団団長のケイト・バストンです」
「あ、どうも。俺は華岡大和・・・いや、マイネームイズヤマトハナオカのがこの世界では正しいのかな?」
「大和さんですね。ところで、この世界ということはあなたは・・・」
ケイトがあなたは、の後に言いたいことは大和にもわかったので隠すことなく答えることにした。
(多分隠す必要はないけど認めちゃっていいものなのか?)
「はい、恐らく異世界人です」
(いや、恐らくではなく確実に異世界人だよ俺は)
大和はまだ頭が混乱していたのでつい恐らくなどと言ってしまったが問題ないだろう。
「やはりそうですか・・・」
ケイトは部屋にいる者たちに確認をするように視線を向けた。
もう既に俺が異世界人というのは可能性の話ではなく現実であると受け入れられているようだ。
そのためか、部屋にいる7人の者達は驚いてはいなかった。
その7人の中には俺を縛り上げて連れてきた者もいた。
この部屋にいるケイト以外の7人というのは、ケイトの部下で、王室特殊兵団に属する7隊長たちであった。
1番隊隊長ヴォルド・ハイツ
2番隊隊長マナカ・ミドパルド
3番隊隊長ジェイル・フラスト
4番隊隊長サユリ・ノンデム
5番隊隊長アダム・メルファン
6番隊隊長ルイス・ガヴァエラ
7番隊隊長ペテル・コレオス
彼らは王室特殊兵団の中でも特に戦闘能力と知性が優れた者達である。
そもそも王室特殊兵団に入団するには、戦闘能力が高ければいいという訳では無いのだ。
もちろん戦闘能力が高いこともも大事だが、その強さに見合った知性も必要とされている。
この世界では戦闘能力に差があっても上位者が考えもなしに戦闘を行っていると、知性の高い下位者に敗北するなんてこともあるくらいだ。
大和は強さと知性を兼ね備えた隊長達と、団長であるケイトに囲まれているという状況だったが、大和は彼らがそんな凄い人だとは考えてもいなかったので普通に質問する。
「あの、俺を縄で縛り上げたのって何でですか?」
ケイトにそう質問するが、答えたのはヴォルドだ。
「あんたまさか気づいていたないのか?」
「何をっすか?」
「何をって・・・自分がとんでもない魔力を持っていることだよ」
「魔力!?」
ヴォルドに言われたことが大和は全く理解出来なかった。
「ああ、そうだ。王室特殊兵団の俺ら隊長格に匹敵・・・いや、下手すりゃ超えるくらいのデカい魔力を持って突然現れて敵意を持っていたら困るだろ。だから手荒な真似とは思ったが拘束させてもらったんだ。だが今のあんたを見てる限り敵意は感じられないから俺たちはホッとしているよ。」
ヴォルドが俺に説明していると、何故がケイトは驚いた顔でヴォルドを見つめていた。
そしてケイトが問いかける。
「なあヴォルド」
「ん?」
「お前、何で大和殿の言葉が分かるんだ?」
「何でって言われても・・・って何でだ!?」
「意思疎通は術者と対象者のみに有効なんだ。つまり、俺と大和殿にしか効果はないからお前たちは大和殿と会話は出来ないはずなんだよ」
「・・・あ、よく考えてみれば俺もそいつの言ってることがわかってたみたいだぜ」
「私もそうみたいですわ」
ジェイルとマナカがそう言うと、他の隊長達も何故か大和の言葉を聞き取れていたようだ。
「一体どうなって・・・」
ケイトがそう呟くと、大和が心当たりがあるように話し始める。
「あのー・・・もしかするとなんですけどさっきケイトさんが俺に会話するための魔法をかけた後、俺の頭の中に何かが入ってデカくなってまた出ていったようなもの感覚がしたんですけど関係ありそうですか?」
大和はさっき魔法をかけられた時の感覚を皆に語ったが、何故か皆驚いているようだった。
「大和殿、私の魔法、意思疎通は効果の一つとして対象者に言語認識能力を一方的に与え、それを互いに理解する能力を術者が自分にも植え付けるというものなのです。なのであなたの言うデカくなって出ていったというのはもしかするとあなたが受けた魔法を無意識に増大・・・いや、強化して放出したものかと思われます。」
「無意識に、ですか?」
「ええ、しかしコピーを可能とする能力は稀ですが存在はしますが、強化などは訓練なしに意図的に行うのは困難を極めます。そして失礼ながら今の大和殿と私の力量差では私のが遥かに上です。相手が格上な場合は強化どころかコピーすら不可能なのです。」
「じゃあなんで・・・」
「・・・しかし例外は一つだけあります。」
「!!団長、まさか!?」
「ええ、帝王眼なら可能です」
帝王眼と聞いて隊長達は衝撃を受けたが、それは大和も同じで、室内が静まり返った。
(なんか大人しくついてきちゃったけど大丈夫なのか?俺ひょっとして殺されたりしないよな!?)
