7 / 24
第1章:エルフの国編
第6話 王都シャーリス
しおりを挟む
大和たちは尋問室から出ると、ケイトとヴォルド以外の隊長達は自分の持ち場へと戻っていった。
ケイトとヴォルドは大和を宿屋に着くまで街を案内するらしい。
大和達は王室特殊兵団本部を出ると、王都北西部に位置するリゾート区画に案内された。
大和は街を歩きながら周りを見回した。
並ぶ建物はヨーロッパ風に近いものばかりだ。
王国議会だと説明された建物の広場からは、かなり離れた位置にある豪華な王宮が見える。
(イギリスに旅行した時を思い出すな)
「大和殿?どうされました?」
大和がボーッと懐かしい記憶を楽しんでいると、ケイトに声をかけられた。
「ああ、何でもないです。あとそろそろ大和殿って呼ぶのやめてください」
「あ、はい。ではなんと呼べば・・・」
「大和でいいですよ。あと、堅苦しい口調もナシでお願いします。ヴォルドさんみたいな感じで」
「おい、それじゃまるで俺が非常識なやつみたいじゃねーか。あーあと、お前がケイトに・・・いや、ケイト団長に堅苦しいのナシって言うならお前も俺に対してナシだからな」
「わかったよ、ヴォルド」
ヴォルドにそう言われると、大和は笑って返した。
「ヴォルド、お前も人のこと言えないだろ。俺らは同級生なんだから二人でいる時は今まで通りに呼んでいいってて言ったろ?」
「一応大和の前だからな」
「大和ど・・・いや、大和ももう友達みたいなものだろ?だから気にするなよ」
「わかったよ」
大和、ケイト、ヴォルドの三人は、心の距離を縮めていると、空はもう夕方になろうとしていた。
「もう暗くなりそうだし、大和が泊まる宿屋で3人で飯でも食うか?」
「お、いいね」
ヴォルドがその提案をすると、ケイトも乗り気だった。
「そういえばこの世界に来てから何も食べてなかったんだ・・・」
大和は異世界に来た衝撃が大きすぎて食欲を忘れていた。
しかしヴォルドの提案で食欲が復活したのだった。
「そんじゃあ急ぐか」
ヴォルドがそう言うと同時に走り出した。
ケイトもヴォルドに続き走っていった。
「えっ!2人ともちょっと待てよ!」
大和は案内役の2人が走っていってしまったので、仕方なく走って着いていくことになってしまったのだった。
ケイトとヴォルドは大和を宿屋に着くまで街を案内するらしい。
大和達は王室特殊兵団本部を出ると、王都北西部に位置するリゾート区画に案内された。
大和は街を歩きながら周りを見回した。
並ぶ建物はヨーロッパ風に近いものばかりだ。
王国議会だと説明された建物の広場からは、かなり離れた位置にある豪華な王宮が見える。
(イギリスに旅行した時を思い出すな)
「大和殿?どうされました?」
大和がボーッと懐かしい記憶を楽しんでいると、ケイトに声をかけられた。
「ああ、何でもないです。あとそろそろ大和殿って呼ぶのやめてください」
「あ、はい。ではなんと呼べば・・・」
「大和でいいですよ。あと、堅苦しい口調もナシでお願いします。ヴォルドさんみたいな感じで」
「おい、それじゃまるで俺が非常識なやつみたいじゃねーか。あーあと、お前がケイトに・・・いや、ケイト団長に堅苦しいのナシって言うならお前も俺に対してナシだからな」
「わかったよ、ヴォルド」
ヴォルドにそう言われると、大和は笑って返した。
「ヴォルド、お前も人のこと言えないだろ。俺らは同級生なんだから二人でいる時は今まで通りに呼んでいいってて言ったろ?」
「一応大和の前だからな」
「大和ど・・・いや、大和ももう友達みたいなものだろ?だから気にするなよ」
「わかったよ」
大和、ケイト、ヴォルドの三人は、心の距離を縮めていると、空はもう夕方になろうとしていた。
「もう暗くなりそうだし、大和が泊まる宿屋で3人で飯でも食うか?」
「お、いいね」
ヴォルドがその提案をすると、ケイトも乗り気だった。
「そういえばこの世界に来てから何も食べてなかったんだ・・・」
大和は異世界に来た衝撃が大きすぎて食欲を忘れていた。
しかしヴォルドの提案で食欲が復活したのだった。
「そんじゃあ急ぐか」
ヴォルドがそう言うと同時に走り出した。
ケイトもヴォルドに続き走っていった。
「えっ!2人ともちょっと待てよ!」
大和は案内役の2人が走っていってしまったので、仕方なく走って着いていくことになってしまったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
俺たちYOEEEEEEE?のに異世界転移したっぽい?
くまの香
ファンタジー
いつもの朝、だったはずが突然地球を襲う謎の現象。27歳引きニートと27歳サラリーマンが貰ったスキル。これ、チートじゃないよね?頑張りたくないニートとどうでもいいサラリーマンが流されながら生きていく話。現実って厳しいね。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる