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第13話 レイプ

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◆◆◆◆◆


どうして・・・?
怖い
痛い
兄さん、助けて・・兄さん!!


◇◇◇

「指三本目ぇーーー」
「ふう・・ぐうっ・・」

ぐちゅ、ぐちゅ

男の前で大きく脚を開かされていた。蕾に沈む指が三本に増え、無理やり押し開かれてゆく。痛くて苦しくて悲鳴を上げたいのに、全部口の中の布に吸収される。

小林は指を激しく出し入れさせながら、僕の頬を舐めてきた。僕はただ、びくびく震える事しかできない。

「すげぇ泣いちゃって。涙で頬がしょっぱいぞ?なあ、もうちょい我慢しろよ。お前には、要を初めて犯したときの手管を・・じっくりと再現をしてやってるんだからさ?」

「うぐっ・・ふうう」

「痛いだろ?あそこが切れて血が出てるぜ?処女みてーにいい感じだぞ?」

指の根元まで埋め込まれかき回されて、激しい痛みに眩暈がした。血を潤滑液にして、抜き差しを繰り返す指がただ体内を痛めつける。

「写真撮っちまうか?指挿入シーン。すげぇ、卑猥なポーズで」

男はスマホを片手で器用に操作すると、何枚もとり始めた。僕は顔を背けて、屈辱に耐える。小林が嗤いながら、とったばかりの指の挿入画像を僕に見せ付ける。
「見ろよ!すげー、いやらしく指をのみ込んでるだろ?」

涙で目の前が霞む。目を逸らしたいのに、髪を掴まれ無理やり画面に顔を押し付けられた。

「くっ・・うう」

「なあ、俺が何で飯食ってるか知ってるか?恐喝だよ・・恐喝!人の弱みに付け込むの・・すげぇー好きなんだよ。金になるしさぁ。でも、そうそう恐喝のネタが落ちてるわけないだろ?そんな時は、恐喝のネタを作ればいいわけ。いいとこのお嬢さんなんか、襲って輪姦した写真を送りつけたら一発だ。金は出すし・・その後も、何度もやらせてくれるしさあ」

僕は泣き寝入りするようなお嬢さんじゃない!こんな事されて、泣き寝入りするか!お前は、犯罪者だ。警察に突き出してやる!!

お前なんか!
お前なんかぁあーーーー!!

「ふぐっ!」

指が突然引き抜かれた。男は情欲に濁った目で僕を見ながら、自身のベルトを外し始めた。

「あんたには、以前から興味があったって言っただろ?可愛いし・・犯したら気持ちよさそうだなって思ってたんだよな。でも、ただヤったんじゃぁ、あんたは警察に行きそうだ。だから、我慢してたわけ。あんたって、守らないと駄目なものなんか、なーんもないって感じだったしさ。でも、実際は違った」

男はズボンをずらし、猛った牡を取り出す。僕は涙を流しながら、それが近づくのを見つめていた。

「あんた、漫画家デビューしたんだってな?すごいチャンスを手にしたじゃねーか。でも、出版社にこの卑猥な写真送ったら・・どうなるかなぁ?あんたの漫画が載ってるのって、健全な少年誌だよねぇ?『僕は犯されるのが好きですうー』ってメッセージ入りで出版社に送ったらさぞ、さぞ驚くだろうなあ?そんな厄介な漫画家は、お払い箱にするのが妥当だろう。上の判断としてはぁ?そう思うだろ、東條?」

脚を無理やり広げると、蕾に牡を擦りつけてきた。恐怖に身を捩るが、男は笑うだけだった。

「うぅうう・・」

「それに、あんたのお兄さん。警察官と中学生が親密すぎるのも、まずいよねぇ。最近は、教師とか警察官とかの性犯罪って多いだろ?相談に乗るふりをして息子に手を出されたら、父親が怒るのも当然だよなあ?」

ぐちゅ

「!!」

体を切り裂く痛みに体が仰け反る。

「うぅううふっ・・つっ・・う!!」

男が強引に突き込むそれが、腸を裂くように進む。脳天を直撃した痛みに、僕は顔を左右に振って耐えていた。涙と唾液でべとべとの顔を、男が覗き込む。快感に潤んだ眼で笑い顔を浮かべる。

「ふぅ・・ああ、きつぃなぁ・・」
「ーーーっぐ、うう!!」
「要の尻はさあ・・無茶にはめすぎて、ゆるゆるなんだよなぁ。まあ、俺の・・せいだけど」

男が腰を動かす。ぐちゅぐちゅと音がする。部屋中に血の臭いが充満して、気を失いそうだった。

「うぐぅ・・・う・・」

「あんたの、ここ。よく締まってるよ。っ、やば・・いきそうっ!」

液体が一気に体内に放出される。男が顔を顰めて舌打ちする。

「やべぇーー、すげー気持ちよくっていっちまった。まじ、はやっ」

「うぐ・・うう」

男は牡を引き抜くと、精液の流れ出したそこの写真を何枚もとる。そしてまた指を挿入して引っ掻き回す。痛みに悶える僕を楽しそうに見下ろしながら、胸の突起に舌を這わす。

「なあ、警察なんかに駆け込むなよ?あんたの大事な兄さんの未来も、自分の未来も守りたいだろ?ちょーっと我慢して、俺のペニスを咥え込んでくれたら・・全てが上手くいくわけ。あんたはまだ金もなさそうだしな。黙って従ってくれたら、体だけで許してやるよ。な、なっ?」

じゅるりと舌を這わせ、乳首を口に含むと男は歯をたてた。

「ぐぅ!!」

痛みに脂汗が浮かぶ。

「まあ俺はさあ、別に警察に捕まってもいいんだけどな?ろくな人生じゃないから。でも、その時には・・あんたらの人生も無茶苦茶にしてやる。俺の持ち物の要を、勝手に取りあげた報いだからな!」

嫌だ!こんな奴に従いたくない!
嫌だ
嫌だ

「でも丁度よかったよ。要にもちょっと飽きてきたところだしな。今日からは、お前が俺の玩具だ。よろしくな、東條さん?」

にやりと笑った男は、拘束した僕を置き去りにして服を整えると部屋を出て行った。だが数分もせずに、部屋に戻ってくる。彼が部屋に持ち込んだ鞄を開けたとき、彼が部屋を出て行った理由が分かった。彼は自宅にそれらを取りに行っただけだった。

おそらくは、要を痛めつけたその道具を・・今度は僕に使うつもりなんだ。男が男根を模した棒を取り出し、再び蕾に押し付ける。無理やり沈むそれに、僕は悲鳴を上げる。

だが、口に詰められた布が、僕の悲鳴を呻き声に変えるだけだった。


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