明らかに男達が自分を見る目付きがおかしかったので、不安を募らせる大和だったが、大和を連行してきた男たちにはそれが悟られることは無かった。
とりあえず敵意がないことお何も悪いことはしていないこと、そして訳の分からない本のせいでこの世界に来てしまったことを伝えたと考える大和だが、その手段が大和にはない。
(どうすりゃいいんだ・・・)
心の中でそう呟くと、部屋の扉が開き、一人の青年が入ってきた。
見た目は人間で言うと20代前半で中性的な顔立ちである。
(なんかアイドルグループに居そうだな)
さっきまで殺されるかも、などと考えていたが、青年が部屋に入って来たことで少し緊張が解れた。
その青年は俺になにか話しかけているようだが、やはり理解出来ない。
相手もそれがかっているようで、どうにかして意思疎通をする方法を考えているだろうと思ったが、それは的外れだった。
なんと青年が大和の顔に手をかざしたのである。
「ちょちょまっ!?」
と驚いた次の瞬間・・・
「これで話せますか?」
と青年が突然大和に理解できる言語、つまり日本語で話し始めたのだ。
「え?あなた日本語話せたんですか?」
「日本語?よく分からないですが、これで話せるなら問題ありません」
青年には日本語を話している自覚がないようだ。
「申し遅れました、私は王室特殊兵団団長のケイト・バストンです」
「あ、どうも。俺は華岡大和・・・いや、マイネームイズヤマトハナオカのがこの世界では正しいのかな?」
「大和さんですね。ところで、この世界ということはあなたは・・・」
ケイトがあなたは、の後に言いたいことは大和にもわかったので隠すことなく答えることにした。
(多分隠す必要はないけど認めちゃっていいものなのか?)
「はい、恐らく異世界人です」
(いや、恐らくではなく確実に異世界人だよ俺は)
大和はまだ頭が混乱していたのでつい恐らくなどと言ってしまったが問題ないだろう。
「やはりそうですか・・・」
ケイトは部屋にいる者たちに確認をするように視線を向けた。
もう既に俺が異世界人というのは可能性の話ではなく現実であると受け入れられているようだ。
そのためか、部屋にいる7人の者達は驚いてはいなかった。
その7人の中には俺を縛り上げて連れてきた者もいた。
この部屋にいるケイト以外の7人というのは、ケイトの部下で、王室特殊兵団に属する7隊長たちであった。
1番隊隊長ヴォルド・ハイツ
2番隊隊長マナカ・ミドパルド
3番隊隊長ジェイル・フラスト
4番隊隊長サユリ・ノンデム
5番隊隊長アダム・メルファン
6番隊隊長ルイス・ガヴァエラ
7番隊隊長ペテル・コレオス
彼らは王室特殊兵団の中でも特に戦闘能力と知性が優れた者達である。
そもそも王室特殊兵団に入団するには、戦闘能力が高ければいいという訳では無いのだ。
もちろん戦闘能力が高いこともも大事だが、その強さに見合った知性も必要とされている。
この世界では戦闘能力に差があっても上位者が考えもなしに戦闘を行っていると、知性の高い下位者に敗北するなんてこともあるくらいだ。
大和は強さと知性を兼ね備えた隊長達と、団長であるケイトに囲まれているという状況だったが、大和は彼らがそんな凄い人だとは考えてもいなかったので普通に質問する。
「あの、俺を縄で縛り上げたのって何でですか?」
ケイトにそう質問するが、答えたのはヴォルドだ。
「あんたまさか気づいていたないのか?」
「何をっすか?」
「何をって・・・自分がとんでもない魔力を持っていることだよ」
「魔力!?」
ヴォルドに言われたことが大和は全く理解出来なかった。
「ああ、そうだ。王室特殊兵団の俺ら隊長格に匹敵・・・いや、下手すりゃ超えるくらいのデカい魔力を持って突然現れて敵意を持っていたら困るだろ。だから手荒な真似とは思ったが拘束させてもらったんだ。だが今のあんたを見てる限り敵意は感じられないから俺たちはホッとしているよ。」
ヴォルドが俺に説明していると、何故がケイトは驚いた顔でヴォルドを見つめていた。
そしてケイトが問いかける。
「なあヴォルド」
「ん?」
「お前、何で大和殿の言葉が分かるんだ?」
「何でって言われても・・・って何でだ!?」
「意思疎通は術者と対象者のみに有効なんだ。つまり、俺と大和殿にしか効果はないからお前たちは大和殿と会話は出来ないはずなんだよ」
「・・・あ、よく考えてみれば俺もそいつの言ってることがわかってたみたいだぜ」
「私もそうみたいですわ」
ジェイルとマナカがそう言うと、他の隊長達も何故か大和の言葉を聞き取れていたようだ。
「一体どうなって・・・」
ケイトがそう呟くと、大和が心当たりがあるように話し始める。
「あのー・・・もしかするとなんですけどさっきケイトさんが俺に会話するための魔法をかけた後、俺の頭の中に何かが入ってデカくなってまた出ていったようなもの感覚がしたんですけど関係ありそうですか?」
大和はさっき魔法をかけられた時の感覚を皆に語ったが、何故か皆驚いているようだった。
「大和殿、私の魔法、意思疎通は効果の一つとして対象者に言語認識能力を一方的に与え、それを互いに理解する能力を術者が自分にも植え付けるというものなのです。なのであなたの言うデカくなって出ていったというのはもしかするとあなたが受けた魔法を無意識に増大・・・いや、強化して放出したものかと思われます。」
「無意識に、ですか?」
「ええ、しかしコピーを可能とする能力は稀ですが存在はしますが、強化などは訓練なしに意図的に行うのは困難を極めます。そして失礼ながら今の大和殿と私の力量差では私のが遥かに上です。相手が格上な場合は強化どころかコピーすら不可能なのです。」
「じゃあなんで・・・」
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